2008年12月31日水曜日

エニグマ暗合機とZuse Zシリーズ

以前、あるコンピュータ雑誌に、「Zuse(ツーゼ) Z1」という機械式のコンピュータが紹介されているのを見て、「これはおもしろい」と興味を持ちました。現在のコンピュータは、電子的な回路によってできあがっていますが、それを機械的に作るというわけです。ちょうどシンセサイザーに対するパイプオルガンのように。

しかし、その仕組みを解説した資料になかなか巡り会えず、そのままになっていたのですが、ナチスドイツ軍が第二次世界大戦中に使っていた「Enigma(エニグマ)暗合機」について数学的な興味を持ったのをきっかけに、Zuseについてももう一度調べてみました。

Konrad Zuseは、Wikipediaにも紹介されていました。Z3と呼ばれるプログラム制御式コンピュータを開発したことで有名な方で、ドイツの技術者と紹介されています。英語のWebサイトも見つけました。Z1Z2Z3…なども紹介されています

Enigma暗合機は、第二次世界大戦中は解読不可能といわれた暗号機です。結果的には、イギリスのアラン・チューリングらによって解読されてしまいます。その仕組みは非常に複雑だったようですが、運用面でのミスから解読されてしまったというのは、現代に続く「人間が最大のセキュリティーホール」であるということを物語っていると思います。

Enigma暗合機をFlashで再現しているWebサイトがありました。手っ取り早くどんなものか知りたい方は、試してみてください。

2008年12月27日土曜日

TBS「あの戦争は何だったのか」を観て

先日、TBSテレビでやっていた「あの戦争は何だったのか」という番組を録画して観ました。戦争ほど悲惨なものはないはずなのに、それを望んだ日本国民。政治は「統帥」権によって軍部に翻弄され、国民は戦争を求めて「陶酔」していた。今は故人となった筑紫さんの代わりに鳥越さんが出演されて、戦後60年以上が過ぎた今だからこそ、あの太平洋戦争を総括するという趣旨で番組が製作されていました。

当事者の様々な思いがある中で、意図的であるなしに関わらず「真実」がはっきりと見えてこない太平洋戦争を、できるだけ事実に基づいて総括しようという試みは、とても重要だと思います。また、視聴者を飽きさせないための配慮からか、ドキュメンタリー部分とドラマ部分に分けられていて、4時間半という長時間番組にもかかわらず、十分に意図を読み取ることができるものになっていたと思います。
#ドラマの配役については少々異議がありますが、本質的でないので割愛します。(^_^;;;

全体を通して感じたことは、「知らないことの恐ろしさ」です。知らないこと、おろかであることは、一面幸せかもしれません。しかし、それこそが恐ろしい戦争へと人々を駆り立ててしまったのだと思います。自分が無知であることを自覚し、知らなければならないことがたくさんあることを自覚して、真摯な態度で学び、冷静かつ論理的に熟慮することができる人が多ければ、もしかするとあの戦争は起きなかったのかもしれません。その意味では、未だに「戦争をしない人類」になれていない現状を打開する方法は、(広義の)教育にあると言っても過言ではないのかもしれません。

そんなことを考えながら、ふと本当にこれを観るべき(観せたい)次代を担う子どもたちのどのくらいが、この番組を観ていたのだろうかと思うと、悲観的な思いを抱かざるを得ません。心ある大人を自負するならば、「何を知るべきなのか」ということと合わせて「知らないことの恐ろしさ」を子どもたちに伝え、平和への思いを(自分が戦争世代じゃないからと)臆することなく語ることが重要であると思っています。

何よりも、同じ道をたどることだけは絶対に避けなければならないと思います。

2008年12月26日金曜日

MacBookでいろいろなアプリをインストールしました

先日購入したMacBookですが、使える環境にするためいろいろなアプリを入れてみました。そもそも、プリインストールされているiLifeというソフトウエア群が非常に秀逸なので、私の趣味的な需要については十分満足な状態です。そのため、別途買ったのはMS-Office(2008)だけでした。Office 2008の操作性については、これまで使っていたv.Xと大差なく、Win版の2007がそれまでのインターフェイスを大きく変更したのに比べて、ユーザに負担をかけないバージョンアップになっていたのが印象的でした。

これ以外のソフトは、オープンソースやフリーウエアで固めました。主なものだけピックアップすると、OpenOffice.org 3.0、FireFoxmi 2.1、FreeMindGoogleSketchUpBlendervlc 0.9.6…etcです。ついでに、TeXの環境も整えて実用的で快適な状態になっています。

すべてにおいて言えることは、見違えるほど早くなっていることです。フリーウエアのファイル同期ソフトを使っているのですが、eMacだと1分近くかかる作業が、このMacBookだと10秒程度で終了します。

困ったのは、今まで使っていたAppleWorksファイルが使えなくなっていることです。以前のMac版のMS-Officeでは普通に開けていたものも、今回はサポートされていませんでした。やはりiWorkが必要なようです。今は、eMacにインストールされているAppleWorksとiWork(かなり古い)で何とかしのいでいますが、このままAppleWorksを使い続けるのは無理そうなので、早々に別の形式のファイルに変換していきたいと思っています。
#便利だったんだけどな…

2008年12月25日木曜日

TV録画ができるDVDレコーダー

TV録画ができるサーバを作っていますが、なかなか上手くいかずに苦労しています。先日、近所のドンキ(普段はあまり行くことがないのですが…)にTV録画ができるDVDレコーダーが安売りしているのを見つけました。既にNFLのシーズン真っ直中で、そろそろスーパーボールを録画する準備をしなくてはならないと思っていたところだったので、迷うところもありましたが買ってしまいました。
#昨年度は、スーパーボール直前にTV録画サーバが壊れてしまったので、録画できませんでした。(涙)

