2012年12月19日水曜日

Linux Mint 14で日本語環境を強化する

もともと多言語化されているLinux Mintではありますが、常用しているといろいろと不都合が出てきます。特に日本語入力に関することはとても重要で、これがダメだとお話にならないレベルになります。前回の作業で、新しく作り直した自作PCにLinux Mint 14をインストールしたのですが、やはり日本語入力はダメ。少々手間がかかりますが、コマンドを使って作業をすることにします。まずは、Linux Mint 14がUbuntu 12.10をベースにしていることから、Ubuntu Japanese Teamの日本語環境のページを参考にして、「端末」から以下のコマンドで日本語環境を強化する準備をします。
$ wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$ wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$ sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/quantal.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
$ sudo apt-get update
この時点で、一度ソフトウエアをアップグレードします。
$ sudo apt-get upgrade
そして、Ubuntu Japanese Teamの日本語環境追加パッケージを以下のコマンドでインストールします。
$ sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja
ここまでで、メニューなどが英語表記だったFirefoxなども日本語表記になりました。さて、ここからいよいよ日本語入力が可能な環境にしていきます。
$ sudo apt-get install ibus-anthy ibus-mozc
これで日本語入力(ctrl + スペース)ができるようになります。念の為に、「upgrade」して最新の状態にしておきます。Webブラウザとワープロソフトで試してみましたが、無事に日本語入力ができるようになっていることを確認しました。

その後、アップデートマネージャからうまくアップデートできなかったり、ソフトウエアのリストを更新しようとしてもうまくできなかったりといった問題が発生し、「update」「upgrade --fix-missing」「upgrade」や再起動を繰り返してみました。しかしどうしても、ソフトウエアのリスト更新で、いくつかのリストが更新できない状態なようです。(普通に使っている分には問題はないけど、気になる人は気になるだろうというレベル)実用に問題がないようなのでこのまま使ってみようと思います。

2012年12月17日月曜日

新しい自作PCが完成しました

前回の続きですが、自宅のPC環境を大幅に整理(使わないものは捨てる!)することを目標に、片付けをしながら作業をしていたので、少々時間がかかってしまいました。
#体調を崩したのも痛かった。頭痛とだるさでフラフラになりながら作業をしました。

慌てて購入したSATA接続のDVD-RAMドライブとHDDを新しくしたマザーボードに取り付けて、作業そのものはあっという間に完了しました。
起動からBIOSの設定、そしてその後の動作も特に問題ありませんでした。はじめからこれらを購入しておけばよかったと少し後悔するも、いろいろと勉強になったと思えば無駄ではなかったかなぁと自分を納得させています。

単純にPCを自作するだけならそれほどのゴミも出なかったはずですが、ダメになっていたマザーボードやら、それにつけていたメモリーやら、HDDやらCD-ROMドライブやら…とにかくたくさんのゴミが出てきました。他にも自作PCがあるので、そちらに使いまわせるものは使いまわして、ちょっとずつグレードアップさせました。それでも残っている大量のゴミ。数年間で買い足してこんなことになってしまったんだなぁと振り返るとともに、本当に必要だったのかと自問しながらお片づけをしました。おかげで部屋の中も幾分すっきりしました。後はゴミ回収に出すだけ。ごちゃごちゃといろんなケーブルがはっていた床も、空間が多くなりました。これならそうじもしやすいです。

さて、新しく作ったPCはPuppyでは動かず、最近お気に入りのLinux Mint 14でうごかすことにしました。ついでに64bit化してしまえということで、64bit版をダウンロードして使うことにしました。落としてきたISOファイルをDVDに焼いて、新しい自作PCで起動実験。これは無事に終了。そのままHDDにLinux Mint 14をインストールしました。一連の作業は小一時間で終了し、HDDから起動して快適に使えています。Puppyの開発環境は別に作らなければならないことになりましたが、他にもPCが何台もあるのでどうにでもなると楽観しています。(^_^;;;

2012年12月14日金曜日

古い自作PCを新しく作り直しました

TYANのボードにCeleron(Northwood)2GHzを載せて作った古い自作PCでしたが、前回の修理の際、片方のIDE(Secondary)がダメになっていることが判明し、PCIでIDEを増設(RAIDカード)して延命しておりました。この環境は、自宅で使っている各種PC&Macの中でも一番遅い環境で、常用するとなるとかなり厳しい状況だということは間違いありませんでした。当初は「Puppy Linuxの改造用に使えれば良い」くらいに思っていたのですが、しばらく使っているうちに欲が出てきて、もうちょっと速く動くものが欲しいと思うようになりました。そこで、新年を前にちょっとがんばって新しく作り直すことにしました。

せっかく作り直すのであれば、思い切って新しいものに替えたいと思ったのですが、限られた予算の中では自ずから限界があります。今回は、中古品には手を出さないことにして、自作PC用の部品が豊富に揃ってきたAmazonを徘徊し、安くて長く使えそうなものを選択して、古い筐体に埋め込んでみることにしました。選んだ部品は以下の通りです。
典型的な、貧乏人チョイスかもしれませんが、久々に新品の部品たちを並べてちょっと嬉しい気持ちになりました。自作PCの筐体から古いマザーボードを取り出して、購入した部品を組み立て入れました。この時点で起動テストをしましたが、割とあっさりBIOSまで動いてくれました。しかし、何だかちょっと動きが変なのです。IDE→SATA変換基板を使ってHDDとDVD-RAMドライブをマザーボードに繋いだのですが、それぞれ動作はするものの、最後までうまく起動してくれません。途中まで行って断念してしまう感じです。他のHDDやCD/DVDを使って起動を試みても状況は改善しませんでした。どこに問題があるのか切り分けをしながら、一つ一つ問題点を潰して行かなければならないので、しばらく時間がかかりそうです。

【追記】いろいろとやってみて、結論としてIDE→SATA変換基板を使っているのが悪いのだということになりました。余計な出費とは思いましたが、SATAのDVD-RAMドライブとHDDを購入することにしました。(2012.12.15)

2012年12月2日日曜日

Linux MintをWebサーバとして使う

以前、HTMLで教材づくりに取り組んでいたのですが、ここのところすっかりご無沙汰をしております。この教材たちは、インターネットにアクセスできる環境にあれば、どこででも使うことが出来るということでとても重宝なはずなのですが、学校というところは、ネット環境が乏しい場合が多く、こうした教材を活用することが難しい場合があります。そのため、これまでは自分でWebサーバを用意しておいて、必要なときにネットワークにつないでLANの中で使うという方法を採っていました。しかし、今の学校に赴任してからは、公私ともに多忙を極めていて、サーバを構築・整備することができずに折りました。

そんな中、某所から「情報モラルについて講演をして欲しい」という話があり、それならばこれまで作ってきた教材たちを活かせる環境を整えたいと思って、Webサーバの構築に再チャレンジすることにしました。今回選んだOSは、今までも使いたいと思っていて手を出していなかったLinux Mint 13(xfce)にしました。Ubuntuをベースにして作られていて、余計なものが入っていない軽いディストリビューションです。WebサイトからISOをダウンロードして起動DVDを作り、自宅のPCで起動して8GBのCompactFlashにインストールしました。これをカバン型パソコンに挿して(IDEに直接挿す変換ボードを使用)Webサーバにすることにしました。

起動は問題なくクリアしましたが、肝心なWebサーバが見当たりませんでした。仕方がないので、ネットにつないでから以下のコマンドを使って必要な物をインストールしました。
$ sudo apt-get update(apt-getのデータを更新)
$ sudo apt-get install apache2 php5 php5-mysql mysql-server phpmyadmin
※取りあえずWebサーバを動かしたいだけなら「apache2」だけでO.Kです。
 次にCGIの環境を確認するために「perl -v」でperlが使えるかどうか確認したところ、こちらはもともと入っていたので問題なく使えるようでした。再起動して、Webブラウザを開き「http://localhost/」でWebサーバが動いていることを確認し、PHPやPerlも使えることがわかりました。あとは、htmlファイルやcgiファイルなどを所定の場所に入れておけば使えるはずです。前任校で使っていたものを流用すれば目的は達成されるので、これから微調整をしていきたいと思います。

備忘のために、それぞれの設定ファイルの置き場所をまとめておきます。
  • /etc/apache2/apache2.conf…メインの設定ファイル(触らなくて良い)
  • /etc/apache2/httpd.conf…ユーザが設定するファイル
  • /etc/apache2/conf.d/…その他の設定ファイルが置いてある
  • /etc/apache2/site-available/default…各ファイルの置き場や対応するファイル拡張子のdefault設定をしているファイル
※ざっと見ましたが、ほとんどの設定は既に出来上がっているので、あまりいじる必要がない気がしました。

2012年12月1日土曜日

ベランダ栽培で間引いた野菜を食べてみました

先日お知らせした、カブトムシのフンを使った野菜の栽培(ベランダ栽培)の続報です。これまで使っていた土とカブトムシのフンを粉砕したものと、園芸用の石灰を混ぜて土を作り、サラダカブと小松菜の栽培をしています(後から、ほうれん草も栽培し始めました)が、種をたくさん蒔いたので、間引く必要が出てきました。ただ間引くだけでは面白く無いので、子どもたちみんなで食べてみようということになりました。まずはサラダカブから、まだカブになっていない葉の部分を収穫し、軽くゆでたものを細かく刻んで給食の味噌汁の中に入れて子どもたちに食べてもらいました。一人分は大した量ではありませんでしたが、「カブの香りがする」「シャキシャキしてる」などと、なかなか好評でした。

 次に、小松菜を収穫しました。こちらは間引いたと言うよりもちょっと大きくなったものを収穫しました。サラダカブの時と同じように軽くゆでて水分を絞り、給食の汁物の中に入れて食べました。小松菜自体は、他の葉物野菜に比べてもクセがなく、子どもたちからも「食べやすい」と評判でした。前回のサラダカブの時にはもらいに来なかった子も、小松菜は一緒に食べることができました。味や風味よりも、食感や彩りが良いのが好評だったみたいです。

