2013年12月30日月曜日

大掃除で見つけたもの

年の瀬となりまして、自分の周りの「紙類」を片付けております。

仕事柄、様々な文書に目を通す必要(進んで読みたいものもあれば、読みたくな…〈以下自粛〉)があるのですが、時々、自分がなぜこんなものに興味をもったのかわからないようなものも出てきます。とりあえずプリントアウトして後で読もうと思ったのだろうと思うのですが、今見ると大した情報じゃないなぁと思われるものがちらほら。

で、古紙置き場に積んでいくことになるのですが、片付けていた紙類の中から、私がこれまで出向いて行ってもらってきたチラシやら資料やらの束が出てきました。

博物館とか資料館とかに行った時は、図録とか研究冊子とかを購入したり、パンフレットなどをとっておいたりするのですが、ここ数年間整理をしていないことが判明。以前は丁寧に分類していたのに、このところはちょっとサボり気味でした。冬休みの間に整理することにします。
#中には城跡見学の資料もあって、しばらく情報発信していないことを反省しました。

扱いに困るのは、名刺サイズのチラシのようなもの。イヤ、名刺なのか…。Maker Faireとかオープンソース・カンファレンスとか東京国際ブックフェアとかに参加したときのもの。
#今年はあまり行けてないなぁ…。

そのときは「いいなぁ」と思ったんだろうと思われるものや、出展者の話が面白くてノリでもらっちゃったものなどいろいろ。小さい紙だから情報量は少ないし、何だったか思い出せないのもあるけど書いてあるURLをいちいち調べるのは面倒だし…。「思い出せないもの→印象に残っていない→それほど重要ではない(スミマセン…)」ということにして、思い切って整理することにしました。

意外と悩むのはステッカー類。シールもらって嬉しいという年齢ではないことは明白なんだけど結構捨てられない。貼る場所によっては、センスが良いと思われるところとダサいと思われるところがあって、そう簡単に貼れない。でも、捨てられないのです。

最後に、「ママ、どうしておうちにサーバがあるの?」が出てきて、また読み直してしまいました。何度読んでも「意図」が全くわからない。はじめから終わりまで突っ込みどころ満載で、どう考えてもサーバを買うことを説得する材料になってないし、子供に説明をするシチュエーションにする意味も感じない。あまりにもセンスが悪すぎて笑うしかない。

というわけで、年の終わりに笑いながら過ごせる幸せを感じつつ。来年のことはあまり考えたくない今日このごろです。それではみな様、良いお年を。

2013年12月14日土曜日

自宅サーバのOSをLubuntuにする

2年前の作業でサーバに昇格したCeleron D 330(2.66GHz)のマシーンにopenSUSEを入れてサーバとして運用していたのですが、バージョンアップするごとに動作が重くなり、最近ではマウスの移動も途中でつまずく感じで嫌気が差しておりました。他のディストリビューションと比べて異種独特な雰囲気を持っているSUSEは、以前からのお気に入りでもあったのですが、実用性が低いのであれば使い続ける理由はありません。次は何を使おうか思案していると、Lubuntuという選択肢が思い浮かびました。
#日本語のサイトは、「Lubuntu日本語情報サイト」がオススメ。MintとかPuppyとかTiny Coreとか紹介しちゃうところは、かなり共感するし好感が持てる。

Lubuntuは、その名が示す通り、私も長年愛用しているUbuntuの派生版で、デスクトップにLXDEを採用したもの。そればかりではなく、かなり軽く作られているようです。私にとってもLXDEは使い慣れているし、Ubuntuの公式派生のLubuntuなら信頼性も高いと考えました。

早速WebサイトからISOイメージをダウンロードしてCDに焼きました。これをサーバとして使っていたマシーンに入れていつものように起動すると、難なく起動してくれました。マウスの動きもかなり早く、これなら使えると思いました。そのままインストール作業を進めて数分で完了。CDを抜いて再起動してから、アップデート作業とNetatalkのインストール&設定を行います。(「言語サポート」を起動して不足分をインストールするのも忘れずに)

「Synapticパッケージマネージャ」で「Netatalk」を検索し、インストールの設定をして「適用」すると、いつものようにダウンロードからインストールまで自動的にやってくれました。サーバへの接続を安定させるために、ネットワークの設定を変更して再起動すると、なんともあっけなくafpでつながるようになりました。これでファイルなどのバックアップが出来るようになってホッとひと安心。Lubuntuにはあまりソフトが入っていないことがわかりましたが、サーバに使うので十分な感じ。これからしばらくはこの環境で行こうと思います。

2013年12月8日日曜日

Raspbianを8GBのSDカードに移動しMathematicaをインストールする

しばらく放置していたRaspberry Piでしたが、Mathematicaが無料で使えるようになったという話を聞いて、インストールしたいと思っていました。しかし、作業の時間がなかなかとれず、このままではいつまでたってもできないと考えて意を決してやってみることにしました。(以下、数日かけての作業結果)

久しぶりなのであれこれ忘れている感じだったのですが、とりあえず、モニタとキーボード&マウス、LANケーブルをつないで電源を入れてみました。無事に起動を確認した後、ログインしてからいつものように「startx」コマンドでLXDEを起動し、先のWebサイトの情報に従ってインストール作業を開始しました。(「LXTerminal」を使用)

$ sudo apt-get update && sudo apt-get install wolfram-engine

しかし、ディスクの容量が足りずにエラーを吐いて終了してしまいました。その他にもいろいろと入れているためもあってか、4GBのSDカードでは足りないようです。試しに「apt-get autoclean」でいらないパッケージの情報を削除してみましたが、まだダメなようです。そこで、Raspbianを8GBのSDカードに引っ越しをすることにしました。

参考にしたのは「橋本商会」さんの「Raspberry PiのSDカードをコピーする」です。まずは、SDカードをMacBook ProのSDカードスロットに挿し込んで、ターミナルを起動して「df」コマンドでマウントポイントを確認。後は、以下のコマンドを順番に叩いてディスクイメージを作りました。

$ diskutil umountDisk /dev/r(dfで確認したSDカードの場所)
→ SDカードの場所は、"disk2"のようにボリューム名付き"disk2s1"でないもの
$ sudo dd if=/dev/r(dfで確認したSDカードの場所) of=(任意の名前).dmg bs=1m
※この作業が少々時間がかかります
$ diskutil eject /dev/(dfで確認したSDカードの場所)

これで無事にSDカードのディスクイメージができ上がりました。これを別のSDカードにコピーします。

$ diskutil umountDisk /dev/r(dfで確認したSDカードの場所)
→ SDカードの場所は、"disk2"のようにボリューム名付き"disk2s1"でないもの
$ sudo dd if=(任意の名前).dmg of=/dev/r(dfで確認したSDカードの場所) bs=1m
※この作業が少々時間がかかります
$ diskutil eject /dev/(dfで確認したSDカードの場所)

これでコピーが完了しました。でき上がったSDカードを、Raspberry Piに挿して起動してみましたが、問題なく動いてくれました。ここで、容量を大きくしたSDカードをフル活用するために、LXTerminalを開いて「sudo raspi-config」を起動し、「expand_rootfs」を選択します。すると、SDカードの容量をフルに活用できるようになります。

さて、先ほどつまずいたMathematicaのインストールを続けてみます。すると、今度はスムーズにどんどんインストール作業が進みます。そして、LXDEメニューにMathematicaのアイコンが現れたら、無事にインストール完了です。これからどれだけ使えるものか試してみようと思います。

RaspbianにArduino IDEと日本語入力をインストールする

前回に引き続きRaspberry Piの話題です。特に強い需要があるわけではないのですが、作業環境としてArduino IDEをインストールしておくと、何かと便利かなぁと思ってインストールすることにしました。

方法はとても簡単。「LXTerminal」を開いて、

$ sudo apt-get update && sudo apt-get install arduino

と叩くだけです。インストール終了までにはかなりの時間がかかりますが、それはいつものこととして気長に待ちます。はじめは、4GBのSDカードの方で試してみたのですが、かなりいっぱいな状況のようで、インストールに失敗してしまいました。そこで、前回新しく8GBのSDカードにコピーしたものを使いましたが、こちらは問題なくインストールできました。
#ちょっと遅い情報ですが、日本語の文字化けが起こる場合は「sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese」をすると良いようです。
#うまく通らない時は、先のコマンドの前に「sudo apt-get update」してからの方が良いようです。
#この作業をしてあっても、「startx」前のコンソール画面では、日本語はうまく表示されないようです。(多分方法はあるんだろうと…)

バージョンが1.0.1なのでちょっと古いのですが、そのうちバージョンアップされることを期待して待つことにします。(自力で何とかできないこともないかも…)
#複数台のRaspberry PiをLANケーブルを抜き挿ししながら交換で使う場合、Raspberry Pi起動させてからLANケーブルを挿さないとうまく起動しないことがありました。スイッチングHUBの問題かもしれませんし、LANからの電流による誤作動なのかもしれませんが、動かない状態になるため一瞬焦りました。

続けて、日本語入力ができると便利だろうということで、「ibus-anthy」をインストールします。コマンドは「sudo apt-get install ibus-anthy」でLXTerminalから簡単にインストールすることができます。これでだいぶ使える状態になりましたが、マシーン自体が非力なため、仕事などのために常用するのはちょっと難しいところです。ただ、いじるのが楽しいというのは間違いないので、これからもいじり倒していきたいと思います。

【追記】使えるようにするには、これだけでは不十分です。インストール作業が済んでから、下のタスクバーの「IBus」のアイコンを右クリックして「設定」を選択します。すると「IBusの設定」画面が表示されます。 この中の「インプットメソッド」タグを開き、「インプットメソッドの選択」から「日本語」→「Anthy」を選ぶとインプットメソッド欄に追加できるようになるので「追加」ボタンを押します。これで「Control + Space」で日本語入力ができるようになります。(日本語入力に対応しているソフトのみ)(2014.2.27)

