2018年10月9日火曜日

古いacerのサブノートにLinux Mint 19をインストールする

先日、Linux Mint 18を18.3にアップグレードした際に、古いacerのサブノート1台で、画面表示に不具合が生じてしまいました。画面の3/5程度がうまく表示されず、実用に耐えない状態になったのでした。そこで、これを解消しようとLinux Mint 18.3のインストールイメージを探しましたが、ふと「だったら19にしても良くない?」と思いつき、Linux Mint 19で実用レベルになるかどうかやってみることにしました。

Linux MintのWebサイトからインストールイメージをダウンロード(今回は、軽さに期待してXfceをチョイスしました)して、Mintで動かしている別のacerのサブノートに保存。「USBメモリフォーマッタ」を使って一度USBメモリ(8GB)自体をフォーマットして、「USBイメージライタ」でISOイメージを焼きました。程なくして出来上がったブータブルUSBメモリを不具合のあったサブノートに挿して起動すると、あっけなく正常に起動してくれました。

続けて、デスクトップに表示されているInstallerを起動して、HDDへのインストール作業開始。途中、日本語を選択、日本語キーボードを選択、タイムゾーンを選択、オープンソースではないソフト(Flashとか)のインストールを選択して、インストール作業が始まりました。これも万事スムーズに進み、再起動を促されたのでそのまま再起動。起動メディア(この場合はUSBメモリ)を抜くように促されて、USBメモリを抜いてEnterを押すと、再起動が始まって、程なくしてLinux Mint 19のデスクトップが表示されました。その後、アップデート作業に少々時間を使いましたが、通過儀礼と思って対応しました。

日本語入力については、Mozcがインストールされていて、特に追加でインストールする必要がありませんでした。このあたりはとても便利になりました。LibreOfficeなど使い慣れたものもインストールされていて、すぐに使えました。さらに、「Synapticパッケージマネージャ」で以下のものをインストールしました。

Scratchは、1.4がインストールされますので、日本語で使用する場合は、既知のバグがあるため対応が必要です。それ以外は、スムーズに動いてくれました。PicoBoardWeDoとの接続については、まだ試していません。

eToysは、日本語を表示するフォントが設定されていないために、日本語が使えない状態でした。これはちょっと時間がかかりそうなので後回しにすることにしました。(シンボリックリンクの設定をしてやればいけるんじゃなかったかなぁ…自信なし)

Arduino(IDE)は、1.0.5がインストールされました。起動こそスムーズにできたものの、肝心なArduino本体との接続がうまくいきませんでした。FTDI関連のドライバをインストールすれば良いかもしれないと思って「Synapticパッケージマネージャ」を使ってインストールしてみたものの、全く変化なしでした。

最後に、Dolittleのインストールを試みました。ダウンロードのページから、Raspberry Pi用のdebパッケージファイルをダウンロードしてインストールしてみました。無事に動いてホッとしました。サブノートの画面では、ちょうどいい感じでした。

オンライン版のScratchやDolittleについては、両方とも問題なく動きました。プログラミング学習環境としては、特に問題ないレベルだと思います。後は、フィジカル・コンピューティングまでできるかどうかというところがネックになるかも。

全体の動きとしては、少し反応が遅い感じがして多少の違和感はありますが、十分実用レベルの状態ではないかと思います。何より、これだけ古い機材を活かし続けられるのも、Linux Mintの開発に関わる方々の努力の賜物と頭の下がる思いです。

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