聞いたこともないメーカーだし、1万円を切る値段だったので本当に大丈夫かと思いましたが、思ったより操作性は良いし、大きさもちょうど良いし、機能的にも必要十分な感じです。以前に買った8インチモニタと組み合わせてTVやDVDを観ています。

今まで、Macを介してビデオ映像の編集や録画をしていたのですが、これがあれば今までVHSで保存していたものやDVカメラで撮った映像などDVD化できそうなので、新しい教材作りや教具としての活用もできそうな気がしています。

2008年12月23日火曜日

openSUSE 11.1を使ってみました

12月18日にopenSUSE 11.1がリリースされたという話を聞き、早速ダウンロードしてopenSUSE 11.0をインストールしていたHDDにインストールしてみました。今回は、KDEが4.1になったということなので、どの程度進化しているのかを評価する意味で、デスクトップをKDEにしてみました。以前にもopenSUSEでKDEを使っていたことがあったので、戸惑うことはありませんでしたが、使いやすいのかどうかはまだ判断がついていません。

これから、映像や音楽に関わるソフトウエアを試用し、評価していきたいと思っています。合わせて、Wineの実行環境としても評価していきたいと思っています。Wineについては、既にUbuntu 8.10にインストールして動作実績のあるWinソフトをインストールしてみました。これらの動作については少々気になるところはありましたが、足りないファイルがあるような感じがしていますので、もう少し原因を探ってできるだけ対応してみてから再度評価していきたいと思っています。

さて、こんなことにはまっていると本業に差し支えるので今日はこの辺で。

2008年12月14日日曜日

Wineでアプリケーションをアンインストール

Ubuntu 8.10上のWine 1.0でWin用のアプリケーションソフトを動かす実験をしています。それぞれのアプリに付属しているインストールプログラムの動作がちょっとずつ違っていることに気づきました。
#インストールできないものの中には、フォルダやファイル名の文字化けのせいでインストールできないものもある感じです。

一番気になるのは、インストール後の「Wine」メニューへの登録です。Ubuntuでは、「アプリケーション」メニュー下に「Wine」メニューがあり、さらに「Programs」フォルダへとつながっています。これは、そもそもインストーラでWinの「スタート」メニューに登録されるものが、ここに登録されるらしいことがわかりました。しかし、登録されるはずのものが登録されなかったり、アンインストールして実体がなくなったはずなのに登録されたままになっていたりと、一筋縄ではいかない感じがしました。わざわざ「レジストリ」的なところをいじらなければならないのなら、まさにWinの使いにくさまでエミュレートしていて「すばらしい!」とイヤミの1つも言わなければならないとおもったのですが、ネットで調べるとどうもそればかりではないことがわかってきました。

「Wine」メニューの「Programs」フォルダに登録されるものは、「$HOME/.local/share/applications/wine/Programs」にも登録されいていて、これの中身を調整しないとメニューに反映されないらしいのです。アンインストールしたものについて、この中身についても削除するとメニューに反映されて、きれいになくなりました。しかし、新たにインストールしたものの中に、「Programs」フォルダに登録されないものがあり、削除したのと逆の要領で登録してみることにしました。しかし、残念ながらこの方法では登録できませんでした。たぶん、他にも必要な設定があるのではないかと思います。しばらく試行錯誤が続きそうです。

2008年12月10日水曜日

WineでWindowsのソフトを動かしています

以前Ubuntu 8.10に入れたWineで、いろいろなWinのソフトを動かしてみました。必ずしも上手く動くわけではありませんが、最近実験したのは、某有名100円ショップの100円ゲームソフトです。もちろん、興味がないようなゲームソフトを買うのもバカバカしいので、私の趣味に合うものだけをチョイスして買いました。さすが100円ゲームソフトだけに、それぞれのソフトの見た目だけでなく、操作性やファイル構成に全く統一感がなく、安く仕入れられるところから片っ端から仕入れた感の強いソフトたちでしたが、予想通り動くものと動かないものがありました。

もう少し実験してみないと、一般的な傾向は見えてこないと思いますので詳細は書きませんが、3本中2勝1敗の成績でした。さて、他に私の趣味に合いそうなソフトがどれだけあって、そのうちどれだけのソフトがWineで動かせるのかわかりませんが、細々と実験を続けていきたいと思っています。

この他にも、Wineで何が動かせて何が動かせないのか、いろいろと試してみたいと思います。

2008年11月30日日曜日

KNOPPIXでマイクを使う

Scratch1.3.1をKNOPPIXに導入して、Picoボードでコントロールする実験をしています。
http://info.scratch.mit.edu/linux_installer

その中で、音を録音してPicoボードを使って鳴らしてみようと考えました。早速、PC用のマイクをさして、声が録音されるかやってみましたが、全くつながっていない様子。どこかで設定する必要があるのだろうと思い、いろいろ探して見つかったのが「kmix」というミキサーのようなソフトでした。

これをつかって、Mic入力を有効にする(直感的な操作で「スイッチを入れる」ような感覚です)とマイクに向かって話した声が、PCのスピーカーから聞こえてきました。これで録音できると思ったら、Scratchでは録音できませんでした.(録音ボタンを押すとハングアップする)

仕方がないので、OpenSUSE11.0の「SoundRecorder」で録音の実験してみましたが、そもそもの録音レベルが低いようで、大きな音でないとうまく録音できない感じでした。また、部屋の中にあったリコーダーやハーモニカでも実験してみたのですが、PC用のマイクでは拾いにくい音域があるようで、音楽的な活動に使えるほどには使えないことがわかりました。