こうした実践を行うときに、気をつけなければならないのは衛生面。当然のことながら、食材の衛生的な保存・管理や用具の消毒などには特に気を配ります。こうした実践を続けるためには、食中毒などの事故を起こすことは絶対に避けなければなりません。簡単そうに見えるかもしれませんが、結構難しいところがあるのです。
#だからこそ、あまり実践をしている人がいないというのも頷けるかなと。

これから、家庭科の学習の一環で「ごはんとみそ汁」の調理実習をやります。その際には、みんなで育てたベランダ野菜を食材として利用し、おいしい味噌汁作りができたら良いなぁと思っています。現在は、サラダカブと小松菜の他、ほうれん草も育てていますので、味噌汁には最適だと思います。どんな出来上がりになるか、今からとても楽しみです。

2012年11月15日木曜日

古いMacBookでMindstorms NXTを動かす

多分それほど需要はないけど、もしかして役に立つこともあるかもしれないと思って記事にしておきます。(実は、自分自身の備忘のためというのが一番有力)
#一度やってみてまたダメだったので再挑戦してみました。

Amazonでホビー版のMindstorms NXT 2.0が3万円を切る値段で売られていたので、半分衝動買いで注文してしまいました。自宅に届いたものは、箱、ソフト、説明書など全てが英語表記でした。とは言え、特に困ることもなく順調にセットアップすることができました。

まずは、我が子と一緒に初めてのロボット作りに挑戦しました。組み立てが完了してから、デモプログラムを探して実行してみると、簡単に動いてくれました。

次に、Mindstorms NXT 2.0ソフトウエアを2台のMacにインストールしてみました。まず、1台めのiMacにインストールしたものは、全く問題がなく動作確認も無事に終了しました。しかし、その後が大変でした。もう1台のMacBookにインストールしたものは、どうしても動いてくれません。「ドライバーがない」といってダウンし、ドライバーを入れなおしても、数秒でダウンするといった有様でした。OSのバージョンも同じなのに何でこんなことが起きるかわかりません。いろいろと試行錯誤しているうちに、ようやく動作確認が出来るところまでこぎつけました。その手順をまとめておきます。
#公式サポートではありませんので、自己責任でお願いを致します。

【追記】以前よりも簡単な手順でできることがわかりましたので修正しました。(2012.11.15)
  1. Flash playerを最新のものにしておく←【追記】後に関係ないことが判明(2012.11.20)
  2. Mindstormsのサイトから、「Support > Files」のページを開く
  3. 「Drivers」から「Fantom Driver 1.1.3」を選び「Download」タグをクリックして、出てきた窓の下にある「Mac」ボタンをクリックする
    #「PhantonDriver_Download2.zip」というZIPファイルがダウンロードされるので、デスクトップに解凍しておく(「legodriver.pkg」というファイルが現れる)
  4. Mindstorms付属のCDからインストーラを起動し、指示に従ってインストール作業を行うが、最後の「再起動」ボタンを押さずに次の手順へ進む
  5. 「legodriver.pkg」を起動してDriverの再インストールを行ってから、Mindstormsインストーラの「再起動」ボタンを押す
  6. Macの「アプリケーション > LEGO MINDSTORMS NXT」フォルダの中の「MINDSTORMS NXT」をダブルクリックして起動する
これで、Mindstorms NXT 2.0が使えるようになりました。念の為に、再起動を繰り返したり、シャットダウンしてから再び起動したりしても問題なくMindstormsが起動しました。もしかすると、しばらくやっているうちにまたダメになる可能性もありますが、試用しながら問題があったら対処していきたいと思っています。(続きはまたこのブログで)さしあたって、FirefoxのFlashプラグインの調子がおかしい感じですが、Chromeでは問題なさそうなので、Flashが必要な物はChromeで使うことにしました。

 【追記】Flashは10.0までしか対応していないことが判明し、新しいものを入れると動かなくなることがわかった。バージョンダウンは、Adobeのアーカイブ版から探しだして行った。となると、なぜiMacで問題なかったかが気になるところ…。(2012.11.20)

2012年11月11日日曜日

学校が教育の最先端であるべき

私が若かりし頃は、研修先を見つけてさまざまな教育研究のイベントに参加したり、教育系の書籍を集めている書店に足を運んで本を買いあさって勉強したり、自分の指導力を向上させようと努力をしたものです。(そう言えば、独身の頃の休日は、図書館にいることが多かったなぁ。今はネットで調べられて便利だけど)否、そうしなければ校内での研修や官制研修だけではなかなか難しいという現状があったのだと思います。 結婚をし、子どもが産まれると外へ出る機会も減りましたが、その当時培ってきたことが今に生かされているなと感じることが多々あります。

その当時から比べると、教員の仕事はどんどん煩雑になり、やらなければならないことが多くなりました。合わせて、子どもたちの実態の変化や保護者・地域からの要望等まで考えると、若い先生が自己研鑚に時間をかけることができない現状があるような気がしてなりません。平日もかなり忙しいため、休日に子どもたちの作品やノートを持ち帰って添削する人もいるくらいですから、研修に使える時間もかなり限られたものになるでしょう。「それでも頑張れ」と発破をかけるのはたやすいことですが、現実の問題として、それでは先生たちがどんどん疲れていくだけになってしまいます。私自身は、遠くへでかける時間がないのなら、せめて近くで何かしてあげることができたらと考えることもあります。

そんなことを考えていた折、「なぜ学校現場が教育の場のみで研究の場になっていないのか」という疑問が湧いて来ました。教育の最先端は、その対象となる子どもがいる現場であるはずで、子どもから離れた場所に最先端があるという考え自体がおかしいことだと思うのです。これは、教育政策の内容なのかもしれませんが、研究者が学校に入って学校の実態をしっかりと捉え、現場教員とともに研究を進めることができたら、そして、その成果を多くの学校や教員でシェアすることができたら、学力向上にもつながるだろうし、教員の資質向上にもつながるだろうし、教育学も発展する気がします。もちろん、現状のままで単純に研究者を入れても、忙しい教員にとっては「厄介な制度」なだけですのでお断りと思われることが多いでしょう。しかし、教員の仕事として教育と研究の両方をきちんと位置づけ、その時間を確保し、その立場を保証し、社会的にもそれを尊重することができたなら、徐々に成果が現れるように思います。(その意味で、行政的な思考で取り組まれてしまうと、きっと失敗する気がします。教育が行政から独立する必要があると思いますが、そのことは別の機会に。)

教育とは関係のないところで先生を使って、資質の浪費を行うくらいなら、教育の専門家としての誇りを持たせ、その資質向上に専念してもらうことの方が重要なのではないかと考えます。そのための仕組みづくりが重要なのですが、現状でできることとできないことを明らかにし、どうすればそういう仕組みを作ることが出来るのか、考えて行かなければならないと思っています。

心を育てる教育って…

最近巷では、道徳心とか愛国心とかを「学校で育てるべき」とする話が出てきて、かなり違和感を覚えています。そもそも学校というところは、そういう心を育てるという意味で最も不向きな場所だろうと思います。などと書くと、某アジアの国のような事例を引っ張りだして、「教育している国もあるじゃないか」と言う人もいるでしょう。はたから見ていて、あのような道徳心教育や愛国心教育で本当にいいのですか?と逆に問いたくなります。これだけ価値観が多様化しているのだから、学校で育てられる「心」などたかが知れている。(学校で教えたところで覆される日々)むしろ「規則」として守るべきことを徹底し、公共の場で過ごすための心構えや態度を身につけさせることに専念した方が現実的だと思います。(敢えて心の中身を問わない)

それにもかかわらず、学校で起きるさまざまな問題事例を引っ張り出してきて、「道徳心教育、愛国心教育の充実を!」なんて声高に叫ぶのには、何か別の意図を感じてなりません。特に為政者やそれにおもねる連中が言うと、その胡散臭さは何倍にも膨れ上がります。私自身は、学校が政治的に利用されるのは勘弁してもらいたいと思っているし、そういうことに加担したくないとも思っています。
#結局、問題の原因を「〇〇教育が充実していなからだ」ということによって、根本的な問題から目をそらせて、すべてを現場の教師の理解や力量が足りないからとしようとしているようにしか思えない。それで、「先生の権威が失墜した」って誰がそうさせたのよと言いたい。

為政者は、教育に口を出すことで道徳心や愛国心を育てようとするのではなく、道徳心や愛国心を発揮することが良いと思える国造り、母国として誇れる国造りをすることの方が大切なのではないかと思います。それこそが為政者の使命であり、為政者として日本人の心を育てることになるのではないかと思います。

2012年11月3日土曜日

学校が守ろうとしているのは…

(以前にも、どこかで書いたかもしれませんが…)学校というところは、多くの個人情報の集まる場所です。その昔、地域コミュニティーがしっかりしていて、学校よりも地域コミュニティーの方が情報量が豊かだった時代には、各家庭の状況や子どもの実態を地域の人達がよく知っていて、個別の対応をしても誰も文句を言わなかったと思います。しかし、地域のコミュニティーが崩壊してしまった今日にあっては、学校の方が個人情報が集まっているという状況になってしまい、個別のニーズに対応してしまうと「不公平だ」「説明をしろ」と、さも学校が悪いような言われ方をするようになってしまいました。

よく考えれば分かりそうなことだと思いますが、例えば、ある子どもに発達障がいがあることがわかったところで、全校で「この子は発達障がい児です」と紹介することなど皆無と言って良い。その他にも、偏見をもたれやすい病気や障がいを持った子どもが在籍している場合も、できるだけ偏見を持たれないように配慮し、必要な補助をする(十分とは言い難いのは別の問題として)のが学校というところです。その場合も、病名や障がい名をはっきり言うことは、ほぼないと言ってよいでしょう。しかし、それに由来する問題が発生した時、「学校は何をしているんだ」と叩かれても、説明のしようがないことがあります。

