2021年10月18日月曜日

運動会のYouTubeライブ配信をしてみた

コロナ禍により学校でも各種イベントが縮小傾向にあり、検温やマスクの着用をお願いした上で参会者数を限定する様々な工夫が行われています。そんな中、「運動会のライブ配信ができないか」という話になりました。GIGAスクール構想の関係で導入されているChromebookは児童生徒用ですが、勤務地では、教員にもこれまでの校務用とは別に、授業用にWindowsタブレットが整備されました。今回は、これを使ってみてはどうだろうかという話になったのでした。

実際には、セキュリティに係る設定の問題で簡単にはできなかったのですが、詳述するとセキュリティ的に問題があるので省略。まずはWindowsタブレットだけでYouTubeでのライブ配信を目指していろいろと試してみることにしました。多分に漏れず学校というところはお金がないので学校独自でソフトを導入することが難しい状況です。あわせて、セキュリティポリシーの問題で、購入したソフトをインストールするための手続きも必要です。今回は、全く何も新しく導入せずにあるものだけでやることにしました。(そもそもできるかどうかわからないことにお金をかけるのはかなりハードルが高いので…)

Windowsタブレットには、表と裏にカメラが付いています。これを利用してライブ配信をするということです。はじめてだらけで戸惑うことばかりでしたが、次の手順でできることがわかりました。

〈事前準備〉

  • YouTubeのアカウントを作る

〈ライブ配信を始める〉

  1. YouTubeのトップページからYouTubeアカウントでログインする
  2. 左側のメニューから「自分の動画」を選択(クリック)する
  3. チャンネルのコンテンツから「ライブ配信」を選択(クリック)する
  4. 中央の「始める」を選択(クリック)する→ライブ配信のモードになる
  5. 「詳細」「カスタマイズ」「公開設定」を順に行いライブ配信を開始する

※「カスタマイズ」でチャット機能をOFFにして、「公開設定」で「限定公開」と「公開予約」(日時)、どちらのカメラを使うかを設定しました。

手順としては、以上でライブ配信を始めることができました。問題は、この配信URLを伝えることです。幸い学校から家庭への連絡手段がありますので、それを使って配信URLを伝えました。また、一度配信を終了すると、再び配信を始めるためにはもう一度同じ手順で始めなければならずURLも変わってしまうため再度連絡をしなければならなくなり、煩わしくなるので注意が必要です。特に、セキュリティの関係でデータの移動が難しいシステムが導入されているような場合は、所々で「紙に書く(メモをとる)」という作業に頼らざるを得ず、準備段階で時間がかかるという問題もありそうです。

今回の利用者数は、Maxで370程度。のべでは2,800近いアクセスが有りました。高評価33に対して低評価は3。はじめてのライブ配信で、学校関係者が試行錯誤して行っているものですからユーチューバーと比べられたら残念と言う他ありません。また、第三者からのアクセスがないとも限らないので、できるだけ個人の顔が特定できないように配信したことも低評価につながったかもしれません。(学校Webサイトもそういうポリシーに従って顔が特定できないようにしているし、事前に特定できないように配信することも伝えていました)また、家庭のネット環境に寄ってはかなり遅延したとも聞きましたが、そのあたりはこちらでは如何ともし難いので…。(当日、運動会のライブ配信をしていたのは市内で勤務校1校のみだったので、配信自体は快適に行うことができました)

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