【追記】後日、Linux版のScratchは、マイクでの録音に対応していないことが判明しました。もっと早く知りたかった…。orz(2009.2.9)

この点では、Macならすべての環境がそろっていてすぐに使えるようになっているし、全く申し分ないのですが、学校には、なぜかWinのPCが導入されているのですよね。とても不思議に思っています。

2008年11月29日土曜日

Ubuntu 8.10でWineを動かしてみました

以前から興味を持っていたWineだったのですが、その昔は実用に耐えない状態だったため、すっかり記憶の外に追いやっておりました。最近、バージョン1.0が登場して十分実用レベルになったという話を聞いたので、Ubuntu 8.10に入れることにしました。
#Wineのインストールと同時にPPTのビューアも入れてみました。OOoがあるから、PPTファイルを見ることについては問題ないのですが。(NotePadはあらかじめ入っている)

「アプリケーション」>「追加と削除」からたどっていって検索すると、簡単にWineが見つかったので、即インストールしました。次は何を動かすかが問題です。まずは、最近、研究のために使っているScratchのWin版をダウンロードして使ってみました。思った以上に自然に使えてしまって、ちょっと驚きました。ただ、Picoボードはまともに使えませんでした。後でわかったのですが、既知の問題のようです。

次に、一太郎ビューアを入れました。教育関係者には一太郎の愛用者が多いため、一太郎のファイルをもらうことも多いのですが、これで、自宅でも一太郎ファイルを見ることができるようになりました。

ついでに、TimidityというLinux用のソフトウエアMIDI音源をインストールしました。今までは、MIDIファイルをまともに再生できるソフトに巡り会えていなかったのですが、最近ではLinuxでもマルチメディア環境が充実してきて、MIDIファイルも再生できるようになってきているようです。特に、MuseScoreという譜面作成ソフト(できたデータはMIDIなどへ落とすことができる)がお気に入りです。

2008年11月22日土曜日

MacBookがやってきました!

先日、ディスプレーの不調で実用に堪えない状態になったとお伝えしたiBookでしたが、このたびめでたく、新たにMacBookを購入することができました。筐体は、アルミも選べたのですが、予算の関係で今までと同様のポリカーボネイトのホワイトを選択。キー配列をUSにして、自宅の他のMacやPCと合わせました。今までに比べてだいぶ速いし、バンドルソフトも充実しているので満足しています。

実用的な環境にするためにはもう少し時間がかかりそうですし、古い方のiBookの中身を整理しなければならないので、時間がいくらあっても足りない感じですが、諸々のソフトウエアをインストール(MS-Officeやらフリーウエアやらオープンソースやら…)しながら、問題や使用感などを書いていきたいと思っています。

というわけで、手短ですが今日はこの辺で。

2008年11月16日日曜日

Linux版Scratch 1.3インストーラ

これまで、Linux版のScratchをインストールするために、1.2のインストーラに頼らなければなりませんでしたが、Scratch 1.3のインストーラが下記のサイトで公開されていました。
http://www.notesmine.com/scratch_installer
#一番下の方です。

たまたまCentOSの更新作業をしていたところだったので、そのままCentOS上でダウンロードして試してみることにしました。結果としては、これまでWin版の「Scratch.image」と「locale」フォルダ内の「*.po」ファイルを流用して、Linux版Scratch 1.3の環境を構築していましたが、その作業が必要なくなりました。

しかし、日本語表示が「豆腐」になるということと、日本語の入力ができないということについては、解決されていませんでした。「LinuxでのScratch 1.3の日本語化」で書いたように、Scratch-11.xoの「UnicodePlugin」と「ScratchPlugin」を流用しなければなりませんでした。また、日本語入力については、SqueakVM3.7-7−JPatchedを使わないとつながりませんし、文字化けの解消もまだでした。

残念ではありますが、一歩前進した感じです。「日本語入力ができる」ことが、どれだけ重要度が高いのかはわかりませんが、解決の日を心待ちにしています。

2008年11月9日日曜日

Dolittle Ver.2.0をLinuxで動かす

先日、DolittleのVer.2.00が正式にリリースされたというお知らせを頂き、早速Macで動作確認をしました。Javaを使って作られているので、JavaRuntime(JRE)さえ導入されていれば問題なく動作するようです。

そこで、Linuxでも動作するかどうか試してみることにしました。当然、JREを導入する必要があります。パッケージマネージャーが充実しているUbuntu 8.04、同8.10、OpenSUSE 11.0では、JREを導入後、問題なく動作しました。

次に、KNOPPIXで動作するかをやってみることにしました。KNOPPIX5.3.1DVDには、既にJREが導入されているようですが、動かし方がわかりませんでした。しばらく試行錯誤の後、「-jar」というオプションをつけて起動すればよいことが分かりましたので、次のようなコマンドで起動することができました。

$ java -jar dolittle.jar

これをシェルスクリプトにしてデスクトップにでも置いておけば、クリック1発で起動します。試しにシェルスクリプトを作り、デスクトップに「アプリケーションへのリンク」を作って、クリック1発で起動できるようにしました。

ところが、日本語が「豆腐」になってしまっていて、実用にはなりません.そこで、SynapticパッケージマネージャーでJRE関連のものをインストールしてみました.OpenJDK関連のJRE(依存関係を自動でチェックしてくれるので、関連するものをまるごと入れることになる)をインストールすると、日本語表示もO.Kになりました.試しに「かめた=タートル!つくる。」でかめさんも出てきましたので、バッチリです。