例えば、突然病気や障がいを抱えている子に対応しなければならなくなって、担任が教室をあけていたとします。その間に子どもたちがケガをしたとして、その原因を追求して「先生は何をしていたのですか?」「いつもその子にばかり目をかけるのはおかしいのではないですか?」と言われても、「実は…」と本当のことは言えないのです。だから、お詫びする以外にない。(余分に人を雇える状況にもないのですから対策のしようもない)それを指して「先生は隠し事をしている」「隠蔽体質だ」「本当のことを言わないのは不誠実だ」と言われても困るのです。
#最近「思いやる」とか「慮る」ということができない方が多くなったように思いますね。

更に深刻なのは、保護者自身が抱える病気や障がいです。子どもに罪はないのに、子どもが周りの子どもや大人からいろいろと言われてしまって傷ついてしまうことがあります。「先生からも保護者に言ってください」とお願いされることがありますが、これこそどうにもならない。もちろん本当のことなんか絶対に言えないです。場合によっては、変な噂として、事実でないことが流れてしまうことがあります。学校で「それは事実ではない」と言ったところで、保護者を巻き込んだ噂話はなかなか止められません。

学校を叩く前に、先生たちは何を守ろうとしているのかを考えて欲しいのです。自己保身だけに走る不届きな輩が存在することは否定しません。しかし、多くの場合は、子どもたちや保護者を守ろうとしています。そこには、個別の事情があるのですから、すべてを明らかにすることはできません。本人たちが同意して、是非話して欲しいと言われない限り、それを口に出すことはできないのです。そういう、学校が置かれた状況をよく理解しなければ、今の学校問題の本質が見えてこないと思います。(他にもたくさんありますが、まずは一つということで)

2012年10月24日水曜日

古い自作PCを再生中

只今、思い出すのに苦労をするほど以前に自作したPCの修理に取り組んでいます。本業が忙しく、時間がないのでなかなか進めることができなかったのですが、これまで細々とやってきた作業が大詰めを迎え、ようやく起動実験をするところまでになったので、このブログにまとめてみることにしました。

修理前の症状としては、(1) IDEに接続されているものが一部しか認識されず、だましだまし使っていたところで(2) 電源が入らなくなりました。(電源ボタンを押すと、しばらくは起動するのかな?という雰囲気になるんだけど電源が落ちる)そこでまず、BIOSをクリアしてみましたが症状は改善されず、電源が入りません。いろいろと接続を確認したけれども、特におかしいところは見当たらず、取り敢えず電源を新しいもの(玄人志向)にしてみました。近所のPCショップで、KRPW-SS500W/85+がその日限りの特価品として得られていたので早速購入。壊れていた自作PCの電源と入れ替えてみましたが、まだダメです。もう一度、メモリーやら電源のケーブルやらいろいろと挿し直しをしてリトライすると、何だか起動している様子。もしかすると、メモリーの状態が悪かったのではないかと疑って、Amazonで格安メモリーを見つけて即購入。同じく自作PCのメモリーと挿し替えて起動実験をすることにしました。そして今日、PuppyのCDを入れて起動するかどうかやってみると、無事に起動しました。
#古い方の電源は、コンデンサが液漏れしてました。

しかし、BIOSを見てみると、やはりIDEに接続されているものが、DVD-RWドライブだけになっています。いろいろといじってみても、状況は改善しませんでした。電源を入れた直後にはアクセスを示すLEDが点灯し、動いている様子があるのでドライブの問題とも思えない(これまでにも別のLinuxマシーンで動かしてきた実績あり)のですが…。と思っていろいろと挿し替えて様子を見てみると、どうやらマザーボードのIDEがプライマリーのみ動作していて、セカンダリーが動作していないことが分かりました。(こうなったらもうマザボを買い替えるべきなのですが…)何とかして少しでも延命したいと考えて、これも以前使っていたRAIDカードを引っ張りだしてきてHDDを接続してみました。すると、無事にHDDを認識するようになりました。(ふ〜うっ)

これに以前作った、カスタマイズしたPuppy Linuxをインストールして再生完了。中身はボロボロだけど、快適に動いている感じです。これで、サーバとして使っているもの以外で、常用できるLinuxマシーンが2台揃いました。そもそも、このマシーンはいろいろなLinuxの実験やカスタマイズをするために使おうと思っていたもので、だいぶ時間はかかりましたが、やっとその環境が整ったと言えます。さて…、仕事に戻ります。(汗)

2012年10月8日月曜日

カブトムシのフンでベランダ栽培

教室のベランダでサラダカブと小松菜の栽培を始めました。以前から行なっている食農教育の一環で、子どもたちと一緒にベランダで育てた野菜を美味しくいただくことで、食べるものを育てることの大変さや食の大切さなどを体感してもらう取り組みです。この活動の肝は、「大きな畑のない都会の学校のベランダでも出来る」ということ。10年目の研修で学んできて以来、毎年取り組んでいます。

一方、自宅で飼っているカブトムシたちは毎年大量のフンを出します。このフンは、かなり良い土になるのではないかという予感がしていて、大量に出たフンを学校に持ち込んでいました。しかし、フンの粒の塊のままでは使うに使えない感じでした。そこで、ミキサーを使ってフンを粉砕する(ダジャレか)ことにしました。もともと、牛乳パックからパルプを取り出して、紙すきをするために使っていたミキサー(その用途ではしばらく利用していなかった)に、カブトムシのフンを入れて粉砕して土状にしました。ほんのり木の匂いはするものの、ふわふわの柔らかい土が出来上がりました。これに肥料を加えて、今まで使っていた土と混ぜてみました。何だかうまく行きそうな予感がします。カブトムシのフンには、腐葉土と同じような土壌改良の効果があるようですが、今回は、少々カブトムシのフンが多めな感じです。園芸用の石灰を混ぜて土づくりは無事(?)終了。いよいよ種をまくことにしました。

まいたのは、先に紹介したサラダカブと小松菜です。両方とも、あまりクセがなくて嫌いな子が少ない野菜でもあります。既に小さな芽が出てきていて、これからどんどん大きくなっていくことを期待しています。収穫できたら、みんなで食べることを夢見て、まさに、「大きな大きなカブになれ。甘い甘いカブになれ。」と唱えたい心境です。

壊れていたAtomマシーンを再生

忙しさにかまけてほったらかしにしていたAOpenAtomマシーンの再生にとりかかりました。症状は、突然PCの電源が切れて起動しなくなり、どうやっても電源が入らない状態になったのでした。まずは電池の問題と考えて電池交換をしてみましたが、解決はしませんでした。さてはメモリーがやられたかと思って、今までのものよりも2倍のメモリー(シリコンパワー/PC2-4200 2GB)をAmazonで買って挿してみましたが、それでもダメ。ちょっと悩んだ末に、一番疑わしいHDDの問題を忘れていたと思いたち、他のHDDに取り替えて起動してみました。原因はこれでした。IDEのHDDをSATAに変換して使っていたのですが、そのHDDを外してMacにUSBでつないで中を確認しようとしましたが、全く受け付けてくれません。再生不可能なまでに壊れてしまっているようでした。HDDは消耗品ですから仕方がありません。

図らずもメモリーは2倍になったし、こうなったらSATAのHDDを新調してパワーアップしてしまおうと考えて、またまたAmazonでHDD(Seagate/Barracuda ST500DM002)を購入。地元のPCショップでは、価格帯が高めだったので予算的に心配だったのですが、Amazonでは手頃なものが見つかってほっと一安心。届いたSATAのHDDをAtomのマシーンに挿してみました。すると、無事に電源が入るようになり、これで再生可能な状態になりました。

次に考えたのはOSを何にするかということでした。これまでは、使いにくくなったとも言われているUbuntuを愛用していたのですが、Mintの方が良いのかもしれないし、でも…。と悩んだ結果、面倒なのでやっぱりUbuntuで行く事にしました。(悩んだ意味がなかったかも…(^_^;;;)安定版を使いたかったので12.04をダウンロードしてCDに焼き、Atomマシーンにインストールしてみました。メモリーの容量が増えたためもあって、なかなか快適な使い心地です。これから、今までの環境に戻すために様々なアプリケーションソフトをインストールし直さなければならないので、まともに使える環境になるまで時間がかかりそうですが、時間を見つけて環境整備をしていこうと思っています。

カブトムシの世話(2012秋)

前回のカブトムシの世話から2ヶ月がたち、そろそろ幼虫の状態が心配になっているところでした。コンテナだけで飼育することに決めてからちょうど1年が経過し、これまでのノウハウを生かして、世話は時々加水する程度にとどめて成虫が死ぬまでそっとしておくことにしました。今年は10月のはじめには、成虫がすべて死んでしまったのですが、本職が忙しくてカブトムシの世話どころではなく、やっと少し余裕ができたので世話をすることにした次第です。

時々加水をしていたにもかかわらずマットの表面はカラカラで、保水管理は結構難しいのだということを再確認しつつ、10cmほど掘り返すとしっとり固まったマットが現れてちょっとホッとしました。(昨年度よりマットは深めのままにしてありました)既に大きなフンがゴロゴロしていて、成長が早かったことがわかりました。慎重に掘り返していくと、いるわいるわ、大小あわせて25頭見つかりました。いずれも2〜3齢幼虫かなという感じの大きさですが、マットを食べてしっかり育っていました。底の方でひしめき合うようにしていたのに、共食いをすることもなく無事に育っていたのにはちょっと感動しました。

