2016年12月30日金曜日

今年やりたかったこと(来年へ持ち越すこと)

月日の経つのは早いもので、もう年末を迎えております。今年は、3月までの激務の後、4月に結石にやられ、その後2ヶ月間苦しみました。同じ時期に勤務校の図書管理システム(RoRで動いている)と格闘もしました。
(いろいろあって詳述を避けます。)

その後は、行事と校務に追われながらも、来年度の準備に取り掛かったりリフレッシュ休暇の計画を立てたり予約をとったりと、順調になってきました。総合的な学習の時間のカリキュラム作り(研究助成の対象になっている)という大きな仕事が残っていますが、大方の目処はついているので、後は作ったものを文章で繋いでレポートに仕上げるだけです。

ここに来て、ふとやりかけていた諸々に気づいて立ち止まってみました。以下に今年やりたくてできなかったこと=来年には取り組みたいことをまとめてみます。

1.フィジカル・コンピューティングWebサイトの更新
私の「教材研究室」です。2012年にサイト自体を整理し直して以来、更新が途絶えたままです。更にいろいろなものを作ったまでは良かったのですが、諸般の事情により活かすことができない状態になっています。せめて、作ったものだけでも日の目を見る状態にしておきたいと思っているのですが、使われることがないと思うとモチベーションが上がらず、放置のままでした。現状を悲観せず、何かの役に立つかもしれないという淡い期待を込めて、更新を目指したいと思います。

2.Raspberry PiIchigoJamの教材研究
教材というのは、何でもそうなり得る要素を持っています。しかし、本当に教材として成り立たせるためには、それなりの手順や準備、カスタマイズなどが必要です。私はこれを調理に例えて「素材を調理して料理(教材)にする」と言っています。素材の良さを引き出し、教材として成り立たさせるには、教師の腕前が試されます。この2つのマイコンボードは、様々なところで活用されていて、教育分野に関しても活用事例が増えていくことと思われます。毎度のことながら「オタクの道楽」との批判を受けないためにも、地に足の着いた活用例を示していけたらと思っています。

3.Scratchなどで教材を作る
プログラミング教育必修化の流れもありますが、先生方にプログラミングを体験してもらいたいという思いがあります。教育実習生を相手に、Scratchで作った教材を使った授業を提案し、実際にやってもらったことがありますが、アイデアを形にする方法として、プログラミング的な手法を用いることを学んでほしいのです。はじめのうちは、先生方のアイデアを私がプログラミングで実現し、段々と先生方自身ができるようになってもらうということでも良いと思っています。(私に大した技術がないことが最大の問題ですが…。)

さて、以上3つが今年の課題として残りました。他にもまだまだやりたいこと(Arduinoでいろいろ実験したり、LPC810でいろいろ作ったり…)はあるのですが、あまりあちこち手を付けようとしないで、少しずつでも確実にやっていけたらと思っています。

何か報告できることがあったら、またこのBlogなどを利用して情報発信しようと思います。1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

2016年11月14日月曜日

Linux Mintを17.3から18にしてプリンターで印刷ができるようにする

2回にわたってLinux Mint 18ネタを続けてきましたが、これまでLinux Mint 17.3で動かしていた自作PCを、使いやすくなった18にアップグレードしてみることにしました。

Linux Mint 17.3から18へのアップグレードは、「mintupgrade」という簡単なツール(作業は、それほど簡単ではないけど…)を使えば良いことがわかったので、これを使って作業をします。幸い、詳しいアップグレードの仕方を解説したWebページがあったので、参考にしながら作業を進めました。
#「リナックスミントを使おう」の「Linux Mintの更新」がとてもわかり易かったです。

まずは、Linux Mint 17.3の「アップデートマネージャ」でアップデートを済ませ、「端末」の設定(「編集」メニューから「プロファイルの設定」→「スクロール」タグ)で、スクロールを「無制限にする」にチェックを入れたら準備完了です。使うコマンドは、以下の通りです。

$ apt install mintupgrade
$ mintupgrade check
$ mintupgrade download
$ mintupgrade upgrade
$ sudo reboot

これで、Linux Mint 18で起動します。かなり時間がかかります。

次に、プリンターの設定をして、テストプリントをするところまでやってみます。うちの環境では、プリンターがAirMac Expressでネットワーク共有されているのですが、とても簡単にできました。
#「ビバ!Linux」の「コマンド不要!Linux Mintのモダンなプリンター設定方法」を参考にしました。更に詳しい情報は、「Ubuntu Japanese Team Wiki」の「UbuntuTips/Hardware/UsingPrinter」に書かれています。

プリンターの追加は、まずデスクトップ下のMintメニューから「システム」→「プリンター」と選択し、プリンターの設定画面を表示させます。「+追加」をクリックすると、つながっている(必ずしも使えるとは限らない)プリンターが一覧表示されます。今回は、AirMac Expressでネットワーク共有されたプリンターを使ったので、「ネットワークプリンター」から選択しました。

後は、プリンタードライバーを自動的に探してくれて、難なく設定が完了しました。テストページを印刷するかどうか聞かれるので、テストページを印刷してみると、無事にテストページが印刷されました。以前は、Linuxでプリンターを使うのが大変だったけど、こんなにも簡単になったのかと思うと感無量です。