2008年11月7日金曜日

iBookの液晶画面が…

2003年の9月に購入したiBook(←サービス終了につき閲覧不可)でしたが、5年の歳月を経てとうとう液晶画面の表示がおかしくなり、もはやこれまでではないかという状況になってしまいました。

思えばこのiBookは、初代iBookが壊れてしまったことと、「Macでプレゼンをしたい(初代iBookには、VGA出力端子がなかった)」という思いから、近所のPCショップで「型落ち展示品のみ」の叩き売りを購入したものでした。当初から、マザーボードと液晶の不具合があり、2度も無償修理に出したものでした。

購入から5年もの間、私の仕事のお供として、いろいろなところで活躍してくれたものだったので、どうしたものかと狼狽しているところです。そろそろ新しいものを購入してもよい時期ではあると思っているのですが、新しいものに合わせてソフトウエアを購入しなければならないことを考えると、そう簡単にはいかないとも思っています。これを機に、最近流行りのウルトラモバイルPCをLinux化して使うというのもカッコいいかもしれないなぁとも思っています。

いずれにしても、予算の関係でどうなることか。しばらく悩むことになりそうです。

ラップトップPC用冷却スタンドを修理しました

iBookを載せて使っていたラップトップPC用の冷却スタンド(NotePal:COOLER MASTER)が突然異音を発しはじめて、振動が激しくなりました。どうしたのかと思って見てみると、2つのファンの羽の一部が両方共とれてしまっていて、バランスが悪くなってまわりの部品に接触したり、回り方が不自然になって振動するようになってしまったりしていたことがわかりました。

使われていたファンは、70mm角で15mm幅のPCケースファンに使われているものと同じもののようでした。冷却スタンドそのものを買い換えることも考えましたが、ファンだけ買ってきて付け替えた方が安上がりではないかと考えて、同じようなファンを探しにいきました。

いつも行きつけのPCショップで、長尾製作所オリジナルというXFANの70mm角ファンを見つけて購入してきました。普通のケースファンは、スピードセンサー用のコードを入れて3ピンになっていることがほとんどですが、このファンも同じく3ピンでした。しかし、冷却スタンドの方は2ピンです。そこで、3ピンを二股に分けるコードを購入して、壊れたファンについていたコードを切ってこれにつなぎ、そこから2つのファンにつなぐことにしました。

修理は無事完了。動作確認も問題ありませんでした。このファンはとても静かですね。体感的には、前のファンよりも静かなんじゃないかと思うくらいです。

2008年10月20日月曜日

Scratch 1.3をKNOPPIX 5.3.1で動かしてみました

先日来、OpenSUSE 11.0及びKNOPPIX Edu 7で動かしてきたScratch1.3ですが、現在最新のKNOPPIX 5.3.1では果たして動くのだろうかという疑問がわいてきたので、実験してみることにしました。

実験は、リサイクルPC(←サービス終了につき閲覧不可)に載せてある、IDE接続の4GBのCFカードにインストールしたKNOPPIX 5.3.1 CD版を使いました。別のマシーンでCD起動した5.3.1を使って、USBカードリーダーに接続したCFカードにmkbootdevして起動ディスクを作り、リサイクルPCに取り付けました。次に、継続的なKNOPPIXイメージを作成して、Scratch 1.3の起動・動作に必要なファイルを保存・展開してインストール作業をしました。

その結果、日本語表示については全く問題なく、KNOPPIX 5.3.1上でScratch 1.3を使うことができました。

8GBのUSBメモリにインストールしたKNOPPIX 5.3.1 DVD版でも同じように問題なく動作しました。しかしこの過程で、これまで実験してきたすべてのLinux環境で日本語入力に問題がある(文字化けする)ことが判明してしまいました。日本語パッチのあたっていないSqueakを使うと、日本語入力さえつながりません。そこで、日本語のSqueakダウンロードサイトから、「SqueakVM3.7-7-JPatched」をダウンロードして、Scratch付属のSqueak3.9-8と入れ替えて使うことにしました。それでも、テキストが文字化けして、日本語が使えると言える状態にはなりませんでした。(コピー&ペーストなら問題ないのですが…)このことについてScratchを開発していらっしゃる方々に報告し、対応をお願いしました。

それにしても、開発者のみなさんと直接やりとりしてお願いをしてしまったり、自分がやったことを評価していただいたりしたことで、「参加できた」という喜びを感じるとともに、みなさんが丁寧に対応してくださるのには本当に驚きました。どこぞの企業の社員を相手に話をしているのとはわけが違う。

2008年10月12日日曜日

8インチ液晶モニタ

小型のモニタが欲しいと思っていたところに、近くのPCショップで売り出し中の8インチのモニタがあり、衝動買いをしてしまいました。
http://www1.pcdepot.co.jp/webshop/commerce/CSfEcLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=31969&IMG_ROOT=/webshop

実験的にさまざまなPCを作ってきましたが、17インチ(しかも、サーバとテストマシーンとの共有)にいちいちつなぎ直すのは面倒です。先日、キーボードも新しいものを購入したばかりでしたが、ここは一気にたたみかけるように環境整備をしてしまえということで、購入してしまいました。で、この記事もKNOPPIX Edu 7でリサイクルした、カセットデッキ型PCにHHKB+コードレスマウスと、この8インチモニタを接続して書いています。小さいから邪魔にならなくてよいですね。他にも、カバン型パソコンにも使えそうですし、持ち運んでも邪魔にならないので、活躍の場が増えそうです。