娘と一緒にマットを取り出し、フルイでフンを取り除き、丁寧に加水してもとのコンテナに戻して幼虫たちを入れてやりました。元気よく潜っていく幼虫たち。餌不足と乾燥予防のために入れておいた朽木がすっかり乾いていたので、もう一度加水するためにバケツに水を張ってその中に入れて放置しています。この後、十分水を含ませたら少し乾燥させてコンテナに入れてやることにしています。その上で、さらにマットを多めに敷き詰めたら今回の世話は完了です。昨年よりも幼虫が増えたので、もう少しマットを買って置かなければならないかもしれません。別の用事もあるので、これから近所のDIYショップへ行って買ってこようと思います。

【追記】DIYショップに売っているカブトムシ用のマットが少なく(棚にたくさん並んでいない)なり、時々行っては買い足していたのですが、そろそろ春まで持ちそうなところまで買えた(45L分)ので、11月の世話を最後に越冬モードに入ります。って、しばらくは世話をしないだけなんですけどね。(^_^;;;(2012.11.4)

2012年9月2日日曜日

オカヤドカリの世話(2012夏)

冬を乗り越えて、無事に夏を迎えたオカヤドカリたちですが、この暑さの中、だいぶ活発に動き回るようになってきました。エサの減り方も激しくなり、もう食べたのかと思うほどあっという間に食べてしまうこともあります。それに伴って、サンゴ砂の中のフンが心配になります。目視できるところにあるフンについては、大きなピンセットでつまんで取り除いているのですが、砂の中のことを考えると、やはり砂を交換しなければならないだろうと思い、8月中にやってしまおうと決意しました。
#残念ながら9月2日になってしまいましたが…。

近所のアクアショップでサンゴ砂5kgを購入し、まずはそちらを水洗いして天日にさらして乾かしました。次に、以前にカブトムシを飼っていた平たいプラスチックケースにサンゴ砂を敷いてオカヤドカリたちを一時的に移し、オカヤドカリ水槽のサンゴ砂を取り除いて新しい砂に交換することにしました。狭いケースの中に長時間入れておくとストレス過剰になる可能性があるので、急いで作業をしなければなりません。本来は、8匹いるはずのオカヤドカリたちですが、7匹はいつも表に出ているので直ぐに移動ができました。残りの1匹が半年ほど姿を見せていなかったので、「きっと脱皮に失敗をして…」と思いながら砂の中を探してみました。予感は的中し、砂の奥から半分食べられた状態のオカヤドカリの死骸を見つけました。残念。

気を取り直してオカヤドカリ水槽の砂を2/3ほどバケツに移動し、新しい砂を入れました。その中に、はじめに移動しておいたオカヤドカリたちを戻しました。最初はバタバタと落ち着かない様子でしたが、中の物のレイアウトは全く変更せずに元に戻したので、それぞれ自分の居場所を見つけて落ち着いたようでした。

さて問題は、取り除いた方の砂の始末です。再利用することを考えて洗い始めたのは良いのですが、大量のフンが出てきて驚きました。砂の間にこんなにも大量のフンがたまっていたのかと思うと、もう少し早くキレイにしてあげるべきだったと反省しました。何度洗ってもどんどんフンが出てくるので面食らったのですが、40〜50回くらい洗ったところでだいたいキレイになったので、天日に干して乾かすことにしました。この砂は、次の交換のときに使うために乾かして保管しておこうと思っています。

今度の冬でオカヤドカリの飼育を初めて2年が経ちます。小さかったオカヤドカリたちも、目に見えて大きくなりました。次の宿貝のことも考えてやらなければならないと思っています。

2012年7月30日月曜日

教育の情報化と情報の遺跡化

「教育の情報化」という名目で、パソコンを中心とした情報機器が学校に導入されています。しかし、それを管理する人が位置づけられていない(そもそも管理する人が必要だという認識さえない)ために、ファイルやフォルダの保存場所やその名前の付け方もバラバラで、各自の使いやすいように勝手に使っているのが現状だと思います。そのため、ファイル化され蓄積されたはずの情報を後から参照したり再利用したりするのがとても難しい現状があります。

学校教員のITスキルは、かなりお粗末と言って良いです。これは、教員という仕事の特質的な問題でもありますが、いわゆるルーチンワークでは対応できない学校現場の実態も背景にあると思います。何と言っても、そんなことに時間を取られている場合ではないくらいに多忙であることが大きいでしょう。
#むしろITスキルの向上に力を入れなければ使えないようなシステムでは、学校現場では役に立たないと言って良いと思います。

そのためもあって、情報を共有したり、後で参照したりしやすいような管理をすることが意識されていないことが多いのです。ファイル名やフォルダ名、階層の作り方などが全て自己流だし、その時の気分であっちこっちに作ってしまうので検索性はかなり低い状態です。結局、ある仕事を別の人が担当する(例えば学年が変わる、主任職が代わるなど)ことになったときには、新しくファイルやフォルダを作り直して使うしかないということになります。となると、かつてのファイルは活用されることなくサーバに取り残されることになるのです。これを、「情報の遺跡化」と呼ぶことにします。

 こうしてできあがった「情報遺跡」は、学校の中でサーバを圧迫し、それぞれのパソコンのメンテナンスを難しくさせていきます。パソコンは数年で廃棄となり、また新しいものがやってくるので遺跡化もそこでストップしますが、サーバに残されたデータはその後も残り続けます。"誰か"が思い切って捨てない限り(これがまた怖いのですが…)永遠に残り続けるのです。もしかすると、多くの学校で誰も手を付けられない遺跡となった情報があるのではないでしょうか。夏休みの間に、遺跡化を防止する情報管理の仕方を研修するというのも大切なことではないかと思っています。

カブトムシの世話(2012夏)

前回のメンテナンス後、外のコンテナに入れたまま放置していたカブトムシたちですが、忙しさのあまりすっかり世話をすることを失念しておりました。仕事が一段落して、「そう言えば!」と思い出し、あわててコンテナを開けてみました。すると、成虫になったカブトムシが全部で10頭(オス8:メス2)ほどマットの上に出てきていて、エサを探してうごめいておりました。まだ元気よく動いているので、それほど日は経っていないものと思われます。あわててカブトムシゼリーを7つ用意し、エサ入れの木の穴に入れてやりました。
#餌入れがすぐに壊れてしまったので、100円ショップで2つ買って補充しました。

これには、わが子たちも大喜び。これまでの経験で、カブトムシたちが夜飛び回ってうるさいことやエサを奪いあって喧嘩することなどを知っているので、下の子は私の影に隠れて恐る恐る見ていました。(それでも興味津々で、じっくり観察をしていました)上の子は自分でふたを開けて何頭いるかを確認し、昨年度よりも大きさがそろっていることにも気づいていました。当初は、あまり思わしくなかったカブトムシのコンテナ飼育ですが、かろうじて成功したと言っていいかなぁと思います。毎日の餌やりが上の子の仕事になりました。

現状では、すべての幼虫が羽化を完了したかどうかがわからないので、タイミングを測るのが難しいのですが、しばらくしたらマットを少し減らして自由に動き回れる空間を確保してやろうと思っています。(できれば、来年度は20頭くらいまで増えてくれることを期待しています)また、来年度に向けて準備を始めなければならないこともあり、気が抜けないところもありますが、早くも幼虫飼育の計画を考えているところです。

2012年5月22日火曜日

Scratch Day 2012 in Tokyoで話して来ました

去る5月19日(土)・20日(日)に行われた、世界規模のScratch Day 2012イベントの一つ(in Tokyo)で、「小学校フィジカル・コンピューティング」の実践について話してきました。
#セミナーで講演するのとワールドカフェで1テーブル頂くことになっていたので、20日のみ参加しました。

講演では、急場づくりのプレゼンが上手く動かず、見苦しい姿を晒してしまった(講演後に原因が判明して悶絶)のですが、公教育の場が如何に閉塞的であるかということを挟みこみながら、兎にも角にも、公立小学校でもScratchや様々なデバイスを使った授業ができるのだということを話してみました。正直なことを言えば、私のような実践を行うのは一般的でなく、ラッキーな特殊事例と言えると思います。しかし、一方で現状のScratchを中心としたプログラミングやフィジカル・コンピューティング的な学習活動は、公立学校外(場所もカリキュラムも)での活動が多く、その意味で「特殊」なのだろうと思っています。Scratchの学習における効果やその効果的な活用を考える上で、「普通の公立小学校」で「普通の子どもたち」に使ってもらうことは、研究的な意味からも需要が高いのではないかと自負しております。
#「学校」にこだわる必要はないと言われてしまうとそれまでなのですが…。(^_^;;;

私が講演した「フィジカル・コンピューティング環境を活用して豊かな未来を創る子どもたちを育てる -ScratchとPicoBoardで人と人とをつなぐコミュニケーションツール作り-」は、総合的な学習の時間で行った実践でした。分野としては、情報教育でもあり福祉教育でもあり、言葉を扱う点では国語や外国語活動とも言えるし、光や音の性質を利用する点では理科とも言えます。最終的には、ものづくりや表現する活動を通して、ヒトとは何か、コミュニケーションとは何かを考えさせる活動でもありました。その過程で、「問題を解決する力」や「思考・判断・表現」の力を身につけさせることを狙いました。20分間の講演(時間オーバーして申し訳ありませんでしたm(_ _)m)では伝えきれなかったことがたくさんありましたが、素人が一生懸命頑張ったことだけは伝わったかなぁと思っております。(^_^)
#今年はSPPに採択されなかったので、これまでのものを使いながら「何か」をする予定です。