2016年11月11日金曜日

Linux Mint 18でフィジカル・コンピューティング環境を整える

前回、acerの古いサブノートにLinux Mint 18を入れるところまで完了しました。インストールの段階で日本語を選択しておいたためか、日本語入力もデフォルトでできるようになっていました。(感激!)今回は、それ以外のことについて設定をしていきます。

例によって、Linux Mint 18のISOファイルの公開以降、アップデートされたパッケージをインストールする作業からはじめました。(これは、ちょっと時間がかかります)

$ sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade

次に、「ソフトウェアマネージャ」を使って「Scratch」と「Arduino」を検索して、インストールします。(ついでに「eToys」も)このあたりは、いつもの作業なので簡単に終了しました。

さらに、「Dolittle」と「Processing」をインストールするために、Firefoxを起動してネットで検索しました。ここでつまずきました。Firefoxの設定で、デフォルトの検索エンジンが「DuckDuckGo」とかいうのになっています。(関係者様ごめんなさい…)これを、使い慣れた「google」に変更することにしました。
#「狸おやじのLinux備忘録」さんの「Linux Mint 17 MateのFirefoxのデフォルト検索をGoogleに」を参考にしました。

これで、DolittleもProcessingもすぐに見つけ出すことができました。(Dolittleは、いつもお世話になっている「勝手にDebianパッケージ」から、debファイルをダウンロードして使わせていただきました)

Dolittleのdebファイルは、ファイル上で右クリックして出てくるメニューから「GDebiパッケージインストーラー」を選択して開いて、インストール作業をしました。(これは簡単で良い!)Processingのアーカイブファイル(.tgz)は、デスクトップに展開して(とりあえず)使えるようにしました。動作確認も問題なくできました。
#Dolittleは、Ver.3.xになっていくようで、今後の展開が楽しみです。

ちなみにこの作業は、acerの古いサブノート(ASPIRE one)のメモリモジュールを、2GBのものに換装する(Atomで32bitなので、これが最大)作業の中で行ったものです。こんな古いものに投資する意味とか、聞かないでくださいね。(^^;;;

2016年11月6日日曜日

acerの古いサブノートにLinux Mint 18をインストールする

これまで、フィジカル・コンピューティングを小学校の教育活動に持ち込む研究(←サービス終了につき閲覧不可)の中で入手したacerの古いASPIRE oneにLinux Mint 16を使ってフィジカル・コンピューティング環境を構築していたのですが、これを18にアップグレードするべく作業を開始しました。

当たり前のことですが、CD/DVDドライブのないサブノートのOSをアップグレードするのですから、DVD-ROMイメージ(.iso)を使ってインストールDVDを作っても意味がありません。これまで、imageファイル(.img)からブータブルUSBメモリを作った経験はあったのですが、ISOファイルでも同じようなことができるのか調べてみました。すると、同様の手順でブータブルUSBメモリを作っている記事を見つけました。
#「re:inventing the wheel」さんの「MacOSX上でISOファイルからインストールUSBディスクを作る」を参考にしました。

基本は、「diskutil」コマンドと「dd」コマンドを使う、時間はかかるけど単純な作業。ということで、まずはLinux Mintのサイトから現時点での最新版「Linux Mint 18 "Sarah" - MATE (32-bit)」のISOファイルをダウンロードして、手近にあった2GBのUSBメモリを使ってブータブルUSBメモリを作ることにしました。

備忘を兼ねて、手順と使用コマンドをまとめておきます。(はじめに、「ディスクユーティリティ」を使ってFATでフォーマットしました)

$ diskutil unmountDisk /dev/disk2
$ sudo dd if=linuxmint-18-mate-32bit.iso of=/dev/rdisk2 bs=4m
※「disk2」の前の「r」は、高速にするため。「bs=4m」は、1回毎の書き込みブロックサイズを指定して、「4MB」にしている。(前がそうだったから4mにしただけで、特に根拠はない)
$ diskutil eject /dev/disk2

これでLinux Mint 18のブータブルUSBメモリが完成しました。これをASPIRE oneに挿して起動すると、無事にLinux Mint 18が起動してくれました。16からのクリーンインストールを目指して、インストール作業開始。
#インストールは、「LinuxMint 18: LinuxMint 18をインストールする」を参考にしました。

とりあえず、ここまででLinux Mint 18で動かすことができるようになりました。フィジカル・コンピューティングができるようにするためには、もう少し時間がかかりそうですが、時間を見つけて作業をしたいと思います。

2016年10月30日日曜日

カブトムシの世話(2016秋)其の2〜カブトムシの幼虫を迎え入れる

子どもたちとともに環境整備をしてきたカブトムシファームに、再び幼虫を迎え入れることになりました。昨年は、運動会前の10月10日でしたが、少々慌ただしかったので、今年は、運動会などの行事が終わって一段落した10月30日とさせていただきました。

とは言え、少々寒くなってからのカブトムシの幼虫探しはなかなか大変で、見つかったのは15頭。昨年より数は少なかったですが、まるまると太った3齢虫でした。これを、勤務校に持ち帰り、2箇所のカブトムシファームに放して、無事に育つことを願って帰宅しました。

