2009年7月17日金曜日

OSPv2とEdu 7にScratchとEtoysをインストール

今年も、Scratchを利用した教育実践の研究がスタートしました。昨年度、Linux版のScratchがうまく動かず、多くの皆様に助けて頂きましたが、Scratch1.4は、早くからLinuxに対応(debパッケージ)して頂いたので、KNOPPIX 5.1.1ベースのOSPv2とEdu 7で動くかどうか確かめてみました。(ついでにEtoysも)
#KNOPPIX 5.1.1ベースのものを使うのは、それより上のバージョンのものは、導入されているPCではうまく起動しないためです。

はじめに、ScratchとEtoysのdebパッケージをダウンロードしておいて、「ホーム」に保存します。USBメモリ上に継続的なKNOPPIXイメージを作ってあるので、保存しておくことができるのです。

次に「dpkg -i」コマンドを使って、それぞれのdebパッケージをインストールします。Etoysの方はあっさりとインストールが完了するのですが、Scratchの方は「Timidity」がインストールできないというエラーメッセーが出てしまいました。ダメなのかなぁと思ってコンソールから「scratch」と打ってEnterを押すと、問題なくScratch1.4が起動しました。Scratch内部のシンセサイザーの音が貧弱なのですが、とりあえず音が出るということでよしとします。

いずれもデスクトップにアイコンを配置して、そこから起動できるようにしようと考え、Etoysは/usr/share/Etoys.appの中にetoys.shというスクリプトができ上がっているので、これをデスクトップ設定ファイルから起動するように設定しました。Scratchは、デスクトップ設定ファイルに「scratch」コマンドを実行するように書き込んだだけで起動しました。

これで、学校に導入されているWinVistaパソコンでScratchを利用する環境ができ上がりました。次に、さらに古いラップトップPCに軽量なLinuxをインストールして、Scratchをインストール&利用する実験を行います。いろいろと試してきた結果、今のところどの軽量Linuxでも満足いく結果にはなっていませんが、ライブCDの部屋で見つけた「lxubuntu 9.04」でやってみようかと思っています。

【追記】Lxubuntuを含むいくつかのUbuntu系Linuxを古いラップトップPCにインストールする実験をやってみましたが、結果は全滅でした。どうしても、画面が表示されません。そう考えるとKNOPPIXはすばらしいのですね。(2009.7.21)

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