 ワールドカフェでは、現役の先生や保護者&お子様などさまざまな立場の方々と話をすることができました。実際にPuppyで作った環境についても触っていただくことができて、細々と作ってきたCDも20枚ほど配布することができました。「子ども専用」のPCがない場合には、PuppyなどのCD/DVDブート(USBでも可)のOSで個人の環境を構築するのが最も簡単で安全だと思います。また、保護者の「お古のPC」を子どもに使いまわすとしても、実用性を考えると軽いOSが良いだろうと思っています。その意味で、潜在的な需要はあるかなという手応えを感じました。

一方で、公教育の現場にこうした環境を持ち込むことについては、導入やメンテナンスのコストを考えると、やはり難しいことを再認識させられました。ソフトウエアだけならタダで大丈夫ですが、ものにはカネがかかりますので、ハードルが高くなってしまうのです。さらには、こうした学習活動の価値を理解してもらえなければ先生方の実践には繋がりませんので、まだまだ道程は長いと言えると思います。

前途は多難ではありますが、新しい教育の可能性や方向性を考えながら、細々と実践を続けていこうと思っております。ご来場頂きました皆様とこのイベントを支えて下さった皆様に感謝しております。ありがとうございました。

2012年5月5日土曜日

Scratchから無線でモータを動かす(3)〜MacでXBee ZBの設定完了

前回までにだいぶ苦労をしたので、今回は確実な方法で行くことにします。敷居が高いと敬遠される可能性もありますが、ターミナルソフトを使ってATコマンドを叩くという地味な作業です。X-CTUでできると良いのですが、FirmwareのUpdateは無事にできるようになったものの、細部の設定がうまくいっていない様子が見られてそれ以上は使わないことにしました。この状態でmoltosenso Network Manager™ IRONで設定の続きをしようと思ったのですが、何だかうまく繋がらず、再びX-CTUでFirmwareが正しく更新されていることだけを確認して、ATコマンドでの作業を開始することにしました。

使ったのは、「CoolTerm」というフリーソフトです。書籍「XBeeで作るワイヤレスセンサーネットワーク」でも紹介されていたもので、今回のXBee ZBの設定を進めるにあたって、「きっといつか使うだろう」と考えてインストールしておいたものです。さまざまなサイトで見つけた情報も含めて何を設定しなければならないのかを検討し、最低でも以下の項目について設定をしなければならないことがわかりました。
  • PAN ID…1234 [※0001以外の任意]←送受信とも同じにする
  • 宛先アドレス(上)…0013A200
  • 宛先アドレス(下)…[送受信とも相手のユニークなアドレス]
  • Baud rate…57,600(for ATmega328)
これらの設定をするためには、まずXBeeエクスプローラUSBにXBee ZBを載せてMacに挿します。次に、CoolTermを起動して「Options」を押し、「Terminal」の「Local Echo」にチェックを入れます。こうすることによって、自分が打ったATコマンドなどが、画面上に表示されるようになります。そして、次のような手順でATコマンドを打ち込みます。
  1. (1秒間何もしない)+++(1秒間何もしない)
  2. 「OK」と表示される…コマンドモードになった
  3. 「ATID 1234」と打ってenterキーを押す
  4. 「OK」と表示される…PAN IDが「1234」に設定された
  5. 「ATDH 0013A200」と打ってenterキーを押す
  6. 「OK」と表示される…宛先アドレス(上)が「0013A200」に設定された
  7. 「ATDL(XBeeモジュールの裏側下段に書いてあるアドレス)」 と打ってenterキーを押す
  8. 「OK」と表示される…宛先アドレス(下)がそれぞれ通信相手のアドレスに設定された
  9. 「ATBD 6」と打ってenterキーを押す
  10. 「OK」と表示される…Baud rate(データ速度)が57,600に設定された
  11. 「ATWR」と打ってenterキーを押す
  12. 「OK」と表示される…すべての設定がXBeeモジュールに書き込まれた
数値なしでATコマンドを打ち込むと、どんな設定になっているのかを確認することができます。問題は、もたもたしていると10秒間でコマンドモードから抜けてしまうことです。特にATDLの設定は、何度か失敗してコマンドモードに入り直しました。1回ですべての設定をしようとすると、焦って間違えることが多くなるので、何度かに分けて作業をすると良いと思います。

ここまで来たので、次回はいよいよScratchでMBeeDuinoを動かす実験に入ります。

2012年5月4日金曜日

Scratchから無線でモータを動かす(2)〜MacでXBee ZBを設定できるか

前回に引き続いて、MacでXBee ZBの設定に挑戦しています。「デバイスタイプの変更」が現在の目標ですが、攻略の仕方を見直し、比較的安定した状態にすることができた、MikuInstallerによるWine環境を使って、X-CTUを使えるようにすることに注力することにしました。

まずは、念の為にFTDIのWebサイトからVCPのドライバ(CDM20824_Setup.exe)をダウンロードして、インストールしておきます。(何も変わらない感じだけど…)その後、X-CTUを起動して設定作業をはじめますが、たびたびいろいろいじりまくっていたXBee ZBが、まるで反応をしなくなってしまいました。試行錯誤の末、どうやら何度目かの作業の中で、ファームウェアが飛んでしまった感じでした。
#別のXBee ZBを載せてXBeeエクスプローラUSBを挿してやると、正常な反応を示したので、一つだけダメになっていたことがわかりました。(逝ってしまわれたかと思いましたが…)

そこで、ネットで調べてみると「zimudomuzidomuの日記」というブログに「XBeeファームウェアが飛んじゃったら。その対処法」という記事があるのを見つけました。この記事を参考にして、ファームウェアが飛んだ1台を初期化することにしました。タダで起き上がるのも癪なので、あわよくばこの段階でこいつをCoordinatorにしてしまおうと考えました。
#DigiのサポートWebサイトから「Firmware Updates」を選択して、XBee ZB(S2)用のFirmwareをダウンロードして使うことにしました。XCTUフォルダ内の「update/xbee_zb」フォルダに解凍したファイルを入れるだけです。

MikuInstallerでX-CTUを起動し、XBeeエクスプローラUSBをつないで作業を始めました。先の「XBeeファームウェアが飛んじゃったら…」の手順の通りに、「Always Update Firmware」にチェックを入れて、「Modem:」を「XB24-ZB」に、「Function Set」を「ZIGBEE COORDINATOR AT」にすると、Firmwareの「Version」が「20A0」になりました。次に、「Write」ボタンを押して、X-CTUがXBeeを探しているところで、XBee ZBを載せました。後はひたすら待ちます。作業の進捗状況を示す青いバーが、じっと見ていても気づかないくらい少しずつ増えていきます。XBeeエクスプローラUSBのRX/TXのLEDが、時々チカっと光ります。
#Firmwareが正常に戻ってもう一度検証した時には、XBee ZBを載せたまま、リセットスイッチを押すことを促されたところで、10秒くらい長く押して離すと先に進めるようです。(毎回同じようには行かないようで、短く何度かリセットスイッチを押してできることもありました)

終了までかなり時間がかかりましたが、これでようやくXBee ZBの1台は、Coordinatorに設定することができました。次は、通信ができるようにしたいと思います。(後少しだ…と思いたい)

2012年4月29日日曜日

カブトムシの世話(2012春)

2009年からはじめたカブトムシの飼育ですが、いろいろ試行錯誤しながら、4年目に突入する感じです。今日は、だいぶ暖かくなったのでマットの交換をすることにしました。

今回は、灯油のポリタンクなどを屋外で保管するためのコンテナで飼育をしていますが、冬場は外に出しっぱなしでほとんど世話をしていません。ときどき覗いて、マットの状態を確認して、水分が少ない時だけ少し水を霧吹きでかける程度でした。ですから、中の様子など全くわかりません。昨年度の経験から、そろそろ活動をはじめる頃だろうと思ってフンの掃除をすることにしました。

コンテナは、密閉されているわけではないのですが、中は適度な湿度を保っていて、マットの状態は比較的良い感じでした。マットの上に枯葉を敷いておいたのも良かった原因かもしれません。エサとして入れた朽木も、かなり消費されていました。コンテナに入っているカブトムシの幼虫は、前回の確認で16頭だったのですが、今回は15頭確認できました。幼虫の残骸らしきものが2頭分あったので、マットの中にまだ卵が入っていたものと思われます。

それにしても、「死んだカブトムシの幼虫は土に帰る」と聞いていましたが、本当なんだなぁということを実感しました。頭部の硬い部分だけが若干残るのみで、本体はすっかり土化していました。また、今年のカブトムシは、大きさの違いがそれほどなく、みな良い感じのサイズになっていました。これなら昨年のような、サイズの小さなカブトムシにはならないだろうと思います。

フンを取り除いたマットに、新しいマットを加えてよく混ぜて、丁寧に加水をして残った朽木にも水を含ませて入れ直しました。マットに戻されたカブトムシの幼虫たちは、勢い良く潜って行きました。残り数ヶ月。さらに大きく太って立派なカブトムシへと成長して欲しいと思っています。

脂肪腫の切除手術を受けました

3月は、卒業生を送り出すこともあって大忙しでしたが、体の変化に気づいてちょっと困っていたのもブログを書けなかった原因でした。

昨年の8月頃、右肋骨の一番下の骨の付近に小さなコブのようなものを見つけました。その時は、「こんな所に骨の奇形があったかなぁ」といったような印象で、左右を見比べてもあまり差はなく、触ってみて右の方が少し出ているかなぁという程度でした。そのまま年明けを迎えて、年始に激しい腹痛のために何度か病院に通って点滴をしてもらっていたのですが、ふと脱衣所の鏡に写った自分の体を見たとき、小さかったコブが一口まんじゅうくらいの大きさにふくれあがっているのに気が付きました。赤く腫れているとか、黒ずんでいるとか、痛みがあるとかということは全くなく、ただボコっと盛り上がっている感じです。

