2016年4月30日土曜日

Raspberry Pi用2.4inch LCDタッチディスプレイを試す

Amazonで出品されていた、SpotPear(中国)製の2.4inch LCDタッチディスプレイを購入し、Raspberry Piに挿して使えるかどうかやってみました。今回使ったのは、同じものを2つ持っているB+です。

説明書の類は入っていなかったので、取りあえず写真を参考にしながらRPiに挿してみて、電源を入れてみました。しかし、通電している雰囲気はあるのですが、何も映りません。SpotPearのサイトは、全て英語表記なのですが、書いてあることは何となくわかるのでじっくり読んでみると、どうやらドライバーが必要だということがわかりました。

ドライバー入り専用OSイメージも用意されているようですが、これまで環境を整えてきたもので使いたいと考え、ドライバーだけを入れることにしました。商品のページの中程過ぎにある「Drive the LCD」をクリックすると、ドライバー入り専用OSが先頭で紹介されているページが開きます。さらに、そのページの中程過ぎまで進んで「LCD-show-151102.tar.gz(2016.4.27現在)」をダウンロードします。

これを任意の場所で解凍して、LXTerminalでフォルダの中に移動し、先ほどのドライバーの使い方が書かれたページの通りにコマンドを打ち込むと、ドライバーのインストール作業が始まります。

$ cd Desktop/LCD-show/
※解凍したフォルダをデスクトップに置いたため
$ sudo ./LCD32-show
LCD24の方が良いようです。

RPiが再起動され、途中からLCDタッチディスプレイを使うことができるようになりました。同時に、HDMIの方は、表示が止まります。2.4inchの小さい画面で一杯な感じではありますが、動作しているようです。
#画面の表示を小さくできたらと思って「tvservice -s」コマンドで解像度を確認しましたが、これとは関係ない感じでした。
#Scratchで起動するように設定してしまっている場合は、Scratchを終了した後、「ctrl + c」でshutdownをキャンセルして、「raspi-config」コマンドを使えばコンソール画面で起動するように変更できます。
#最新のNOOBSを使っているなら、起動時に「shift」キーを押し続ければ初期設定の画面が表示されると思われます。

再起動するとどうなるのかやってみましたが、一度インストール作業をしてしまえば、再起動しても2.4inch LCDの方に表示されます。ということは、設定を切り替えて使うような使い方はできないということ。もとに戻すのには少々苦労しそうです。
#HDMIの方も表示できたらと思って「tvservice -p」コマンドも試してみましたが、そもそもHDMIはOFFになっていないので、関係がないようです。

細かな設定は「/boot/config.txt」を「sudo nano」で開いて設定すれば良いようですが、コンソールメインで使いながら、時々Scratchでフィジカル・コンピューティングするくらいなら、このままでも良いかな(他にもあるし)と思っています。
#設定の仕方は、RPiconfigを参照のこと。

【追記】この記事は古くなっているので、新しい方を以下にリンクしておきます。(2021.7.27)
Raspberry Pi B+(2.4Inch LCD搭載)を再設定する

2016年4月29日金曜日

カブトムシとオカヤドカリの世話(2016春)

前回の世話から半年ほど経った4月中旬に、恒例(?)のカブトムシとオカヤドカリの世話をしました。

カブトムシは、昨年秋に頂いたものと合わせて20頭が確認できました。大きさの差はありましたが、やっと冬眠から覚めたくらいの状態でした。マットの上1/3くらいはフンが少なく、その下にびっしりとフンがありました。このことから、マットの状態は悪くなく、餌としても十分だったのだろうと思いました。

マットをふるいにかけてフンを取り除き、冬前に買い溜めておいたクヌギのマットを加えてよく加水し、コンテナの中に敷きながらカブトムシの幼虫を入れました。翌日覗いてみましたが、特にマットの上に出た様子もなく、中で快適に過ごしているものと思われます。

カブトムシのフンは、土として利用できるので勤務校で活用します。コンテナ飼育のカブトムシには、成虫になってからのことを考えて、枯れ枝などを入れてやらなければと思っているところです。

オカヤドカリの方は、世話をサボっていたために、水槽の中がとっちらかってひどい状態になっていました。淡水を入れた容器には、オカヤドカリたちが運んだものと思われる餌が入っていて、カビまで出てしまっていました。一瞬、脱皮を失敗したオカヤドカリが死んでしまったのかと思いましたが、3匹の無事を確認できて、胸をなでおろしました。

散らかった餌やフンをピンセットで丁寧に取り除き、淡水容器と人工海水容器、餌容器を丁寧に洗って乾かし、それぞれ淡水、人工海水、餌を入れて水槽にセットしました。寒い時期は餌の食いが悪いというのはわかっていることですが、暖かくなって活性化してくる時期に合わせて、しっかりと餌を用意してやらねばと思っています。

私が用意している餌は、小動物用の乾燥野菜やドライフルーツ、煮干しの他、オカヤドカリ用のポップコーンやオカヤドカリフード、オカヤドカリゼリーです。この他には、ガジュマルの葉を与えたり、晩ごはんのおかずに出てきたものを少量与えることもあります。ガジュマルの葉は、以前はよく食べていたのですが、最近はあまり食べなくなっています。飼育年数が長くなってくると、食性が変化することもあるのかなと思っています。