2013年12月3日火曜日

AcerのNetBookにMint 16をインストールする

以前、ある研究に参加して買って頂いたAcerのNetBookPC(Windows XP入り「ASPIRE ONE D250(10.1インチ、Atom N280)」)が6台あるのですが、そろそろXPにも見切りをつけなければならない状況になり、OSをLinuxにすることを思い立ちました。

そもそもこのPCは、前任校でScratchを使った学習活動を行った際に活用したもので、Linux版のScratchではマイクからの録音ができなかったことから急遽買って頂いたものでした。現状では、Linux版のScratchでもマイクからの録音ができるようになっているため、既に存在価値がありません。しかも、XPのサポートが終了するとあっては、早めに別のOSで再生する必要がありました。

いろいろと考えた末に、使い慣れたMintで再生することにしました。問題はこのNetBookにはDVDドライブがないため、通常のインストールができないことでした。いろいろと情報を探していると、MintをUSBメモリからインストールする方法があることがわかってきました。参考にしたのは「ノートPCにUSBでLinux Mint 15をインストール」というBlog記事でした。ポイントは、「UNetBootin」というソフトを使うことのようです。早速これをMintを動かしているマシーンの「ソフトウェアマネージャ」(Ubuntuだと「Ubuntuソフトウェアセンター」でO.K)で検索すると、結構あっさり出てきました。(それだけ使用者が多く需要があるということでしょう)これを使って予めダウンロードしておいたMint 16(32bit版DVD)のISOイメージをUSBメモリに入れることにしました。
#16は、現在RCではありますが、今後正式リリースになるだろうと考えて、15からの面倒なアップグレードより、16でのアップデートの方が簡単だろうと考えました。

USBメモリの容量は、ちょっと多めに見積もって8GBのものを使用(実際には1.3GB程度しか使われていない模様)。前述の記事に従ってUNetBootinで作ったBootUSBメモリをNetBookに挿して起動します。はじめに使ったUSBメモリは、何をしてもBootしなかったので、Bootに対応していないUSBメモリだったようで、改めて別のもので再挑戦しました。するとあっさりMint 16が起動し、インストール作業を進めることができました。
#BIOSの設定でUSB HDDを優先にすることもお忘れなく。

ここから先は、「Linux Mint 15 "Olivia"のインストール」と同様に、いつものインストールウィザードで作業が進みます。毎度のことながら多少時間はかかりますが、インストール自体に問題はなく無事終了。再起動を促されるので、再起動してUSBメモリを抜き取ると、追加のアップデート作業にとりかかります。こちらも無事終了し、ようやく使える状態になりました。

ついでに、Scratch 1.4とArduino IDEを「ソフトウェアマネージャ」からインストールして、いつでも学習活動に使える状態にしました。マシーンの非力さが気になるところですが、動作としては問題ないようです。

2013年11月16日土曜日

Linux Mintを14から15にUpgradeする

自宅で常用しているLinuxマシーンが2台あって、1つはUbuntuで、もう1つはMintで動かしています。(児童用の私物PCはPuppy(そろそろ5.2.8にしようかなぁと。5.5は不具合があるみたいだし…)で動かしています)
#ファイルサーバはopenSUSEで運用しています。←マシーンが古いので動作がもっさりしてて嫌なのですが。

このうち、Ubuntuは最近13.04から13.10にUpgradeしました。これは、「アップデートマネージャー」からUpgradeできたのでとても簡単でした。(昔はそうでもなかったけど…)次に、もう1台のMintをUpgradeしようと思ってちょっとつまずいてしまいました。どうやら、Mintのアップデートマネージャでは、14から15へUpgradeはできないようなのです。とりあえず、インストール用のDVDを作ってそこから起動し、Mintの上書きインストールをしようかと思いましたが、そもそもそういう設定がなく断念。そこでGoogleさんに尋ねると、「ておくれブログ」さんの「Linux Mintのアップグレード方法」というページが見つかりました。これはわかりやすくてありがたい。今回は、これを参考にして作業することにしました。

推奨されている「リフレッシュアップグレード(Re-fresh Upgrade)」でUpgradeすることにして、まずは「バックアップツール」を起動しました。「ファイルをバックアップ」を選択すると、バックアップ元のソースとバックアップ先を設定する窓が現れます。バックアップ元のソースには「/home」内から自分のユーザ名の付いたフォルダを選択し、バックアップ先はUSB2.0対応のカードリーダーに挿したコンパクトフラッシュ(8GB)を選択しました。
#本当は、USB2.0対応の外付けHDD(40GB)があったのでこれを使おうと思ったのですが、うまく使うことができず、調べてみたらフォーマットがおかしくなっていました。MacBook Proでフォーマット(FAT)し直して、使えるようにしましたが、かなり古いもの(一度中のHDDが壊れて同じ型のHDDを換装して使っていた)なので、今回の作業には使いませんでした。

ファイルのバックアップはかなり時間がかかりました(エラーでバックアップできないファイルもあった)がとりあえず終了。次に、「ソフトウェアセレクションをバックアップ」にとりかかりました。バックアップ先は、先ほどのコンパクトフラッシュです。これはあっけないほどにすぐに終了してしまいました。これで準備は完了です。
#全部で3GB程度使いました。

ここからは、インストール作業に入ります。予めISOイメージを焼いておいたインストール用のDVDから15を起動すると、デスクトップに「Install Linux Mint」というアイコンがあるので、これをダブルクリックで開きます。すると、インストールウィザードの窓が開いて、いつものように様々な設定をしてから、インストールが始まります。手順は新規インストールと同じです。

インストール作業が済んだら、後は先ほどのLinux Mintのアップグレード方法に従ってバックアップから復元するだけです。(ユーザフォルダ内のファイルは、手動で戻しました。隠しファイルを表示して移動するのも忘れずに)もう少し簡単であると嬉しいところですが、何とか無事に作業が終了しました。そろそろ16がリリースされる気配がありますが、しばらくは15でがんばってみるつもりです。

2013年11月14日木曜日

Appleの無料になったソフトをインストールして古いものをアンインストールする

Mac OS X Mavericksの無償提供は、これまでUpgrade料金の捻出に悩まされてきた私自身にとって大きな衝撃でしたが、Appleの気が変わらないうちに(笑)インストールしてしまおうということで、修理から帰ってきたiMac(SnowLeopardで動いていた)と新しく購入したMacBook ProのOSをMavericksにしました。ここまでは、以前に書いた通り。

今回は、OS以外の無償になったソフトをインストールして、古いソフトをアンインストールすることにしました。つまり、iWorkとiLifeを新しいものに置き換えるということです。
#iOS版は、そのまま上書きでアップグレードしてくれるので、古いソフトが残ることはありません。

まずは、iWorkから。App StoreアプリケーションからApple IDでログインすると、Mavericksのときと同じように、iWorkの各アプリケーションが無料でインストールできる状態になっていました。これら(Keynote、Pages、Numbers)のインストールボタンを押すと、自動的にインストールが始まります。多少時間はかかりますが、特にやることもないのでしばらく放置。その後、無事インストールされていることを確認しました。

次に、iLifeのインストールを行いました。iTunesとiPhotoは既に最新のものにしてあったので、iMovieとGarageBandをインストールしました。こちらも多少時間はかかりましたが、問題なく無事にインストールが終了しました。
#iMacは、iMovieをインストールしようとすると「ビデオカードが対応していない」旨のメッセージが出てインストールができませんでした。

最後に、古いソフトをアンインストールしました。実は、このインストールでアップグレードされて、古いものは自動的に上書きされるのだとばかり思っていたのですが、しばらく使っているうちに古いのが残っていることが判明し、アンインストールの作業が必要なことを知りました。Googleに聞いて、「iWork'09をアンインストールする方法について。」というページを見つけました。この手順通りにやれば、アンインストールできます。私も前例にならってコピペ&加筆修正しておきます。

  1. Finder の「移動」メニューから「アプリケーション」を選択する。
  2. 「iWork '09」「iMovie (バージョン番号)」「GarageBand (バージョン番号)」というフォルダをゴミ箱に捨てる。
  3. 「Macintosh HD」を開いて「ライブラリ」フォルダを開く。
    ※「移動」メニューから「フォルダへ移動」で「/Library」と入力しても良い。
  4. 「Application Support」フォルダを開く。
  5. 「iWork '09」フォルダをゴミ箱に捨てる。
  6. 「ライブラリ」に戻って「Preferences」フォルダを開く。
  7. 「com.apple.iWork09.plist」および「com.apple.iWork09.Installer.plist」、「com.apple.iLife(バージョン番号).plist」というファイルをゴミ箱に捨てる。
  8. ユーザーの「ライブラリ」から「Preferences」フォルダを開く。
    ※Mavericksでは、optionキーを押しながら「移動」メニューを開くと選択できる。
  9. 「com.apple.iMovie(バージョン番号).plist」というファイルをゴミ箱に捨てる。

これで作業は終了です。旧バージョンのソフトも使い続けることができる仕様というのは、親切なんだろうとは思いつつ、上書きを選択できるようなシステムにしてもらえたらもっと良かったかもしれないと思いました。

2013年11月8日金曜日

カブトムシの飼育再開

カブトムシ飼育5年目にして痛恨のミスを犯した(結局、はじめに羽化した1頭を除き全滅)今年でしたが、思いもかけないところから4頭の幼虫を手に入れることができました。まだ、2齢から3齢になりたてくらいの大きさで、雌雄の区別(雄にVの印)がつかなかったのですが、カブトムシ飼育再開です。

今まで使っていたコンテナの中のマットは、ほぼ全滅させてしまったショックから捨てずに放置してあったので、まず環境を確認するところから始めました。 マットの中にあった黒く変色した前蛹状態のカブトムシを取り出した後は、ほとんど手入れをしていなかったので少々乾燥していましたが、マット自体に問題はなかったので、丁寧に加水をして幼虫を入れてやりました。4頭しかいないのでコンテナでは大きすぎる気もしますが、その分マットをたくさん食べて大きくなってくれることを願っています。