触ってみると、柔らかくもなくガチガチでもなく、動かせそうで動かせないような感じでした。なんだろうなぁと思いながらいろいろ調べてみると、「脂肪腫」ではないかということが分かってきました。しかし、微妙に書かれていることと私の腫瘍の状況が違ったので、不安に思いながら子どもたちに迷惑はかけられないと思って、卒業式が終わるのを待って病院に行くことにしました。

3月末に病院へ行き、かなり時間をかけて検査をしてもらった結果、筋肉の中に腫瘍があって、傷は深くなるが現状なら比較的簡単に取り出せるということで、切除することになりました。(そもそも、この手の腫瘍の良性悪性の判断は、取り出してみないとわからないとか)というわけで、4月のはじめ(始業式の2日前)に病院で手術を受けました。私にとっては初手術でした。

当日、手術前に承諾書や問診票を提出し、血圧や体温を測って手術着に着替えました。執刀医や看護婦さんたちが普通に接してくれるので、あまり緊張もしないでいられました。点滴を一本打たれたあと、手術室まで歩いて行きました。手術着を脱いで手術台に寝たところで、手術担当の助手の方から「好きなアーティスト」について聞かれました。何のことやらわからなかったので「あまりこだわりはありません」と答えたら、私の年齢から推測して好きそうな曲を用意したとのことで、手術室で音楽が聞けることを知りました。

その後、局部麻酔の注射を何本か打たれて、意識のある中で手術が始まりました。はじめは普通のメスで切開していたようですが、途中から電気メスになったので、肉の焦げた匂いがしました。(ちょっとビリビリきたので麻酔を追加してもらいました)麻酔のために痛みはなかったのですが、脇の下に近いところなのでくすぐったいのが困りました。30分くらいで手術は無事に終了しました。

帰宅して麻酔が切れ始めたので、痛み止めなどを飲みました。縫われた傷口は、予告の通り5cmくらい。筋肉を切ったので、激しい筋肉痛のような痛みと、プールで足がつった時のような痛みが体のあちこちに表れました。抜糸が終わってかさぶたが取れかかった今でも、つった後のようなコリがあって、体のコントロールが上手く出来ない感じが残っています。体の抵抗力が落ちるのか、傷口を治すことに体が集中するのか、今まで絆創膏でかぶれたことがないのに、酷くかぶれてしまって困りました。気温が激しく変化すると、急に痛くなったりすることもあります。体というのは不思議なものです。

出てきたものが脂肪の塊だったので、脂肪腫で間違いありませんでした。良性のものでホっとしました。

Puppy LinuxでリマスタCDを作る

2月に取り組んだPuppyのカスタマイズが完了し、リマスタCDが完成しました。既にあちこちで「配布希望者は連絡を…」という告知をしているところですが、5月19日・20日に行われる「Scratch Day 2012 in Tokyo」で配布する予定です。(個人でやっていますのでそれほど大量にはありませんが)

私が参加&発表するのは20日の午後13時過ぎですが、興味を持って頂ける方がいらっしゃいましたら、是非会場に足を運んで頂きたいと思います。私の発表タイトルは以下の通りです。
  • 「フィジカル・コンピューティング環境を活用して豊かな未来を創る子どもたちを育てる -ScratchとPicoBoardで人と人とをつなぐコミュニケーションツール作り-」
【概要】昨年度、小学6年生の総合的な学習の時間に「みんなの願いが実現する社会を目指して」と題した学習活動を行った。豊かな人間関係づくりのための道具を考え、ScratchとPicoBoardなどを使ってモデルを作ってプレゼン発表するという活動である。この学習活動の中で、子どもたちがどんなことを考え、どんなものを作ったのかご覧いただき、こうした活動や学習環境を普及・実現させるためにはどうしたらよいか考えたい。
 Puppy LinuxのリマスタCDの作り方は、とても簡単です。問題は、この情報を探すのがちょっと面倒なことです。「Puppy Linux 子犬の飼い方」と題する一連のWebページにカスタマイズの仕方やリマスタCDの作り方などが掲載されていますが、「しつけ方」「さらなる飼い方」「名犬に育てる」などタイトルが独特な言い回しになっています。(WebページのTitleも「Puppy Linux 日本語版」になっていて、他のページとの違いがわかりにくいです) また、タイトルの下に並んでいるタグのようなリンクをクリックすると別のページに移動するのですが、ページによってタグの並び順が違ったり、タグが全く別のものになってしまって、見たかったところへ戻るのが面倒だったりします。まぁ、ボランティア的な活動で運営されているわけですので、多くを望む方が間違えていると思うのですが、情報が整理されていた方がビジター&ビギナーに好印象を与えるのではないかと思いました。

兎にも角にも、この「(4)自分だけの名犬に育てる」を参考にしながらリマスタCDのISOファイルを作りました。作業そのものはとても簡単で、あっという間に出来上がりといった印象です。イヤまぁKNOPPIXが長すぎだということでしょうか…。これだけ簡単だと、もうKNOPPIXには戻れないやぁと思いながら作業を終えて、できあがったISOファイルをCDに焼きました。

一つだけ困ったのが、命名ルールでした。今までのノリで「Puppy4Robo」と命名しようと思っていたのですが、リマスタCDを配布する場合は、命名ルールに従わなければならないようです。本家「Puppy developer news:」の「How to name your Puppy distro」や日本語版「Puppy Linux FAQ」の「Q15:パピーをベースにした私自身のディストリビューションをリリースできますか?」を読むと、本家筋との違いをはっきりさせなければならないようなので、「Physical Computing Puppy」とすることにしました。

個別にご希望を頂いた方々には、既に配布しております。(今からでも大丈夫です)何かの機会にお目にかかれることがあれば、お声がけください。学校教育や教育分野で活用して頂けると、とても嬉しいです。

2012年4月16日月曜日

Scratchから無線でモータを動かす(1)〜MacでXBee ZB開発環境を構築する

Scratchでプログラミングをして、PicoBoard + WeDo互換にしたHelloBoardなのぼ〜どにセンサやモータなどをつないで、さまざまなものをロボット化することを考えています。これまでの成果として、Arduinoの技術を応用したHelloBoardやなのぼ〜どで、PicoBoardとWeDoの機能を実現するところまではできています。 (いつもお世話になっている@abee2さんのおかげです)
#HelloBoardやなのぼ〜どをPicoBoard+WeDo互換にするスケッチなどは、以下にあります。 Scratchも特製のものを使います。(^_^)
http://squeakland.jp/abee/tmp/NanoBoardAGWithMotor.zip(1モータ用)
http://squeakland.jp/abee/tmp/NanoBoardAGWithMotors.zip(2モータ用)

これまでは、PCと有線で接続した状態でコントロールしなければならないため、その動きには自ずから制限がありました。これを無線化できないものかと考えたのが事の発端でした。いろいろと調べているうちに、いつも買い物をしているスイッチサイエンスさんで、「MBeeDuino」というXBee無線通信とモータドライバがセットになっているArduino互換機が販売されているのを見つけました。私がやりたいと思っていたことが一度にできそうな予感がして購入してみました。

MetaBoardの成果を利用しているということなので、以前にもやった通りMacからスケッチを変更する時は、Arduino-IDEの「Upload」ボタンを押した直後にMBeeDuinoのリセットボタンを押さなければならないという煩わしさはありますが、とりあえずLチカ実験は無事にクリアしました。

無線でのコントロールは、以前に買っていた「XBee ZB」を使うことにしました。 実は、XBeeを持っていたのに一度も使ったことがないという状況だったので、どうすれば良いのか調べるところからスタートしました。いろいろと調べて回ったのですが、シリーズ1についての資料はたくさん見つかったものの、ZigBee対応のもの(シリーズ2)についてはわかりやすいものがなく、やっと見つけたのが以下のサイトでした。
ボクにもわかるZigBee方式 XBee
#むしろ「XBeeで作るワイヤレスセンサーネットワーク」を読んだ方が良いです。 

とにかく、あっちこっちにつまずきました。Funnelの成果物(funnel-1.0-r806.zip内のXBeeConfigTool)を使うと簡単そうだということがわかったのでやってみましたが、シリーズ1にしか対応していないことがわかり断念しました。シリーズ1を使っている人は、これが便利だと思います。

また、X-CTUをWineで動かすことも試みました。「~/.wine/dosdevices」フォルダ内と「~/Library/Application\ Support/MikuInstaller/prefix/default/dosdevices」フォルダ内に、シリアルポートへのシンボリックリンク(「ln -s /dev/tty.usbserial-A800*[※環境によって変化する] com10」とする)を作ってXBeeを認識させるところまでは成功したのですが、肝心なデバイスタイプの変更ができませんでした。
#Linuxならきっとうまくいくと思います。きっと…。

そんな中、twitterで「MacでXBee ZBの設定ができない」とつぶやいたところ「moltosenso」というところで開発しているX-CTU互換ソフト(moltosenso Network Manager™ IRON)があることを教えて頂きました。全て英語表記ですし、若干癖の強いソフトなので操作に戸惑いましたが、使っているうちにだんだんと使い方がわかってきました。しかし、これでもデバイスタイプの変更は出来ませんでした。
#有償のものが必要というシステムでした。

もし、これらの問題を克服してまともに動かせるようになったら、Sparkfunの「XBee Explorer USB」を使ってMacにつないで次のように設定をすれば、XBee ZBが使えるようになるはずです。(FTDIのドライバソフトがインストールされている必要があります)
#XBee Explorer USBのRSTとGNDをリセットスイッチでつないでおくと便利です。
  1. 送信側
    • Serial port…/dev/cu.usbserial-A800* [※環境によって変化する]
    • Mode…Programming radio
    • Baud rate…57,600(for ATmega328)
    • PAN ID…1234 [※0001以外の任意]←受信側と同じにする
    • デバイスタイプ…Coordinator
  2. 受信側
    • Serial port…/dev/cu.usbserial-A800* [※環境によって変化する]
    • Mode…Programming radio
    • Baud rate…57,600(for ATmega328)
    • PAN ID…1234 [※0001以外の任意]←送信側と同じにする
    • デバイスタイプ…Router/End Device
調べた結果ここまでわかりました。デバイスタイプが決まると、MY IDなどが自動で決まるのかなぁ…とか、まだまだわからないことが多いです。どうも一筋縄ではいかないようです。また時間を見つけて再チャレンジしてみます。