LinuxでScratch 1.3を日本語化

以前に紹介した、MIT製のScratch 1.3について、Win&Mac版は日本語化できるのに、Linuxでは日本語化できていないという問題がありました。そこで、Linux版のScratch 1.2.1とWin版のScratch 1.3、そしてOLPC版のScratchXOを使ってLinux版Scratch 1.3を構築することにしました。

  1. 「WinScratch1.3」フォルダ内のlocaleフォルダに入っている(*.poファイルなど)をすべて1.2のlocaleフォルダにコピーする。
  2. Scratch-11付属の「UnicodePlugin」と「ScratchPlugin」を1.2のsqueak/3.9-8フォルダにコピーする。
  3. WinScratch1.3付属のScratch.imageを1.2のScratch.imageに上書きする。

基本的には、以上で日本語表示になりました。

さらに細かくは、Projects.skelフォルダなど、1.2にはなかったものもScratch-11からコピーしておくと良い感じです。

OLPC版のScratchXO.imageから起動すると、全体的に大きくなってしまって使いにくかったです。というわけで、Win版からのものをお勧めします。ここまでできれば、あとは子どもたちに使わせてみたくなりますね。

2008年9月22日月曜日

いつかはHHKB

みなさんは、HHKB(Happy Hacking Keyboard)というキーボードをご存知でしょうか。PFUという会社が作っている、上級者向けのキーボードです。お値段は少々お高めですが、コンパクトで使いやすく、PCを日常的に使用している人たちの間では定評のあるキーボードです。
http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/lite2/

「いつかはクラウン」と同様に「いつかはHHKB」と憧れていたものでした。本日、いつものPCショップに立ち寄った際、在庫の残り1台を見つけて衝動買いしてしまいました。そもそも、小型の液晶ディスプレーがどのくらいの値段なのかを見にいくために立ち寄ったのですが、以前から憧れていたHHKBが、他のキーボードが山積みで売られているのに対して、あまりにもひっそりと売られていたため、思わず手に取ってしまったのです。

【追記】すぐに新しいものが入荷していました。小出しにしていただけだったのかな…。(^_^;;;(2008.10.1)

最近は、PCの購買層も大きく変化して、PCショップにいる人たちも「普通の人」が多くなりました。そのためか、マニアックなものは、お店の端の方に追いやられる傾向にあります。(私は、いつもそういう端の方を徘徊しております)

ともあれ、やっと手に入れた憧れのキーボードでこの記事を書いてみることにしました。使っているマシーンは、先日リサイクルしてKnoppix Edu 7を動かしているものです。このキーボードには、USBハブの機能が付いているため、ついでに買ってきたワイヤレスマウスのアンテナを挿して使っています。

使用感は、さすが!の一言。まず、これまで使っていた様々なキーボードは、どれも私の打つ速度についてこれなくなってもたつくことがありましたが、このキーボードはそんな様子を見せません。また、キーを打つ感覚もとても良いですね。ラップトップPCのような「プチプチ」キーボードが流行っていますが、そんなのとは比べ物にならないくらいしっかりと打っている感覚を味わえます。やっぱり、キーボードはこうでなければいけませんね。しばらくは、これで作業をしてみたいと思います。

さて、ついでといっては何ですが、キーボードと言えばEnsoniqを思い出します。PCの話ではなく、シンセサイザーの話です。これまで、さまざまなシンセサイザーに触れてきましたが、キータッチの良さはEnsoniqが一番でした。これも憧れの楽器の1つです。欲しいものがいっぱいあって、困ってしまいますね。

【追記】この頃に比べて、キーボードも進化しました。現在は、メカニカルキーボードをいろいろと試しながら使っています。(2023.3.18)

2008年9月20日土曜日

MIT製のScratch:プログラミング学習環境

子どもたちでも簡単にプログラミングの学習が行える「Scratch」というものがMITで開発されています。
http://scratch.mit.edu/

これは、Squeakベースで作られていて、SqueakVMのimageファイルとして提供されています。ダウンロード&インストールすると、インストールされたScratchフォルダの中に、「Scratch.image」というファイルがあるのがわかります。つまり、SqueakVMとScratch.imageをセットにしてインストールしているようです。
#この方法は、Squeakをよくご存知の方にとっては、おなじみですね。

上記Webサイトには、Linux版がありません。そこで、OLPCがらみのサイトから、Linux版のScratchを探しました.バージョンは1.2で英語のみではありましたが、下記のサイトで見つけました。
http://www.notesmine.com/scratch_installer

これだけだと、単にLinux版をダウンロードしてインストールしただけのことになりますが、先ほどの仕組みを使って、Mac版に附属していたScratch.image(Ver.1.3)をLinuxで使えるかどうか試してみました。結論としては、問題なく動きました。(日本語化はできていませんが…)

プログラミングに関する学習については、その必要性や効果への認識が低い日本ですが、こうしたものを通して、より多くの人に理解してもらえると良いと思っています。
http://www.atmarkit.co.jp/news/200801/17/mit.html

【追記】当時は、プログラミング環境としての認識が全面に出ていました。「表現ツール」としての認識が欠けていました。(2023.3.21)

2008年9月15日月曜日

リサイクルパソコン

いつか作ろうと思って放置していたガラクタの山から、PCを一台作りました。

顛末は↓こちらをご覧ください。
http://www.geocities.jp/yossy_work/recyclePC.html(←サービス終了につき閲覧不可)

その後、マザーボード上のフロントパネル用USBジャンパーにPCIスロット用のUSBの口を接続してPC内部でUSBが使えるように改造しました。そして、1GBのUSBメモリを挿し、「継続的なKNOPPIXディスクイメージ」を作成しました。こうすると、作成したファイルなどが保存できるようになります。(セキュリティーを考えると、「継続的なKNOPPIXディスクイメージ」を作成する際に、パスワードの設定をするのが良いと思います。)

