2023年12月16日土曜日

木札に書かれた墨文字をきれいに消す方法

事情により、墨で名前の書かれた木札から文字をきれいに消して木札を再利用しなければならないという状況になりました。よくわからない仕事が回ってくるのはよくあることですが、当然のことながらそんなことは私自身もやったことがなく、どうしたものかと試行錯誤したり現実逃避したりしていて、しばらく未解決なままになっていました。

そんな中、もうこれ以上放置しておくわけにもいかず、ちょっと本気でやってみたら意外とあっさりできてしまったので、その方法をまとめてみることにしました。あくまで私個人の備忘のためですので、一般的にこんなことを必要とする場面が多いとは思えず、また、私が試したサンプル数も少なく汎用性があるとは言えないので、これを見て試される場合は自己責任でお願いします。
#木札には、名前が書かれているので写真はNGです。

さて、墨(墨汁)で書かれた文字が消えにくいのは周知のことと思いますが、木札なので布のようには染み込んでいないだろうと予想し、とりあえず布でやったときと同じ方法からスタートしました。後は、偶然にも助けられて木札が再生されたような状態になりました。「表面を削ってしまえばよい」と思われるかも知れませんが、使い回すことを考えると木札が薄くなるのは避けたいので、この方法を見つけたときは感動のあまり声が出てしまったくらいでした。肝心の手順は以下のとおりです。

  1. 木札の文字が書いてある面を白チョークで塗りつぶす(これで、黄ばんだ木札がヤスリがけをしたようなきれいな色に戻ります)
  2. 水(温かい方がよいようです)で濡らしてから洗濯用の固形石鹸(ウタマロのようなもの)をこすりつけるように塗りつける
  3. アルミネットスポンジに食器洗い用の洗剤(今回はJOYを使いました)をつけて木札の文字が書いてある面を繰り返し洗う
  4. 水で泡(石鹸や洗剤)を洗い流す

後は、新聞紙などの上で木札を乾かすだけです。正直なところ、これでうまくいく理由はよくわかりません。ただ、水で濡らす→固形石鹸でこする→アルミネットスポンジと食器洗い用(中性)洗剤で洗うという手順のどこかが欠けるとうまくいかず、時間がかかってしまう感じです。今のところこの手順がベストマッチのようです。

これをやる前に、ネットで調べたら「表面を削るしかない」という回答が多かったため、自分で方法を考えてみました。おそらく、それほど需要はないだろうと思いますし、場合によっては、もっと簡単な方法をご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが、手軽にできる方法としてまとめてみました。

【追記】木札は、できるだけ水につけない状態でやった方がよいようです。水につけて表面が柔らかくなると木が削れてしまうので。(2024.1.1)

2023年12月9日土曜日

TFabWorksのサーボコネクトボードを使ってみる

micro:bitを活用したロボットカーの教材化を考える中で、4年近く前に買って活用の機会を逃していたTFabWorksスピーカー付きサーボコネクトボードの使用感を確かめてみることにしました。購入した当時は、Servoモータについての知識がそれほどなくて、このボードに合うServoモータがどのようなものか分からず、Amazonで安く手に入れたもので試してみて、思ったような動きにならなかった(連続回転ができなかった)ので挫折したままになっていたのでした。

どうやら、以前に購入した安いMicroServoモータは、いずれも180°のものだったらしく、TFabWorksのサイトで公開されているサンプルプログラムではうまく動かすことができなかったのでした。そこで、再びAmazonで360°のServoモータを探して購入し、試してみることにしました。結果はあっさりと連続回転で動かすことができるようになりました。
#見た目で区別するのは、ほぼ無理だと思います。

動くと分かれば、これをロボットカーっぽく仕上げたいところです。そこで、タミヤの楽しい工作シリーズNo.193(スリムタイヤセット)の55mm径をこのServoモータに取り付けました。そして、車輪を付けたServoモータを強力な両面テープでサーボコネクトボードに貼り付けてロボットカーの出来上がりです。Geekservo動かしたときのプログラムを少し変えて動作確認ができました。(「P1」と「P2」を使います)
#ボールキャスターもつけてありますが、これが元々の付属品だったかは忘れてしまいました。orz

トータル金額が、ボードとServoモータでそれなりのお値段になってしまうので、児童が一人一つ買うような教材にはなりにくいとは思いますが、以前Tiny:bitのようにいろいろできて逆に教材として扱いにくいということはありません。拡張性はありませんが、micro:bit自体に5*5のLEDやV2以降ならスピーカーやマイクもついているので、考えようによっては様々な応用が考えられると思います。

ここまでいくつかのロボットカー(ラジコンカーも)を試してみて、それぞれのプログラムに共通性がないことがネックになりそうな気がしています。共通でないことを利用して、プログラムの仕組みを学ぶということも考えられなくはないのですが、気軽に動作確認をしたり、カスタマイズしたり、ロボットカー自体を自作したりする場合、何か基準になる標準的プログラムの作法のようなものがあると便利だと思いました。

2023年12月2日土曜日

micro:bitで動かすロボットカー(Tiny:bit)を使ってみる

5年前に、kitronikの:MOVE mini(現在は、mk2が販売されているようです)を組み立てて、micro:bitにプログラムを流し込んで試用したり、先日は、GeekservoLEGOを使って、micro:bitでコントロールするラジコンカーを作ったりして、使いやすくて作りやすいロボットカーを探究しています。学校で使うことを想定すると、予算が限られている学校現場的には価格の高いものは導入しづらいので、安くて簡易なものを選ぶことが多くなっています。

そんな中、YAHBooMTiny:bitという、ロボットカーとしては必要十分な機能を1パッケージにしたようなキットを見つけて衝動買いしてしまいました。この手のロボットカーとしては、かなり手頃な値段だと思いましたが、小学校で気軽に買える値段かと言われると微妙なところはあります。汎用性が高く、誰もが価値を理解してくれものであれば別ですが、「プログラミング」だの「フィジカル・コンピューティング」だのと訳の分からないこと(自虐)に使う道具にお金をかけることには、なかなか納得してもらえません。そこで、その教育的価値を知ってもらうためにも、自腹でいろいろと買い集めて教材化するためにせっせと研究を重ねているという訳です。(イヤ、もうだいぶ昔からそんな生活ですけどね)

チュートリアルのサイトからたどると、様々な道具が用意されているので一通りダウンロードしておきます。マニュアル類は、英語表記ですが写真や図が多いので難しいことはないと思います。試しに「Tiny-bit-master」の「01.First Trial」で動かしてみることにしました。解説のPDFファイルを読むと「Mbit」というスマホアプリからコントロールする必要があるようなので、スマホ(iPhoneとAndroid用のアプリがある)でアプリを用意しておきます。micro:bitをPC(もちろんMacでもOK)につないで、先程の「01.First Trial」フォルダ内の「microbit-Bluetooth-Control_(日付とVersion).hex」をコピーして、PCから外してTiny:bitに挿して電源スイッチをONにします。スマホのアプリを開いてTiny:bitに挿したmicro:bitに近づけて「Search Bluetooth device」をタップするとスマホからコントロールすることができるようになりました。