次に、自宅でコンテナ飼育をしているカブトムシの世話をしました。荒目のクヌギマットの中に大量のフンがあり、かなり好んで食べていたことがわかりました。マットをふるいにかけながらフンを取り除いていくと、底の方の古いマットには近寄っていないことがわかりました。 マットが土のようになって、栄養が不足しているか、食べごたえがない状態になっているのだと思いました。そこで、古いマットを半分以上外に出し(植物の栽培に使う予定)、残りのマットに新しいクヌギマットを混ぜて丁寧に加水し、カブトムシたちを戻してやりました。その数19頭。3齢虫ではあるものの、サイズ的には小さいものが多い印象でした。

さて、これから寒くなるとカブトムシの幼虫たちは冬眠に入ります。それまでの間に、たくさん食べて大きくなってくれることを願っています。

2016年9月15日木曜日

カブトムシファームのお手入れ〜学校の学習林にカブトムシを

自宅のカブトムシの世話が終わったので、昨年度から取り組んでいる勤務校のカブトムシファームの状態を確認しました。
(幼虫をいただけることになったので、その準備も兼ねて)

もともと土質が悪いことは承知していたのですが、昨年の今頃に、土中に埋めた腐葉土があまり分解されておらず、ほとんど埋めた時の状態と変わっていませんでした。大きなミミズは出てきましたが、それでも数は多くありません。昨年度より深く掘ると、よくわからない植物の根やガラス、ビニール、針金、石、コンクリート片などのゴミが大量に出てきました。

これではカブトムシがかわいそうではないかと思い、土ごと入れ替えたいとも思いましたが、この土自体が廃棄物となってしまうのは避けなければなりません。仕方なく、ゴミを取り除き、腐葉土と土をよく混ぜ合わせ、クヌギの間伐材も入れてカブトムシの幼虫を迎える準備をしました。

この作業の中で、14〜5頭のカブトムシの幼虫(1〜2齢虫)を見つけました。昨年度は0頭(見つかったのはカナブンの幼虫だけ)だったので、大きな進歩と言えるかもしれません。ただし、2箇所のカブトムシファームのうち、イチョウの木の下の方は、1頭しかいませんでした。やはり、イチョウは嫌いと見えます。

とは言え、勤務校のカブトムシ飼育2年目に突入です。一緒に取り組んでくれる先生も増えてきたので、私の趣味ではなく(笑)学習環境を整備する一環として、ノウハウを貯めていきたいと思います。

2016年9月11日日曜日

カブトムシの世話(2016秋)〜クヌギマットのお手入れ

前回の世話から1ヶ月が過ぎ、そろそろ成虫がいなくなったところ。(まだ生きている1頭は、別の飼育ケースで飼育中)全部出して数えてみたわけではないけど、成虫になったのは、18頭くらいだったかな?という感じ。メスも多く見られたので、たくさんの産卵を期待しておりました。

まずは、コンテナの中身をひっくり返して幼虫の状態をチェック。1〜2齢虫くらいの大きさの幼虫が、20頭程度。おや?ちょっと期待はずれ。マットの状態があまり良くなかったのか、例年よりも気温が高すぎたか、既に共食いによって淘汰されたか…。いろいろ考えましたが、少数精鋭とも言いますから気持ちを切り替えて育てていくことにしました。

コンテナの中のマットを大きくかき混ぜて一度柔らかくしました。卵が混じっているといけないので、小石くらいのマットの塊はそのままにして、大きなものは少し砕いて戻しました。その上から、完熟マット10Lとクヌギマット10Lを丁寧に混ぜて加水して敷き詰めました。クヌギでできた餌入れや朽木も加水して、中に入れておきました。
#そろそろコンテナが古くなってきているので、買い替えどきかもなぁと思っています。

大きくなったものは、朽木やクヌギのマットを食べてもらい、小さいものは今までの細かいマットを食べてもらうということで、棲み分けをさせたいと考えています。この状態で食べ具合をチェックしながら冬に向けて育てていきたいと思っています。

今年もカブトムシの幼虫をいただける話になり、勤務校のカブトムシファームの手入れもしなければと思っているところですが、中をひっくり返してみてどうなっているかを調べ、腐葉土を足してカブトムシに良い環境を作っていけたらと思っています。
#近くにあるイチョウが銀杏を落とすので、これが厄介で困っています。

学習環境として機能するようになるには、更にもう少し手入れが必要で、継続的な世話が欠かせません。これが教員の仕事なのかと問われると、正直言葉が出ませんが、こういう仕事も学校教育には必要なのだと思っています。
#何より人手が必要です。

2016年8月4日木曜日

オカヤドカリとカブトムシの世話(2016夏)

先日twitterでオカヤドカリの抜け殻を公開しましたが、まずはその顛末をまとめておきます。

オカヤドカリの抜け殻を見つけたのは、6/26。暖かくなってきたので、飼育水槽のまわりを覆っていた保温シートをはずしたのですが、そのタイミングがまさに脱皮直後の状態だったわけです。あまりにもキレイに脱皮しているので、オカヤドカリが死んでしまったのかと思いました。しかし、よく見ると背中から腹にかけての部位が見当たらず、死体としては不自然なところがありました。真横にあった貝殻の中にオカヤドカリがいるのは確認できましたが、共食いをしているのか殻を食べているのか判断がつきませんでした。

