2017年3月9日木曜日

BeagleBone Blackを使えるようにする

起動だけを確認してからしばらく放置していたBeagleBone Black(「BBB」と略記)でしたが、RPiをアップデートするついでにBBBもと思ったのが運の尽き。結構ハマったので顛末をまとめておきます。(どの程度需要があるかわかりませんが…)

はじめのつまずきは、upgradeからでした。起動後ターミナルを開いてapt-getしようとしたところ、コマンドがないと言われました。買ったまま放置していた「BeagleBone Blackで遊ぼう!」で確認すると、opkgというコマンドを使うことがわかりました。この本を読み進めていると、他にも設定しておいた方が良いところがありそうなので、今回はこの本を参考にしながらセットアップすることにしました。(BBBの公式サイトは、英語で書かれているのでよくわかりませんでした。orz)

この本によると、アップデートのインストールは、専用のインストールイメージをSDカードに入れて起動ディスクを作るようなことが書かれていたのですが、公式サイトを見てもよくわかりません。さらに読み進めると、Terminalからアップデートをインストールする方法があることがわかりました。そこで、この方法で作業をすることにしました。

Terminalを起動して以下のコマンドを打ち込みます。(Terminalを起動すると、「#」で起動します)
# opkg update
# opkg upgrade
※くどいようですが「apt-get」コマンドは使えません。

次に、システム時計の設定をしました。
# ntpdate ntp.nict.go.jp
これだけだと何かイマイチ。そこで、日本に合わせる設定をすることにしました。
# cd /etc
# ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo ./localtime
# echo “Asia/Tokyo” >./timezone
これをやってから、再び「ntpdate ntp.nict.go.jp」をすると、ようやく正しい日付が設定できました。(「date」コマンドでも確認できました)
次に、起動時にNTPサーバと時刻を同期するよう設定します。
gedit(テキストエディタ)で設定ファイルを開いて設定を書き込みます。
# gedit /etc/default/ntpdate
「NTPSERVERS=””」のところを「NTPSERVERS=”ntp.nict.go.jp”」にします。これを保存しておけば、自動的に日本時間に合うはずです。(念のため「systemctl status ntpdate.service」コマンドで「active」になっているか確認しておくと良い)

さて、次はいよいよ日本語表示です。まずは、geditを使って「/etc/opkg」の下に「locales-ja.conf」というファイルを作ります。そして、その中に次のような1行を書き込んで保存しておきます。
src/gz locales-ja http://feeds.angstrom-distribution.org/feeds/v2012.12/ipk/eglibc/armv7a-vfp-neon/locales/ja
※実際にブラウザで見に行きましたが、これ以降の更新は見当たりませんでした。

ここでもう一度「opkg update」してから、日本語ロケールの基本パッケージをインストールします。
# opkg update
# opkg install locale-base-ja-jp
さらに、geditを使って「/etc/default」の下に「locale」というファイルを作ります。その中に次のような1行を書き込んで保存します。
LANG=“ja_JP.UTF-8”
そして、日本語フォントを用意します。wgetコマンドで以下の2つのフォント(「さざなみゴシック」と「さざなみ明朝」)をダウンロードします。
# wget http://feeds.angstrom-distribution.org/feeds/unstable/ipk/glibc/all/ttf-sazanami-gothic_20040629-r4.3_all.ipk
# wget http://feeds.angstrom-distribution.org/feeds/unstable/ipk/glibc/all/ttf-sazanami-mincho_20040629-r4.3_all.ipk
これらをopkgコマンドでインストールします。
# opkg install ./ttf-sazanami-gothic_20040629-r4.3_all.ipk
# opkg install ./ttf-sazanami-mincho_20040629-r4.3_all.ipk
これで、再起動すれば部分的に日本語が表示されます。使えるようにはなりましたが、かなり苦労しました。(2〜3回ほど再起動して、やっとうまく動いているのが確認できた感じでした)
快適な環境になるまでには、もう少し作業が必要な感じがしています。(否、むしろ別のOSをSDカードで起動するのが良いかもしれないと思っています)

2017年3月4日土曜日

城跡踏破記録(2017新春)其の3

前々回の更新(犬山城)と前回の更新(彦根城)に引き続き、新春の城跡踏破記録の其の3です。

【佐和山城】
最後の目的地は、同じ彦根市にある佐和山城です。この城は、石田三成ゆかりの城で、彦根城の材料として使われてしまって、当時の建物は全てなくなっています。現在は、ふもとの神社と寺が管理する場所で、冬場に来る人は、そう多くない場所のようです。

地図を頼りに向かった私も、少々迷いながら、何とかふもとの寺(龍潭寺)にたどり着きました。登山口(ハイキングコース)らしきところから、三成公の銅像を拝みつつ登山開始。途中までは雪をよけてくれていたので普通に歩いて行けましたが、墓地が終わったあたりから雪が深くなり、歩くのが困難になってきました。そこで、準備しておいた靴につける滑り止めを装着。スパイクに頼りながら道らしきところを進んで行きました。途中、道を見失ってこれまでかと思ったところもありましたが、歩き続けて城跡らしきところまでたどり着きました。

切通しから塩硝櫓跡を通って西の丸跡と雪道を登っていきました。ここまで来れば本丸まではあと少し。誰にも人に会わないまま、目指す山頂本丸跡にたどり着きました。雪深く、人が入った形跡もない状態でしたが、滑り止めをつけた靴で歩ける範囲を散策しました。彦根城もよく見えて良い眺めでしたが、一歩間違えると断崖絶壁のような場所なので、しばらく一人だけでこの景色と佐和山城本丸跡を独り占めしてから、無理をしないで引き返すことにしました。