今度は失敗をしないように、成虫になるまでしっかり育てたいと思っています。

2013年10月28日月曜日

古いMacBookからMacBook Proへの移行

5年間使ってきた愛用のMacBookでしたが、先日、とうとうキーボードの一部が使えなくなり、不便この上ない状態になってしまいました。丁寧に掃除をしたり、NVRAMリセットとか、SMCリセットとか、いろいろとやったりしてみたのですが全く解決せず、時間をおいたら使えるようになるかもという淡い期待も虚しく、回復を諦めるしかないという結論に達しました。

そして購入したのが、MacBook Proです。Mavericksの発表直前で、何も知らないまま必要に迫られて購入。後で、まだ同じ機種が同じ値段で売られているのを発見してホッとするも、面倒な移行作業を早々に済ませないと仕事に支障が出てしまうので、急いで取り組むことにしました。

まずは「移行アシスタント」の力を借りて、アプリケーションのコピーはスムーズに完了。問題は、ユーザフォルダを暗号化(FileVault)しているためLibraryなどが移行できず、そのままでは使えないアプリケーションがあることです。しかたがないので、シリアルナンバーなどを使って、ユーザー登録しなければならないソフトウエアの設定を行いました。
#もしかすると、FileVaultを解除してからやればよかったのではないかということに気づいたのは、だいぶ作業が進んでからでした。orz

その他のものは、ネットで共有して古いMacBookの中に入り、必要なものをフォルダごとコピーすることにしました。「デスクトップ」「ダウンロード」「書類」「ムービー」「ミュージック」「ピクチャ」の中身をまるごと順番にコピーしました。ピクチャ以外は問題なく使えるようになったのですが、ピクチャだけは、単純にコピーしただけではiPhotoで見えるようにはなりません。コピーした後(あるいはコピーせず)に「iPhoto Library」を読み込む作業が必要で、余計なものを読み込ませないためには、読み込ませたい「iPhoto Library」だけを別のフォルダに入れて、iPhotoから「ファイル」→「ライブラリに読み込む…」で読み込むと良いようです。

本当にすぐに使いたかったのは、ブラウザーとメールです。メインでは、FirefoxThunderbirdを使っているため、移行は簡単なはずでした。つまずきどころは、新しいMacBook Proのユーザフォルダの中に「ライブラリ」フォルダが表示されなくなっていること。かなり頭を悩ませた後、Optionキーを押しながら「移動」メニューを開くと「ライブラリ」フォルダが現れることを突き止めました。

ようやく作業の見通しが立ったので、FirefoxとThunderbirdの設定ファイルなどをMacBook Proに移行します。それぞれFirefoxでは「~/Library/Application Support/Firefox」フォルダ内に、Thunderbirdでは「~/Library/Thunderbird」フォルダ内に設定ファイルなどが保存されているので、これらを先述の要領でMacBook Proに持ち込みました。それぞれ起動についても問題はありませんでしたし、快適な作業環境が手に入って嬉しい限りです。

この後、修理から戻ってきたiMacと合わせて、OSをMavericksに変更しました。iPhoneやiPad2もOSをiOS7.0.3にして、久しぶりにすべてが最新の状態になりました。これから、互換性などを調べながら、使い倒していきたいと思っています。

2013年10月27日日曜日

FOMAからiPhoneにデータを移す

若干「今更?」感のある話題ではありますが、docomoから念願のiPhoneが発売されたため5年ほど使っていたFOMAから乗り換えることにしました。購入したのは近所のPCショップでしたが、平日だったからかiPhoneのブースに人影もまばらな状態。「本当にここで買えるのかな?」と不安に思いつつ店員さんに声をかけると、iPhone5cが「明日入荷」とのこと。予約をお願いして、店を出ました。

そして先日、念願のiPhoneを手にすることが出来ました。契約から開通までに時間がかかってヘトヘト状態でしたが、無駄だと思ったオプションをすべて断り、「データの移行はすべて自分でやる」と宣言して、持ち帰ってきました。そもそも、今までのFOMAもそんなに使い倒していたわけではなかったので、メール、写真、アドレス帳が移行できれば良いと考え、FOMA→SDカード→Mac→iPhoneの順にデータを移行すれば大丈夫だと思ったのでした。

FOMAからSDカードへのデータ移行は、機種によって少しずつ違うと思うので詳細は省略。MacBook ProはSDカードを直接読み込めるので、FOMAからデータを入れたmicroSDカードを抜いてSDカードアダプタにセットし、そのままMacBook Proに挿し込みました。デスクトップに現れたSDカードアイコンを開くと、いくつかのフォルダが見えました。

見慣れた「DCIM」フォルダの中には、写真が収められています。SDカードを挿し込むと「iPhoto」が起動するので、これを使って写真データを取り込むのが早いと思います。iPhoneに入れたいのであれば、「iTunes」経由で同期することもできます。

メールのデータは、SDカード内の「SD_PIM」フォルダに収められます。「.VMG」という拡張子のファイルがそれです。受信メール、送信メールがそれぞれ1つのファイルにまとめられて保存されています。見るためには、テキストエディタから開けばOkay。(拡張子を.TXTに変更するとダブルクリックで開きます)再利用するにはあまり便利ではありませんが、大事なメールを確認する程度なら十分かと思います。

残るは、アドレス帳のデータです。これも「SD_PIM」フォルダに収められます。「.VCF」という拡張子のファイルで「vCard形式」と言われるものです。設定によって違うようですが、私の場合はいくつかのvCardファイルに別れていました。これをまとめて選択し、右クリックのメニューから「連絡先」で開くと読み込むことができます。「簡単だなぁ」と思って「連絡先」を終了し、違う仕事をしてから再度立ち上げたら、先ほど読み込んだはずのデータが全て消えていました。なぜこんなことが起きるのかわからないのですが、試行錯誤の後にようやく使えるようになったので、その手順をまとめてみます。

  1. 読み込ませたいvCardファイルをすべて選択し、右クリックのメニューから「連絡先」で開くを選択する。
    (読み込んだvCardのデータが「連絡先」の窓に全て表示される)
  2. 新しく読み込ませたデータをすべて選択し、「ファイル」→「書き出す…」から「vCardを書き出す」でvCard形式で書き出す。
  3. 一度「連絡先」を終了させ、再び「連絡先」を起動する。
    (読み込ませたはずのカードが全てなくなっている)
  4. ファイルメニューから「読み込む」で、先ほど書き出したvCardファイルを再び読み込む。

ここまでやって「連絡先」を終了すれば、再び起動したときに読み込んだデータが表示されるようになります。もしダメだったら、以下の手順も加えてみてください。

  1. 「ファイル」メニューから「新規カード」を作成する。
  2. 新規カードを選択して「削除」する。
    (これで保存できる状態になるらしい)
  3. 「ファイル」メニューから「保存」を選択する。

以降は、カードに編集を加えても、そのまま反映されるようになります。これをiPhoneと同期させれば、アドレス帳の移行は完了ということになります。いろいろ調べた結果、iCloudを設定して「連絡先」を同期するしかなさそうだということが判明し、試しにやってみました。すると、あっという間に同期されてあっけなく設定終了となりました。

今回のポイントは、FOMAから持ち込んだvCardファイルを「連絡先」に保存するところでした。これさえクリアできれば、業者に頼まなくても自力で移行できます。自己責任ではありますが、ただでさえ出費が多いところに余計な出費を避けたい場合には、是非チャレンジしてみてください。

2013年10月19日土曜日

デジタル教科書…よりもデジタルノートのイメージで

最近、ネットでもリアルでも、デジタル教科書についていろいろと議論が起こっています。この動きは「教育の情報(ICT)化」という一連の流れの中にあるものですが、様々な立場の人たちが、それぞれ別のイメージ(思惑?)を持ちつつ議論を繰り広げているため、何だか"ちぐはぐ"だなと思うことが多々あります。

学校現場で教壇に立つ身としては、これまでの経験もあって、デジタル教科書の議論は、子供たちが取り残されているのではないかなぁと感じています。広く普及しているとは言い難いのですが、教師が教材を子供たちの前で提示するデジタル教科書は、既に教科書会社が開発しているものがあります。これをそのまま児童用の教科書として利用するのはあまり現実的ではないのですが、教科書会社が児童用デジタル教科書を作る素地のようなものは、できつつあると考えて良いと思っています。
♯むしろ技術的な問題よりも、法的な問題の方が気になっています。

しかし、紙の教科書をそのまま、あるいは、ちょっとばかり挿絵や写真を動かせる仕組みを盛り込んだり、音を出して興味を引いたりしても、それが本当に子どもたちの学習に有益かどうかはわかりません。
#教員の立場からすると、むしろ使いにくい。

私はデジタル教科書というよりも、デジタルノートもしくはデジタルワークブックのイメージで、教師から教材を提示するだけでなく、それらをもとに、子どもたちが自ら学習を深められるような仕組みを備えたタブレットPC&コンテンツ(アプリ)が欲しいと思っています。(これをデジタル教科書とは呼びたくないのです)

手書きやタイプで入力するだけでなく、写真や音などを取り込んで保存・加工・整理したり、それを使って様々な表現をしたり、それらをアウトプットして、みんなの前で発表したり、ネットで配信(諸々注意は必要だけど…)したり、紙工作やフィジカル・コンピューティングにも使えるなど、さらに表現の可能性を広げたりすることができれば、理想的な学習環境になりそうな予感がします。これを、デジタルノートと呼んで、子どもたちに普及させることができたらなぁと妄想しています。

家庭では、使い終わったノートはすぐゴミとして処分されると聞いています。学んだ記録を捨てるなんて、私には考えられない。私自身は、教科書よりも自分が書いたノートで勉強をした方なので、これには大変ショックを受けました。自分が作ったノートは、まさに自分だけの教科書だと思います。
#これを「子供が作るデジタル教科書」という意味で「デジタル教科書」と言うのなら、それでも良いかと思いますが。

