2014年2月26日水曜日

音楽クラブ最後の発表

先週の金曜日(2/21)に、音楽クラブ(金管バンド)の本年度最後の発表を無事に終えました。

これまで、学校内で発表していなかった曲を含めて3曲の発表をしましたが、私が今の学校に赴任してから今までで一番多くの曲を演奏したことになりました。朝練習や放課後練習をたくさん行える環境にない中で、休み時間をやりくりし、短期集中で放課後練習にも取り組んで仕上げてきた曲を、校内の子どもたちに聴いてもらう機会として毎年行っています。

1曲目は、運動会の行進曲としても使った行進曲アレンジの「ヘビーローテーション」。これは長いこと練習をしてきた曲だけに、演奏のレベルがだいぶ上達し、つかみの曲として十分に観客を引きつけることができるまでになりました。

2曲目は、ディズニー映画「ピノキオ」で使われた「星に願いを」。音の重なりが複雑で不協和なところが多く、音が取りにくい上にスローテンポ。チャレンジするのに覚悟が必要な楽曲です。私自身も、この曲は力がついていると実感した時にしか取り組まない曲で、過去に2回程度しか演奏させたことがありません。そんな曲を、音取りに四苦八苦しながらも何とか吹きこなせた子どもたちには、心から拍手を送りたい気持ちになりました。

3局目は、本年度最後に取り組んだ、南国の雰囲気を強く感じさせてくれる「風になりたい」。歌唱力のある歌手が歌う歌を器楽で演奏するときは、その雰囲気を損なわないように演奏しないと観客にがっかり感を残してしまいます。難しい曲で耳を鍛えた子どもたちは、音取りもかなり早くできるようになり、演奏に迫力やノリが加えられるようになって、とても良い演奏が出来ました。

これで、無事に本年度の音楽クラブの発表は全て終了しました。最後の発表は、諸々の都合で音楽室で行ったのですが、入りきらないくらいたくさんの子どもたちが聴きに来てくれました。今週、最後のクラブの時に楽器のメンテナンスをしてすべての活動が終了となりますが、これまで大変な練習にもよく耐えてがんばってくれた子どもたちの「音楽を愛する心」に敬意を持ち、これからの成長と活躍に期待をし、微力ながらこれからもその支えになれればと思っているところです。