2012年2月25日土曜日

Puppy LinuxでArduino-IDEを使えるようにする

前回までに、PuppyJavaをインストールして、Dolittleを動かすことに成功しましたが、Arduino-IDEを使えるようにしてPuppyのリマスタCD(Puppy4Robo)を作ってしまおうと考えて作業を進めています。

Arduino-IDEでプログラミングしてArduinoに流しこむためには、それぞれの過程で必要なものがたくさんあります。まずは、前回インストールしたJREをJDKに置き換える作業を行いました。Javaのダウンロードサイトからダウンロードした「jdk-6u31-linux-i586.bin」を「/usr/java」フォルダ内で解凍します。すると、「jdk1.6.0_31」という フォルダができあがって、必要な実行ファイルやライブラリ類などが現れます。このままでは動かないので、「/usr/bin/」内で「ln -s /usr/java/jdk1.6.0_31/bin/java java」としてシンボリックリンクを作ります。これで、Javaが使えるようになります。

次に、日本語フォントを設定します。「/usr/java/jdk1.6.0_31/jre/lib/fonts/」の中に、mkdirで「fallback」というフォルダを 作って、その中に「ln -s /usr/share/fonts/default/TTF/M+1P+IPAG.ttf M+1P+IPAG.ttf」としてシンボリックリンクを作りました。これで日本語表示も問題なくなりました。

この状態でもArduino-IDE自体は起動するのですが、使える状態ではありません。できるだけ簡単に使えるようにしたいと考えて探しまわっていると、「arudino-ubuntu-lucid-i386-debs.tar(※私の間違いではありません)」という便利なものがあることを知りました。(Puppy Linux Discussion ForumのHow to Install Arduino on Lupu-500に詳しく書かれています)早速ダウンロードして、片っ端からインストール(debファイルをクリックするとインストールするか聞かれるので指示に従う)してみました。すると、「gcc-avr」だけはどうもうまくインストール出来ませんでした。

 そこで、gccのdebパッケージを探すことにしました。Debianパッケージサイトから安定していて、バージョン番号が揃いそうなところを選んでダウンロードしました。インストールしたものをインストール順に並べると以下のようになります。
  1. cpp-4.3_4.3.2-1.1_i386.deb
  2. gcc-4.3-base_4.3.2-1.1_i386.deb
  3. gcc-4.3_4.3.2-1.1_i386.deb
  4. gcc-4.3-locales_4.3.2-1.1_all.deb
  5. gcc-avr_4.3.2-1.1_i386.deb
これをインストールすると、Arduino-IDEでプログラムしたものをコンパイルして、Arduinoに流しこむことに成功しました。(Lチカも確認できました)これで、Puppy4Roboの完成が見えてきました。

2012年2月23日木曜日

Puppy LinuxでJavaソフトを動かす

前回は、Puppy LinuxScratchを動かすところまでできましたが、Javaをインストールして、DolittleArduino-IDE、Processingなどを動かせたら4Roboとしても申し分ない状態になるので、それをめざして実験を続けてみました。

はじめに、PuppyパッケージマネージャからJava関連の物を探しましたが見つからず、OpenJDKで何とかならないかと思っていろいろとやってみたのですが埒があかない感じだったのでこちらも断念しました。そこで、初心に返ってOracleのJavaを使うことにしました。
#「[Puppy]Javaのインストール」に詳しいので参考にしてください。

Javaのダウンロードサイトから、Linux用の自己解凍版をダウンロードして、「/usr/」の中に、mkdirで「java」フォルダを作ってその中で解凍します。すると、「jre1.6.0_x(xはバージョン番号)」というフォルダができあがって、必要な実行ファイルやライブラリ類などが現れます。このままでは動かないので、「/usr/bin/」内で「ln -s /usr/java/jre1.6.0_x(xはバージョン番号)/bin/java java」としてシンボリックリンクを作ります。

ここまでで、debパッケージのdolittleをインストールして動かしてみましたが、文字化けして何が何だか訳がわからないものの、起動することには成功しました。

あとはフォントの設定だけなので、以前にやったことを生かして 「/usr/java/jre1.6.0_x(xはバージョン番号)/lib/fonts/」の中に、mkdirで「fallback」というフォルダを作って、その中に「ln -s /usr/share/fonts/default/TTF/M+1P+IPAG.ttf M+1P+IPAG.ttf」としてシンボリックリンクを作りました。これで、日本語表示も問題なくできるようになります。

今回の作業でJREの設定が出来ましたので、JDKのインストールも難しくないかもしれないと思っています。Arduino-IDEなどのインストールまでにはもう少し時間がかかりそうですが、少しずつ作業を進めていきたいと思います。

2012年2月21日火曜日

Puppy Linuxで子ども向けフィジカル・コンピューティング環境を構築する

これまで、KNOPPIX 6.0.1で作ってきた子ども向けフィジカル・コンピューティング環境(Scratchと各種マイコンボードの組み合わせ)でしたが、USBメモリの扱いがイマイチなので、他のLinuxを使うことを検討していました。以前は、Mint 12でやってみましたが、1.起動が遅い、2.カスタマイズドCD作りが面倒、3.日本語化がかなり不完全、という理由で別のものを探していました。

PC自体がかなり古いし、ハードウエアが特殊(?)なので、うまく動くものがなかなか見つからなかったのですが、以前からサイズの小ささで注目していた「Puppy Linux」でdebパッケージがインストールできるようになったという噂を聞いて、試して見ることにしました。

早速、Puppy Linux日本語版ダウンロードサイトから5.1.1-01jのISOイメージファイルをダウンロードして、CDに焼いて古いPCで起動するか確認しました。こちらは難なく成功。第1段階クリアでホッとしました。はじめにつまずいたのは、HDDへのインストールでした。取りあえず、情報を求めて探してみるとAZISATOさんのブログに詳しい手順が載っていたので、参考にさせて頂くことにしました。
これでようやく使えるようになりました。しかし、debパッケージのインストールまでには、まだ克服しなければならないことがありました。debパッケージをクリックするだけでインストール作業をしてくれるらしいことはわかったのですが、何も変化が無いのでどうやら失敗している様子。詳しく調べてみると、必要なライブラリ類が十分に揃っていないことがわかりました。とするとインターネットに接続しなければなりません。自宅に持ち帰ってネットにつないで作業を続けました。

 ネットへの接続は、自宅のサーバ経由で簡単に出来ました。次に、画面左下の「メニュー」から「セットアップ」とたどって、「Puppy パッケージマネージャ」を起動しました。「PETgetパッケージマネージャの設定」をクリックして、データベースを「ただちに更新」しました。(「パッケージレポジトリ」は「puppy-4-official」以下のすべてにチェックを入れました)そして、「dpkg」を検索すると「dpkg-1.15.3.1-w5c」が見つかったので、これをインストールしました。それから、Scratchのdebパッケージファイルをクリックしてインストールしました。今度は、うまく行った感じがしたので、「メニュー」→「ユーティリティ」→「Scratch」とたどって起動を試みましたが起動しません。どうやら、実行ファイルやプラグインファイルのパーミッションの設定がダメなようです。

そこで、デスクトップ上の「端末」を開いて、「/usr/lib/scratch/」内の実行ファイルや「Plugins」内のファイルを「chmod」して実行できるようにしました。これでもまだダメなので、「/usr/bin/scratch」をviで開いて「-vm-sound-pulse」を「-vm-sound-ALSA」に変更しました。これで何とかScratchを動かすことに成功しました。もう少し作業は必要ですが、ここまで出来れば後はそれほど難しくないと思います。

次は、Javaの開発環境をインストールして、DolittleArduino-IDE、Processingなどを動かしたいと考えています。

2012年2月18日土曜日

市販のLEGOをロボット化する実験

気がつけば、何も書かないうちに2月も半ばを過ぎていて、ちょっと慌てて1つだけ今やっていることを書いておきます。LEGO WeDoで使ったUSBハブとモータを使って、既存のLEGOブロックで作った物を動かすことはできないか、実験をはじめたところです。

手始めに、LEGOの青バケツに入っていた車輪などをつかって車らしきものを作り、WeDoモータでプロペラを回して進むかどうかやってみました。(制御ソフトはScratch 1.4を使用しました)青バケツに入っていた小さなプロペラを回しただけでは何も起きないので、直径6cmのDCモータ用のプロペラを加工して取り付けてみました。それでもダメなので、Amazonで購入したCrazy Action Contraptionsの部品を使ってプーリーを組み、回転数を上げて実験を続けると、プーリーを2段にしてプロペラを回転させたところでわずかに動きました。どうやら、構造が複雑になるほど重たくなるために、うまく動かないのだということがわかりました。また、この方法だと例え動いたとしても、静止や左右旋回などのコントロールが難しいので、あまり実用的ではないと判断しました。

次に、Crazy Action Contraptionsで車らしきものを作って、WeDoモータで動かしてみました。はじめは、プーリーで回転数を上げたものをそのまま使ったので、勢いよく飛んでいってしまいました。そこで、逆に回転数を下げて制御しやすい速さに調整しました。すると、前後へ細かく動かすことができるようになり、とても扱いやすくなりました。

 そして、いよいよ一番やりたかった、2つのWeDoモータで車を制御する実験を行うことにしました。Scratchは前回も使わせて頂いた@abee2さんカスタマイズの「NanoBoardAGWithMotors」を使いました。モータが大きくてかさばるので作り方に工夫は必要ですが、前後進だけでなく、左右回転もスムーズに動くものを作ることができました。これなら、子どもたちに作らせることも可能だと思いました。