簡単にたくさんのことができる印象ですが、小学校でのプログラミング(フィジカル・コンピューティング)教材としてどこまで使えるかということを考えると、目的を明確にして使い方や使うものを限定して取りかかる方がよいように思いました。「スマホでコントロールする」ということになると、日本の小学校では現実的ではないし、これだけで完結してしまってプログラミングの必要すらなくなってしまいます。これを、子どもたちに支給されているchromebookiPadなどの一人一台端末と組み合わせて使うことも不可能ではないと思いますが、アプリのインストールや諸々のハードルがあって簡単ではないでしょう。チュートリアルのプログラムを変更したり別のプログラムを1から作ったりする場合も、活用の仕方はいろいろと考えられるのですが、できることが多すぎて万人向けではないように思います。こういうものをいじるのが好きな子どもが、夢中になって取り組めるような環境や時間があれば、かなりハマる教材になると思いました。

〈参考資料〉

2023年11月18日土曜日

2つのmicro:bitでラジコンカー(Geekservo使用)を動かす

以前LEGOと組み合わせて使うことができるサーボモーターとして、気軽に入手できる「Geekservo」を紹介しましたが、今回はその続きです。2つのmicro:bitを使ってラジコンカーを作ります。使うサーボモーターは、オレンジ色のOrange Geekservo 360 Servo、拡張ボードは、SwitchScienceの「ワークショップモジュール」です。
スイッチエデュケーションで紹介されていた、「ラジコンミニカー」の記事を参考にしました。

当然と言えば当然ではありますが、問題なく動かすことができました。こんなに簡単にできてしまうということにも驚きましたが、学校の子供たちにも是非この楽しさを味わってもらいたい。そもそもこのラジコンカーを作ったのは、これを子供たちの教材に仕上げることが目的です。この作成過程を「手順書」のようなものに仕上げて、学習活動に組み込もうと思っています。

幸いなことに、今の職場にはmicro:bitだけは十分にあるので、あとはサーボモーターと車体になるものを調達するだけということになります。学習活動の組み方によっては、私蔵しているものから貸し出しても良いかなと思っています。ただ、あまり準備しすぎると工夫する面白さが失われてしまったり、専門的すぎてかえって混乱させてしまったりすることが考えられるので、さじ加減が難しいところです。

今のところ1人1台分のラジコンカーを用意する必要はないと思っています。複数人で協力しながらコントローラーmicro:bitとサーボモーター制御micro:bitを作り、モジュールに挿し込んでラジコンカーの動作確認をするという流れでやっていきたいと考えています。あえて不足している状況が、子供たち自身の学びを、あるいは、相互の学び合いを促す仕掛けになると思っています。

2023年11月12日日曜日

壊れたメカニカルキーボードを修理する

以前、安く購入したゲーミングキーボード(ZIYOU LANGのK3というモデルのメカニカルキーボード)の派手なLEDを白LEDに交換したことを書きましたが、それよりも前から使っていたメカニカルキーボード(NPETK80のキートップだけ交換して使っている←このK80は、以前紹介したHAVITのものとキー配列が同じ)の調子が悪くなったので、症状を確認して修理してみることにしました。

症状としては、「3」「7」「F4」「(テンキー)2」の4つのキーの反応が安定しません。何回か押しているうちに反応するようになったり、また反応しなくなったりといった症状でした。何らかの接触不良が起きている感じです。
#キーボードの症状を確認するために使ったのは、以下のオンラインのキーボードテストサイトです。

症状から考えて、ハンダがはがれて接触不良を起こしてしまっているとか、キースイッチの中が破損しているとかではないかと思いましたが、キースイッチが破損しているなら(分解の仕方はわかっているけれど)スイッチ自体を修理するよりは交換してしまいたいところです。筐体を開けて基板を確認してみると、目視ではハンダクラックのようなものは確認できませんでした。問題があったキーを押しながら確認してみても、ハンダ部分に動きは見られません。これは、キースイッチの交換が必要だと考えて、TALPKeyboardで、Cherry MX互換のJWKのJwick V2赤軸キースイッチを購入しました。K80のキースイッチは、同じくCherry MX互換の赤軸キースイッチで、Outemu社製のものが使われていました。

両方ともCherry MX互換の赤軸キースイッチです。Outemuのキースイッチの裏側には中央に大きめの突起があるだけなのですが、JWKの方は中央の大きな突起以外に左右に小さな突起があることが大きな違いです。キーボード基板には、中央の大きな突起を入れる穴はあるものの、左右の小さな突起を入れる穴はありません。つまり、JWKのキースイッチは、このままではつけられないということです。対処方法は簡単で、左右の小さな突起をニッパーなどで切断します。その際、切断したところに微妙な出っ張りが残ることがあるので、カッターやリューターなどで平らに削っておきます。

ここまで準備ができたら、元のキースイッチを取り外します。ここでは、はんだシュッ太郎(HSK-100←生産終了品?)を使いました。1つのキースイッチにつき2箇所のハンダを取り除き、専用の引抜工具(キーキャップとキースイッチの引抜きができるもの)を使ってキースイッチを抜き取りました。そこに、新しいキースイッチを、接点を曲げないように注意しながら挿し込みます。後はハンダ付けをして、キーキャップを戻して動作確認をするだけです。先程と同じオンラインのキーボードテストサイトで確認してみましたが、問題なく反応するようになりました。やはりキースイッチ自体がダメになっていたようです。

毎日仕事で使っていたとは言え2年ほどで壊れてしまうキースイッチってどうなんだろうと思って、Amazonで購入履歴から確認したところ、「2年間無償品質保証」って書いてありました。なるほど。

2023年11月4日土曜日

古いラップトップPC(Mebius)のCPUグリスを塗り直す

完全に「どこに需要があるの?」シリーズとなってしまっておりますが、最近でも出番があったSHARP製のラップトップPC:Mebius(PC-AL50G5=中身は当然いじりまくっている)をさらに延命させるためにCPUグリスを塗り直すことにしました。

これを購入していただいたのは、2004年12月のこと。そろそろ20周年になろうかという骨董品ですが、これまでの間、CPUグリスの塗替えなど1度もしたことがありません。幸いなことに、いつも元気に起動してくれるのは良いのですが、ファンの音が耳障りなことがあり、CPUを冷やしきれていないのではないか、だとすればCPUグリスの塗り直しをした方が良いのではないかと考えていました。

そもそもこのマシーンは、比較的メンテナンスが簡単にできるようになっていて、マザーボードへのアクセスも容易にできます。それでもこれまでCPUグリスの塗り直しをしていなかったのは、単純に面倒だと思っていただけのことで、ここでようやく重い腰を上げてみることにしたのでした。
#最近のラップトップPCだと、完全に中にアクセスできないものも多くなっていて、メンテナンスや改造どころではないのですが…。

今回使ったCPUグリスは、TF8THERMALRIGHT)と3KSというメーカーのサーマルグリスでした。TF8の方は、以前から愛用していて、公称13.8 W/m.kを謳ったものです。それに対して、3KSの方は、公称12.8 W/m.kを謳っていて、少々性能は落ちるようですが値段が気に入って購入を決めてしまいました。

作業前の予想では、元々CPUについているグリスがカチカチに固まっているのではないかと予想していたのですが、意外と柔らかさが残っていて、拭き取るのに無水エタノールを使ったものの、それほど苦労せずに拭き取ることができました。塗り直したTF8は、ちょっと硬めで塗りにくいのですが、ヘラを使って少し伸ばしてからヒートシンクで加圧してしっかり密着させました。3KSの方は、TF8より少し柔らかい感じがしましたが、使用感はあまり変わらずヘラを使ってしっかりと伸ばして塗りました。動作確認も問題なくできましたが、ファンが高速回転する状況を再現していないため、実際に改善されたかどうかは微妙なところです。全部で17台(もう1台修理中のものもあります)のCPUグリスの塗り直しが無事完了しました。