デジタル教科書やデジタル教材を、単に反復練習(習熟)、eラーニング(自習)や試験(評価)のためのものに限定してしまうのは、もったいない気がしています。(そういう使い方を否定しませんが)未だ実現していない未知の領域だけに、様々な思惑が交錯するのも理解できますが、そもそも「学び」というのは「自由を獲得する手段」でもあると思っていますので、そういう自由自在に学べる環境を、提供できる道具を子供たちに与えたいなぁと考えているところです。
♯まとまりのない文章ですが、今日はここまで。

2013年9月28日土曜日

Scratch 1.4から2.0にアップしたプロジェクトを再び1.4で使えるようにする

毎度お世話になっているScratchですが、Webアプリの2.0(Flash)になってから、自分でプログラムを組む作業をしていませんでした。しかし、Scratchで教材づくりができないかとういう話になり、重い腰を上げて2.0を使ってみることにしました。

先ずは自分のアカウントでサインインして、過去の作品が動くかどうかチェックをしました。「私の作品」一覧から「中を見る」で過去にアップした作品にたどり着きます。いくつか動作のおかしいところを修正しましたが、特に大きな問題もなく共有することができました。次に、先日紹介したように、Scratch 1.4で作ったファイルをアップロードしてみました。こちらも問題なくアップロードできて、動作についても問題はありませんでした。

ここまでが比較的スムーズだったので、2.0から1.4へのプロジェクト互換もある程度考慮されているものと思っていたのですが、ここからがつまずきの始まりでした。

Scratch 2.0にアップロードしたプロジェクトをローカルにダウンロードすると、「.sb2」という拡張子のついたプロジェクトファイルでしか保存できませんでした。どこかに1.4の「.sb」に変換してくれる機能がついているのではと思って探してみたのですが、どこにも見当たりません。とりあえず、これをこのまま1.4で読めるならと試してみましたが、やはりダメでした。さらには、「.sb2」を無理やり「.sb」にして再チャレンジしてみましたが、やはりこれもダメでした。

ネットで調べてもあまりピンとくる情報がなく、いつものようにtwitterでヘルプを求めたところ、いつもお世話になっている@abee2さんからヒントをいただき、2.0から1.4にプロジェクトファイルを変換してくれるツールを教えていただきました。そもそも、2.0のプロジェクトファイルは、ZIPでアーカイブ化されたファイル群で、拡張子の「.sb2」を「.zip」にして解凍すると、ファイルが現れるという仕組みになっています。一方、1.4のプロジェクトファイルはバイナリー。これを変換するツールが「Retro Converter」です。

早速、2.0でダウンロードしたプロジェクトファイルの変換を試みました。しかし、音のデータが上手く変換できないというエラーが出て、そこから先へ進みません。拡張子を「.zip」にして中身をいじって音のデータを外したり削除したりしてみましたがダメ。作業の最中に自分のミスか何かでファイルが壊れてしまって、「.zip」を「.sb2」に戻しても変換ツールが「ZIPじゃない」と言い出し、また始めからやり直しをすることに。泣き言をつぶやいていると、@abee2さんから"ダウンロードする前のプロジェクト自体から音のデータを外す"というヒントをいただきました。

プロジェクト自体を複製して自分が録音した音だけを削除し、ローカルにダウンロードして再チャレンジしましたが、まだダメ。ならばと、デフォルトでステージについている音も全て削除してチャレンジしたら、見事変換に成功しました。

はじめから2.0で作ったものならもっと簡単に変換できるようですが、ちょっと複雑なことをし過ぎました。(本校の場合は、ネット事情が悪く、教室ではネットを使うことができないため、ローカルで使える1.4はこれからも現役なのでした。)でも、これで大きな山は乗り越えましたので、あとは少々手直しをして教材として使えるようにするだけです。もうひとがんばりです。

2013年9月15日日曜日

Scratch 1.4のスプライト管理(ベクターを使いたい場合)

毎度お世話になっているScratchですが、Web上で使う2.0にはスプライトをベクターで描くツールがあるものの、インストールして使う1.4にはそれがありません。「ペイントエディター」で描いても修正が面倒なので、これまでほとんど使っていませんでした。しかし、「動きのある教材をScratchでなら簡単に作れるかもしれない」と思い立ち、どのようにすれば簡単にスプライトの管理ができるかやってみることにしました。

一応この実践を他の先生たちにも伝えたいという気持ちはあるので、(私がMacユーザなので)「Macじゃなきゃ出来ないんでしょう?」と言われるようなことにはしたくありません。そこで今回は、多くの学校で導入実績があるであろう「PowerPoint」を使うことにしました。
MSのソフトの中で、ベクター系の絵を簡単に描くソフトとして、PowerPointはなかなか使えると思っています。

絵だけをPowerPointで描くというのは(私が絵を描くときは、挿し絵的に使うことが多いので管理しやすくするため)よくやっていることなので、いつものように絵を描いて、コピー&ペーストできるかなとやってみました。しかし、どこを探しても出来そうにありませんでした。そこで、「ペイントエディター」の「読み込み」を使って、画像を読み込むことにしました。
※参考Webサイト:エレキジャックWeek18. ボスキャラを作る

GIFやJPEG、PNGなど有名所の画像ファイル形式に対応しているので、様々な画像ファイルを読み込むことが出来るようになっています。今回は、PowerPointで描いた絵を、グループ化してから右クリックし、ポップアップメニューから「図として保存…」を選択してPNGで保存して使いました。「ファイル」メニューから「画像として保存…」を使うという手もあるのですが、この場合は画面全体が一つのファイルとして保存されてしまうので、作った絵だけを切り抜きたい場合は、ポップアップメニューからやった方が良いです。

この方法で作った画像ファイルを、無事にScratchへ持ち込むことが出来るようになりました。描くときのコツとして、絵の大きさにもよりますが、画面いっぱいに描いた絵の線は、できるだけ太め(6 pt以上くらい)にした方が良いようです。そうしないと、Scratchに持って行った時、絵を小さくすると線が見えなくなってしまいます。(ペイントデータに変換されてしまうため)ペイントで絵を描くのが苦手な方は、試してみる価値はあると思います。

【追記】Scratchのサイトで、この方法で試しに作った教材を公開しました。 (2013.9.16)

2013年8月31日土曜日

夏休みの終わりに

今年の夏休みも明日でおしまいです。教員の勤務としては、夏休み中もしっかりと仕事があるのですが、やはり子どもたちと一緒にいてこその教員だなぁといつも思っています。
#単に事務仕事が苦手なだけという話もあるのですが…。orz

夏休みの間でも、子どもたちと関わった仕事がありました。そのはじめが林間学校でした。5年生の林間学校は、子どもたちが大きく成長する場でもあるのですが、今年は目に見えて成長を実感できた林間学校でした。これから後半に向けて音楽に関する大きなイベントがあるのですが、自分の禁(そもそも音楽は専科の先生がいます)を破って子どもたちを鍛えていこうと考えています。

次に、水泳の苦手な子たちを集めて集中的に練習する取り組みがありました。私は毎年この担当をしているのですが、今年の子どもたちも泳力を伸ばしてより長く泳げるようになりました。子どもたちの成長が目に見えるというのは、教員をやっていてこれ程嬉しいことはありません。泳げるようになりたいという目標に向けて真剣に努力している子どもたちの目には、毎年心を動かされます。

夏休みの前半と後半には、音楽クラブの練習がありました。私が今の学校で金管バンドを担当してから今年で5年目になりますが、人数が増えたこともさることながら、かなり実力がついてきて、良い音が出せるようになってきました。やはり、発表の機会を多くするというのは大切なのだなぁと実感しているところです。今年度は、学校内外を含めて4〜5回の発表を予定していて、5月の運動会で1回終えたので残り3〜4回ということになります。難しい曲に挑戦していますが、きっと出来ると信じて練習に励んでいます。

最後に、夏休みの最後に学年で補習を行いました。汗をかきながらも嬉々として登校してくる子どもたちの姿を見て、この学年は大丈夫だなぁと思いました。校内でも冷房が使える部屋を利用して約1時間の勉強会をしたのですが、よく集中して取り組むことができて、林間学校での成長は本物だったのだということを実感しました。私自身も子どもたちの姿を見ただけでホッとしました。

これからの後半は行事が沢山あるし、6年生に向けての準備もしなければなりません。決して余裕があるわけではないのですが、子どもたちと一緒に良い学年を築き、良い思い出を残せたらと思っています。
#フィジカル・コンピューティングにも取り組みますよ。(^_^)

2013年7月21日日曜日

夏の飼育・栽培(2013)

本職が忙しくて時間がないところではありますが、隙間な時間を見つけて今夏の飼育・栽培活動についてまとめておきます。

まず、毎年取り組んでいるベランダ栽培は、種からの栽培を断念(梅雨どきに苗が腐ってしまった)し、近所のDIYショップで苗を安く購入してリトライしました。昨年度、葉物野菜を育てたときに使った、根っこだらけの土をカブトムシのフンとともにミキサーにかけ、しばらく日光消毒した後に肥料を足して栽培に使いました。栽培しているのは、キュウリとトマト。キュウリは、夏休み前に15〜20cmの少々こぶりなものが3本採れたので、塩で揉んで冷やして、クラスの子どもたちと一緒に食べました。トマトは、やっと実がついてきたところなので夏休み前に間に合いませんでしたが、どのくらい成長するか楽しみです。

飼育の方は、主に自宅で行なっていますが、繰り返し育ててきたカブトムシの世話で痛恨のミスをしてしまい、今年はまだ1頭しか羽化したものを見ていません。6月に「蛹化前の最後の世話を」と思ってマットの手入れをしたのですが、タイミングが悪く前蛹状態のものがおりました。蛹室を崩してしまったので、まだ動きのあるうちにとあわてて戻したのですが、やはり無理があったようでした。(怖くてまだ掘り出していません。orz)
#多分、蛹化不全、羽化不全を起こしているものと思われます。あまりにも痛い…。

