2023年4月30日日曜日

SQ-1のCV/GATE出力でvolca modularをコントロールする

以前の続きです。KORGvolca modularをMIDIでコントロールすること目指していますが、その前にCV/Gateで動かす方法を考えます。わかりやすいところで、既に手元にあるSQ-1(ステップシーケンサー)を使ってみようと考えて、CV/Gateで動かすにはどうしたらよいか調べてみることにしました。

そもそも、MIDIの場合はMIDI IN側の電気信号をフォトカプラを介して受信するというような、デジタルな信号処理が前提の規格になっています。それに対して、CV/Gateは電圧でコントロールするため、アナログな規格と言えると思います。となると、単純につなげることができないことは素人でも想像ができます。多くの場合は、MIDI⇔CV/Gateコンバータでそれぞれの信号を変換して使うことになります。この変換をSQ-1にやってもらおうと考えているわけです。

とは言え、これまでCV/Gateを使ったことはなく、どんな信号が使われているのかを調べるところからはじめました。ざっくりとした理解だと、音程をコントロールするCVとキーのON/OFFをコントロールするGateという認識で良さそうだということまでわかりました。SQ-1には、「CV-A OUT-GATE」という対になったCV/Gateの出力があります。これを、volca modularの「CV-IN」に入れてあげればよいということのようです。SQ-1とvolca modularの仕様を調べていると、以下のような情報を見つけました。

SQ-1
FAQ / Tips | SQ-1 - STEP SEQUENCER | KORG (Japan)

volca modular
volca modular/CV入力のキャリブレーション方法

これらを参考にして、ステレオミニプラグ⇔モノラルミニプラグLRケーブルを使って、SQ-1のCVをR側に、GateをL側につないで反対側のステレオミニプラグをvolca modularのCV-INにつなぎました。volca modular側の配線は、以下のようにしました。

CV-IN
Gate…(1)
CV…(2)

…ステレオミニプラグ(TRS)
SOURCE
pitch…(1) □□□□□
(1)(2)(3)(4)(5)(6)
FUNCTIONS
gate…(1) □□ □□□
(1)(2)(3) (4)(5)(6)

Module Reference」を見ながら、CV-INのGateをFUNCTIONSのgateにつなぎます。同じくCVをSOURCEのpitchにつなぎます。これで、SQ-1のStart/Stopボタンを押すとvolca modularから音が出るようになりました。音程については、キャリブレーションによって調整する必要がありますが、SQ-1を「STEP JUMP」モードにして1番目のツマミを最小にして「C4」を設定し、最大にして「C5」を設定してみました。(設定中は、volca modularからは音が出ません)手間はかかりますが、電子楽器をいじる楽しさは感じられると思います。

【参考】

2023年4月22日土曜日

格安スマートウォッチを使ってみる

近所のDIYショップで見つけた格安のスマートウォッチがどんなものか買ってiPhoneとつないで試してみたところからはじまり、着け忘れることが多くなってもう少し良さげなものをAmazonで探して、似たような価格で購入してiPhoneとつないで比べてみたという話です。

スマートウォッチと言えばApple Watchだろうと突っ込まれそうではありますが、iPhone自体も価格が上がっている上にApple Watchも欲しいなんてとても言えません。そんな折、訳あって体重を落とさなければならない(より正確には腹周りを絞らなければならない)という需要ができてしまい、ダイエットに取り組まなければならない状況になってしまいました。

そもそも、目的(教材研究のためにフィールドワークをするとか、教材になりそうなものを探して店をまわるとか)がない状況で体を動かす気になれず、仕事上の立場が変わってからは、城跡巡りがほぼ唯一の運動機会となっていました。しかし、例のウイルスのせいで気軽に外へ出られなくなり、ここ数年は城跡巡りも中断しています。それに、「毎日の運動が大事」とも言われてしまい、城跡巡りだけではダメな状況になってしまいました。