2023年10月29日日曜日

micro:bitでサーボモーター(Geekservo)を動かしてみる

LEGOと組み合わせて使うことができるサーボモーターとして、手頃な価格で入手できる「Geekservo」シリーズがあります。micro:bitとGeekservoを、プログラミングとものづくりの組み合わせ(フィジカル・コンピューティング)で学習活動に使ってみたいと考えて、教材化を目指して試用してみることにしました。

手元にあるGeekservoのサーボモーターは、灰色のGrey Geekservo 9g Servo、オレンジ色のOrange Geekservo 360 Servo、黄緑色のAmazonで購入した格安の互換品(?)があります。これらのサーボモーターを拡張ボードと組み合わせて試用してみます。
#これらとは別に、赤色のRed Geekservo 9g Motorもありますが、今回は使用しません。

今回使った拡張ボードは、SwitchScienceの「ワークショップモジュール」です。SparkFunmoto:bitkeyestudioSensor Shield V2もありますが、今回は手軽なワークショップモジュールでやってみることにしました。
#参考にしたのは、サヌキテックネットさんのサイトの以下の記事でした。

とりあえず、micro:bitの「A」「B」それぞれのボタンを押して車輪が回るプログラムを作って、LEGOで車体のようなものを組み立てて動かしてみました。

オレンジ色と黄緑色のものは、360°モーターなのでこのプログラムで回転と停止を制御することができました。灰色のものは、270°モーターなのでこのプログラムだと90°は少し戻る感じになります。いずれにしても、これだけのことで簡単に制御できることがわかりました。後は、費用のことを考慮しながらどのような学習活動にしていくかを考えなければなりません。予算が潤沢にあればよいのですが、限られた予算の中で効果的な学習活動に仕立てなければならないのです。しばらくは試行錯誤が続きそうです。

2023年10月15日日曜日

カブトムシの世話(2023秋)〜飼育終了の見通し

夏の世話から3ヶ月以上が経過し、カブトムシの幼虫を確認することにしました。

夏場は、18頭のうち、最終的に12頭くらいは確認することができました。ただ、確認したときのオス・メスの比率が悪く、オスばかりがマット上に出ている時期とメスばかりがマット上に出ている時期とがあって、次の世代がどうなるか心配をしていました。その後、成虫が1年の役割を終えてマット上が静かになり、幼虫がいる前提でしばらくは加水程度で見守っていました。

例年だと、マット上に幼虫がマット内を上下した跡が見えることがあるのですが、今年はそれもなく、だいぶ大人しいのか、幼虫のかずが少ないのかなどと思いながら、涼しくなるのを待っていました。

そして本日、雨が止んで日差しが見えたところで作業を開始しました。はじめにかなり湿気を失った上層の腐葉土を取り除き、クヌギマットの層まで到達しても幼虫はいませんでした。それどころかフンもない。これも、例年だとここまで層がはっきり残っていることは少なく、カブトムシの幼虫たちが動き回ってある程度かき混ぜてしまうのが通例でした。

マット表面から15cmほど取り除いたあたりで少量のフンを発見。しかし、それもごくわずかで残りはマットが土化した層になりました。土の層をバラしながら確認作業を進めていくと、1頭だけ生き残っている幼虫を発見しました。しかし、もうそれ以上はいませんでした。他に遺骸らしいもの(幼虫の頭部だけは硬いので残っていることがある)や卵のようなものはなく、そもそも1頭だけだったのだろうと思います。これで、この幼虫を成虫まで育てたら、飼育終了です。

少々気が抜けた感じはありますが、土化したマットの半分を取り除き、クヌギマットと腐葉土を加水した状態で入れました。1頭のカブトムシに対して、かなり贅沢な量にはなりますが、これで越冬までできそうな感じです。1頭ではありますが、夏までしっかり育てていきたいと思います。

2023年10月9日月曜日

派手に光るゲーミングキーボード(?)のLEDを白LEDに交換する

以前、Amazonで購入したARCHISITEARCHISS Maestro2S(キーキャップは、別のものに変更してしまいましたが)というメカニカルキーボードが気に入って、同じキー配列のキーボードを探していました。そんな折、たまたまAmazonで同じキー配列のキーボード(ZIYOU LANGのK3というモデル)が安売りしていたので衝動買いしてしまいました。

そもそも値段がぜんぜん違うので使用感が同じになるはずもなく、キーキャップの内側に静音化リングをはめてカタカタ音をできるだけ少なくしてみました。しかし、これで劇的に変わる訳もなく、やはり高いものには高いなりの理由があるのですね。とは言え、音のうるささを除けば打鍵感も少しは良くなったし、半額以下とは言え決して安いというわけでもないので捨ててしまうのはもったいない。ということで、気に入らないところを改造して使ってみることにしました。

一番気に入らないのは安っぽいLED。カラフルな色で固定されているため、これをどうにか白ベースにしようと考えました。LEDをOFFにするモードもありますが、キートップの文字が見にくいためやはり光らせたい。そこで、秋月電子で比較的品質の安定した3mm径の白色LED100個入を購入して交換することにしました。

キーボードを分解して中の基板を見ると、一般的な3mm径のLEDが入るくらいの穴に裏側からブリッジのようにLEDがハンダ付けされていました。

全部のLEDを交換するのは大変なので、全体の2/3くらいのLEDを交換することにして作業を開始しました。

とりあえず、いくつかのLEDを基板から外してみます。市販の鉛入りハンダに比べて融点温度が高い(鉛フリーかもしれません)ようで、十分に温めたハンダゴテでないとハンダが溶けてくれませんでしたが、思ったより簡単に外すことができました。
#力を入れすぎて、基板のパターンをはがさないように注意が必要です。

試しに、3つほど元のLEDを外して、3mm径のLEDに付け替えてみました。基板に「+」が印刷されているので、迷うことなくつけることができました。

#LEDは熱に弱いと聞くので、手早くやるようにしました。

恐る恐るではありましたが、MacBook Proにつなぐと白く光ってくれました。後は、地道な作業が続きます。合計61個のLEDを交換しました。ハンダ付け作業が終わって再びMacBook Proにつなぐと、3箇所だけ光っていませんでした。ハンダがうまくのっていないのかもしれないと思ってコテを当ててみると、1箇所はつくようになりましたが残り2箇所はダメなままです。熱でやってしまったのだろうと諦めて新しいものに交換すると、無事に光るようになりました。
#もしかするとプラスとマイナスが逆だっただけかもしれません。

