2018年6月27日水曜日

Raspberry Pi ZeroをIchigoJam BASICで動かす

Raspberry Pi(いつものように「RPi」と略記)の機能を凝縮・限定して、工作物に組み込みやすくなったZeroがリリースされ、日本でも購入できるようになりました。小さくてリーズナブルなので、初めての方でも手軽に試せるのが売りのようですが、正直なところ、むしろ玄人好みなのではないかと思っています。という訳で、今回は、RPi Zero V1.3を使ってIchigoJam BASICを動かしてみようと思います。

用意したのは、SWITCH SCIENCEで取り扱っているRPi Zeroです。これまでのRPiに比べてポートが極端に少ないのが気になります。Mini HDMIとMicro USBのポートが1つずつで、もう1つのMicro USBは、電源供給のためのものです。この状態でLANにも入れずどうやって活用するのかとちょっと頭を悩ませましたが、セルフパワーのUSB HUB(アダプターが付いているもの)を用意して、いろいろつないでしまえばよいだろうと思って実験をはじめました。

まずは、IchigoJam BASIC RPiのサイトから、現時点で最新版のichigojam-rpi-1.2.6.zipをダウンロードします。

次に、SDカードを準備します。今回は、32GBのMicro SDカードにIchigoJamを入れることにしました。念のためにSD Formatterを使ってフォーマットし直してから作業をはじめます。(結構な時間がかかる)フォーマットが終わったところで、先程のichigojam-rpi-1.2.6.zipを解凍し、現れた「ichigojam-rpi」フォルダ内のすべてのフォルダとファイルをSDカードにコピーします。

このSDカードをRPi Zeroに挿入して電源を入れると、IchigoJam BASICで起動しました。起動はかなり速いですし、BASICの使い心地も申し分ありません。ただし、私が使っているキーボード(HHKB Lite2)の問題かもしれませんが、Micro USB変換ケーブルに直接つないでRPi Zeroに挿しても反応しませんでした。間にセルフパワーのUSB HUB(今回は、iBUFFALOのものを使った)がないとダメでした。本体が小さいので携帯性が高いと思うのですが、その他にいろいろ準備しなければならないというのがもったいないように思いました。

ともあれ、無事にIchigoJam BASICが動いて、Lチカもできました。本家IchigoJamよりも小さいので、いろいろ可能性が広がりそうです。どんな事ができるのか、チャレンジしたいと思います。

2018年6月24日日曜日

カブトムシの世話(2018初夏)〜無事に羽化したカブトムシたち

前回の世話から約2ヶ月半が経ちました。そろそろ羽化しても良い頃ではないかと思っていた先週、羽化した小さなカブトムシが1頭だけマットの上に出てきていました。他にも羽化したものがいるのではないかと思い餌を入れておきましたが、翌日から気温が下がり、餌を食べている気配がない状態に。そのまま忙しいモードに入って1週間たち、いくら何でももう羽化しているだろうとコンテナのフタを開けると、出てくる出てくる。ざっと数えて50頭程度は無事に羽化しておりました。マットをコンテナの縁ギリギリまで入れてあったので、羽化したカブトムシたちの居場所が狭い状態でひしめいておりました。これでは可愛そうだと思い、上の方のマットを取り除く作業をしました。

まず、カブトムシの世話をする道具を入れていた初代のコンテナを出してきて、その中にカブトムシたちを避難させました。そして、コンテナの蓋を外して、その中に取り除いたマットを入れました。加水には気を使っていたつもりでしたが、かなり水分が減っていて、蛹化不全を起こしたらしい塊がいくつか見つかりました。カブトムシの幼虫は、死んでしまうと顔の部分以外は土に帰ってしまうので、どのタイミングで死んでしまったのかよくわかりませんが。

コンテナの縁から20cmくらい掘り込んで、霧吹きでマットの水分を補った後、餌台と登り棒を入れ、餌を差し込んでカブトムシたちを戻しました。 その上から、高さのある蓋をしたので、高さ40cm程度の空間ができました。これで、今までよりはマシになっただろうと思います。

現任校は、学習林がない(むしろある方が珍しい)ので、カブトムシたちの行き場所が少ないのですが、身近なところで需要のあるところには、分けてあげようと思っています。