一方で、活発に動くようになってきたオカヤドカリたちは、これで3回目の夏をむかえることになりました。先月までで越冬のための設備から開放され、昼間から元気に動き回る姿が見られるようになりました。餌も盛んに食べるようになり、サンゴ砂を散らかして困るくらい元気いっぱいです。そこで、久しぶりに水槽のレイアウトを変えてみようと思い立ちました。そもそも、長期で世話ができないことがあるため、自動的に給水するシステムにしてみようと思ったのがきっかけでした。

とはいえ、オカヤドカリ飼育がそれほど浸透していない(むしろ、越冬しない生き物だと思われているくらいな)地域でもあるため、専用の物を買い求めるのは難しい状況です。そこで、小動物用の自動給水器(池の部分とボトルの部分があるやつ)を購入し、ツルツルしたプラスチックにヤスリで傷をつけて入れてみました。オカヤドカリたちにとってはちょっと大きめですが、深さ調整のために入れた「ろかジャリ」と素焼きの人工石をうまく使って出たり入ったりしていました。
#水の中に入ったままの1匹がいるので、この後がちょっと心配。

人工海水や餌(ちょっと深い入れ物にした)も用意して、流木などでデコレーションしながら導線を確保して、とりあえず新しい飼育環境が整ったところです。この状態で1週間くらい放置できるものか、毎日様子を見ながら実験してみようと思っています。
#ついでに、小動物用の乾燥フルーツや乾燥野菜も購入してきて、オカヤドカリ専用餌と合わせて給餌しています。(ミルク系の添加物入りは避けています) 桜えびや揚げ玉も食べさせています。(ミルクや柑橘類以外は、本当によく食べます)

栽培も飼育も、細々とではありますがこれからも続ける予定です。とは言え、夏休み中にサンゴ砂の交換をしたいと思っているのですが、いつできることやら…。

2013年7月5日金曜日

自宅にある電子楽器じゃない楽器たち

以前に何処かで自宅にある電子楽器を紹介した気がする(忘れてしまったのでまたそのうち…)のですが、今日はそうじゃない楽器たちの中から、いくつかを紹介してみます。いずれもやってみたいと思って買ったものなので、総数は大したことはないのですが、自分がやりたいと思うかを基準にして買い集めています。

一番長く使っているのは、エレキベースです。高校生の頃に買ったAria Pro IIのオフホワイト(ある理由から日に焼けすぎている)のベースと、結婚してから買ったFERNANDESの黒いベースがあります。先日、音楽朝会で子どもたちの前で弾きましたが、正直なところ音を出せる程度にしか弾けません。我が子たちも小さい頃からベースの音が好きで、私の部屋でひとしきり遊んでいることがあります。

次によく使うのは管楽器です。演奏をするというより、音の出し方を見せる程度にしか使っていません。前任校にいた頃に買ったポケットトランペットは、島村楽器で購入したJ.Michaelで、安くておもちゃみたい(店員さんもそのようにおっしゃっていました)な楽器ですが、そこそこの音が出ます。(ところどころメッキが剥がれてしまって、見た目はあんまりですが…)買ったときに付いていたマウスピースがどうも自分に合わず、昔中古のトランペット(もらって数年でバラバラに壊れた)で使っていたYAMAHAのマウスピース(楽器とは別に買った)を挿して使っています。使い慣れていたからかもしれませんが、こっちの方が良い音が出せます。

もう一つの管楽器は、つい最近購入した、安くて有名なケルントナーのトロンボーンです。ポケットトランペットよりも安くて驚きましたが、そこそこの音が出ます。ちょっと強めに吹くとすぐに音が割れてしまったり、音を安定させるのが難しい感じがするところが難点ですが、値段相応といったところだと思います。マウスピースも期待をしていなかったのに素直に音が出ました。付属品の白手袋は、数回使ったらダメになりそうな代物(付けなくてもいいくらい)でしたが、デモンストレーションで音を出す程度なら、問題ないと思いました。

挑戦しようと思って買ったままになっているのが、バイオリンとウクレレです。バイオリンは、昔々石橋楽器で中国製のものが超安売りしていたので衝動買い(もともと憧れがあった)してしまいました。でも、弦がすぐに切れてしまったり、しばらく弾いていなかったら弓がボロボロになってしまったりしたので、余計にお金がかかってしまったという情けない楽器です。 見た目こそバイオリンの形をしていますが、どこかのおみやげ品に毛が生えた程度で全くいい音が出ません。それでも、練習程度には使えるかなという感じ。一番気に入っているのは、如何にもバイオリンケースと言えるような古めかしいケースの方です。(笑)

ウクレレも1台は純粋におみやげ品で、実際に海外旅行先でおみやげとして買って来ました。音は出るのですがチューニングが甘くなりがちで、頻繁に合わせなければなりません。余計な装飾が付いているのも楽器としての痛さを倍増させてくれています。(苦笑)しかし、日本で買ったもう1台はちゃんとした楽器で、チューニングもバッチリ安定しています。練習はこちらでやっていこうと思っていますが、現在はケースにしまったままです。(涙)

この他にも、安物のリコーダーやマラカスなどの楽器がありますが、個人的に思い出深いのがケーナです。これは、とあるフォルクローレバンドの演奏会の会場で購入したもので、当時子どもだった私のわがままを聞いて母親が購入してくれたものでした。民族楽器にも興味があるので、集めてみたい気持ちがあるのですが、電子楽器も含めてかなりの量があるので、どうしたら良いか思案中です。

次の楽器を買うときは、まず部屋の整理・整頓からやらなければいけないかも知れません。orz

今までの教員生活を振り返って「告白」というか「懺悔」というか…

「先生」と呼ばれる立場になって、今年で20年目(本採用18年目)となりますが、自分では日々精一杯子どもたちと向き合ってきただけで、長い年月を過ごしてきた実感が余りありません。毎年子どもたちも違うし集団の質も違うわけで、同じ方法を使っているように見えて、細部でカスタマイズしなければならず、「これをやれば完璧」という一般解があるようには感じていません。

ただ、どんな状況であっても、子どもたちに必要と思ったことは積極的に取り入れたいと思っているので、さなざまな教育活動の潮流に乗せて頂き、あれやこれやと手を出して来ました。それを支えてくれた、多くの方々には感謝のしようもないくらいありがたく思っておりますが、元々はいずれも門外漢ですから「専門」と言われるとかなりお恥ずかしい状況にあります。

例えば、「フラッグフットボール」は、大学受験生の頃から観ていたNFL好きがもとで取り組み始めたもので、初任の学校で「アメフトを教育活動に取り入れることは出来ないか」という提案があって研究を始めたことがきっかけになっています。当時は、フラッグフットボールの存在を知らず、タッチフットボールのようなイメージで考えていましたが、アメフト自体の日本での認知度が低く、子どもたちに教えることが難しいと感じて、教育的な価値を損なわない程度にシンプルでわかりやすくルールを作り変えて取り組んできました。今では、フラッグフットボール協会が配布している教材なども活用させていただいて、毎年少しずつ取り組んでいます。しかし、そもそもアメフトをやっていたわけでもなく、観ることが専門で特別な訓練を受けたわけでもない私がやっているわけですので、その質は推して知るべしなのではないかと思っています。

次に、これも長年続けている「金管バンド」の指導も、実は専門とはいえません。小学生の頃に、自分自身が金管バンドに所属していたことをきっかけに、その後も金管楽器と付かず離れずの関係にあったことが今につながっています。とはいえ、知識や技能の上では、指導者としての専門の訓練を受けたわけではありませんから、書籍に頼ってあれこれと勉強はしているものの、自己流のそしりを免れず、常に申し訳ない気持ちを半分くらい抱えながら指導をしているところです。これについても、楽器のメンテナンスや購入について相談に乗ってくれた学校関係者および楽器店の担当者の皆さんに支えられ、一緒に取り組んでくれた(くれている)先生方にも支えられて何とかやってこれたなぁと思っているところです。

最後に、フィジカル・コンピューティング(プログラミングやオープンソース活用を含む)については、最近の6年間で取り組んできたもので、本来中学校以上で取り組むべき内容を小学校でも出来ないかという実験的な取り組みに参加させていただいたことがきっかけになっています。趣味で細々とやっていた電子工作やオープンソースの活用が知識のベースにはなっていますが、どこかで習ったものでもなく、ただ断片的な知識があるだけでやっていますので、内心はビクビクしながらやっているというのが正直なところです。そんな状況にもかかわらず、多くの方に支えられて取り組めていることをありがたく思っています。今年も秋にまた取り組みたいと思っています。

というわけで、少々胸につかえていたことを「告白」してみました。よりよいものを日々探究しながら、常識にとらわれず(クリティカルな視点を忘れず)、日々子どもたちの前に立ち教え導くものとして努力を続けて行きたいと思っています。

2013年6月2日日曜日

運動会での金管バンド演奏

先日、無事に運動会が終わりましたが、久しぶりに金管バンド(音楽クラブ)の演奏での行進に取り組みました。これまでの学校では、9月に運動会を行なっていたため、十分に練習期間があったのですが、現任校では5月に行われるため、今までの4年間は断念しておりました。

昨年度、音楽クラブに入ってくれたのは、20人足らずの子どもたちだったのですが、4,5年生を中心に、まじめに練習する子どもたちが多く、欲張って2曲(内1曲はメドレーのような形なので実質短い3曲)をみっちり練習しました。この内、行進曲アレンジの「ヘビーローテーション」を運動会の行進曲として演奏したのでした。

熱心な学校からすると、「えっ?たったそれだけ?」と思われることでしょう。私自身もこれまでの学校では、短いものを合わせて5〜6曲はやっていましたから。夏休み中までに校歌、運動会の歌、得賞歌の3曲と、行進用の曲(「となりのトトロ」か「鉄腕アトム」+α)をやって、後半に発表会用の曲を1〜2曲やる感じでした。すると、1年間で人前で演奏できる曲が3〜4曲になるため、ちょっとした演奏会ができるわけです。そのため、赴任校の教職員の協力や理解、保護者の皆さんのご協力や子どもたちの熱心さもあって、年に数回発表する機会を頂いておりました。