この記事も改造したキーボードで書いています。Web上でできるキーボードテストもやってみましたが、問題はありませんでした。

2023年9月23日土曜日

中古で格安のi7-3770kを入手したので動作確認してみる

以前の続きです。SilverStoneの80PLUS SILVERフルプラグイン電源(SST-ST75F-P)を購入したのは、実は数ヶ月前で、多忙を理由にしばらく放置していたのでした。先日、いつものHARD OFFで中古のIntel Core i7-3770kを見つけて衝動買いしてしまったので、Core i3-3240を載せていたベンチ台PCのCPUを載せ替えて動作確認してみようと、まずは電源を交換することにしたというのが前回です。

i3-3240で使っていた環境からいきなりi7-3770kにすると、一番心配なのはi3で使っていたCPUクーラーでi7が冷やしきれるかということ。中古で手に入れたのはCPU単品で、CPUクーラーは付属していません。そこで、TDP 95W対応を謳っているAINEXCC-06Sを購入して使ってみることにしました。i7-3770kのTDPは、77Wとなっているので、これで十分だと思います。トップフロー型なので、上からの見た目はi3-3240についていたリテールクーラーと似ているのですが、ヒートシンクの高さは3倍くらいあります。(あえてLEDなしのものを選びました)

i3-3240を取り外してi7-3770kに載せ替えて、グリスも塗ってCPUクーラーを取り付けて電源を入れてみました。しかし、通電はするものの起動が途中で止まってしまっている感じ。CPUがうまく認識されていないような感じです。仕方がないので、i3-3240に戻してBIOSの確認をしました。使っているマザーボードはGIGABYTEGA-B75M-D3Hで、BIOSのバージョンは「F11」となっていました。GIGABYTEのサイトCPUのサポートを見ると、「F4」でi7-3770kに対応していることになっていました。「F11」でダメとはどういうことかと思いながら、最新(最終)バージョンのBIOS「F15」をダウンロードしました。ダウンロードされたファイルは、拡張子が「.exe」となっていましたが、macOSでもダブルクリックで解凍され、拡張子が「.F15」のBIOSデータが出てきました。これを、FAT32でフォーマットされたUSBメモリに保存しておきました。

次に、ベンチ台PCを起動しながらキーボードの「Del」or「F2」連打でBIOSに入ります。この状態でマザーボードのUSB 2.0のポートに、BIOSデータを保存したUSBメモリを挿しました。画面上の「Q-Flash」をクリックすると、BIOSアップデート用のプログラムが起動し、USBメモリ上のBIOSファイルを選択して無事にBIOSのアップデートができました。この状態でi3-3240での起動は問題なくできましたので、i7-3770kに載せ替えて電源を入れてみます。

電池を抜いたり、CMOSクリアをしてみたり、いろいろやってみましたが、通電して動き出そうとしている気配はあるものの、起動してくれませんでした。CPU裏面の表面実装部品の配置には問題が見当たらず、単にCPUが壊れているのか、そもそも殻割り品か何かなのか、簡単には判断ができませんでした。IntelのサイトでBOX版の確認をしてみましたが該当はなく、本物かどうかの判断はできません。仕方がないのでHARD OFFに連絡をして、返品・返金対応をしていただくことになりました。(10日間の返金保証付きだったので)すると同じ店舗に別のi7-3770kがさらに安く展示されていたので、性懲りもなく購入して来てしまいました。(お店では、動作未確認とのこと)

自宅に持ち帰って動作確認してみたところ、あっさりと起動してくれました。(期待をしていなかったので驚いてしまいました)4コア8スレッドですので、単純に考えてi3-3240(2コア4スレッド)の倍ということになります。そのせいか、i3-3240のときよりCPUファンの音が若干大きいので、発熱が大きいのだと思います。Linux Mintで確認すると、4コア8スレッドで動いていることが確認できました。第3世代ではありますが、新しい動作確認環境ができあがって、まだまだ使えそうです。

【追記】ついでに、RAMの交換をしました。今までは、4GB*2枚と2GB*2枚の12GBで運用していましたが、8GB*4枚の32GBにしました。私史上最強の環境になりました。(2023.9.24)

2023年9月16日土曜日

ベンチ台PC(i3-3240搭載)の電源をフルプラグイン電源(SST-ST75F-P)に換えてみた

2020年には現役を退いて、ベンチ台(SMZ-2WBT-ATX)の上で余生を送っていたIntel Core i3-3240を載せているベンチ台PCですが、現在は諸々の検証用PCとして使っています。(最近は、日の目を見ることが少なくなりましたが)

そんな折、何気なく寄ったHARD OFFSilverStoneの80PLUS SILVERフルプラグイン電源(SST-ST75F-P)を見つけて衝動買いしてしまいました。ジャンクコーナーにあったのですが、動作未確認ジャンクとなっていたので動いてくれたらラッキーです。(過去にジャンクの電源を買って失敗した記憶が…)
#ケーブル類が欠品していたので、Amazonでケーブルセット(SST-PP05-E)を購入しました。

見た目はとてもきれいでしたが、一応エアダスターで軽くホコリを飛ばして、マザーボード24PINとCPU補助電源8PIN、Linux Mintが入ったSSDをつないで電源を入れてみました。すると、問題なく起動してくれました。ベンチ台に載せているのでファンの音は直接聞こえますが、うるさいというほどではないかなという印象です。ケーブルが足りずに動作確認ができなかったためのジャンクということだったようです。(他のものをつないだらダメなところはあるかもしれませんが)ちょっと久しぶりにベンチ台PCを起動したため、Linux Mintのバージョンが古くてアップデート作業に時間がかかりましたが、電源自体は問題なく使えました。

検証用に使うため、GreenWithEnvyCPU-XVLCAudacityBlenderGIMPLMMSScratchArduinoProseccingVisual Studio Codeなど、いつも使っているものを「システム管理」→「ソフトウエアの管理(ソフトウエアマネージャ)」からインストールしました。

ベンチ台PCは、ただでさえごちゃごちゃした感じになりやすいのですが、フルプラグインであれば必要なケーブルだけを挿しておけば良いので、すっきりとした印象になります。750W、80PLUS SILVER、フルプラグイン、いずれもはじめてですが、しばらくはこれを使っていこうと思います。

2023年9月9日土曜日

Behringerのアナログドラムマシーン(RD-6)を使ってみた

前回BehringerというメーカーのSWINGというMIDI&CV/Gateに対応したミニキーボードのことを紹介しましたが、今回は同じメーカーのアナログドラムマシーン(RD-6)を入手したので、その使用感などを紹介してみようと思います。

これまで、KORGSQ-1やvolcaシリーズを使って新しい音楽環境を作ってきていたので、同じメーカーで統一するということも考えたのですが、このRD-6が様々なカラーバリエーションが用意されていて、Amazonで手頃なお値段で出ていたので(結局は衝動買いですが)買ってしまったのでした。

最近知ったことですが、このBehringer というメーカーは、ビンテージなアナログシンセサイザーのクローンも製造していて、RD-6はRolandTR-606のクローンです。それ以外にも、名機と言われたアナログシンセサイザーのクローンも作っていて、「ヤオヤ」の愛称で有名なTR-808のクローンも作っているようです。(手放しで喜んでいられないこともあるようですが…)
#ちょっと古い記事ですが、DTM Hackerさんの「Behringer ベリンガーのクローン・シンセの一覧」がわかりやすいと思いました。

自宅には、YAMAHADD-12(←説明書のPDF)やKORGのKR miniもあるのですが、DD-12はパッドが付いているので練習や簡単な演奏に向いていて、KR miniは手軽に遊べる良さがあります。RD-6はこれらとは違い純粋なドラムマシーンという感じ。PCやMacともつなぎやすいイマドキな仕様になっているため、今買うなら使い勝手という面でも選択肢としてありだと思います。volcaシリーズよりも倍くらい大きく筐体もしっかりした印象なので、カラーバリエーションからおもちゃな雰囲気を感じなくもないですが、volcaシリーズほどのチープさ(それはそれで魅力ではあるのですが)はありません。

