このところ、いささかハマり過ぎている感じがしているBehringer製の楽器たちですが、「Pro VS MINI」に続いて「JT MINI」も購入してしまいました。JTというネーミングは、Rolandが製造していたアナログ・シンセサイザーの「Jupiter」シリーズに由来するものです。YAMAHAの「DX」シリーズ(デジタル・シンセサイザー)も人気がありましたが、Jupiterを使うミュージシャンも多く、様々な楽曲でその音を聴くことができました。懐かしい音を自分で再現できるのではないかと期待して、我慢ができずに購入してしまったというわけです。
USB電源を使って電源を入れてみようと、USB-Cのケーブルを何種類か用意して試してみました。すると、USB 3.0対応以上のものでなければ電源が入らないことがわかりました。このことは、仕様にも書かれておらず、Pro VS MINIはUSB 2.0のケーブルでも電源が入るので、「初期不良では?」とも思いましたが、次に購入したCZ-1 MINI(詳細は後日)でも、USB 3.0対応のケーブルでないと電源が入らないので、同じ仕様と思われます。それでも、JT MINIの方がケーブルにシビアな感じがするので、個体差なのか仕様なのか初期不良なのかわからない状況です。
#電源が落ちる原因が、電圧不足かもしれないと思ってUSB PD対応電源を用意して試してみました。症状としては変化はなかったので、5V給電自体は問題ないようです。(仕様でも「5V」となっているので)
しばらく使っていると、電源が入っている状態で動かしたり、振動を与えたりすると電源が落ちやすいことがわかってきました。こうなると、初期不良の可能性が高いのではと思われるのですが、USB-Cコネクタ周りのはんだ不良のような簡単なことなら直してしまえるかもしれないので、自力で直してしまうことも考えています。
電源の謎が解けてきたところで、改めて電源を入れて、音を確かめながらいろいろといじってみました。はじめのうちは、なかなか思ったようには音を作ることができませんでしたが、言うことを聞かないシンセサイザーと格闘するのもまた楽しいもので、しばらくいじっているうちに何となく音の作り方がわかってきました。作った音を記録しておく機能がないのが残念ですが、気に入った音ができたときには写真でも撮っておくことにして、より効率の良い記録方法を考えていきたいと思います。
#本当は、「SYNTHTRIBE」あたりでエディットした音を保存したり読み込んだりできるとよいと思うのですが。
Jupiterの音と言えば、土橋さんを思い出すのは世代の問題かもしれませんが、シンセサイザーの存在感を意識させるような印象的な音作りをされていたという記憶があります。そんな記憶を頼りに、音作りをしながら懐かしい曲のイメージを思い出してみました。せっかくなので、自作の左右2 Wayスピーカー(NFJのスピーカーエンクロージャーキットでスピーカーを作ってみる〜「MODEL-CUBE」の完成まで)とサブウーファー(サブウーファー用のエンクロージャーを作ってみた〜ウーファー用のスピーカーユニットを使って)の構成でスピーカーシステム(LP-838(Lepy)2.1 chのD級アンプを試してみる)を組んで音を出してみました。
サブウーファーを入れない状態でも十分にアナログシンセ的な音を出すことができて、懐かしい楽曲のフレーズを思い出しながら、しばらくJT MINIの音と戯れてみました。エフェクター(Reverb)を入れると自室の狭さでも広がりのある音になるのかもしれませんが、できるだけ楽器からの音をそのまま聴いて確認することにしました。若かりし頃から様々なシンセサイザーをいじってきましたが、中でも一番世話になったのがJUNO-106(←「VINTAGE SYNTHESIZER GALLERY」の記事)でした。その感覚で音作りをしていくと、JUNO-106の方が音作りはやりやすかったように思います。また、JT MINIには「POLY」モードと「UNI」モードがあり、どちらを選ぶかによって音作りが大きく違って楽しめます。メインの音源として使うのならPOLYモードで演奏したいし、バックで装飾音を鳴らすのならUNIモードでシーケンサーに任せるというような使い方もありではないかと思います。この他に、「ARP(Arpeggiator)」モードが4種類用意されていて、自動的にアルペジオを鳴らすことができます。
さて次は、Pro VS MINIで試みた「SYNTHTRIBE(Ver.2.9.9)」でJT MINIをコントロールできるかやってみます。古いiMacにつないで「SYNTHTRIBE」を起動しました。すると、JT MINIが認識されて、アップデートを促す画面が表示されました。ならばと、アップデートを試みました。しかし、エラーが発生してアップデートは正常に終了しません。アップデートを諦めて、何か使えないかといろいろといじっていると、やはりうまくデータのやりとりができていないことがわかってきました。せっかく認識するところまではできたのに、あと一歩でダメだったというのは本当に残念です。
#ケーブルを換えたりMacBook Proでもやってみたりと試行錯誤してみましたが、結果は同じでした。
こちらも、強制的にDFU(Device Firmware Update)モードに入る方法があったので、ダメ元で試してみました。電源ボタンを押しながら、iMacにつながったUSB-Cケーブルを挿し込むだけです。この状態で、「SYNTHTRIBE」を起動してみました。これまでと同じようにJT MINIが認識されてUpdateタブ内に「UP to date」ボタンが表示されるのですが、そのままクリックしても動作せず、しばらく放置しても動く気配はありませんでした。やはりAppleシリコンのMacを買わないといけないのではないかと。orz