ところが、現任校では発表の機会が限られているだけでなく、朝練習はできないし、放課後練習も簡単にはできません。月3回のクラブ活動と業間休みや昼休みを使った練習だけですので、無駄にできる時間は一切ありません。また、私自身が担任を持っているために、音楽クラブに没頭しているわけにもいきません。条件的にはかなり厳しい。この悪条件を子どもたちがカバーしてくれたのでした。

昨年度とほぼ同じメンバー+新しいメンバーを含めて30名弱に増えたため、運動会までは今までと同じ楽器&こちらが任意で指定した楽器という約束で練習開始。今までのメンバーが新しいメンバーに教える姿も微笑ましく、日に日に音が厚くなり、当日を迎える頃にはかなり安定した演奏ができるようになってくれました。

入場行進の「ヘビーローテーション」も閉会式の「得賞歌」も、出だしの音で会場の「お〜っ」というざわめきが聞こえて来ました。1音1音丁寧に音を作り、細かくタイミングを合わせる練習をして来ました。それが実を結んだ瞬間でした。何より、子どもたちの誇らしげな顔つきは、練習ではじめて校庭で吹いたときとは雲泥の差でした。短期間でしたが、子どもたちはこんなにも成長するものなのだということを改めて思い知らされました。

運動会終了後、正式に楽器を決めて新たに練習をはじめました。今年できたからといって、来年も同様にできるとは限りませんが、このサイクルを定着させていきたいと思っています。昨年度ともに指導してくれた音楽の先生や、今年度本校に赴任して一緒に指導してくれている音楽の先生、貴重な時間を音楽クラブに使わせてもらうことを承諾してくれた本校教職員の皆さんや温かい目で影で支えてくださった保護者の皆さん、そして、厳しい練習に耐えてがんばってくれた子どもたちに深く感謝しております。

2013年5月4日土曜日

Raspberry Piを使ってわかったこと(VGAとBluetooth)

このところ、使用頻度が高くなっているRaspberry Piですが、ここで新たにわかったことを2つ紹介しておきます。既知の現象のようなので、私自身の備忘のためなのですが…。

以前に購入した、HDMIとVGAを変換するケーブルを使って、自宅にあったSHARPの古い液晶モニタにRaspberry Piをつないでみようと考えました。はじめは、そのまま挿せば使えるだろうと思っていたのですが、どうもうまく表示しません(チラッとは映るのですが、すぐに消えてしまってその後は反応なし)でした。しばらく放置の後、先ほど@robo8080さんのつぶやきを拝見し、「これなら行けるか!」と実験再開。ちょっと情報を追加するために、ググって探したら「Raspberry Pi にモニタをVGA接続」というそのものズバリのブログ記事を見つけました。これらを参考にして、RaspbianをインストールしてあるSDカードの中に入っている「config.txt」をテキストエディタ(別のPC(Ubuntu)でやりました)で開いて以下の2つについてコメントアウトを外しました。

  • hdmi_force_hotplug=1
  • hdmi_drive=2

日本語ではありませんが、「HDMI to VGA Converter for Raspberry Pi & New Pi Enclosure Design Idea」という動画も参考になりました。これを観ると他にも設定しているようですが、私の環境では上で紹介した2つを変更しただけで無事に表示してくれるようになりました。

この実験の過程でわかったことがもう一つ。Bluetooth USBドングルを挿しっぱなしで使う場合、しばらくRaspberry Piに電源を入れていないとBluetoothドングルが反応しなくなるという現象が発生することがわかりました。以前にやったように電源をいれる前にBluetoothドングルを抜いておいて、起動してから挿す方法も試してみましたが、うまく認識してくれません。「壊れたのか?」と思ったりもしたのですが、電源を切ってしばらく放置し、再び電源を入れ直してみました。すると、BluetoothドングルのLEDが点滅し、無事にキーボードとマウスを接続することができるようになりました。なんだか天邪鬼な感じが否めませんが、気長に付き合っていこうと思っています。

2013年4月14日日曜日

Raspberry Piで改造したScratchを動かす

前回の作業で、ようやくRaspberry Piで動く改造したScratchイメージ(ScratchMyu4RPi.imageとScratchMotors4RPi.image)ができあがりましたが、今回は、これらをRaspberry Piで簡単に動かせるようにする方法をまとめてみます。

まず、改造したScratchイメージを「/usr/share/scratch/」の中に保存します。次に、以前にやったように、起動コマンドスクリプトを作ります。「/usr/bin/」内のscratchコマンドスクリプトのコピーを2つ用意して、scratchmyuとscratchmotorsという名前に変更しました。この2つのファイルを「/home/pi/」内にコピー(sudo cp …)して、Leafpadで開いて「IMAGE="/usr/share/scratch/…"」のところだけをそれぞれScratchMyu4RPi.imageとScratchMotors4RPi.imageに書き換えました。これを、再び「/usr/bin/」以下にコピー(sudo cp …)すれば、スクリプトファイル名がそのままコマンドとして使えるようになります。
#パーミッションの設定も確認しましたが、変更されていませんでした。

このままでも使えることは使えるのですが、いちいちターミナルを開いてコマンドを打ち込むのは面倒です。そこで、LXDEメニューに登録するところまで作業をしてみることにしました。

以前にKNOPPIXでやっていたので、これを参考にしながら作業を進めました。まず、「/usr/share/applications/」内のscratch.desktopファイルから2つのコピーを作って、scratchmyu.desktopとscratchmotors.desktopという名前に変更しました。次に、「/home/pi/」内にこの2つの.desktopファイルをコピーして、Leafpadで開いて「Exec=…」「Name=…」の2ヶ所を変更します。「Exec=」以下をコマンドスクリプトの名前にそれぞれ変えて(今回は、scratchmyuとscratchmotors)、「Name=」以下を任意の名前(メニューに表示される)にしました。これを、再び「/usr/share/applications/」以下にコピー(sudo cp …)すれば、LXDEメニューから起動することができるようになります。

そもそも、需要は少ないのかもしれませんが、これでだいぶ使いやすくなりました。自律型のロボットが完成するまで、もう少しな感じです。(^_^)

2013年4月11日木曜日

Raspberry Pi用にScratch.imageを改造する

前回の作業で、今まで他のLinuxで使っていた、改造されたScratchがRaspberry Piで動かないことがわかり、twitterでつぶやいたところ、Scratch Day 2013 in Tokyoの準備などでお忙しい@abee2さんから情報を頂きました。結論だけ言うと、Raspberry Piに含まれるScratchは特別なものであるため、他のScratchイメージを持ち込んでもうまく動かない可能性があるということでした。そこで、初体験ではありますが、Scratch.imageの改造をやってみることにしました。

改造と言っても、既に作成して頂いている.csファイルをRaspberry Pi付属のScratch.imageに組み込むだけです。参考にしたのは、「チェンジセット(差分集合)の書き出しと読み込みの方法」です。今回改造したScratchイメージファイルは、ScratchMyu4RPi.imageとScratchMotors4RPi.imageという名前にしましたが、改造の内容をまとめると以下のようになります。

まず、SensorBoardWithMotorからWeDoLight.1.csを書き出します。作業はMacBookでやりましたが、「チェンジセット(差分集合)の書き出し…」を参考にして難なくクリア出来ました。Macの場合は、「マウスの右ボタンをクリック」ではなく、項目を選択するとウィンドウの左側にスクロールバーが表示され、その上にスイッチらしきものが表示されるので、それをクリックします。また、特にSqueakVMとの関係を気にする必要がなく、Raspberry Piから持ってきたScratch.imageファイル(/usr/share/scratch/に入っていた)をダブルクリックするだけで勝手にSqueakVMで開いてくれました。予め「Scratch.image」を「ScratchMyu4RPi.image」などのように、別名で保存しておくとわかりやすいと思います。今回は、2つのイメージファイルを作ったため、別の名前で2つのイメージファイルを作ってから作業をしました。

問題は、チェンジセットを読み込ませたいScratchイメージファイルから起動して、シフトキーを押しながら「ファイル」メニューを開いても、「Exit User Mode」という項目が出てこないことです。そこで、よく知られた裏ワザとして、シフトキーを押しながら「SCRATCH」のロゴの「R」をクリックするという方法を使いました。シフトキーを押しながら「R」をクリックすると小さなメニューが表示されます。その中から「turn fill screen off」を選ぶとScratchの窓が少し小さくなって、右下にSqueakのデスクトップ(ワールド)が表示されます。あとは先述の「チェンジセット(差分集合)の書き出し…」を参考にして作業をすれば問題ありません。作業が終わったら、再びシフトキーを押しながら「R」をクリックし、「turn fill screen on」を選択してユーザモードに戻します。最後に、同じくシフトキーを押しながら「R」をクリックして、出てきたメニューの中から「save image for end-user」を選んで変更した内容を保存すれば、改造したScratchイメージファイルの出来上がりです。

こうして作ったイメージファイルをRaspberry Piに持ち込んだところ、無事に動いてくれました。\(^o^)/
#起動からLXDEメニューへの登録まで出来ましたが、詳細は後日書くことにします。

2013年4月8日月曜日

カブトムシの世話(2013春)〜多頭飼育のサイクル化に向けて

昨年の秋から、時々様子を見る程度でほとんど放置状態だったカブトムシの幼虫。5年目の春を迎えてかなり暖かくなってきたので、そろそろ冬眠から目覚めた頃だろうと思ってマットの交換をすることにしました。昨年は、4月の月末近くに世話をしましたが、昨年に比べて今年はカブトムシの幼虫が多かったので、共食いを心配してちょっと早めに様子を見ることにしたのでした。

保湿のために敷いておいた枯葉を取り除き、マットの様子を確認してみました。マットは、昨年にも増して良い感じに水分がしっかり保たれていました。上の方の深さ5cmくらいは、カブトムシたちが通った様子もありませんでしたが、その下のマットにはフンがたくさん混ざっていて、それぞれの幼虫がうまく場所を確保しながら丸まっていました。マットをふるいにかけながらフンを取り除き、出てきた幼虫を別の容器に避難させていきました。秋には25頭いたカブトムシの幼虫でしたが、今回の世話で確認できたのは24頭でした。残骸は何も発見できなかったので、だいぶ早い段階で土に帰ってしまったのだと思います。生き残った24頭は少々大きさにばらつきがあるものの、冬眠から覚めて元気に動き回っていました。

