これまで、様々なスピーカーユニットを使ってスピーカーの自作に挑戦してきましたが、サブウーファーを試すためには、Amazonで購入した「ZK-MT21(←YouTube動画)」という2.1 ch対応のパワーアンプを使っていました。これはこれで、コンパクトで使い勝手が良いので重宝しているのですが、YouTubeで「Lepy」と刻印されたHi-Fi 2.1 chステレオパワーアンプがあることを知って、気になったので購入してしまいました。
今回購入したのは、「Lepy LP-838(←YouTube動画)」という割とスタンダードなもののようですが、同じ「Lepy」でも型番の違うものや「Lepy」ではなく「Lvpin」や「Lepai」となっているものなど、いろいろあるので調べてみました。型番違いは機能や形も違うので需要に応じて選べば良いようですが、「Lepy」というのがブランド名でBukang Technologyという会社の製品のようです。元々は、「Lepai」というブランド名で製造・販売されていたものが「Lepy」へとブランド名を変更したとのこと。「Lvpin」は別会社のコピー品とのことでした。
#「Lepai LP-2020A+のコピー品caiyun Lvpin CY-20Aについて」や「中華アンプのおすすめ人気ランキング【2025年】」を参考にしました。
また、同じ「Lepy LP-838」でも中身が違うものがあるようで、いくつかの分解動画を見比べて自分が買ったものも中身を確認してみましたが、同じ「MADE IN BUKANG(基板にシルク印刷されている)」でもアンプICやスイッチなどの構成が違っているようでした。そもそも、コピー品が多く出回る中華製品ですので、刻印されているものが本当かどうかも含めて疑っておく必要はあるかもしれません。(知らんけど)一応、簡単な仕様について以下にまとめておきます。
〈Lepy LP-838〉
- 対応するスピーカーインピーダンス…4〜8Ω
- オーディオ入力…【リア】RCAオーディオピンジャック・【フロント】3.5 mm TRSオーディオジャック(何故か「MP3」と刻印されている)
- スピーカー端子出力…15W×2 ch(ステレオ出力)
- ネジ端子出力…20W×1 ch(サブウーファー出力)
- 電源入力…DC12〜14.4V(最大3A)
- アンプIC…TDA7266(←Datasheet)
#基板を確認して、「TDA7266」とシルク印刷されているのを確認しましたが、これを信頼するかしないかは自分次第ということになります。
以前使っていたZK-MT21の方は、以下のとおりです。
〈ZK-MT21〉
- 対応するスピーカーインピーダンス…4〜8Ω
- オーディオ入力…3.5 mm TRSオーディオジャック
- ネジ端子出力…50W×2 ch(ステレオ出力)+100W×1 ch(サブウーファー出力)
- 電源入力…DC12〜24V(最大9A)
- アンプIC…CS8673E(←Datasheet)
#「ZK-MT21 2.1 CHANNEL 200W CLASS D (CS8673E) BLUETOOTH AMPLIFIER WITH AUXILIARY INPUT TEST & REVIEW」(←YouTube動画)
使ってみての感想ですが、ZK-MT21は「FREQ(Frequency)」の調節ができるようになっているのですが、LP-838だとその調節ができないことがネックだと感じました。LP-838では、サブウーファーへ出力する周波数をいじれないので、「BASS」の音量とサブウーファー音量だけで調節する必要があります。そのため、かなり考えてあれやこれやと確かめながらセッティングしないと満足できる音にはならないように思いました。
総じてではありますが、クラシックのような低音も複雑に音が重なる楽曲では調節が難しく、電子楽器を多用する楽曲や小編成バンドのような楽曲では低音の強調が心地よい印象をもちました。スピーカーの組み合わせ方によっても聴こえ方が異なる可能性があるので、さらにいろいろと試してみたくなりました。(まさに「沼」である…orz)
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