手始めに、RD-6とSWINGをつないで同期させながら、SWINGにvolca fm2をつないで演奏してみました。音としては、1980年代の懐かしい感じが味わえて、音作りや音楽づくりに夢中になっていた頃を思い出し、ちょっとワクワクした気持ちになりました。操作をしながらどうなるか確認していくと、いじっていてとても楽しいしわかりやすいと思いました。

自室には、まだ古い機材もあるので、いろいろとつないでどんな雰囲気になるのかやってみたいと思います。(そろそろ新しい録音機材がほしいかな…) 

2023年8月24日木曜日

MIDI&CV/Gate対応コンパクトキーボードでKORGのvolcaシリーズを鳴らしてみる

これまでに、KORGのvolcaシリーズをSQ-1で鳴らして自動演奏をしてきましたが、自宅にあるMIDIキーボードとSQ-1をうまくつなぐことができず、どうしたものかと思案していました。SQ-1にはMIDI OUTしかなく、INはSYNCのみなので、直接つなぐことができないのは、当然と言えば当然のことです。

いろいろと情報をいただきながら手元にあるものでどうにかできないだろうかと考えていたとき、AmazonでMIDIとCV/Gateに対応した小さなキーボード(ミニ鍵盤32鍵)を見つけてしばらく悩みました。これまで自宅で使っていたMIDIキーボードは、RolandPC-300(←取扱説明書のPDF)という古いMIDIキーボードです。とっくに生産は終了しているし、Mac用のドライバは古いものしかなく、今のmacOSでは動かないのでUSB経由でつなぐことができない状況になっています。USB⇔MIDIインターフェイスを介してMIDI信号をやり取りすることはできるのですが、PC-300からのMIDI信号をSQ-1でCV/Gateに変換してvolca modularまでつなげることができないのです。(PCやMacからのMIDIデータは、SQ-1でCV/Gateに変換できるらしい)悩んだ末、やはり新しいキーボードが必要だという結論になりました。

今回購入することにしたのは、BehringerというメーカーのSWINGというキーボードで、Mac用のドライバ(ダウンロードサイトで見つけることができる)があることと、CV/Gateでコントロールできることが決め手になりました。Amazonで購入しましたが、かなりリーズナブルなのにしっかりとした作りになっていて、人気が出そうな気がします。

このSWINGにMIDIでコントロールできるvolca fm2をつないで動作確認をしてみましたが、全く問題なく鳴らすことができました。シーケンサーも良い感じの鳴り具合でいじっていて楽しくなってくる感じ。SYNCでテンポを同期させてvolca fm2のシーケンスデータも一緒に鳴らすことができました。いろいろやっているうちにケーブルがごちゃごちゃしてきて収拾がつかなくなってしまったので一度整理してからもう1台のvolca modularをつないでみようと思います。

2023年8月15日火曜日

古いMebiusのPuppy Linuxを新しいものに入れ替える〜Webブラウザが起動せず…

以前の続きです。今回も情報処理推進機構(IPA)の「学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用にむけての実証実験(「教育現場におけるデスクトップ Linux 導入の実証実験を開始」PDF)」に参加した際に導入していただいた、SHARPMebiusPC-AL50G5)を使います。

過去にこのMebiusのHDDをSSDに換装する作業をしたことがありましたが、今回は別のマシーンで新しいPuppy Linux(BionicPup32)を試してみるためにSSDに換装します。Puppy Linuxのインストール(Boot)CDを作る作業をしたときに見つけた「Windowsはもういらない」の「超軽量Linux:PuppyLinux 今までの日本語化版のまとめ2 BionicPup」で日本語化していただいているものを使わせていただきます。
#「軽量Linux:BionicPupがバージョンアップしてbionicpup32-8.0+29-uefi.isoへ」では、Puppyで使えるツールも紹介されています。

バッテリーを外してから筐体を開けて、IDE接続のHDDを外してエンクロージャーでIDE化したSSDを装着します。組み込まれていたHDDに比べて今回のエンクロージャーはわずかに大きかったため、HDDのマウント部品を使わずに直接挿し込んで、硬めのウレタンスポンジを挟んで固定しました。バッテリーを戻して電源アダプターをつないで電源を入れると、問題なく動いたのでCDからPuppyを起動してでインストール作業に移ります。

初めてお目にかかるBionicPupの画面から「インストール」を起動させると、USBメモリなどの外部ドライブにインストールするか、内蔵ドライブにインストールするかの選択が求められます。今回は、内蔵ドライブの方を選択して先に進めます。SSDはFATでフォーマットされているので、そのままでもインストール作業はできるのですが、ext4でフォーマットするために「GPartid」でフォーマット作業をしました。

はじめに、「デバイス」メニューから「パーティションテーブルの作成」を選択し、1度SSDのパーティションを「msdos」で未設定状態にします。次に、「パーティション」メニューから「New」を選択してパーティションとフォーマットの設定を行います。今回は、Swap(linux-swap)を2GB取って、残りをext4フォーマットで1つのパーティションにしました。最後にext4でフォーマットしたパーティションに「boot」のフラグを設定してインストールの準備が整いました。
#GPartedの使い方は、「初めてのLinux」の「GPartedの使い方 Linux」を参考にしました。

GPartedを閉じるとインストール作業の続きができます。先ほど作成したbootパーティションにインストールすることを選択して作業を進めます。インストールは、「FRUGAL」を選択してトップ階層にインストールします。しばらくするとインストール作業が終了し、「grub4dos」をインストールすることを促されるので、これを選択してMBR(Master Boot Record)へのGRUBのインストール作業が終了しました。再起動してCDを抜き取ると、SSDから無事にPuppy Linuxが起動しました。

いろいろといじって動作確認してみましたが、ほとんどのものが問題なく動くのにWebブラウザの反応がありませんでした。「Applications」メニューから「インターネット」→「Get Web Browser」とたどってブラウザを選んでみましたが、どれもダメでした。ネットにはつながっているけれどインターネットに出られない感じだったので、DNSの設定をいじってみました。すると、無事にインターネットにつながったようで、Webブラウザのインストールまでは進めることができました。それでもWebブラウザが動いてくれません。Time Serverには接続できているのでインターネットが使えないということではないようですが、これからいろいろ試すための環境としては問題があります。どうしようか思案中です。

2023年8月7日月曜日

macOS版のPYONKEEで過去にScratch 1.4で作ったプロジェクトを動かしてみる

過去にScratch 1.4で作ってきたたくさんのプロジェクトがあります。多くのものは、自分のアイデアを表現するための試作品だったり、小学校でScratchを活用した学習活動を行っていたときに子供たちからの質問に答える見本や教材として使ったりしていたもので、その中のいくつかは、今のScratchのサイトでも使えるようにしてあります。

Scratch 2.0や3.0へ移行が進む中でも、学校のICT環境の制約を考慮して、しばらくは1.4を使い続けていましたが、macOS上で32 bitのプログラムが動かなくなったことにより、MacでScratch 1.4を使い続けることが困難になっていました。

Scratch 1.4を使わなければならないときは、Linux Mintで動かしているPCで使うことにしていたのですが、Linux版特有の問題点もあって、結局3.0を使うことにしてしまったので1.4で作っていたものは開くこともない状況になっていました。