ふるいにかけたマットは、新しいマットと混ぜてまた使い回します。こうすると、夏に次の幼虫が生まれたときの餌にもなるからです。取り除いたフンは、昨年のように植物の栽培に利用します。4回に分けてマットと朽木を入れ、層ごとに6頭ずつカブトムシの幼虫を入れました。最後に上から5層目のマットをかぶせて今回の作業を終了しました。夏前にもう一度様子を見て、餌として消費されたマットを足さなければならないと思います。(既にマットは用意してあります)この方法で多頭飼育のサイクルができるといいなぁと思っています。幼虫が40頭を超えた時に世話がとても大変だったので、30頭くらいまでが調度よいかもと思っています。

2013年4月7日日曜日

改造されたScratchをRaspberry Piで動かせず

Raspberry Piで自律型ロボットを簡単に作る実験をしています。今回は、これまで@abee2さんに改造して頂いた各種Scartchを動かす実験をしました。

まず、インストールされているScratchの状態を確認するところから始めました。Scratchの起動コマンドは、「/usr/bin/」の中にある「scratch」というシェルスクリプトです。これを「vi」で開く(「vi /usr/bin/scratch」でOkay)と、scratchの起動に必要な物がどこにあるかが記述されています。squeakvmは「/usr/lib/squeak/」の中に、Scratchのpluginsは「/usr/lib/scratch/」の中に、Scratch.imageやlocaleは「/usr/share/scratch/」の中にそれぞれあることが判明しました。これに従って、ミュウロボ用と2モータ用のScratchで実験を続けてみることにしました。

手始めに、一番簡単な日本語ロケールファイルの更新(@abee2さんに作って頂いた日本語ロケールファイルは、以前の記事にリンクあり)をしました。「/usr/share/scratch/locale/」以下にあるものに上書き(解凍したpoファイルを「sudo cp *.po /usr/share/scratch/locale/」でコピー)すればOkayです。

次に、ミュウロボ用のimageファイルとなのぼ〜どAG用のimageファイルを同様の手順(解凍したimageファイルを「sudo cp *.image /usr/share/scratch/」)で「/usr/share/scratch/」へコピーしました。その後、それぞれのlocaleフォルダ内のpoファイルもコピー(面倒なので、piユーザフォルダ内に解凍したフォルダを置いて「sudo cp */locale/*.po /usr/share/scratch/locale/」でコピーしました)して準備完了。

起動コマンドを作るために、scratchの起動コマンドがあった「/usr/bin/」へ移動し、scratchのシェルスクリプトからファイル名を変えて(今回は「scratchmotors」と「scratchmyu」の2つにしました)コピーを作り、中身の設定をすることにしました。しかし、「sudo vi …」で起動しても、うまく変更できなかったので、ダメ元でLeafpadでやってみることに。直接保存はできないものの簡単に開いて編集することが出来ました。
#編集したものをpiのユーザフォルダ(/home/pi/)に入れておいて、あとで「sudo cp …」すればOkay)

さて、ここから大きな壁にぶち当たります。当初は、シェルスクリプトのimageファイル名のところだけ変更すれば簡単に起動するだろうと思っていたのですが、何だかうまくいきません。真っ白い窓が開いてCPUフル稼働状態になり、マウスの動きも鈍くなる感じです。しばらく待つと窓が閉じて「out of memory」というメッセージと起動プロセスを示す大量のログが表示されて止まります。メモリーが足りないのかな?と思って新しく買った512MBの方でもやってみましたがダメ。今まで、KNOPPIXやPuppyで使っていた起動用シェルスクリプトをRaspberry Piの設定に合わせて書き換えてやってみてもダメ。同じ方法で、Scratch.imageだと問題なく起動するので、改造したものの個別の問題だろうと推察しました。
#もちろんですが、パーミッションの設定も確認しました。

というわけで、今回はうまく動かなかった報告になってしまいました。

【追記】成功したやり方については、2013年4月11日の記事をご覧ください。(2013.4.13)

2013年4月1日月曜日

Raspberry PiとWeDoモータで簡易ロボット制御

Raspberry Piでロボット制御の実験中です。これまでに、モバイルバッテリーで動作することを確認し、Bluetoothキーボードを使えるように設定しました。この実験を進めていく過程で、Raspberry Piに入っているScratchWeDoが動くことが判明し、まずはこれでロボット制御のようなことができるかどうかやってみようと考えました。

モニタとUSBマウス(まだBluetoothマウスを購入していないので)をRaspberry Piに接続し、以前に購入したUSBモバイルバッテリーを使って起動しました。ここで、Bluetooth USBドングルを挿して、Bluetoothキーボードの好きなキーを押してRaspberry Piに認識させます。コンソール画面からBluetoothキーボードを使ってログインし、「startx」でLXDEを起動してからScratchを起動します。この時点で、2つのUSBポートは使い切っているので、WeDoのレゴUSBハブを挿すところはありません。これを挿せば自動的にモータのブロックが表示されるのですが、USBマウスを抜くと作業ができないし、Bluetooth USBドングルを抜いてしまうと、また認識させるのに時間がかかってしまって面倒です。そこで、Scratchの「編集」メニューから「モーターのブロックを表示する」を使って無理やりモータのブロックを表示させました。これを使って、単純にスペースキーを押したら1秒間モータが回るというプログラムを作りました。

最後に、USBマウスとモニタを外してレゴUSBハブ(モータがつながっている)を挿し、BluetoothキーボードのenterキーでScratchのプログラムを動かし、プログラム通りに動作するか確認すると、見事に動いてくれました。(YouTubeで画像が見られます)単にラジコンカーのようなものを作っただけなんですが、いろいろと可能性が感じられてわくわくしています。センサを追加したり、キーボードからの命令を工夫したりすればもう少し複雑な動きもできそうなので、時間を見つけてやってみたいと思います。

Raspberry PiでBluetoothを使う

Raspberry PiWeDoなのぼ〜どAGをつないで、Scratch(改造したものも含めて)から制御することで自律型のロボットが出来ないだろうかと考えて、細々と実験中です。

さしあたって、キーボードの呪縛(と言うほど大げさなものでもないか…)からRaspberry Piを開放するために、Bluetooth USBドングルを挿して無線キーボードを使うことが出来ないかと考えました。同じようなことを考えている方はいないかとググってみたところ、結構たくさんの人がチャレンジしている様子。中でも一番わかり易かったYengawa Systemsさんのブログ記事を参考に、作業を進めていくことにしました。
#今回の作業はインターネット接続必須です。DHCPサーバが動いている環境がお勧めです。

まずは、Raspberry Piにキーボード、マウス、モニタ、LANケーブルをつないで、前回用意した電源をつなぎました。起動&ログイン後、GUIで作業を進めるために「startx」でLXDEを起動しました。次に、デスクトップにあるターミナルを起動し、「sudo apt-get update」と打ち込んでapt-getのリストを更新します。その後「sudo apt-get install bluetooth bluez-utils blueman」でBluetoothを動かすのに必要なものをインストールしました。
#これが結構時間がかかります。

インストールが終了したら、Bluetooth USBドングルを挿します。今回は、プラネックスのBT-MicroEDR1XというBluetooth Ver.2.1とEDRに対応したものを使いました。ターミナルで「lsusb」と打ち込むと、確かに「Cambridge Silicon Radio, Ltd. Bluetooth Dongle (HCI Mode)」が見えました。

次は、GUIツールの出番です。LXDEメニューから「設定」→「Bluetooth マネージャー」を起動し、Bluetoothキーボードの電源を入れて「CONNECT」ボタンを押してから、Bluetooth マネージャーの「検索」を押します。今回は、iPad2のために購入したK1280 BTというキーボードを使いました。(Amazonで購入しましたが現在売り切れ)ペアリングにはランダムなキーを使うことにして、ウィザードに従って設定をすると、無事にBluetoothキーボードが使えるようになりました。

【追記】 起動&ログインからBluetoothを使いたい場合は、Raspberry Piを起動してログイン待ち状態になってからBluetooth USBドングルを挿して、(2013.4.1)
予めBluetoothドングルを挿してRaspberry Piの電源を入れて、LEDの点滅を確認してからキーボードの好きなキーを押したりマウスをクリックしたりしてしばらく待つと、BluetoothキーボードやBluetoothマウスが使えるようになるようです。(2013.5.4)

結構簡単にできるものだなぁと感心しましたが、さらに使いやすい環境にするためにはまだまだ道のりは長いので、時間を見つけて作業を進めたいと思います。

2013年3月31日日曜日

自宅にあるマイコンボード

これまでたくさんのマイコンボードを購入してきて、だんだんわけがわからなくなってきたので、自分のためにちょっと整理してみた。
  1. PicoBoard系
  2. Arduino系
  3. ARM系
  4. Gainer系
  5. その他 
やっぱり多すぎですね。(まだあるかもしれない…)自分でも使いこなせていない感じです。(そりゃそうです。だって私は素人だもの)今後は、この中からできるだけ教育用途に向いているものを重点的に教材研究して行きたいと思っています。

2013年3月14日木曜日

Raspberry Piを使ってみる

最近、私の周辺でも話題になっているRaspberry Piですが、ARMマイコンを載せた小型のパソコンとして、発売前から注目していました。特に教育用途のための仕様と価格が、とても魅力的だと考えていました。多忙なために購入後かなり経っているのに起動すらしていない状況だったのですが、仕事の合間に起動するところまでやってみることにしました。今回用意したのは、以下のような環境です。