決め手にしたのは、「目」でした。脱皮殻には目の黒い部分がなく、死体なら目がなくなることはないだろうと判断。急いで写真だけ撮って貝殻に閉じこもっているオカヤドカリの近くに返しました。それから数日間は、脱皮殻と貝殻にこもったオカヤドカリの位置が全く変わらず、「余計なことをして寿命を縮めたか」と思ったのですが、4,5日くらい経った頃から徐々に脱皮殻が少なくなっていき、1週間で食べきったようでした。更に2日くらい同じ所にいて、その後は自由に動き回るようになりました。

貴重な生態を観察することができて、とても嬉しく思いました。後日、別のオカヤドカリが宿貝探しをしているところに遭遇し、短時間裸の状態も観ることができました。ただ、これは喜んでいられる状況ではないので、急いで貝殻置き場を手近にあったはがきなどで覆い、外から見えないようにしてやりました。しばらくしてチラと覗いてみると、尖った大きな貝に入って過ごすようになっていました。ひと安心と思ったら、翌日には元の貝殻に戻っていました。(忙しい…)これで終わりかと思ったら、また翌日には尖った方に入っていて、どうやらしょっちゅう取り替えているのだということがわかりました。

オカヤドカリは、まだまだ謎だらけなので大事に育てながら生態を観察していきたいと思っています。

一方、カブトムシの方は、前回の世話から順調に成長しと言いたいところでしたが、学校のカブトムシファームの方は、成虫が出てきている気配が感じられませんでした。ただ、隣接する学習林の中でカブトムシの頭部(死体)を見つけたので、カブトムシがいることだけは確認でしました。

自宅のコンテナ飼育の方は、7月の上旬ぐらいからマットの上に出てきて、その後ほぼすべてが無事に成虫になり、毎日大騒ぎ状態です。餌の量もかなりなもので、100個入りのゼリーが1ヶ月でなくなりました。徐々に死んでしまうのを見届けながら、来年に備えて卵から幼虫になるまで育て、雌雄を判別してカブトムシファームに入れようかと思っているところです。

カブトムシの一生は、1年で秋の誕生から冬の幼少(幼虫)期を経て次の夏には成年期(成虫)に達し、子育てはせずに壮年、老年期を迎え死んでいくという凄まじいものなのですが、そう考えると日々違う彼らに接しているような気がしてきて、8月も半ばを過ぎるとおじいちゃん、おばあちゃんなんだなと思いながら飼育を続けています。そういう意味で、「命を学ぶ」教材としても良い教材になると思っています。

2016年7月11日月曜日

結石が出た!

喜ばしい話ではないのですが、体調シリーズ(?)の第二弾ということで、2ヶ月以上の長きにわたって痛みとの格闘を強いられていた結石が、無事に出てきたので、その顛末をまとめてみます。

本年4月1日(!)の未明に左脇腹に違和感を覚えて目が覚めました。これまでにも時々、脇腹に痛みを感じることがあったので「いつものやつかな」と思いました。もともと右腎臓に微小な結石があると診断されているので、ちょっとは結石を疑ったのですが、今回は左側に痛みを感じたので原因がわからない状態でした。

とりあえず水を飲んで様子を見ようと思ったのですが、徐々に痛みが増してきて、数分後には耐えられないレベルに達してきました。脂汗は出るし血の気は引くし、言葉もたどたどしくなり自分の体がどうかなってしまいそうでした。仕方なく、妻に声をかけて病院を探し、夜が明ける頃にやっと病院にたどり着きました。その間、苦しみながらも症状を伝えるために電話にも出ましたが、とても話していられる状況になく、のたうち回る感じでした。
#受け入れてくれる病院がなかなかみつからなかった…。

病院では、すぐに結石を疑われ、エコーとCTで検査をしてもらいました。すると、腎臓から膀胱に向かう尿管中に3.5mmの結石があることがわかりました。しかも、検査をしている途中から、痛みが嘘のように消えていました。医師の詳しい説明を聞いて、痛み止めだけ処方されて、帰宅後すぐに職場に向かいました。
#仕事を休むとは言えなかった…。

医師からは「通える範囲の専門医へ」と言われましたので、自宅から近い腎クリニックに行くことにしました。そこでもう一度検査をして結石を確認してもらい、薬を処方していただきました。結石を流しやすくする薬と痛みを和らげる薬を1ヶ月分処方され、様子を見ることに。何でも、3.5mmという結石の大きさでは、超音波で砕くには小さすぎるのだとか。それに、超音波治療には保険が適用されないとか。しばらくこの石とお付き合いしてね的な話でした。心配された腎臓の腫れもたいしたことがないとのことで、思ったよりは深刻ではなかった様子。

薬を飲みながら、時々やってくる痛みには痛み止めで対処し、頻繁にやってくる尿意とその割にあまり出ない残尿感と気持ちのすっきりしない毎日が続きました。そう考えると、数ヶ月前からトイレに立つことが多くなっていたことを思い出し、あれが前兆だったのではないかと思いました。

薬を飲み終わった頃に病院で検査をすると、もうすっかり良い感じだと言われました。その後約3週間は無事に来たのですが、5月の下旬にまた様子がおかしくなりました。激しい痛みというよりは、尿道近くで鈍痛を感じるという状態。仕事が立て込んでいたので残っていた痛み止めで我慢を続け、折を見て再び受診しました。結果、膀胱前で結石が立ち往生しているとのこと。今度は、膀胱周辺を柔らかくする薬と痛みを和らげつつ結石を通しやすくする薬などをもらって再び様子を見ることに。

