2008年11月30日日曜日

KNOPPIXでマイクを使う

Scratch1.3.1をKNOPPIXに導入して、Picoボードでコントロールする実験をしています。
http://info.scratch.mit.edu/linux_installer

その中で、音を録音してPicoボードを使って鳴らしてみようと考えました。早速、PC用のマイクをさして、声が録音されるかやってみましたが、全くつながっていない様子。どこかで設定する必要があるのだろうと思い、いろいろ探して見つかったのが「kmix」というミキサーのようなソフトでした。

これをつかって、Mic入力を有効にする(直感的な操作で「スイッチを入れる」ような感覚です)とマイクに向かって話した声が、PCのスピーカーから聞こえてきました。これで録音できると思ったら、Scratchでは録音できませんでした.(録音ボタンを押すとハングアップする)

仕方がないので、OpenSUSE11.0の「SoundRecorder」で録音の実験してみましたが、そもそもの録音レベルが低いようで、大きな音でないとうまく録音できない感じでした。また、部屋の中にあったリコーダーやハーモニカでも実験してみたのですが、PC用のマイクでは拾いにくい音域があるようで、音楽的な活動に使えるほどには使えないことがわかりました。

【追記】後日、Linux版のScratchは、マイクでの録音に対応していないことが判明しました。もっと早く知りたかった…。orz(2009.2.9)

この点では、Macならすべての環境がそろっていてすぐに使えるようになっているし、全く申し分ないのですが、学校には、なぜかWinのPCが導入されているのですよね。とても不思議に思っています。

2008年11月29日土曜日

Ubuntu 8.10でWineを動かしてみました

以前から興味を持っていたWineだったのですが、その昔は実用に耐えない状態だったため、すっかり記憶の外に追いやっておりました。最近、バージョン1.0が登場して十分実用レベルになったという話を聞いたので、Ubuntu 8.10に入れることにしました。
#Wineのインストールと同時にPPTのビューアも入れてみました。OOoがあるから、PPTファイルを見ることについては問題ないのですが。(NotePadはあらかじめ入っている)

「アプリケーション」>「追加と削除」からたどっていって検索すると、簡単にWineが見つかったので、即インストールしました。次は何を動かすかが問題です。まずは、最近、研究のために使っているScratchのWin版をダウンロードして使ってみました。思った以上に自然に使えてしまって、ちょっと驚きました。ただ、Picoボードはまともに使えませんでした。後でわかったのですが、既知の問題のようです。

次に、一太郎ビューアを入れました。教育関係者には一太郎の愛用者が多いため、一太郎のファイルをもらうことも多いのですが、これで、自宅でも一太郎ファイルを見ることができるようになりました。

ついでに、TimidityというLinux用のソフトウエアMIDI音源をインストールしました。今までは、MIDIファイルをまともに再生できるソフトに巡り会えていなかったのですが、最近ではLinuxでもマルチメディア環境が充実してきて、MIDIファイルも再生できるようになってきているようです。特に、MuseScoreという譜面作成ソフト(できたデータはMIDIなどへ落とすことができる)がお気に入りです。

2008年11月22日土曜日

MacBookがやってきました!

先日、ディスプレーの不調で実用に堪えない状態になったとお伝えしたiBookでしたが、このたびめでたく、新たにMacBookを購入することができました。筐体は、アルミも選べたのですが、予算の関係で今までと同様のポリカーボネイトのホワイトを選択。キー配列をUSにして、自宅の他のMacやPCと合わせました。今までに比べてだいぶ速いし、バンドルソフトも充実しているので満足しています。

実用的な環境にするためにはもう少し時間がかかりそうですし、古い方のiBookの中身を整理しなければならないので、時間がいくらあっても足りない感じですが、諸々のソフトウエアをインストール(MS-Officeやらフリーウエアやらオープンソースやら…)しながら、問題や使用感などを書いていきたいと思っています。

というわけで、手短ですが今日はこの辺で。

2008年11月16日日曜日

Linux版Scratch 1.3インストーラ

これまで、Linux版のScratchをインストールするために、1.2のインストーラに頼らなければなりませんでしたが、Scratch 1.3のインストーラが下記のサイトで公開されていました。
http://www.notesmine.com/scratch_installer
#一番下の方です。

たまたまCentOSの更新作業をしていたところだったので、そのままCentOS上でダウンロードして試してみることにしました。結果としては、これまでWin版の「Scratch.image」と「locale」フォルダ内の「*.po」ファイルを流用して、Linux版Scratch 1.3の環境を構築していましたが、その作業が必要なくなりました。