【追記】その後、はじめにインストールしたものが、KNOPPIX 5.1.1だったことが判明し、再度Edu 7を入れ直しました。合わせて、4GBのフラッシュメモリに直接「継続的なKNOPPIXディスクイメージ」を保存しました.これで、USBメモリのディスクイメージは、オプション的な扱いになりました。(2008.10.1)

これで、実用的な環境になりました。またまたPCが増えてしまって何に使おうか思案中です。
#次は、小さいディスプレーが欲しいなぁ…。

2008年8月26日火曜日

OpenSUSE 11.0でサーバ構築

先日、テスト用のマシーンで試用していたOpenSUSE 11.0(以下「SUSE」と略す)の使い心地があまりにもよかったので、サーバとして使ってみることにしました。

そもそも、自宅のサーバは3台のMacをつなげるだけのもので、ときどき他のPCをつなげる程度で大きなネットワークを組んでいるわけではありません。ですから、デスクトップ用途のSUSEでも十分に使えそうです。

今までインストールしてあったFedora 9が邪魔をして、上手くインストールができない感じだったので、KNOPPIXのfdiskを使ってHDをまっさらな状態にしました。後は以前と同じようにインストール作業を終えて、Apache2やらDHCPやらNetatalkやらを順次動かしていきました。SUSEをサーバとして使おうとしたのは今回が初めてなので、設定の仕方が今一わからないところもあったのですが、GUIのツールが充実していて、インストールから各種サーバの設定・起動まで、かなりスムーズにできました。(拍手!!!) 

懸案事項は、やはりTVカードを使うことです。SUSEは、TVカードの自動認識ができるようになっているのですが、今一マイナーなカードを積んでいるので自動認識してくれません。たぶん、ごにょごにょをいじればできるということはわかっているのですが、時間がなくて作業ができない状況です。続きはまた。

2008年7月20日日曜日

自宅サーバの再構築

Fedora(もとはRHLから)でサーバを運用しつづけているのですが、Fedora 4で運用していたサーバが昨年秋頃から動かなくなり、ハードウエアの問題を解消して再インストールするもソフトウエアのサポートが終了していたためFedora 8をインストールして運用を続けていました。しかし、どこもかしこも勝手が違うため、使いにくさを感じておりました。

そんな折り、Fedora 9が出たということで、早速雑誌付録からインストールしました。 日本語環境に問題があって、いくつかのパッケージを追加インストールしなければならないのが痛いところですが、それ以外は、とても快適になってきました。ソフトウエアの追加が容易になったことは、一定の評価をしたいと思います。

ただ、やはり今までのものと比べて各種サーバの設定もかなり変更されているため、そう簡単には本格運用は難しいようです。そもそも、テレビサーバとして運用したいためにカーネルレベルでテレビカードに対応したものを探していたのですが、まだまだうまくいっていません。そればかりか、NetatalkやDHCPサーバもうまく動かせていません。

こんなことで夏休みを無駄にしたくないので、もっと簡単な方法はないか思案中です。

OpenSUSE 11.0の使い心地

インストール作業後、YaSTを使ってソフトウエアのインストールをしてみました。はじめのころは、どのように使ったらよいのかわからなくて困ったものだが、今回は自分が慣れてきたこともあって非常に使いやすく感じました。オープンソースソフトウエアの場合、ソフトウエアの供給がネットを介して行われるのが当たり前(パッケージとして店頭に並んだものを買うことは稀れ)なので、こういうインターフェイスがあるのはとてもありがたいと思います。

早速、最近お気に入りのFreecivをインストールしました。これはとても快適に動作してくれて、すっかりはまりそうな気配。次にEclipseをインストールしました。こちらも問題なく使えました。さらに欲を出して、Rosegradenをインストールしてみましたが、これは動きませんでした。Jackが必要なのはわかっていましたが、どのように設定するのかがわからずとりあえず保留して他のMIDI関連のソフトウエアを探してインストールしてみました。しかし、やはりどれもまともに動きませんでした。Jackがポイントになりそうです。
#ノーテーションソフトは使えそうですが。

ソフトを物色してる過程で、OpenOffice.org(OOo)にWebページを作成する環境が出来上がっていることに気づきました。早速試してみるも、今時Webページを一ページずつ作るだけのソフトウエアでは、あまり役に立たない気がしました。個人的には、OSSでサイト管理ができるくらいのソフトウエアが出来上がってくれるとうれしいなぁと思っています。

もう一つ気がついたのは、OpenSUSE 11.0では、オートログインの設定がデフォルトになっていることです。セキュリティーのことをろくに考えていないWinユーザーのことを考えたら、オートログインであることが敷居を下げることになるという発想は理解できなくはありません。しかし、そのことでセキュリティーを考えることを止めさせてしまうのなら、この仕様は頂けないと感じました。対処方法としては、コントロールセンターから「ユーザとグループの管理」を選択して、「熟練者用オプション」にある「ログイン設定」で設定を変更すれば、オートログインされません。是非、仕様の変更をお願いしたいところです。

Macユーザの思い出話(2)Newton

「PDA(=Personal Digital Assistant)」という呼び名を最初に与えられた機器として、Newton(←IT用語辞典の記事)の名を記憶している人は多いと思います。残念ながら、ジョブスのApple復帰とともに開発が凍結されたものの一つとなってしまいました。
http://www.apple.com/jp/support/datasheet/others/Newton120.html#tokuchou
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3