今年になってあるところから講師の依頼を受けたため、自宅に眠っていた古いパソコン(Puppy Linuxで動かしている→本家)を使わなければならない状況になり、再びScratch 1.4での作業が必要になってしまいました。そんな中、iPadで使っていたPYONKEEが、macOSにも対応していた(PYONKEEのダウンロードサイト)ということを知り、過去に32 bit版Scratch 1.4で作っていたものがどのくらい使えるのか試してみることにしました。

ダウンロードした.pkgファイル(現時点での最新版は2.27.7でした)からPYONKEEをインストールすると、Scratch 1.4で作っていたプロジェクトのファイル(拡張子「.sb」)がPYONKEEのアイコンになりました。流儀に従い、PYONKEEを起動して「ファイル」メニューからプロジェクトファイルを開こうと思ってファイルを探しましたが行き当たらず。ダメもとでプロジェクトファイル自体をダブルクリックしたところPYONKEEで開かれました。(この動きの方が動作的にはありがたい)どうやら、「書類(Documents)」フォルダ内に「ピョンキー」フォルダができていて、この中にプロジェクトファイルなどが保存されるようです。

開かれたウィンドウの大きさがかなり小さかったのですが、動くことは間違いないようです。フルスクリーンにしても画面いっぱいにはならず、比率は4:3(?)のままのようで両サイドがグレーになって何もない領域ができてしまいました。

過去にScratch 1.4で作ったものを開いて編集してみましたが、問題なく編集ができました。動作も問題ありません。(若干不安定なところがあって、作業中に固まって落ちてしまうことがありましたが)PYONKEEで編集したものを保存して、Linux版Scratch 1.4でも開いて動かしてみましたが、これも問題なく動作してくれました。PYONKEEには、32 bit版Scratch 1.4にはなかった機能が追加されているようなので、いろいろと試してみたくなりました。

2023年8月4日金曜日

Linux MintでArduino UNO R4 MINIMAが使えるかやってみる

以前の続きです。Linux Mint動かしているPCArduino UNO R4 MINIMA(以下「R4 MINIMA」と略記)が使えるかやってみました。MintにインストールされていたArduino IDEは、64 bit版ver.1.8.19(現時点での最新版)でした。

R4 MINIMAをUSB-C↔USB-AケーブルでPCとつないだ状態でArduino IDEを起動します。すると、macOSの時と同じようにR4 MINIMAを使うためにパッケージをインストールしろという案内が表示されます。リンクになっている文字列をクリックすると、「ボードマネージャ」のウィンドウが開いて「Arduino UNO R4 boards」パッケージが表示されます。「インストール」ボタンをクリックしてインストールするところまで同じで、特に問題なくすぐにパッケージがインストールされてR4 MINIMAが認識されました。

この状態で、「ツール」メニューから「ボード」→「Arduino Renesas UNO R4 Boards」とたどって「Arduino UNO R4 MINIMA」を選択します。「シリアルポート」の方も、「(Arduino UNO R4 MINIMA)」がついている方を選択しました。これで準備ができたはずでした。試しにと思い、Lチカプログラムを書き込もうとしましたが、エラーが出てしまいます。どうやらDFU(Device Firmware Upgrade)ユーティリティ関連のエラーのようで、うまくプログラムが書き込めないことがわかりました。

どうしたものかとGoogle先生に聞いてみると「DFU Error - Cannot Upload Sketch to R4 Minima」にArduino IDEでエラーが起きていることが報告されていました。
#「Arduino OPTA、ダウンロードエラーの詳細」によると「世界中で困っている」らしいです。(^^;;;
#macOS上のArduino IDEでは問題なく使えるので、Linux版の修正更新を待つ以外ないのかもしれません。

同様に、Linux版のArduino IDE ver.2でもやってみました(Linux Mintの「ソフトウエアマネージャ」から「Arduino」を検索してVer.2(ver.2.1.1)を見つけてインストールした)が、結果は同じでDFUユーティリティのエラーが出て書き込めませんでした。orz

2023年7月26日水曜日

MacでArduino UNO R4 MINIMAを動かしてみました

Arduino UNOの現時点での最新版として、R4シリーズ(MINIMAWiFi)がリリースされています。少し前にアナウンスがあったので知ってはいたのですが、買ってしまうと本業に支障が出ると思ったため購入を控えておりました。ここに来て、仕事が一段落したタイミングで入荷のお知らせがあったため購入してみました。
#R4シリーズには、ルネサスRA4M1チップ(32bit Arm® Cortex®-M4内包)が使われています。

まずはMacBook Proにつないで動作確認をしてみます。インストールしてあったArduino IDEは、ver.1.8.16でした。Arduino IDEのダウンロードサイトからver.1.8.19をダウンロードしてインストール(zipを解凍してアプリケーションフォルダ内に上書きするだけ)しました。

次に、Arduino UNO R4 MINIMA(以下「R4 MINIMA」と略記)をUSB-C↔USB-AケーブルでMacとつないだ状態でArduino IDEを起動します。(既にLチカプログラムがインストールされているようで、給電すると自動でオンボードのLEDが点滅します)すると、Arduino IDEからR4 MINIMAを使うためにはパッケージのインストールが必要というような案内が表示されます。リンクになっている文字列をクリックすると、「ボードマネージャ」のウィンドウが開いて「Arduino UNO R4 boards」パッケージが表示されます。「インストール」ボタンをクリックしてインストールスタート。特に問題なくすぐにパッケージがインストールされ、R4 MINIMAが認識されるようになりました。

この状態で、「ツール」メニューから「ボード」→「Arduino Renesas UNO R4 Boards」とたどって「Arduino UNO R4 Minima」を選択します。「シリアルポート」の方は、R4 MINIMAを抜き挿しして確認すると「usbmodem141201」として認識されているようなのでこれを選びました。試しにLチカプログラムの点滅時間を変更して何回か書き込んでみましたが、問題なく書き込めました。
#しばらくいじっていると、「usbmodem141201(Arduino UNO R4 Minima)」と表示されるようになりました。これなら迷わなくてよいです。

以前はベータ版だったArduino IDE ver.2.xが、現在はver.2.1.1になってむしろ主流になっているようなので、ArduinoのダウンロードサイトからmacOS用のものをダウンロードしてインストールして試してみました。こちらは、すんなりと「Arduino UNO R4 Minima」を選ぶことができて、同時に接続先として「usbmodem141201」と表示されていました。1ステップで簡単に設定ができるようになって便利になりました。同じようにLチカプログラムを書き込んでみましたが、問題なく書き込めました。Arduino IDEは、インターフェイスがわかりやすく進化したver.2.1.1の方が使いやすいように感じました。ver.2.xを使っていろいろと試してみたいと思います。

2023年7月17日月曜日

古いMebius(Puppy Linux)でBluetoothやWi-Fiが使えるかやってみる

このところ、BluetoothやWi-Fiで試行錯誤することが多くなっている気がしますが、だいぶ昔に情報処理推進機構(IPA)の「学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用にむけての実証実験(「教育現場におけるデスクトップ Linux 導入の実証実験を開始」PDF)」に参加した際に導入していただいた、SHARPMebiusPC-AL50G5)が十数台、諸事情により手元にあります。これまでは、小学生向けの学習活動にプログラミングを含むフィジカル・コンピューティングを持ち込む研究にも活用してきましたが、最近では時々ピンチヒッター的にパソコンクラブなどで活用していただくのみで、ほとんど余生を送る状態になっております。