帰りがけには数人の登山客に出会いましたが、物好きもいるものだと思いつつ、挨拶を交わしてすれ違いました。ふもとの寺まで戻ると、寺の方が雪かきをしているところに出くわしました。お礼を言って手洗いを借りて無事に下山しました。そこから少し歩けば普通の民家が立ち並ぶ住宅街。日常と非日常が混在する不思議な空間にいるような気がして、少々夢見心地になりました。

今回の城跡見学は、3日間の一人旅で3つの城を巡りました。これで現存天守12城のうち、半分の6城を踏破したことになります。また、国宝5城の内の4城まで行きました。今後、どこまで記録が伸ばせるか計画は立っていませんが、よい機会が訪れることを期待しているところです。

2017年3月3日金曜日

城跡踏破記録(2017新春)其の2

前回の更新(犬山城)に引き続き、新春の城跡踏破記録の其の2です。

【彦根城】
次の目的地は、滋賀県彦根市にある彦根城です。名鉄線で岐阜まで出て、JRに乗り換えて特急で米原まで向かい、彦根まで行きました。昼前には着きましたが雪が積もっていて少々心配になりました。当日は、気温が高くなる予報があったので、ホテルに荷物を預けて彦根城に向かいました。

城跡として整備・保存されている規模が大きく、観光地としてもいい感じにこなれているところが印象的でした。開国記念館と駐車場そばの馬屋によってから、博物館前の券売所で近隣の玄宮園を含めた観覧券を購入し、博物館から見学に向かいました。(埋木舎は閉鎖中でした)
博物館では、井伊家の遺したものが今でも受け継がれていること、そして地元の人たちに愛され続けていることを知りました。

続いて彦根城天守を目指しました。急な石段を上がって橋の下を通り抜けて天守に向かいました。橋を渡って天秤櫓の門をくぐると、石段を上った先に高さの割に破風の多いずんぐりとした天守が現れました。周囲の建物を含めて見るところが多く、建物の保存もしっかりとしている印象を受けました。天守を最上階まで登ると琵琶湖が見えました。自身初琵琶湖でちょっと感動しました。反対側には翌日の目的地である佐和山が見えました。

天守を降りて西の丸に向かうと、かなり雪が深く通行止めの場所があり、西の丸三重櫓までの一本道しか通れませんでした。それでも三重櫓の中は見学できたので、よしとすることにしました。これだけの規模の城郭と建物を維持するのは大変だろうと思いつつ、ひこにゃんに会えなかったことを残念に思いつつ天守を後にしました。

遅い昼食を食べてから玄宮園へ向かいました。池を手前に見ながら、丘の上にそびえ立つ雪のかかった天守を眺めました。素晴らしい景色に感激しました。来てよかったとしみじみ思いながら、その余韻に浸りつつ堀沿いを歩いて市街地の散策に向かいました。

彦根城で資料を購入し、夢京橋キャッスルロードでお土産を買ってホテルに戻ると、翌日の佐和山城見学の準備をしました。資料も少なくガイドブックの地図だけが頼りですが、予習をしっかりして就寝しました。

2017年2月28日火曜日

城跡踏破記録(2017新春)其の1

個人的に細々と続けている城跡研究ですが、先日、リフレッシュ休暇を利用して、久しぶりの城跡見学に行ってまいりました。今回は、現存12天守のうち、家族を伴っての旅行では行かなそうなところを選んで行ってきました。(3回に分けて投稿します)

【犬山城】
はじめに向かったのは、愛知県犬山市にある犬山城です。新幹線と名鉄を乗り継いで向かいました。いつもの通勤時間と同じ頃に出発し、現地に到着したのは昼前でした。昼食を済ませて地勢に気を配りながら天守に向かいました。途中、織田有楽斎ゆかりの有楽苑に寄り道をしてから、木曽川沿いの山の上に建つ犬山城天守を目指しました。木曽川からの眺めは見事で、絵になるなと思いました。

犬山城天守へは、木曽川方向からのアクセスも可能なようですが、大きく回り道をして正面まで戻り、工事中の公園を横目に登城しました。幸運なことに年に1度の無料で観覧できる日に当たり、天守も近隣の資料館も無料で見ることができると知って、少し得をした気分になりながら犬山城天守に向かいました。急な坂を登って本丸までたどり着くと、決して大きいとは言えない天守がありました。

天守の手前には、ちょっとした庭のようなところがあり、売店が並んでいてちょっと興ざめ感がありました。観光地化と史跡保護の難しさを垣間見た感じがしました。気を取り直して天守の中に入って順路通りに進み、急な階段をいくつか登って最上階まで行きました。途中、石落としの間や唐破風の間、武具の間と呼ばれるところがあって、小規模ながらいくつかの見所がありました。天守最上階から木曽川を眺め、その先の岐阜城は見えませんでしたが、目的を達成した高揚感で気持ちを弾ませながら、天守を後にして城下に移動しました。

城下町では、資料館や旧城下の屋敷など、史跡を中心に見て回りました。観光地としての整備が推奨されているようで、観光客や若者が好みそうな店が軒を連ねていて、どことなく小江戸川越に近いような印象を受けました。この日の宿は、犬山駅と犬山城の間くらいにあるビジネスホテルでしたが、窓から犬山城天守が望めたのが気に入りました。(荵苳酒というスイカズラのお酒が犬山の名物のようでした)