今でも、熱狂的なファンを抱えるNewtonですが、私自身は使ったことがありません。私が、PDAを購入しようと決意した時には、既にNewtonの開発・販売は中止されていて、入手することができなかったのです。私が買ったのはPalmOS(←Lenovoの記事)を載せたハンドスプリング社製のVisorというものでした。
http://www.geocities.jp/yhousako/mac4.html#20001004(←サービス終了につき閲覧不可)

もし、当時Newtonの開発・販売が継続されていて、今後も使える見通しがあったなら迷わずNewtonを買っただろうと思いますが、1998年のNewton凍結の発表は、ユーザーでない私にとっても残念なものでした。Newtonの魅力は、Macでは実現できなかった直観的な操作性とコンセプト的に洗練されたソフトウエアの存在にありました。そもそものコンセプトから考えると、Newtonは「新しい操作性を持つパソコン」というイメージで、PDAのカテゴリーに収まるようなものではなかったように思います。理想はとても高かったのですが、現実のハードウエアもソフトウエアもそううまくは機能してくれず、結果的には失敗に終わってしまいました。

時代が変わって、今日皆さんがご存知のとおりiPhoneの売れ行きが世間を賑わせています。さまざまな理想を抱えたNewtonがその理想故に商業的に失敗し、それから10年の時を経て、再びその理想を世に問うために開発されたのがiPhoneなのではないかと思います。iPhoneには、Newtonでは実現できなかった理想を感じるのです。できることなら、Newtonに学校教育向けバージョン(eMate)があったことを踏まえて、iPhoneのエデュケーションバージョンを作っていただければありがたいと思うところです。

openSUSE 11.0をインストールしました。

openSUSEの11.0が出たので、インストールすることにしました。WebサイトからDVD-ISOイメージをダウンロードするのに約1日かり、DVDに焼いてインストールディスクが完成しました。しかし、インストールを開始するも、日本語でのインストールに難があるとのことで、しかたなく英語でインストール作業を進めました。インストールに必要な設定をすべて終了し、HDへのインストール直前の最後の確認画面で英語から日本語へ変更すると、日本語環境でのインストールが成功します。(何とややこしい仕様なのだろう…)

この一事を持って全てを判断することは早計のそしりを免れませんが、Fedora 9の日本語入力設定にも問題があるなど、オープンソースを使う日本のユーザーに対してあまりにも不親切な対応が続いているようにも思われます。このことは、日本国内に根強いオープンソースユーザーがいる半面、頑としてオープンソースを受け入れようとしない日本の社会的な構造や風土に、世界中のオープンソースソフトウエア開発者・利用者などから「愛想をつかされた」と考える方が正しいような気がしています。本当に嘆かわしいことです。

インストールのややこしさを除けば、その後の使用はかなり快適でした。ソフトウエアの追加も楽になったし、インターフェイスはGNOME好き、ソフトウエアはKDE好きの私にとっては、両方の環境のよいところを取ることができて大変満足です。KDE 4を試してみたい気もしますが、いずれKNOPPIXあたりが採用するでしょうからそちらで試用してみようと思っています。

2008年5月26日月曜日

Macユーザの思い出話(1)OpenDoc

1990年代に「コンピュータの使い方が変わる」かもしれない技術として注目を集めた「OpenDoc」というものがありました。詳しくは、以下のページをご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/OpenDoc
http://apple.ism.excite.co.jp/page/OpenDoc.html

簡単に言えば、白紙のドキュメント上に、様々な部品を貼りつけて、その部品は一々別のアプリケーションを立ち上げ直すことなく、そのドキュメント上で編集ができるという考え方のものでした。作業の効率から考えても、とても自然で画期的なものだと思いました。しかし、私は3Dグラフィックや音楽作成にMacを使っていたこともあって、漠然とではありますが「用途が限られるだろうし、今一コンセプトが伝わりにくいかも」とも思いました。

Mac OSからOS Xへと移行する中でOpenDocは開発中止となり、過去のものとなってしまいました。WebページやBLOGなどインターネット上で公開するようなものについては、OpenDocのような考え方で編集できると、公開・更新が楽だろうと思うことがあります。OpenDocで最も実用的なコンポーネントとして注目されていた「Cyberdog」が、インターネット環境に特化したものであったことからも、OpenDocがインターネット環境を強く意識していたことがわかります。ドキュメントの作成のために、コンパクトで軽量なコンポーネントを組み合わせて使えばよいなら、ネットを介したサービスの提供も楽になるのではないかと思います。

今でも、さまざまな場面でOpenDocに影響されたと思われる技術に出会うことがあります。しかし、OpenDocそのものは、開発中止のままです。
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/opendocj-121.html
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/cyberdog_j1-1.2.1_ppc.html

2008年4月30日水曜日

OSSの普及のためにロゴを!