寒暖の差が激しいこの時期は、温度管理が課題になります。ヒーターの機能だけでは、温度が上がり過ぎることがあるので、タイミングを見計らって大きさの違う2枚のヒーターをつけたり消したりして調整しています。

2016年4月24日日曜日

KompoZerはどこまで使えるか

Macromedia社がなくなり(Adobe社により買収)、愛用していたDreamweaverを使う気になれなくなり、時期を同じくしてMacが突然不具合を起こして立ち直りに時間がかかり、Webサイトをどうやって更新しようかと思案しておりました。

世の中では、個人のWebサイトが減少し、BLOGやSNSでのコミュニケーションに移行する中、「今さらWebサイトの再構築などやる気になれない」という気分もあって、気がつけば長い月日(最終更新は、何と2012年!)が経っておりました。これではいけないと思いたち、当時いろいろと調べて回って見つけたWebページの編集ツール「KompoZer」を本格的に使ってみることにしました。

取りあえず、KompoZerのことをざっと知りたい方は、「User Guide for KompoZer and Nvu」を読むと何となく使い方がわかるのではないかと思います。ただし、日本語訳者も書かれている通り、最新情報と翻訳・更新とが追いついていない現状があるようです。また、本家Webサイトも参考にはなると思います。

正直なところ、ネットでいろいろと探し回っても、ほんの入口程度の使い方を解説するWebサイトはあるものの、しっかりとしたマニュアル的なWebサイトに巡り会えることはほとんどなく、初心者には少々敷居が高いのかもと思いました。本や雑誌で紹介されていることもありますが、多い感じがしませんでした。
#イマドキ、Webサイトを自分で作るってのが、そもそも需要がないのかもしれませんけど。

しかたがないので、今までの経験知を活用して「使いこなせるか」チャレンジしてみることにしました。結論から言って、少々クセはあるものの常用するのには申し分ないと思いました。無料であることも考えれば、むしろこれだけのものがタダで使えることを有りがたく思わなければならないという感じです。

〈良い点〉

  • 複数のWebサイトを一括管理することが可能。(それぞれにUploadの設定ができる)
  • 「デザイン」画面で実際のWebページと同じような画面で編集ができ、細部をいじるときは「ソース」画面でhtmlをいじれば良いので、初心者だけでなくhtmlをバリバリ書く人にも勧められる。
    (ただし、HTML5には未対応な模様)
  • UploadやWebサイトの設定など、はじめの設定は面倒だが、一度設定してしまえば後はWebサイトの作成・更新に専念できる程には使いやすい。
  • 基本的な使い方は、他のWebページ編集ソフトと変わらないので、経験者ならすぐに使えそう。

〈つまずいた点〉

  • Webサイト全体の一括検索・置換ができないので、1ページずつ開いてやらなければならない。
  • Webサイト全体の一括更新ができないので、1ページずつ更新してやらなければならない。
    ※そもそも、ファイルの複数選択ができないので、一括処理が想定されていないと思われる。
  • FTPの送信エラーがわかりにくく、送信場所を間違えていても送信されたことになってしまう。

無料でWebサイトを構築できるサービスを提供しているところは、Web上で使える編集ツールを用意していることが多いので、初心者はそちらを使うことをお勧めします。その上で、段々と自分のパソコンでWebサイトを構築し、見た目や動作を確認してから公開したいと思うようになったら、KompoZerを使うというのが良いのではないかと思います。

これから、これを使って、しばらく放置していたWebサイトの更新をしていきたいと思います。

2016年4月23日土曜日

Puppy Linuxのデスクトップの修復

長年愛用しているPuppy Linuxですが、子どもたちに使わせていると何だかおかしな状態になってしまうことがあります。古いノートバソコン(ラップトップPC)のHDDにインストールして使わせているのですが、アイコンが表示されなくなってしまったり、メニューバーがなくなってしまったり…etc…。試行錯誤して修復を試みたものの、なかなかうまくいかない状態が続いていました。
#使っているハードウエア(SHARP Mebius)も古いですからね…。

いつまでもこの状態で放置しておくわけにも行かないと思い、メモリを増設して延命を図る作業をしながら、デスクトップがおかしくなったものを直すことにしました。

PuppyはRAMに格納して使い続けることができるくらい軽いOSなのですが、いろいろやっているうちに、HDDにインストールしても、Boot選択の画面で「RAM」モードが選択できる事に気づきました。

これを使って起動すると、少し初期設定をしなければならなくなりますが、デスクトップを再構築することができるようになります。これは便利!何の事はない、この機能を使って、デスクトップが変になってしまったものを元の通りに直すことができました。(今まで何のために苦労してきたんだか…。orz)

ポイントは、起動HDD(「sda2」とか何とか)内の「wary511(数字はバージョン番号だと思われる)」フォルダ内にある、「warysave.3fs」とかいうファイルにデスクトップの設定が記述されているらしいこと。RAMモードで動して設定をし直すと「warysave-1.3fs」というような名前のファイルが出来ています。これを「warysave.3fs」と置き換えれば元通りになります。

再びHDDから通常の起動をするとデスクトップの作り直しをしてくれます。同じ環境のパソコンが別にあるのなら、「warysave.3fs」だけをUSBメモリなどに保存してデスクトップが変になったPuppyに持ち込めば良いと思います。

全く需要がある気がしません(若干失礼)が、困ったときは試してみてください。