OSは、自分でカスタマイズしたPuppy LinuxPhysical Computing Puppy)で動かしています。だいぶ古いPCですのでどこまで使い続けられるかわからないのですが、これまでも、様々なメンテンナンスをしながら使い続けていて、壊れていないので捨てるのはもったいないが、用途が限られているという状態になっています。当然のことながら、CPUも古いシングルコアのAthlon(Athlon XP-M 2000+)ですし、骨董的な価値もなく、悪く言えば不良在庫でしかありません。もうこれ以上延命措置を施すのもどうかと思うのですが、大変な状況をともに乗り越えてきた愛機たちでもあるため、簡単に手放すことができないでいます。

そんな中、「せめてBluetoothや無線LANが使えたなら…」と思い、ダメモトで試してみることにしました。試したのは、USB接続のBluetoothドングルとWi-Fiドングルです。

〈Bluetooth〉

〈Wi−Fi〉

結論から言うと、「HardInfo(USB Devices)」からは見えるものの、「ネットワークの設定」などで認識されることはなく、機能させることはできませんでした。私が作ったPhysical Computing Puppyは、Wary-511-01jをベースにしていて、このPuppy Linuxの無線接続に関する情報が全くと言っていいほどありません。見つかったのが、「ぱそとら」さんの「PUPPY LINUX 無線lan接続」という記事くらいでした。
#ここで使われているのは、Precise-550JP版だったようです。Puppy Linux日本語版サイトでは、Precise-571JP(2014.1.18)が最新版のようです。

いろいろと調べて回ると、特にBluetoothはLinuxカーネルレベルで対応していないものがあって、Bluetooth 5.x系は新しいカーネルが必要な感じでした。やはり、新しいPuppy Linuxを使う方が良い気がしてきました。別の需要があって複数台あるこの古いMebiusの内、近々10台程度を使う予定があります。久しぶりにScratch 1.4もいじっているのですが、これとは別に新しいPuppy Linuxを試す環境を作らなければならないことになります。ちょっと頑張ってみようと思いますが、続きは別の機会に。

2023年7月2日日曜日

カブトムシの世話(2023初夏)〜ベランダ飼育(1年間)の成果は

昨年の秋の世話からだいぶ時間が経ってしまったカブトムシ飼育ですが、冬の間にも時々飼育コンテナを開けて霧吹きで水分補給をしたり、GW明け頃から加水した朽木を投入したりして様子を見ていました。今年は、大きな飼育用コンテナに18頭の幼虫しかいない状態だったため、クヌギと腐葉土を混合したマットは餌としても十分と考えて、春の時期に掘り出す作業を止めていました。(仕事が忙しかったというのもあったけれど)

とは言え、6月中旬を過ぎてもなかなか羽化の様子が見られなかったため、少し心配になっていたところ、6月下旬になってマットからカブトムシの匂いがしてきました。羽化直後のカブトムシは、すぐにはマット上に現れません。その後も、昼間はマットの中にいることが多く、夕方から早朝でないと見ることができません。羽化の手がかりになるのは、カブトムシの独特の匂いです。マットを注意深く観察すると、今までなかったカブトムシが通った穴が1つ見つかりました。夏のカブトムシゼリー給餌をスタートします。

翌日の朝、ゼリーの減り具合を見たところ、あまり減っている様子がなくてちょっと残念な気分になりました。ちょっと早かったかもしれないと思いつつ、さらに翌日からの雨もあって数日放置してしまいました。そして、7月になったところで様子を見てみると、4頭のオスのカブトムシがマットの上に出てきていました。餌はすっかり食べきっていて、大きな角の1頭が残念なことになっていましたが、後は元気に動いていました。

急いで給餌を再開したところ、1頭のカブトムシがすぐに餌に寄って来ました。夕方再び様子を見てみると、大きな角のカブトムシが2頭、小さな角のカブトムシが2頭、メスのカブトムシが2頭の合計6頭を確認することができました。どれも元気で飛び出そうとするくらいでした。大きなコンテナで18頭の飼育だったためか、以前よりサイズが大きいように思いました。夏の暑さ対策を考えながら、飼育を続けていきたいと思います。

2023年6月25日日曜日

Linux MintでLMMSを使ってみる

以前、Linux Mintで動かしている自宅のPCにインストールしてあるRosegardenで、MIDIインターフェイスを通して外部音源を鳴らすことはできました。さらに、内部音源を使うことはできないかといろいろと試行錯誤していたところ「LMMS(Linux Multi Media Studio)」というシステムがあることを知り、早速使ってみることにしました。

ダウンロードサイト(Linux・Mac・Winに対応しているので、それぞれのダウンロードサイトが用意されている)から最新版をダウンロードすると「.AppImage」という拡張子の付いたファイルがダウンロードされます。このファイル上で右クリックをして、プロパティから「パーミッション」タグを選択して「プログラムとして実行可能」のチェックボックスにチェックを入れます。これで、ダブルクリックでアプリとして起動するようになります。初回だけは、ファイルの保存場所について確認されますが、それ以降は(「ゴミ箱」以外の)どこに置いてもダブルクリックで起動します。
#最近のLinuxの流儀にならえば、/usr/bin/とか、/usr/share/あたりに置くのが正しいのかもしれませんが、今回は/homeの自分のフォルダの中に置いて、デスクトップにランチャー(右クリックで「+ここに新しいランチャーを作成…」)を作り、アイコン名と起動コマンドを設定してみました。これで、デスクトップのアイコンから起動することができるようになりました。

試しに、「ソング エディター」ウィンドウの1番上のトラック(「Triple Oscillator」というソフトウエアシンセサイザーが設定されている)に簡単なフレーズを入力してみます。入力したい位置でダブルクリックすると「ピアノロール」というステップ入力のような画面が表示されます。ここに音の高さと長さを設定して、簡単なフレーズを作ってみました。再生ボタンで無事に演奏されることを確認。ソング エディター側の再生ボタンを押しても演奏されました。個々のトラックに楽曲の演奏に関わるデータを入れていくことで曲全体を完成させるようなイメージで、DTM環境としては申し分ない機能が備わっていると感じました。

次に、SMF(スタンダードMIDIファイル)のデータをインポートして内部音源が鳴るかどうか確認することにしました。インポート直後は再生ボタンを押しても音が鳴りませんでした。ウィンドウの左側に並んだメニューから「Instrument Plugins」を選択し、開いたリストに先程のTriple Oscillatorを見つけました。演奏データが入力されているトラックには別のプラグインが設定されているようですが、これをTriple Oscillatorに変更する(ドラッグ&ドロップ)と無事に楽曲が再生されました。Instrument Pluginsには、様々なタイプのソフトウエアシンセサイザーが搭載されていて、外部の音声ファイルを再生するソフトウエアシンセサイザーやパーカッション専用のソフトウエアシンセサイザーもありました。

これまで、Rosegardenで苦労していたので、こうも簡単に内部音源が鳴ってしまうのは肩すかしな感じですが、ユーザー目線でこのようなシステムを作ってくださった方々に感謝し、ありがたく使わせてもらおうと思いました。今後は、外部MIDI音源やMIDIキーボードなどとの接続がどうなっているのかなど、いろいろと検証していきたいと思います。

2023年6月21日水曜日

ちょっと一息(いろいろな壁に阻まれて整理中)