Macユーザな感覚かも知れませんが、OSSを普及させる合い言葉のような意味でロゴを使ってみたらどうかなと思っています。

Macユーザは、有名なかじった林檎(アップルマーク)を自分の身の回りに貼りつけて、自分がMacユーザであることをアピールします。周りの人たちはそれを見て「Mac信者(マカー)」と揶揄することもありますが、私自身も外野の声はあまり気にしていません。むしろ、Macユーザの連帯感のようなものが感じられて、アップルマークを見ると思わず声をかけたくなってしまいます。また、アップルマークを見た瞬間にMac(今ではiPodの方が有名かな?)を連想させてくれるので、ブランドイメージの浸透に貢献していると思います。

OSSユーザにもそういう連帯感のようなものが必要だし、OSSのイメージを浸透させる意味でもロゴマークがあった方がよいのではないかと思っています。

このロゴマークを使って、例えばOSSを焼いたCDのラベルにつけておいたり、OSSで動くPCに貼りつけたり、OSSを用いて作った絵や文書につけてそれを制作した環境を示したり…といろいろな使い方が考えられると思います。

それらしきものはあるようですが、どうも上手く使われていないようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Open_Source_Initiative

2008年4月27日日曜日

Windowsユーザーにお奨めなソフト

今日はいつもと趣向を変えてお送りします。普段は、Winを使わない私ですが、仕事上どうしても使わねばならぬことがあります。使っていてストレスのたまるWinをそれなりに快適にするソフトや、子どもたちにも使って欲しいソフトを紹介しておきます。全て無料で使えますので是非おためしください。

2008年3月20日木曜日

不思議な現象だけど…〜KNOPPIX起動時に画面がOFFになっていた

職場にあるSHARP Mebius PC-AL50G5Athlon XP-M 2000+搭載)というラップトップPCで、KNOPPIX 5.1.1系のものが動かないという現象に出会っていました。もう少し詳しく書くと、起動はするけどX WindowかKDEが起動しない感じだったのです。

きっとモニタの解像度とか水平・垂直同期周波数とかの問題だろうと思って、いろいろと調べてチートコードで呪文をかけてみましたが効果無し。KNOPPIX 4.0.2系のものなら問題がないのに、どうしてだろうと調べてみてもいっこうに解決策が見つからず、半ばあきらめて放置しておりました。

そんな折り、前回のブログにも書いた通り、KNOPPIX Edu 7やらKNOPPIX/math 2007、2008など職場でも使ってみたいものが多くなってきたので、Mebius PC-AL50G5で動かせないかどうかもう一度チャレンジしてみることにしました。ISOイメージを焼き付けたCDを入れて電源を入れると、どれでやってもやはりKDEは表示されませんでした。ところが、ちょっとした弾みで画面の表示を切り替えるボタン(F4あたりによくあるやつ)を押してみたら、あっさりKDEが表示されました。うれしいやらびっくりするやらで、順番に試してみましたが、どれでも同じように画面の切替ボタンを押すとちゃんと表示します。どういう訳なのかは全く分かりませんが、とりあえずこの程度のことで使えるなら問題はないということでお仕事に使ってみています。

【動作確認済KNOPPIX】

  • KNOPPIX 5.1.1+IPAフォント
  • KNOPPIX Edu 6
  • KNOPPIX Edu 7
  • Knoppix/math 2007CD

2008年3月8日土曜日

Linuxテスト用マシーンを作り直しました

さまざまなLinuxディストリビューションをテストするために使っていたマシーン(Duron 1.4GHz)にUSBがらみのトラブルが発生し、テストマシーンとしての用をなさなくなってきたのでマザーボードを新しいものに交換することにしました。以前に買ってあったCeleron D 330(2.66MHz)が使えるマザーボード(BIOSTAR P4M900-M4)が格安で手に入ったので時間を見つけて交換作業をしました。メモリはCFDの格安メモリ(D2U533BK-1G/B)を採用し、電源は恵安の自作本舗シリーズからチョイス(KT-350RS)しました。

交換作業そのものはたいしたことはありませんでしたが、これまでに使っていたリムーバブルHDDにインストールしていたさまざまなLinuxたちを、新しいCPUに合わせたものにインストールし直すのに手間がかかりました。CentOS 5.1、openSUSE 10.3、Ubuntu 7.10など比較的新しく注目株のディストリビューションをインストールしました。残念だったのはKNOPPIX 5.1.1が動かなかったこと。(ついでにEdu 6やKNOPPIX/math 2007CD、2008DVDも)4.0.2系のKNOPPIXだと問題なく使えます。先頃出たKNOPPIX Edu 7では問題なく起動したので、この間に何か問題が発生しそれが解消されたということなのだろうと思います。

2008年1月27日日曜日

MacにpTeXを導入する

メインのeMacには、以前からTeXを導入していたのですが、自宅以外でも同じ作業ができるようにとiBookにも導入することにしました。まず、JIS X0212 for pTeXから、必要なファイルをダウンロードします。

  • Small pTeX(sjis) + JMacoros package for MacOSX (ppc/intel)
    #ハードディスクがかつかつなので、最小のものを使用した。
  • GPL/ESP Ghostscript 8.15.1 for MacOSX 10.4 (ppc/intel)
    #GhostScriptパッケージ(Tiger用)
  • OTF.sty for MacOSX 安定版

それから、TeXファイル作成やコンパイルの際のフロントエンドとして使えるTeXShopを導入しました。これがあるのとないのとでは作業効率がまったくちがいます。

こうして必要なものをダウンロードしたら、早速インストール作業開始.全ての行程が終わるまで、5分程度というお手軽さ。MacユーザーでTeXを使うというのはあまり多くはないのかも知れませんが、TeXを使いたいという理由でMacを選ぶというのもありな話ではないかと思うくらいです。(^_^)

2008年1月3日木曜日

新年のご挨拶

みなさま、明けましておめでとうございます。相変わらず忙しい毎日ですね。今年は、どうも正月が来た感じがしません。紅白も見なかったし、正月番組らしきものは、つまらなくって見る気もしないし…。

とりあえず、体調が酷く悪くなっていないことだけは確かなので、これ幸いと思わないといけないのかも知れません。今年こそ、もう少し身軽になりたいと思う今日この頃です。

新年早々、あまり景気のいい話ができなくて済みません。m(_ _)m
こんな感じですが、今年もよろしくお願い致します。