しかし、日本語表示が「豆腐」になるということと、日本語の入力ができないということについては、解決されていませんでした。「LinuxでのScratch 1.3の日本語化」で書いたように、Scratch-11.xoの「UnicodePlugin」と「ScratchPlugin」を流用しなければなりませんでした。また、日本語入力については、SqueakVM3.7-7−JPatchedを使わないとつながりませんし、文字化けの解消もまだでした。

残念ではありますが、一歩前進した感じです。「日本語入力ができる」ことが、どれだけ重要度が高いのかはわかりませんが、解決の日を心待ちにしています。

2008年11月9日日曜日

Dolittle Ver.2.0をLinuxで動かす

先日、DolittleのVer.2.00が正式にリリースされたというお知らせを頂き、早速Macで動作確認をしました。Javaを使って作られているので、JavaRuntime(JRE)さえ導入されていれば問題なく動作するようです。

そこで、Linuxでも動作するかどうか試してみることにしました。当然、JREを導入する必要があります。パッケージマネージャーが充実しているUbuntu 8.04、同8.10、OpenSUSE 11.0では、JREを導入後、問題なく動作しました。

次に、KNOPPIXで動作するかをやってみることにしました。KNOPPIX5.3.1DVDには、既にJREが導入されているようですが、動かし方がわかりませんでした。しばらく試行錯誤の後、「-jar」というオプションをつけて起動すればよいことが分かりましたので、次のようなコマンドで起動することができました。

$ java -jar dolittle.jar

これをシェルスクリプトにしてデスクトップにでも置いておけば、クリック1発で起動します。試しにシェルスクリプトを作り、デスクトップに「アプリケーションへのリンク」を作って、クリック1発で起動できるようにしました。

ところが、日本語が「豆腐」になってしまっていて、実用にはなりません.そこで、SynapticパッケージマネージャーでJRE関連のものをインストールしてみました.OpenJDK関連のJRE(依存関係を自動でチェックしてくれるので、関連するものをまるごと入れることになる)をインストールすると、日本語表示もO.Kになりました.試しに「かめた=タートル!つくる。」でかめさんも出てきましたので、バッチリです。

2008年11月7日金曜日

iBookの液晶画面が…

2003年の9月に購入したiBook(←サービス終了につき閲覧不可)でしたが、5年の歳月を経てとうとう液晶画面の表示がおかしくなり、もはやこれまでではないかという状況になってしまいました。

思えばこのiBookは、初代iBookが壊れてしまったことと、「Macでプレゼンをしたい(初代iBookには、VGA出力端子がなかった)」という思いから、近所のPCショップで「型落ち展示品のみ」の叩き売りを購入したものでした。当初から、マザーボードと液晶の不具合があり、2度も無償修理に出したものでした。

購入から5年もの間、私の仕事のお供として、いろいろなところで活躍してくれたものだったので、どうしたものかと狼狽しているところです。そろそろ新しいものを購入してもよい時期ではあると思っているのですが、新しいものに合わせてソフトウエアを購入しなければならないことを考えると、そう簡単にはいかないとも思っています。これを機に、最近流行りのウルトラモバイルPCをLinux化して使うというのもカッコいいかもしれないなぁとも思っています。

いずれにしても、予算の関係でどうなることか。しばらく悩むことになりそうです。

ラップトップPC用冷却スタンドを修理しました

iBookを載せて使っていたラップトップPC用の冷却スタンド(NotePal:COOLER MASTER)が突然異音を発しはじめて、振動が激しくなりました。どうしたのかと思って見てみると、2つのファンの羽の一部が両方共とれてしまっていて、バランスが悪くなってまわりの部品に接触したり、回り方が不自然になって振動するようになってしまったりしていたことがわかりました。

使われていたファンは、70mm角で15mm幅のPCケースファンに使われているものと同じもののようでした。冷却スタンドそのものを買い換えることも考えましたが、ファンだけ買ってきて付け替えた方が安上がりではないかと考えて、同じようなファンを探しにいきました。

いつも行きつけのPCショップで、長尾製作所オリジナルというXFANの70mm角ファンを見つけて購入してきました。普通のケースファンは、スピードセンサー用のコードを入れて3ピンになっていることがほとんどですが、このファンも同じく3ピンでした。しかし、冷却スタンドの方は2ピンです。そこで、3ピンを二股に分けるコードを購入して、壊れたファンについていたコードを切ってこれにつなぎ、そこから2つのファンにつなぐことにしました。

修理は無事完了。動作確認も問題ありませんでした。このファンはとても静かですね。体感的には、前のファンよりも静かなんじゃないかと思うくらいです。