2010年2月25日木曜日

フィジカル・コンピューティングの材料集め

小学校で取り組めそうなフィジカル・コンピューティング学習のネタ探しをしていますが、どうしても思考が音楽系に向かってしまう自分がいます。

Synthesizer01
http://www.geocities.jp/yossy_work/PhysicalComputing03.html(←サービス終了につき閲覧不可)

私が使っているArduinoGainerは、スイッチサイエンスで購入しましたが、当然のことながら、これだけでは面白みがありません。そこで、さまざまなシールドやモジュール、部品などを購入して、ArduinoやGainerにつないで動かしています。スイッチサイエンスでもさまざまなシールドやモジュールが販売されていて、そのいくつかは既に購入してつないで実験してみました。しかし、完成品のモジュールを使って実験を続けていると、もっと違う機能を持ったものを使ってみたくなります。すると、どうしてもモジュールのキットや部品そのものを買ってきて、自分でモジュールを組み立てることになります。私がよく使っているのは、マルツパーツ館秋月電子通商です。

マルツパーツ館は、キット類が充実していて、初心者でも気軽に電子工作がはじめられるような品揃えな感じがします。一度、店舗に足を運んで、欲しいものがたくさん揃っているなぁと感じました。それ以来、Webショップも含めて数回利用しています。税込み5,250円以上買えば、送料が無料になるのもありがたいです。
#マルツパーツ館で購入したタクトスイッチなどを使って、鍵盤風のスイッチモジュールを作ってみました。http://twitpic.com/13gmh3

秋月は、品揃えが抱負で電子部品がとにかく安いのが魅力です。必ずしも初心者に親切な雰囲気ではありませんが、ある程度の知識があって、部品もこだわりを持って選びたいという人にはとても便利だと思います。私は、各種ICを中心に購入しています。これから、フィジカル・コンピューティングで楽器作りをして行きたいと思っているので、「音を出す」仕組を作るためにさまざまな部品を買い揃えていきたいと考えています。

正直なところ、私の電子工作に関する知識は、一般の小中学生とあまり変わらないと思います。でも、いろいろな部品の資料(英語で書かれていることが多い)に目を通し、本を購入して勉強するのはとても楽しいことです。今の子どもたちが「学び」から逃走していると指摘する方もいらっしゃいますが、これが事実だとすると、学ぶことの楽しさを知らないなんてかわいそうだと思いますね。

2010年2月12日金曜日

Arduino & Gainerの動作確認

子どもたちにフィジカル・コンピューティングの学習活動に取り組ませながら、さまざまな力を身につけさせようという研究をしていますが、実際の話として、どんなソフトを使って何が動くのかということを実験的に確かめてみました。今回、動作実験をしたソフトウエアは、ArduinoソフトVer.0018とProcessing Ver.1.0.9です。主にMac OS X 10.5.8で動作確認をしています。
#Linux版のProcessing動かなくなってしまったので、LinuxはArduinoソフトだけ動作確認しました。

まず、ArduinoソフトでArduino+各種シールドを動かしてみました。最近購入したマイクロファンCLCD-BOOSTERドットマトリクスLED7セグメントLEDを動かすために、マイクロファンのサイトから情報を探し、必要なライブラリをダウンロードして動作実験をはじめました。CLCD-BOOSTERの文字LCDは、Arduinoソフト付属のライブラリで表示可能なため、ジャンパや可変抵抗器の設定など、ハードウエアの設定さえ間違えていなければ問題なく表示されます。問題は、2つのLEDボードのサンプルスケッチとライブラリのインストール方法です。(部品の組み立てからはじめましたが、ちょっと間違えたりして時間がかかりました)

Macのソフトは、ライブラリなどを含めてアーカイブ化されていることが多く、ソフトウエアの中(フォルダのよう)に入ることができるものがあります。Arduinoソフトも中にライブラリなどが格納されていました。この中に、マイクロファンのWebサイトからダウンロードしたライブラリ(*.h、*.cpp)などを、適当な名前をつけたフォルダを作って入れました。サンプルスケッチも、ライブラリを入れたところに「examples」という名前のフォルダを作って、その中に入れておけば良いようです。(別のところにもexamplesフォルダがあるので、そちらにサンプルプログラムだけ別にして入れておいても良い)この時点で、文字LCDとマトリクスLED、7セグLEDの動作実験をして、問題がないことを確認しました。

次に、以前に買ってそのままになっていたTellyMateシールドを試してみました。こちらは、日本語の情報が少なくて試行錯誤しましたが、とりあえずサンプルスケッチを手当り次第にダウンロードし、プログラミングのノウハウを学びました。こちらは、特にライブラリを追加することなく、無事にTV画面に表示されました。ただ、日本語は無理みたいですね。工夫次第で面白い使い方ができそうです。

さて、次にProcessingでArduinoGainerを動かす実験をしました。Processingに対応したライブラリをダウンロードして、先ほどのArduinoソフトと同じようにProcessingも中に入って、ライブラリとexampleを保存しました。同時に、Funnelライブラリも入れてみましたが、いずれも無事に動作を確認することができました。重要な点は、「libraries」内に任意の名前のフォルダを作り、その中に「library」という名前のフォルダを作って、必要なファイル(*.jar、*.jnilib、*.soなど)を入れておくということです。これで、Arduino、Gainer、Funnelの各ライブラリを使って、ArduinoとGainerが動くことを確認しました。

来年度は、Gainerの活用を中心にしたいと考えているので、Arduino+シールドの実験は、このくらいにして、Gainerで使えるセンサやアクチュエータを探して実験を続けて行きたいと考えています。

2010年2月10日水曜日

セインツ、初のスーパーボウル制覇

日本時間の2月8日に行われた、NFLの最強チームを決めるスーパーボウルですが、経験に勝るコルツ有利を予想する向きが多い中で、セインツが悲願のスーパーボウル初優勝を果たしました。正直なところ、「強いセインツ」というのは、どうもイメージがわかなかった(コルツも過去は弱いイメージだった)のですが、今期のセインツは本当に強かったです。QBブリーズを中心としたチームづくりも、それほど華々しいアグレッシブなプレーを多用する訳でもなく、あくまで堅実に、まじめにコツコツと作り上げたプレーが目立っていたところは、アメリカン・フットボールのコアなファンもうならせる内容だったと思います。いつもは落ち着き払っているコルツのQBマニングが、冷静さを欠いているように見えたのも、QBブリーズの仕上がりの良さが際立っていたからだと思います。

アメフトの魅力は、適材を適所に配置し、それぞれがそれぞれの役割をきっちりとやりきることで強いチームができ上がるというところにあると思います。スタープレーヤーがいれば必ず勝てるという訳にはいかないのがアメフトですし、さまざまな特性を持つ選手が活躍する場がある(1チームの構成メンバーが多い)というのもアメフトの特徴です。日本では、「ルールが分かりにくい」などと言われて学校でもあまり取り組まれていませんが、より良い人間関係づくりやチームで協力して何かを成し遂げることを学ぶ機会を与える意味でも、学校でアメフトを取り入れることを検討しても良いのではないかと思っています。

日本フラッグフットボール協会
http://www.japanflag.org/