「石が出てしまえば大丈夫」と言われて、どんな感じなのかと思いながら生活をしました。(その間、修学旅行の引率にも行きました)そして、6月6日朝、無事にポロッと出てきてくれました。茶褐色の小さな結石は、確かに3mm程度の小さいもので、苦しめられた割には小物感満載でした。その後の快調さを考えると、あの激しい痛みのあった日よりもだいぶ前から悪さをしていたことがわかりました。

「5年以内にもう一度なる可能性がある」との診断を受けて、毎日できるだけ多くの水分を摂り、結石になりやすい飲食物を避けて生活をしています。あの痛みは、命にかかわらないとはいえ二度とごめんですね。

2016年5月1日日曜日

Raspberry Pi 3を動かす

身近なところで大人気のRaspberry Piですが、RPi 3が出たということで安定供給できるようになるまで待って、先日購入しました。

本体は、RSの正規代理店であるKSYから購入し、ケースと電源をAmazonで購入しました。特に電源は、2.5Aが推奨されているため正規のものを購入しようかと思ったのですが、「Japanese Raspberry Pi Users Group」のページを見て、2.4Aあればよいだろうと推察し、Ugreen(中国)製の5V3.4AのUSB充電器を購入しました。
#結果的には、特に問題なく使うことができました。

新しいボードには、新しいOSイメーが必要だろうということで、RPiのサイトで最新のNOOBS(2016.5.1現在1.9.0が最新版)をダウンロードして、前回と同様に作業を進めました。今回は、SDカードの拡張作業が必要なくなり、少し楽になっていました。図らずもB+で使ってたSDカードがkernel panicを起こして使えなくなっていて、SDカードを作り直すことになったため、3と比較しながら作業をすることができました。

B+は、スペック的には初代とほぼ変わらないため、見た目は3と似ていても、動かしてみるとかなりもたつきを感じました。それだけ3が速くなっているということだと思います。3は、とにかくスムーズで、ストレスを感じさせない仕上がりになっていると思いました。
#とは言え、値下がりしてきたB+は、教材としてかなり魅力的だと思います。

起動まで無事に終わったところで、日本語フォントや日本語入力のインストール作業をして、表示を日本語表示に切り替えました。以前にやったものを参考にしながら作業を進めましたが、この設定をしてから「raspi-config」でロケールを日本にすると、日本語表示や日本語入力ができるようになります。これで、RPi 3が使える状態になりました。

さて、次は今回の仕様変更の目玉とも言えるBluetoothとWi-Fiを試してみたいと思います。

2016年4月30日土曜日

Raspberry Pi用2.4inch LCDタッチディスプレイを試す

Amazonで出品されていた、SpotPear(中国)製の2.4inch LCDタッチディスプレイを購入し、Raspberry Piに挿して使えるかどうかやってみました。今回使ったのは、同じものを2つ持っているB+です。

説明書の類は入っていなかったので、取りあえず写真を参考にしながらRPiに挿してみて、電源を入れてみました。しかし、通電している雰囲気はあるのですが、何も映りません。SpotPearのサイトは、全て英語表記なのですが、書いてあることは何となくわかるのでじっくり読んでみると、どうやらドライバーが必要だということがわかりました。

ドライバー入り専用OSイメージも用意されているようですが、これまで環境を整えてきたもので使いたいと考え、ドライバーだけを入れることにしました。商品のページの中程過ぎにある「Drive the LCD」をクリックすると、ドライバー入り専用OSが先頭で紹介されているページが開きます。さらに、そのページの中程過ぎまで進んで「LCD-show-151102.tar.gz(2016.4.27現在)」をダウンロードします。

これを任意の場所で解凍して、LXTerminalでフォルダの中に移動し、先ほどのドライバーの使い方が書かれたページの通りにコマンドを打ち込むと、ドライバーのインストール作業が始まります。

$ cd Desktop/LCD-show/
※解凍したフォルダをデスクトップに置いたため
$ sudo ./LCD32-show
LCD24の方が良いようです。

RPiが再起動され、途中からLCDタッチディスプレイを使うことができるようになりました。同時に、HDMIの方は、表示が止まります。2.4inchの小さい画面で一杯な感じではありますが、動作しているようです。
#画面の表示を小さくできたらと思って「tvservice -s」コマンドで解像度を確認しましたが、これとは関係ない感じでした。
#Scratchで起動するように設定してしまっている場合は、Scratchを終了した後、「ctrl + c」でshutdownをキャンセルして、「raspi-config」コマンドを使えばコンソール画面で起動するように変更できます。
#最新のNOOBSを使っているなら、起動時に「shift」キーを押し続ければ初期設定の画面が表示されると思われます。

再起動するとどうなるのかやってみましたが、一度インストール作業をしてしまえば、再起動しても2.4inch LCDの方に表示されます。ということは、設定を切り替えて使うような使い方はできないということ。もとに戻すのには少々苦労しそうです。
#HDMIの方も表示できたらと思って「tvservice -p」コマンドも試してみましたが、そもそもHDMIはOFFになっていないので、関係がないようです。

細かな設定は「/boot/config.txt」を「sudo nano」で開いて設定すれば良いようですが、コンソールメインで使いながら、時々Scratchでフィジカル・コンピューティングするくらいなら、このままでも良いかな(他にもあるし)と思っています。
#設定の仕方は、RPiconfigを参照のこと。