Raspberry Piの電源は、Micro USB B端子で供給するようになっているのですが、単純にどんなACアダプタでもよいというわけではありません。5Vは当たり前として、電流は最低でも700mA必要だということなので、よく見られる500mAのものでは足りないことが予想されます。(自宅にあったのは、ほとんどが500mAでした)以前購入したiPad2用の小さな充電アダプタなら2.1Aまで出せるので、これを使えば大丈夫なのですが、常用するとなるとやはり別の電源を用意すべきだと考えました。そこで、Amazonで手頃な価格で容量を満たしているものを探したところ、上記のものにたどり着きました。

モバイルバッテリーの方は、Raspberry PiでScratchを動かして、なのぼ〜どなどを経由してモータなどを動かせば、自律型のロボットを自作することができるのではないかと考えて、その実験のために購入しました。こちらも問題なく起動させることが出来ました。(Login:pi password:raspberry)もともとRaspberry PiにはScratchがインストールされているのでありがたいです。次の目標は、ワイヤレスキーボードなどを使えるようにすることです。これから、時間を見つけて教材研究をして行きたいと思っています。

2013年2月27日水曜日

NanoBoardAGをScratchから使えるようにする

前回までに、NanoBoardを2モータ対応にすることについては解決しましたが、その後、私費で購入したNanoBoardAGが動かなくて困っておりました。作者の@tomonnn1さんのアドバイスをもらいながら、なんとか無事に動くようになったので、その顛末をまとめてみます。

まず、私が持っていたのはNanoBoardAGの初期のもので、 現行のVer.1.1の作り方ではなく、なのぼ〜どAGの作り方の方を見ないといけなかったのでした。最大のつまずきは、作り方のページの真ん中よりやや手前に書いてある、USBコネクタのパッチをしていなかったことでした。それまでは、USBシリアル変換ICがうまく動いていないのかもしれないとか、いろいろと考えてしまっていたのですが、実はかなり単純な話だったということだったのです。とりあえず、これで無事にパソコンと繋がるところまでは行きました。

次に問題になったのは、Scratchとの接続でした。いろいろといじり倒しているうちに、PicoBoard互換機としての機能を失ってしまったような感じでした。そこで、AVRISP mkIIを使って修復することにしました。

まず、Arduino-IDEの設定をしなければなりません。ちっちゃいものくらぶの記事を参考にしながら、ページの中央あたりにある「optiboot_atmega8-8m」を頂いてきて解凍しました。次に、Arduino-IDEの中身を開いて、(Macの場合は)「Contents」→「Resources」→「Java」→「hardware」→「arduino」→「bootloaders」とたどっていって、「optiboot」の中に先ほど解凍した「optiboot_atmega8-8m.hex」を入れます。最後に、いつものboards.txtに以下のものを追加します。

########################################
atmega8o8.name=[Optiboot] ATmega8 8MHz

atmega8o8.upload.protocol=stk500
atmega8o8.upload.maximum_size=7680
atmega8o8.upload.speed=115200

atmega8o8.bootloader.low_fuses=0x94
atmega8o8.bootloader.high_fuses=0xDC
atmega8o8.bootloader.path=optiboot
atmega8o8.bootloader.file=optiboot_atmega8-8m.hex
atmega8o8.bootloader.unlock_bits=0x3F
atmega8o8.bootloader.lock_bits=0x0F

atmega8o8.build.mcu=atmega8
atmega8o8.build.f_cpu=8000000L
atmega8o8.build.core=arduino
atmega8o8.build.variant=standard

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これで、Arduino-IDEの設定は終了です。

この状態で、Arduino-IDEを起動してAVRISP mkIIでブートローダを流し込みました。これは、エラーもなく無事に完了。その上で、ちっちゃいものくらぶで配布されている「NanoBoardAGWithMotorTrio」をダウンロードして解凍し、「NanoBoardAGWithMotorTrio.pde」をArduino-IDEで開いてNanoBoardAGにアップロードします。すると、無事にPicoBoard互換機としての機能を取り戻すことができて、Scratchからも使えるようになりました。これで、学校で子どもたちにも使わせることが出来そうだという見通しがたちました。あとは、SPPの結果待ちという状況です。
#待ち遠しいけど、学期末なのでそれどころではなかったり…。orz

2013年2月14日木曜日

Arduino-IDE 1.xでNanoBoardを2モータ対応にする

年が明けて、予算のない中ではありますが、今年度もフィジカル・コンピューティング環境を小学校教育に活かす活動ができることになりました。今回は、総合的な学習の時間だけでなく、理科(電磁石のはたらき←モータ)の実験環境としても使えるように、準備を進めているところです。その中で、昨年度のSPPの研究助成で購入したちっちゃいものくらぶなのぼ〜ど(現在はNanoBoardAGがメイン)をすべて2モータ対応(@abee2さん改造のScratch2つのモータを動かせる)にして、少しでも多くの授業で使えるようにしようと考えました。

そもそも、なのぼ〜どはArduino-IDE 0023には対応しているのですが、それ以降には対応しておらず、1年前の前回も苦労したのでした。
#すっかり忘れていました。orz

簡単に言うと、Arduino-IDE 0023以降の1.x(現行バージョン)でスケッチをアップロードしようとすると、

avrdude: Yikes! Invalid device signature.
Double check connections and try again, or use -F to override this check.

というようなエラーメッセージが出て、アップロードに失敗するようです。(アップロードが完了したらしきメッセージは出るのですが…)となると、全てのなのぼ〜どにICSPのピンをハンダ付けして、AVRISP mkIIで「NanoBoardAGWithMotors.pde」を書き込むしかありません。かなり手間はかかりましたが、無事に全てのなのぼ〜どにICSPピンをハンダ付けし、「2モータ対応化」作業を開始しました。以下はその手順をまとめておきます。

  1. AVRISP mkIIから出ているピンコネクタの1(MISO)をICSPの"_"が書かれているところに合わせて差し込む。
  2. 別電源が必要なので、なのぼ〜どのUSBポートから電源を供給する。
  3. Arduino-IDEを起動し、「NanoBoardAGWithMotors.pde」を開いた状態で「ツール」メニューから「マイコンボード」→「[Optiboot] Arduino NG or older w/ ATmega8」を選択する。
  4. 同じく「ツール」メニューから「書込装置」→「AVRISP mkII」を選択する。
  5. 「ファイル」メニューから「書込装置を使って書き込む」を選択する。
  6. 書込作業が始まって、AVRISP mkIIのLEDの点滅が止まった時点で書込完了。

Arduino-IDE内のboards.txtに「[Optiboot] Arduino NG or older w/ ATmega8」の設定を書き込んでいない場合は、作者のWebページをご参照ください。「なのぼ〜どにモーターを接続する方法」も参考になると思います。

Arduino−IDE 1.x以降でなのぼ〜ど1.1以前をお使いの場合は、先ほどのboards.txtに書き込んだものの最後に「atmega8o.build.variant=standard」と書いておくと良いようです。また、なのぼ〜ど1.2以降(AG含む)でoptiboot_atmega8-8mを使う場合は、前述の「なのぼ〜どにモーターを接続する方法」を参照して、「[Optiboot] ATmega8 8MHz」の設定を書き込んだ上で、その最後に「atmega8o8.build.variant=standard」と書けば良いようです。

これで、なのぼ〜どから無事に2つのモータを回すことができるようになりました。モータ自体の加工やモータドライバICのモジュール化など、やらなければならないことがたくさんあるのですが、子どもたちが嬉々として活動する姿を思い描きながら地味な作業に取り組みたいと思います。

2013年2月9日土曜日

音楽(金管バンド)クラブの発表会終了

慌ただしい生活をしていて、気がついたら1月が終わって2月になっていました。orz

とりあえず、猛威を振るっているインフルエンザにも感染せずに、ここまでは無事に生活しています。勤務校の子どもたちも、一時は学級閉鎖ギリギリまで休み&早退者が出ましたが、なんとか乗り切った感じです。

さて、毎年1月に行われている市内の管楽演奏発表会(1月24日)ですが、今年も無事に終了しました。冬休み最終日からのラストスパートで、何とか合奏の体裁を整えた感じでしたが、子どもたちは毎日続く練習にもめげず本当によく頑張ってくれたと思います。そもそも正規メンバーは16人(助っ人を入れて19人)しかおらず、4,5年生中心の弱小クラブなのでどうなることかとハラハラしていました。クラブ活動の一環なのでまとまった練習時間もなかなか取れず、体格が小さいために良い音が出ずに悩んだこともありました。基礎的な力や知識をしっかりと身に付けさせたいと思う反面で、限られた練習時間で曲を完成させて行かなければならないというジレンマ。基本の反復練習だけでは子どもたちのモチベーションも高まらないから、気持ちを持続させるだけでも大変神経を使います。担任をしながら、一人ひとりの細かな音のチェックをするのはかなりの負担なので、一緒にやってくれている音楽専科の先生にもたくさんお世話になりました。

そして迎えた本番は、ちょっと走り気味でしたがまずまずの出来で演奏を終えました。曲目は、ちょっと欲張って「ヘビーローテーション」と「魔女の宅急便より」の2曲にしました。いずれも、リピート無しで短くしましたが、1年で2曲やれたのは今の学校へ来て初めてです。(前の学校の子たちからするとビックリでしょうね)昨年度、再スタートした音楽クラブの活動が、少しずつ向上しているような気がして、とても嬉しく思いました。

その後、別の校務で忙しくしていたのですが、校内での発表(2月7日)を行いました。いつもお世話になっている本校後援会の皆さん(市民吹奏楽団立ち上げメンバー含む)をお迎えし、たくさんの子どもたちやPTAの役員の皆さんにも鑑賞していただくことが出来ました。今回は、とても落ち着いてしっかりとした音を出すことが出来ました。聴きに来てくれた皆さんにもたくさん褒められて、羨望の眼差しで見られてちょっと誇らしげな子どもたちにも微笑ましさを感じました。

細かいことを言えばもちろん課題は山盛りですが、一歩一歩、一年一年着実な歩みを続けて、新たな伝統を築いていけたらと思っています。そして子どもたちには、この活動を通して人生の糧となるような経験や思い出を残して欲しいと願っています。