これからSPPに応募するのですが、並行して来年度の活動をどんなものにしようか思案している最中です。(イヤ、締切間近なので急がないと…)

2012年1月22日日曜日

NanoBoardAGで2つのモータを動かす

前回NanoBoardAGWithMotorsHelloBoardなのぼ〜どをつないでモータが動くかどうか実験をしましたが、今回は、2つのモータを同時に動かすことが出来るかという実験をしてみました。

この実験には、以前に作成したHelloBoard用モータドライバモジュールを使おうと思ったのですが、これには設計上の問題があることがわかっています。このモジュールでモータを動かすことはできるのですが、センサボードに過度な負担をかけてしまうのです。また、PWMによるパワーコントロールにも対応していませんでした。今回の実験では、このモータドライバモジュールを設計し直すことを目標として、動作確認をすることにしました。

はじめに、HelloBoardで実験をしました。モータAをTA7291SG(モータA用)の3番と7番ピンに接続します。HelloBoardの「D3.PWM」をTA7291SG(A)の8番ピン(制御電源=Vref)につなぎ、「D2」と「D7」を9番と1番ピンにつなぎました。次に、モータBをTA7291SG(モータB用)の3番と7番ピンに接続します。HelloBoardの「D9.PWM」をTA7291SG(B)の8番ピン(制御電源=Vref)につなぎ、「D8」と「D12」を9番と1番ピンにつなぎました。そして、両方のTA7291SGの2番ピン(ロジック電源=Vcc)を「5V」に接続し、そこからさらに抵抗を介して6番ピン(出力電源=Vs)に接続しました。最後に、両方の5番ピンを「GND」に接続して終了です。

この状態で、両方のモータを動かしてみましたが、問題なく動いてくれました。スピードコントロールも問題ありませんし、正逆回転も正常に動きました。片方ずつ動かしてみたり、急に正逆を変えてみたりといろいろやってみた結果、2番と6番の間に入れる抵抗は、4.7Ωでは抵抗が熱くなりすぎることがわかりました。そこで、1Ωや2.2Ωで試してみたのですが、2.2Ωでも過酷な使い方をすると少し熱くなることがわかったので、1Ωでやることにしました。
#センサボードは、1Ωでも落ちることはありませんでした。

今度は、この環境でなのぼ〜どでも動くか実験をしました。モータとの接続はそのままにして、なのぼ〜どの「9」をTA7291SG(A)の8番ピン(制御電源=Vref)につなぎ、「7」と「8」を9番と1番ピンにつなぎました。なのぼ〜どの「10」をTA7291SG(B)の8番ピン(制御電源=Vref)につなぎ、「5」と「6」を9番と1番ピンにつなぎました。そして、両方の TA7291SGの2番ピン(ロジック電源=Vcc)を「5V」に接続し、そこからさらに1Ωの抵抗を介して6番ピン(出力電源=Vs)に接続しました。最後に、両方の5番ピンを「GND」に接続して終了…と言いたいところですが、なぜか「5V」のとなりの「GND」に接続しないと(他の「GND」に接続したのでは)動きませんでした。

今回の実験で、いずれも快適に動くことがわかりました。ロジック電源と出力電源を1Ωの抵抗でつなげば実用的なモジュールが作れることもわかりました。しかし、HelloBoardとなのぼ〜どは、ピン互換性がないため同じモジュールを載せて使うことができません。それぞれ専用のモジュールを作るか、何かうまい方法があるか考えて設計してみようと思います。

2012年1月16日月曜日

NanoBoardAGでSensorBoardからモータを動かす

ちっちゃいものくらぶなのぼ〜どを使って、モータを動かすのがちょっとしたブームになっているようなので、私も参加してみることにしました。
#備忘を兼ねて、環境整備から記述しておきます。

まず、オープンになっているScratchを2モータ対応に改造して頂いた「NanoBoardAGWithMotors」を自宅のMacで使えるようにします。ダウンロードした.zipファイルを開いて「NanoBoardAGWithMotors.image」ファイルを既存の「Scratch 1.4」と同じフォルダに入れます。そして、「Scratch(.app)」を複製して適当な名前をつけます。この「内容を表示」して「info.plist」を編集(NanoBoardAGWithMotors.imageから起動するように)すると、Macのアプリとして使えるようになります。

次に、Arduino-IDE 1.0からNanoBoardAGWithMotors付属のスケッチを、なのぼ〜どに流し込みます。ここでちょっとつまずいたのですが、エラーメッセージを見ると「pins_arduino.h」が見つからないと言っていることがわかりました。「boards.txt」を見ると、他のボードには、「(ボードの種類).build.variant=standard」というような一行がありました。そこで、以前に設定したものに「atmega8o.build.variant=standard」という一行を加えました。すると、書き込みが完了したというメッセージが出るようになりました。
#それでも、なんか変なメッセージが表示される…。

これで準備万端と思って、TA7291SGとつないでモータを動かそうとしましたが、何だか動きが変なのです。そこで、これまで動作実績のあるHelloBoard(helloboardv2motor.pdeを使用)から動作確認をすることにしました。
HelloBoard TA7291SG 端子記号
+5 2 Vcc
+5 6(2とジャンパ) Vs
D3 8 Vref
GND 5 GND
D7 9 IN1
D8 1 IN2
Motor1 7 OUT1
Motor2 3 OUT2
この状態で、NanoBoardAGWithMotorsから制御しようとすると、何だか思い通りには動いてくれません。そこで、ちょっとつぶやいてみたところ、いつも助けて頂いている@abee2さんから「HelloBoard用のスケッチを作ってなかった」というお返事を頂いたので、ブログを書きながら待つことにしました。しばらくすると、出来上がりのお知らせがあったので、NanoBoardAGWithMotors.zipに同梱して頂いた「HelloBoardAGWithMotors.pde」をHelloBoardに流し込んで動作確認してみました。いやいや、お見事という他ありません。これで、バッチリ動作します。
#調子に乗って勢い良く回していると、HelloBoardが過電流でダウンすることがあります。

なのぼ〜どの方は、どうもうまくNanoBoardAGWithMotors付属のスケッチが流し込めていなかったようなので、純正の「書込装置(AVRISP mkII)」を使ってやってみました。今度は変なメッセージが出ることもなく、なんとなくうまく行った感じだったので実験を続けると、これも問題なく動作してくれるようになりました。

実はこれまでの動作実験は、モータとドライバの配線が面倒だと感じていて、モータにドライバを付けてしまおうと考えて実験をしていたのでした。モータに接続する7番&3番ピンの間隔が丁度よい感じで満足しています。0.1μFのセラミックコンデンサは、見た目が大きくて自己主張が強い感じ。VccからVsへは、ジャンパではなく4.7Ωの抵抗でつなぎました。この方が安定して動いてくれます。(特に計算をして決めたのではなく、自宅にあった一番抵抗値の低いものをつけただけです)次は、2つのモータを同時に動かす実験をしてみたいと思います。

2012年1月5日木曜日

古いラップトップPCにMint 12を入れてみる

2004年に(独)情報処理推進機構(IPA)が公募した「学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての実証実験」に(株)アルファシステムズさんに誘われて参加しました。その際に頂いたラップトップPC(SHARP メビウス:Athlon XP-M 2000+搭載)は、現在もフィジカル・コンピューティングの授業研究に活用させて頂いております。今までは、KNOPPIX 6.0.1で動かしていたのですが、USBメモリの取り扱いがイマイチ(マウント/アンマウントが面倒だったり、それを繰り返しているとマウント関係がおかしくなるという不具合がある)なので新しい環境を構築し直すことを考えました。とは言え、古いPC故に動くものが限られているため、何でもOKという訳には行きません。条件は、(1)このPCで快適に動く、(2)debパッケージがインストールできる、(3)子どもたちにとっても使い勝手が良い、の3つとしました。そこで白羽の矢を立てたのが、LinuxMint 12でした。

LinuxMintは、私が使っているUbuntuやKNOPPIXと同じdebian/GNU Linuxの仲間で、Ubuntuをベースに作られています。最新のLinuxMint 12のCD版isoファイルを、本家のダウンロードサイトからダウンロードしてCDに焼きました。件のPCにはCD-ROMドライブしか付いておらず、ライブCDの部屋にあるような、豪華DVD版は使えないのです。

 実は、他にもPuppyDSLなどを候補として考えたのですが、パッケージ管理が特殊だったり最新版がちょっと古い感じだったりするのでやめました。一方で、この古いPCで最新のものが動くのかという疑問もありましたが、チャレンジしてみることにしたのでした。

はじめにCD-Rから起動を試みた時には、起動はしているようなのですが、ディスプレーに何も表示されませんでした。あっちこっち弄ってみましたが、徒労に終わりました。この間、起動カウントダウン中に、マウスクリックや矢印キーを押すと、別の起動メニューが選べることを知りました。そこで、「(compatibility mode)」となっている方を選んで起動すると、かなり時間はかかりましたが、無事にデスクトップを表示してくれました。

後は、ネットワークの設定をしてデスクトップに並んでいる、「Install Linux Mint」でHDDにインストールするだけです。それなりに時間はかかりましたが、スムーズに終了しました。とは言え、デフォルトのままだと日本語環境が貧弱なので、「ソフトウェアの管理」から「scim-anthy」と幾つかのIPAフォントやTakaoフォントをインストールしました。続いて、OpenJDK(フォントの設定をしました)やWineをインストールして、いつものScratchやDolittleをインストールしました。自分が普段使っているPCには、LibreOfficeも入れました。動作確認も今のところすべて問題なしです。使用感としては、今までのKNOPPIXよりもたもたした感じはあるのですが、使えないレベルじゃないのでよいかなといったところです。