2013年4月14日日曜日

Raspberry Piで改造したScratchを動かす

前回の作業で、ようやくRaspberry Piで動く改造したScratchイメージ(ScratchMyu4RPi.imageとScratchMotors4RPi.image)ができあがりましたが、今回は、これらをRaspberry Piで簡単に動かせるようにする方法をまとめてみます。

まず、改造したScratchイメージを「/usr/share/scratch/」の中に保存します。次に、以前にやったように、起動コマンドスクリプトを作ります。「/usr/bin/」内のscratchコマンドスクリプトのコピーを2つ用意して、scratchmyuとscratchmotorsという名前に変更しました。この2つのファイルを「/home/pi/」内にコピー(sudo cp …)して、Leafpadで開いて「IMAGE="/usr/share/scratch/…"」のところだけをそれぞれScratchMyu4RPi.imageとScratchMotors4RPi.imageに書き換えました。これを、再び「/usr/bin/」以下にコピー(sudo cp …)すれば、スクリプトファイル名がそのままコマンドとして使えるようになります。
#パーミッションの設定も確認しましたが、変更されていませんでした。

このままでも使えることは使えるのですが、いちいちターミナルを開いてコマンドを打ち込むのは面倒です。そこで、LXDEメニューに登録するところまで作業をしてみることにしました。

以前にKNOPPIXでやっていたので、これを参考にしながら作業を進めました。まず、「/usr/share/applications/」内のscratch.desktopファイルから2つのコピーを作って、scratchmyu.desktopとscratchmotors.desktopという名前に変更しました。次に、「/home/pi/」内にこの2つの.desktopファイルをコピーして、Leafpadで開いて「Exec=…」「Name=…」の2ヶ所を変更します。「Exec=」以下をコマンドスクリプトの名前にそれぞれ変えて(今回は、scratchmyuとscratchmotors)、「Name=」以下を任意の名前(メニューに表示される)にしました。これを、再び「/usr/share/applications/」以下にコピー(sudo cp …)すれば、LXDEメニューから起動することができるようになります。

そもそも、需要は少ないのかもしれませんが、これでだいぶ使いやすくなりました。自律型のロボットが完成するまで、もう少しな感じです。(^_^)

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