2021年10月30日土曜日

iMacに接続した外付けHDDを共有フォルダとして設定してMacBook ProのTime Machineドライブとしても使う

自分の備忘のために記録しておきます。

macOSで使われているファイルシステム(フォーマット形式)は、主にAPFSとHFS+(Mac OS拡張(ジャーナリング))で、特にAPFSはmacOS 10.13以降で使用されるようになったファイルシステムです。自宅には、常用している外付けHDDが2台あり、この外付けHDDをそれぞれデータ保存用とTime Machine用として使っています。データ保存用として使っている1台は、HFS+(大文字/小文字を区別)でフォーマットされていて、私が使ってきた歴代のMacで作ったファイル等が保存されているのですが、今回はもう1台のTime Machine用として使っている外付けHDDの話です。

Time Machine用として使っている外付けHDDは、ロジテックのHDDケース(LHR-2BRHU3)にSEAGATEの内蔵用2TB HDD(BARRACUDA)を2台入れてRAID 1(ミラーリング)で使っていました。これをiMac (21.5-inch,2017)に接続して共有設定をして、MacBook Pro (13-inch, 2019, Two Thunderbolt 3 ports)でも使えるようにしていました。導入したのは2018年の3月で、当時も苦労しながら設定をした記憶があります。(しかし、その内容が記録されていなかった…)

導入から3年半が経過し、2TBの容量をほぼ使い切った状態になっていて、容量を増やす必要に迫られました。いつものAmazonで少し安くなっていた同じSEAGATE BARRACUDAの8TBを2台(ロジテックのHDDケース(LHR-2BRHU3)で扱える最大容量)を購入して入れ替え作業&再設定をすることにしました。

Macの電源を落として外付けHDDたちを外し、HDDケースの方を開けて中のHDDを8TBのものに換装し、元通り組み上げてiMacに接続しました。これで、8TB(RAID 1)外付けHDDができました。(これを「8TB HDD」と呼ぶことにします)さて、ここから試行錯誤の始まりでした。

8TB HDDのフォーマットをAPFSにすると、ユーザーの設定(所有者=私、以外に読み書きできないようにしたい)がうまくできません。共有設定でファイル共有の設定をいじってもうまく反映されません。MacBook ProでTime Machineドライブとして設定しても、書き込む権限がないと言われてしまいます。仕方がないのでHFS+にしようと思ったら、ディスクユーティリティでは一度APFSでフォーマットしたものをHFS+などにはできないことが判明。仕方がないので、常用しているLinux MintのPCにつないで別のフォーマットにしてから再びiMacのディスクユーティリティでHFS+でフォーマットしました。

すると、ユーザー設定がうまくできたので、共有設定をしてからMacBook ProでTime Machineドライブとして設定をしました。これでうまく行ったと思ったら、同じ8TB HDDをiMacでもTime Machineドライブとして使用しようと設定したところ、強制的にAPFSとして認識されるようになり、MacBook Proからは使えなくなってしまいました。

再びLinux Mintの力を借りてから再度iMacでフォーマットのやり直し。HFS+でフォーマットして共有設定を済ませたら、MacBook ProからだけTime Machineドライブとして使えるようにしました。ここでiMacのTime Machineドライブとして設定してしまうと元の木阿弥なので、8TB HDDを2つのパーティションに分けることにしました。ディスクユーティリティでHFS+のパーティションを2つに分ける設定をしたところ、MacBook ProのTime Machineのバックアップはそのままで2つ目のパーティションが出来上がりました。

これをiMacのTime Machineドライブとして設定すると、勝手にAPFS(大文字/小文字を区別)に変更されましたが、MacBook Proが使っている領域に影響はありませんでした。これで、ようやく作業が終了しました。過去には、Time Machineドライブを2台(以上?)のMacで共有することが可能だったけれど、macOSのバージョンアップとともにそれができなくなったものと理解しました。(現在使っているのはMontereyです)Time Machineの設定が安定したためか、他に共有フォルダで運用しているものの挙動が安定するようになりました。

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