【追記】この記事は古くなっているので、新しい方を以下にリンクしておきます。(2021.7.27)
Raspberry Pi B+(2.4Inch LCD搭載)を再設定する

2016年4月29日金曜日

カブトムシとオカヤドカリの世話(2016春)

前回の世話から半年ほど経った4月中旬に、恒例(?)のカブトムシとオカヤドカリの世話をしました。

カブトムシは、昨年秋に頂いたものと合わせて20頭が確認できました。大きさの差はありましたが、やっと冬眠から覚めたくらいの状態でした。マットの上1/3くらいはフンが少なく、その下にびっしりとフンがありました。このことから、マットの状態は悪くなく、餌としても十分だったのだろうと思いました。

マットをふるいにかけてフンを取り除き、冬前に買い溜めておいたクヌギのマットを加えてよく加水し、コンテナの中に敷きながらカブトムシの幼虫を入れました。翌日覗いてみましたが、特にマットの上に出た様子もなく、中で快適に過ごしているものと思われます。

カブトムシのフンは、土として利用できるので勤務校で活用します。コンテナ飼育のカブトムシには、成虫になってからのことを考えて、枯れ枝などを入れてやらなければと思っているところです。

オカヤドカリの方は、世話をサボっていたために、水槽の中がとっちらかってひどい状態になっていました。淡水を入れた容器には、オカヤドカリたちが運んだものと思われる餌が入っていて、カビまで出てしまっていました。一瞬、脱皮を失敗したオカヤドカリが死んでしまったのかと思いましたが、3匹の無事を確認できて、胸をなでおろしました。

散らかった餌やフンをピンセットで丁寧に取り除き、淡水容器と人工海水容器、餌容器を丁寧に洗って乾かし、それぞれ淡水、人工海水、餌を入れて水槽にセットしました。寒い時期は餌の食いが悪いというのはわかっていることですが、暖かくなって活性化してくる時期に合わせて、しっかりと餌を用意してやらねばと思っています。

私が用意している餌は、小動物用の乾燥野菜やドライフルーツ、煮干しの他、オカヤドカリ用のポップコーンやオカヤドカリフード、オカヤドカリゼリーです。この他には、ガジュマルの葉を与えたり、晩ごはんのおかずに出てきたものを少量与えることもあります。ガジュマルの葉は、以前はよく食べていたのですが、最近はあまり食べなくなっています。飼育年数が長くなってくると、食性が変化することもあるのかなと思っています。

寒暖の差が激しいこの時期は、温度管理が課題になります。ヒーターの機能だけでは、温度が上がり過ぎることがあるので、タイミングを見計らって大きさの違う2枚のヒーターをつけたり消したりして調整しています。

2016年4月24日日曜日

KompoZerはどこまで使えるか

Macromedia社がなくなり(Adobe社により買収)、愛用していたDreamweaverを使う気になれなくなり、時期を同じくしてMacが突然不具合を起こして立ち直りに時間がかかり、Webサイトをどうやって更新しようかと思案しておりました。

世の中では、個人のWebサイトが減少し、BLOGやSNSでのコミュニケーションに移行する中、「今さらWebサイトの再構築などやる気になれない」という気分もあって、気がつけば長い月日(最終更新は、何と2012年!)が経っておりました。これではいけないと思いたち、当時いろいろと調べて回って見つけたWebページの編集ツール「KompoZer」を本格的に使ってみることにしました。

取りあえず、KompoZerのことをざっと知りたい方は、「User Guide for KompoZer and Nvu」を読むと何となく使い方がわかるのではないかと思います。ただし、日本語訳者も書かれている通り、最新情報と翻訳・更新とが追いついていない現状があるようです。また、本家Webサイトも参考にはなると思います。

正直なところ、ネットでいろいろと探し回っても、ほんの入口程度の使い方を解説するWebサイトはあるものの、しっかりとしたマニュアル的なWebサイトに巡り会えることはほとんどなく、初心者には少々敷居が高いのかもと思いました。本や雑誌で紹介されていることもありますが、多い感じがしませんでした。
#イマドキ、Webサイトを自分で作るってのが、そもそも需要がないのかもしれませんけど。

しかたがないので、今までの経験知を活用して「使いこなせるか」チャレンジしてみることにしました。結論から言って、少々クセはあるものの常用するのには申し分ないと思いました。無料であることも考えれば、むしろこれだけのものがタダで使えることを有りがたく思わなければならないという感じです。

〈良い点〉

  • 複数のWebサイトを一括管理することが可能。(それぞれにUploadの設定ができる)
  • 「デザイン」画面で実際のWebページと同じような画面で編集ができ、細部をいじるときは「ソース」画面でhtmlをいじれば良いので、初心者だけでなくhtmlをバリバリ書く人にも勧められる。
    (ただし、HTML5には未対応な模様)
  • UploadやWebサイトの設定など、はじめの設定は面倒だが、一度設定してしまえば後はWebサイトの作成・更新に専念できる程には使いやすい。
  • 基本的な使い方は、他のWebページ編集ソフトと変わらないので、経験者ならすぐに使えそう。

〈つまずいた点〉

  • Webサイト全体の一括検索・置換ができないので、1ページずつ開いてやらなければならない。
  • Webサイト全体の一括更新ができないので、1ページずつ更新してやらなければならない。
    ※そもそも、ファイルの複数選択ができないので、一括処理が想定されていないと思われる。
  • FTPの送信エラーがわかりにくく、送信場所を間違えていても送信されたことになってしまう。