そこで、iPhoneを携えて仕事をしながらできるだけ歩き回ったり、休日も歩いて買い物に行ったり自宅の近所を散策したりするようにしました。すると、iPhoneがいろいろと数値を記録して目標を提示してくれて、意外と楽しくなってきました。こうなってくると、ガジェット好きのアンテナが高くなり、スマートウォッチを使ってみたいと思うようになりました。

近所のDIYショップで見つけたスマートウォッチは、税込み3千円程度のもので、KashimuraKJ-175というものでした。専用のiPhoneアプリをダウンロードしてBluetoothでつなぐことで、運動したデータが記録されるというので、アプリの設定をしてからしばらく腕につけて歩いてみました。基本的には、歩いた歩数と移動距離、消費カロリーが記録されるだけで、その値がiPhoneにBluetoothで転送されるような仕組みになっています。はじめのうちはちょっと面白いと思って意識的に着けていたのですが、長いこと腕時計を着けない生活をしていたこともあって着け忘れることが多くなり、気がつくと着けていないという状態になっていました。

そんな折、もう少し別の機能があるものであれば利便性が高くなり、着け忘れも防げるのではないかと考えて、AmazonでタイムセールをしていたCloudpoem(Amazon Store)のG16というのを購入してみました。これがなかなかの使い心地で、そこまで多機能ではないものの必要にして十分な機能があり、専用アプリも使いやすくて良いと思いました。Apple純正のヘルスケアアプリとも連携させることができて、iPhoneと一緒に使っていて、運動する習慣が身につくように感じました。

電池の持ちも良いのでずっと着けていても安心感があります。特に良いと思うのは、(精度はわかりませんが)心拍数とか血中酸素濃度、血圧まで測ってくれること。また、電話の着信を振動で教えてくれたり、天気やSNSの通知を確認できたりと、よく使うものがシンプルにまとまっている感じがしています。

2023年4月9日日曜日

簡易なエアブラシをエアダスターの代わりに使ってみる

今回は小ネタです。自室には、新旧含めて様々な機器があるのですが、キーボードなどの細かな隙間があるものや、中古やジャンクで購入してきたものをメンテナンスする際、エアダスターでホコリやゴミを飛ばすという作業をします。最近はエアダスターを使う頻度が高くなり、いつでも使えるように買い置きしています。3本セットで1,000円弱くらい(安売りのときはもう少し安いかな)ではありますが、消費量が多くなると結構な痛手です。

そんな折、別の需要があって購入していた、urlife公式twitterアカウント公式YouTubeアカウント)というところがAmazonで販売している、HPAVC(YouTube動画)という簡易なエアブラシをエアダスターの代替として使ってみてはどうだろうかと思いつきました。その昔、COPICのペンとエアブラシを使っていたこともあって、しまい込んであったものを探し出してきてエアダスターとしての使用感を比べてみることにしました。

〈エアダスター(DCMブランドのノンフロンエアーダスター)〉

  • 風力が強いのでホコリだけでなく髪の毛や紙片なども飛ばせる
  • 持ち運びが自由なので屋外などでも使える
  • 思ったときにすぐに使える(準備をする手間が不要)
  • エアを出し続けていると風力が落ちる
  • エアを使い切ったら使えない
  • 経済的ではない(缶ゴミも出る)

〈HPAVC〉

  • 壊れない限り長く使える(缶ゴミが出ない)
  • 軽いホコリなら十分に飛ばせる
  • エアを出し続けても風力がほとんど変わらない
  • 風力が弱いので大きいものや重いものは飛ばない
  • 準備をするのに手間がかかる(電源のあるところでしか使えない)
  • コンプレッサーの音がうるさい

〈COPIC〉

  • 風力はHPAVCと同じくらいなので軽いホコリなら十分に飛ばせる

結論としては、エアダスターが優秀だということなのですが、エアブラシを常用している場合は、代替として使用可能ではないかと思いました。また、もっと本格的なエアコンプレッサーや、それにつなぐエアダスターノズル(例えばTRUSCOTD-70-1のようなもの)を使うと缶のエアダスターを使わなくても良いようになると思います。専用の作業場が欲しくなりますけどね。