2020年7月24日金曜日

カブトムシの世話(2020夏)〜小ぶりなカブトムシが成虫に

5月の世話から2ヶ月半くらいになりましたが、6月の末頃からカブトムシがゴソゴソいい始め、羽化してきたことがわかっていました。例年に習ってカブトムシゼリーを投入。

昨年は、毎日10〜12個程度消費されていましたが、今年は、7月に入ってもなかなか梅雨が明けず、気温がそれほど高くなっていない(湿度が高いから不快なのだけれど…)ためか、それとも個体が小さいものが多いためか、そもそも蛹化不全や羽化不全で羽化数が多くなかったのか…いずれにしてもゼリーの減り方は例年の6割くらいで、毎日与えているゼリーは7個くらい。それでも余ることもあって、餌の調整が難しいのが悩みどころです。

写真には撮りませんでしたが、蛹化不全の個体が2体と羽化不全の個体が1体ほど、腐葉土マットの上に出ていたので処分しました。羽化したものは、学校の教材としてつがいで提供したり、この後に産卵された卵から幼虫の観察をしてもらったりすることも考えています。気をつけなければならないのは、新型コロナ対策。集まって見ないように注意しなければなりませんので、持っていく方法にも工夫が必要だと思っています。
(どのようにするかは、まだ決めかねています)

今年は、夏休みが短くなってしまって、子供たちの楽しみがだいぶ減ってしまっているので、こんなことでもお手伝いできたらと思っているところです。

2020年7月2日木曜日

Orange Pi OneをRaspberry Pi Imagerで作ったArmbian起動SDカードで動かす

Orange Pi(H3 Cortex-A7 Quad-core 1.2GHz)は、Raspberry Piのようなシングルボードコンピュータを作っているメーカーですが、RPiに比べて様々なバリエーションのシングルボードコンピュータを開発・販売している上に、価格も安く提供されていてちょっと使ってみたいと思っていました。2017年のはじめに、Amazonで取り扱っているのを見つけてケースと電源ケーブルがセットになっているOrange Pi Oneを衝動買い。とは言え、RPiに比べて知名度が低くて必要な情報を見つけるのが難しく、自分がMacユーザーということもあってうまく動かせず難儀をしました。(しばらく放置モード)そんな中、コロナ禍の関係で自宅ですごす時間が多くなり、家の中でやれることは限られているのでいろいろと片付けをしました。すると、購入したまま放置していた、Orange Pi Oneと同ZeroNano Pi NEO2が出てきました。とりあえず手始めに、Orange Pi Oneを動かしてみることにしました。

そもそもの問題は、MacではOSイメージ(imgファイル)をSDカードに入れて起動可能なSDカードを作ることが難しいということ。挫折した時期のOS(Armbianを使いました)は、安定性も悪かったようですが、それ以前に一般的にはRufusというツールを使って起動可能なSDカードを作るらしいのですが、このツールはWindowsにしか対応しておらず、macOSでは動きません。以前にもやったことがある「ddコマンド」を使ってやる方法が思い浮かぶのですが、それでもうまく動かなかったのでチャレンジする気持ちが薄れてしまっていたのでした。

そんな私に「天の声」が聞こえました(嘘)。もしかして、「Raspberry Pi Imager」でOrange Pi Oneの起動SDカードを作ることができるのではないかと。思いついたらやってみるしかありません。ArmbianのダウンロードサイトからOrange Pi One用のArmbian OSイメージファイル(今回は、Busterを選択)をダウンロード(Direct Download)して使うことにしました。圧縮された形でダウンロードされるので、「The Unarchiver」あたりで解凍しておきます。

Raspberry Pi Imagerを起動して、Operating Systemの「CHOOSE OS」をクリックして「Use custom」を選択します。すると、imgファイルなどが選べる窓が開くので、Orange Pi One用のArmbianのimgファイルを選択します。次に、SDカード(16GBのSDカードをSDFormatterでフォーマット済み)を挿してSD Cardの「CHOOSE SD CARD」をクリックして挿したSDカードを選択します。後は、「WRITE」をクリックしてしばらく待つだけです。これをOrange Pi Oneに挿して電源を入れると、無事に起動してくれました。

ワクワク感が抑えられず、何ができるか探ってみることにしました。はじめにroot(初期パスワードは「1234」)でログインすると、すぐにパスワードの変更を求められるので、初期パスワードを入力して、任意の新しいパスワードを入力(2回)します。すると、ユーザーの設定に進むので、自分のユーザー名とパスワードを設定します。(他にも聞かれるけれども[]の付いた項目は入力しないでReturn(Enter)で飛ばすことができるようです)ここまでできたら、自分のユーザー名とパスワードでログインできるかチェックしてみます。無事にログインできたら「reboot」コマンドで再起動して、各種設定をするためにrootでログインし直します。この過程で、不具合があった場合には、SDカードの作り直しが必要な場合もあります。

この後は、お決まりの「apt update」と「apt upgrade」で最新の状態にします。

今回の作業は、「Orange Pi One に Armbian を入れました」、「“Banana Pi”にArmbianを載せました」を参考にしましたが、ここからGUI環境を実現するための試行錯誤が始まりました。残念ながら、まだ良い方法が見つかっていません。書かれているとおりにやっても、最終的に再起動すると何も映らなくなります。動いている形跡があるので、何らかの方法でアクセスすることができれば解決の糸口が見つかるかもしれません。