無料でWebサイトを構築できるサービスを提供しているところは、Web上で使える編集ツールを用意していることが多いので、初心者はそちらを使うことをお勧めします。その上で、段々と自分のパソコンでWebサイトを構築し、見た目や動作を確認してから公開したいと思うようになったら、KompoZerを使うというのが良いのではないかと思います。

これから、これを使って、しばらく放置していたWebサイトの更新をしていきたいと思います。

2016年4月23日土曜日

Puppy Linuxのデスクトップの修復

長年愛用しているPuppy Linuxですが、子どもたちに使わせていると何だかおかしな状態になってしまうことがあります。古いノートバソコン(ラップトップPC)のHDDにインストールして使わせているのですが、アイコンが表示されなくなってしまったり、メニューバーがなくなってしまったり…etc…。試行錯誤して修復を試みたものの、なかなかうまくいかない状態が続いていました。
#使っているハードウエア(SHARP Mebius)も古いですからね…。

いつまでもこの状態で放置しておくわけにも行かないと思い、メモリを増設して延命を図る作業をしながら、デスクトップがおかしくなったものを直すことにしました。

PuppyはRAMに格納して使い続けることができるくらい軽いOSなのですが、いろいろやっているうちに、HDDにインストールしても、Boot選択の画面で「RAM」モードが選択できる事に気づきました。

これを使って起動すると、少し初期設定をしなければならなくなりますが、デスクトップを再構築することができるようになります。これは便利!何の事はない、この機能を使って、デスクトップが変になってしまったものを元の通りに直すことができました。(今まで何のために苦労してきたんだか…。orz)

ポイントは、起動HDD(「sda2」とか何とか)内の「wary511(数字はバージョン番号だと思われる)」フォルダ内にある、「warysave.3fs」とかいうファイルにデスクトップの設定が記述されているらしいこと。RAMモードで動して設定をし直すと「warysave-1.3fs」というような名前のファイルが出来ています。これを「warysave.3fs」と置き換えれば元通りになります。

再びHDDから通常の起動をするとデスクトップの作り直しをしてくれます。同じ環境のパソコンが別にあるのなら、「warysave.3fs」だけをUSBメモリなどに保存してデスクトップが変になったPuppyに持ち込めば良いと思います。

全く需要がある気がしません(若干失礼)が、困ったときは試してみてください。

2016年2月15日月曜日

Chrome(Chromium)OSをサブノートPCにインストールする

以前から、親しいところで「Chrome OS」を搭載した、Chromebook(ラップトップPC)やChromebox(デスクトップPC)が話題になっていて、自分でもChrome(自分で入手してインストールできるのはChromium) OSを試してみたいと思っていました。これまで、ネットでいろいろと情報を集めてみましたが、ターゲットにしようとしたPCが、数年前に入手したAcerのサブノートPC(Intel Atom N280 1.66GHz)だということもあってか、なかなかうまく行かず挫折を繰り返していました。
#どうやら、かなり個性が強いハードウェアみたい 。

基本は、Chromium OS Buildsからimgファイルをダウンロードして使うらしいことまではわかったのですが、そこから先の情報があまり出てきません。Cloud-Work.netの記事にインストール方法がまとめられていて、「これならば」とも思いましたが、ネットワークへの接続がうまく行かず、結局行き詰まってしまいました。
#この点では、以前にVanillaを使った時の方がマシだった。

もう一度、一から調べ直すつもりで探して回ったところ、「Chromium OS Custom Build」というサイトに辿り着きました。書かれている内容から、古いPCでも使えそうだと判断して、早速試してみることにしました。これまでの試行錯誤の中で、Macを使ってChromium OSを起動するUSBメモリを作る方法は習得済み。先ほどのサイトから、最新のimgファイルをダウンロードして作業をすることにしました。
#この文章を書いている時点で「R48-7647.73.2016_02_05_2252.img」が最新。

ダウンロードしたimgファイルをUSBメモリに展開しなければならないのですが、Macでは簡易なツールはなく、Macのターミナルで「diskutil」コマンドと「dd」コマンドを使ってやるのが王道のようです。下準備として、USBメモリをMacに挿し、念の為にFATでフォーマットしておきます。後は、以下のコマンドで作業を進めます。

$ df
※USBメモリが/dev以下のどこにあるか確認する(「/dev/disk2」あたり)
$ diskutil unmountDisk /dev/rdisk2
※USBメモリをアンマウントする(Macからは抜かない)
$ sudo dd if=R48-7647.73.2016_02_05_2252.img of=/dev/rdisk2 bs=4m
※cdコマンドで、ダウンロード&解凍したimgファイルがあるフォルダ内に入ってから

後はひたすら待ちます。かなりの時間が経った後、ようやくChromium OSの起動USBメモリが完成しました。これを、おもむろにAcerに挿して電源を入れました。

「Chromium OS」のロゴが表示されて心躍る中、言語の選択、キーボード配列の選択、と順調にできました。Vanillaの時のように有線LANが使えないということもなく、ちゃんと使えています。(感激)そして、再びChromeブラウザが表示されるところまでたどり着きました。(ゲストユーザーで作業をしました)操作感としては、OSのようなブラウザー?イヤ、ブラウザーのようなOS?イヤイヤ…そこは、あまり深く考えないことにして、悲願であったインストール作業に移ることにしました。

ここから先は、未知の領域。今までも、ここまではうまくいったことがあるので、まさに正念場といったところ。作業は以下の通りです。

ブラウザーの画面が開いている状態で「Ctrl」+「Alt」+「T」を押すとターミナルがあらわれ、「crosh>」とプロンプトが表示されます。そこに、「install /dev/sda」と入力してENTERを押すと、パスワードを聞かれます。「Password:」に「password」と入力してENTERを押すと、インストール作業が始まる感じになります。「Are you sure (y/N)?」と確認されるので、「y」と入力してENTERを押します。画面に流れる表示を確認しながら待つこと数分。無事にインストール作業が終了しました。

再起動してシャットダウンプロセス後にUSBメモリを抜くと、HDDから無事にChromium OSが起動しました。インストールにこれだけの手間がかかるのだから、実用的にはどうなんだろうという疑問も捨て切れませんが、どんな使い方ができるのか、いろいろと試してみたいと思います。

2016年1月31日日曜日

自作PCの筐体(PCケース)を新しくする

3年ちょっと前に自作したPCの電源スイッチの調子が悪く、動作が変になっていたので、今まで使っていた古いPCケース(「よく今まで使っていたな」というくらい昔に買ったもの)から新しいPCケースへ更新することにしました。

近所のPCショップで見て回ったところ、価格と性能のバランスから考えて良い物が見つからず、ならばと思ってAmazonでいろいろ探して見つけたものをメーカーサイトで確認しながら購入するものを決めました。今回購入したのは、XIGMATEKの「AEOS USB3.0」でした。

他に注文したものと一緒に大きな段ボール箱が届いた時は、「そんなに大きなハズはない」と思いましたが、案の定、中はスカスカ。パッケージの段ボールに入ったまま比べても、今まで使っていたものの方が大きいくらいのサイズで、期待しながらパッケージを開けました。今まで使っていたものに比べると体積比で3/4くらいの大きさ。とても省スペースな感じです。全体的に軽くて扱いやすいのもありがたいと思いました。

さっそく移植作業開始。(掃除をしながら作業を進めました)DVDドライブやHDD、カードリーダーをPCケースから外して、電源、マザーボードとつなげたまま新しいケースに移しました。(古いケースの電源スイッチとリセットスイッチは、かなりヘタっていて、じわっとしか戻らないような気持ち悪い状態になっていました)新しいケースとマザーボードの接続は、マニュアルいらずでとても簡単にできました。

最後に起動テストを行いました。念の為にマザーボードの電池を交換しておきましたが、電源スイッチで無事にBIOSが起動しました。BIOSを日本語表示にしてから、いろいろと設定をしてSAVE & EXITすると、再起動されてしばらく見られなかったLinux Mint 17のデスクトップが表示されました。大量のアップデートの後、しばらくぶりにいろいろと起動してみました。「あぁこんなものもインストールしてたのか」と何だか懐かしい気分。USB周辺もDVDも問題なく使えました。音も静かで申し分ないです。久しぶりに実用的なLinux環境を取り戻した感じで、嬉しくなりました。

2016年1月24日日曜日

MacからIchigoJamのファームウェア(USキーボード対応)を更新する

最近話題のIchigoJamですが、私自身もこれまで新旧合わせて3台ほど組み立てていじってみているところです。
#クラブの子どもたちにも試用してもらっています。

問題は、ファームウェアが古いのと、自宅にはUSキーボードしかないことでした。いろいろと調べて回ったところ、USキーボードへの対応は、IchigoJam上のLPC1114にhexファイルを直接書き込まなければならないということがわかってきました。この時点で、ちょっと尻込み気味だったのですが、週刊アスキーの記事を見てやってみようと決心しました。
#この他に「Macで「IchigoJam」のファームアップデートをして、画面のチラツキをゼロにしてみた!」も参考にしました。

まず、IchigoJamのファームウェアのサイトから、現時点での最新版であるIchigoJam ver 1.1.1をダウンロードしました。これを解凍した後、フォルダの中に「ichigojam-xtal-us.hex」というhexファイルを見つけました。readme.txtに「1.0.2より外部クリスタルの有無を自動判定するようになりました」とあるので、古いクリスタルなしのものでも使えそうだということがわかりました。

次に、Facebookの「IchigoJam-FAN」グループで公開されている「Maclpc21isp.app.zip」をダウンロードして解凍しておきます。(Facebookユーザーでないと見られません)あとは、先ほどの週刊アスキーの記事などを参考に、USBシリアルモジュール(GND、TXD、RXD)とIchigoJam(GND、RXD、TXD)をつないで、LPC1114のISPとGNDをつなぎ準備完了です。

さて、いよいよ大詰めです。Maclpc21ispを起動し、先ほど解凍しておいた「ichigoJam-1.1.1」フォルダから「ichigojam-xtal-us.hex」を選びます。(日本語キーボードを使うのなら「ichigojam-xtal.hex」です)次に出てくるウィンドウから、USBシリアルモジュールを選択すると、書き込みを開始する旨のアラートが出るのでOKします。すると、数秒で書き込みが完了します。

思ったより簡単で、少々拍子抜けしてしまいましたが、3台とも1.1.1にアップデートすることができました。これでしばらくいじってみたいと思います。