最近は趣味的なことを中心に、主がやってきたことをつらつらと書いてきたこのBLOGですが、このところいろいろな壁に阻まれて先に進めないことが多くなってしまっています。そもそも素人が興味本位でいろいろと手を出すものだから、行き詰まるのは当然といえば当然なのですが、自分の頭を整理するためにもここでちょっと一息入れてやろうとしていることを整理したいと思います。

〈音楽関係〉

  • CV/Gateのアナログ・シンセサイザーをMIDIで動かせるか
  • MIDIATOR(MS-101)でMIDI⇔SERIAL変換で何ができるか
  • IchigoJamでMIDI楽器をコントロールする
  • littleBitsでアナログ・シンセサイザーをコントロールする
  • Arduinoでアナログ・シンセサイザーをコントロールする
  • 自作ブレスコントローラー(マイクの改造)とScratchで音楽を演奏する
  • LinuxのRosegardenで内部音源を鳴らしてみる

〈PC関係〉

  • 内蔵Wi-FI&Bluetoothカードの使用感を比べてみる
  • 古いPCでWi-FI&Bluetoothが使えるか
  • USB接続のGPS受信機で何ができるかやってみる
  • グラボの違いでBlenderの使用感が変わるか
  • Linux MintXAMPPをインストールして使ってみる

〈マイコン・電子工作〉

この他にも、BLOGネタになりそうなメモがいくつかありますが、今回ピックアップしたものも含めてこれから本腰を入れて取り組んでいくものとボツにするものを精選していきたいと思います。そもそも趣味の世界の話なので、やりたいと思うものが最優先です。とは言え、お金がかかるものはすぐにはできないのでどうしても後回しになりがち。買った当時は面白いと思っていたのに、多忙によって長らく放置してしまったことで、世間的に需要がなくなっているようなものもありそうです。

2023年6月7日水曜日

Apemanのアクションカメラを使ってみる

既に数年前になってしまいましたが、GoProを代表するアクションカメラが流行り始めた頃、AmazonApemanというメーカーのA79というアクションカメラを見つけて、値段が安かったのでどんなものかと思って衝動買してしまいました。本当は、授業の教材を作ったり、説明書代わりの動画を撮ったりすることを想定していたのですが、今の立場では自分で授業をする機会が極端に減った上に多忙になったこともあって、すっかり放置したままになっていました。最近になって自宅の機材を整理する中で「そう言えば…」と思い出し、どんなものか使ってみることにしました。

とは言え、特に何かの需要があったわけでもないので、とりあえず自分がDIY(木工)で作業をしているところを録画してみました。天気の良い日の屋外ではありましたが、録画したものを見ると全体的に明るさが足りない感じ。画質はドライブレコーダーと同じような感じです。カメラ自体の設定項目を見ると、ドラレコ用に作られていたシステムをアクションカメラ風の筐体に収めている感じがしました。USBケーブルで給電すると自動的に電源が入り、そのまま録画が始まる(車載カメラモード)設定にすることができるというのもドラレコ風の挙動です。安く売られていた理由がわかりました。

さて、これを何に使おうかと考えるところですが、素直にドラレコとして車に載せてしまうというのもありだと思います。(そのためのアタッチメントも付属しています)シガーソケットからUSB電源に変換するUSB充電器を使ってこのカメラに給電するようにしておけば、車を始動させると同時に録画をスタートさせることができますので、このカメラに一番合う使い方のように思います。

ビデオの解像度を4K30fpsにして、明るさの設定を上げればだいぶマシな映像にはなりますが、YouTubeで使えるようなレベルではないと思います。iPhoneなどのアプリで操作することもできますが、Wi-Fiを使った接続(カメラが簡易的なWi-Fiスポットのように振る舞う)を求められるため、普段Wi-Fiでネットに接続しているような場合には一度接続を切ってA79につなぐ必要があり、利便性はそれほど高くはありません。画角が広く短い距離で広い範囲が撮れるので、記録画像を残しておきたい時には使えるかもしれません。USB電源との間にUSB接続の人感センサーを取り付けると、防犯カメラとしても使えそうです。

2023年5月28日日曜日

USB接続の3連フットスイッチを楽器のように使ってみる(Raspberry Pi上のScratchで)

これまでに、MacRaspberry Pi(以下「RPi」と略記)を含むコンピュータとArduinomicro:bitなどのマイコンボードをつないで、楽器のインターフェイスのように使うガジェット(例えば、ピストン楽器のような4 keyキーボードなど)を作ったり改造したり購入したりしてきました。今回は、AmazonPCsensorUSB Foot Switch Triple Pedal Controllerという3連フットスイッチを見つけたので、早速購入して楽器のインターフェイスのように使うことができないかやってみることにしました。

これは、USB接続の足踏み式3連マクロキースイッチで、デフォルトでは左から「a」「b」「c」が割り当てられいるようです。この割当を変更するソフト「Elfkey」(インストールすると日本語で使える)もあるので、マクロキースイッチとしても使うことができます。今回は、デフォルトのまま使うことにして、Scratchでプログラムを作って楽器を鳴らすような使い方ができるかやってみたいと思います。

まず、Scratchを使って、簡単な楽器演奏プログラム(abcでドラムセットを鳴らす)を作成してみました。これを、MacBook Proにつないでフットスイッチを踏んだところ、ドラムの音を鳴らすことができました。(連続して速く踏むと遅延が生じます)ここまでは当たり前の話。次に、RPiのような非力なシングルボードコンピュータに接続して、どのくらい演奏ができるか試してみようと考えました。

今回使用したのは、RPi 4(4GB RAM)とRPi 400(USキーボード版)で、どちらも64 bit版のRaspberry Pi OSで動かしています。結論から言うと、Webブラウザー(Chromium)上で動かすのはかなり難しいことがわかりました。そこで、プロジェクトをRPiにダウンロードしてRPi上のScratch 3(オフライン版)で動かしてみたところ、スムーズに動作することがわかりました。(連打はやはり厳しいですが)

このようなガジェットとプログラミング環境は、子どもたちの学校生活の中で活用したいと考えています。例えば、特別活動の行事(「たてわり班活動」「○○小祭り」「文化祭」など)では、今回の楽器のように演奏して観ている人を楽しませたり、直接利用者が操作して楽しんでもらったりするものを作成するだけでなく、USBバーコードリーダーと組み合わせてPOSレジのようなものを作ったり、カメラを利用して利用者への案内をやらせたりといった実用的な使い方も考えられます。平成20年(2008年)頃から、いろいろと機材を集めて当時の小学生たちとそんな活動をしていたことを振り返りながら、今1人1台のchromebookなどのGIGA端末があるのだからこれを活かさない手はないと、今の立場でできる提案とサポートをしているところです。

2023年5月20日土曜日

Bluetoothの調子が悪いので試してみたこと

このところ、Linux mintで動かしているPCたちでBluetoothの調子が悪いことに気づきました。メインで使っているPC(Linux Mint Cinnamon版を使用)にはPCI-e接続のBluetooth&無線LANカード(ZiyituodZYT-7265)を組み込んでいて、HTPC(Linux Mint Xfce版を使用)にはPLANEXのUSBドングル(BT-MicroEDR1X)を挿しています。主に、マウス、キーボード、スピーカーをBluetoothで運用しているのですが、突然マウスがつながりにくくなり、次いでキーボードもつながりにくいことに気づきました。電池(充電)の問題かと思って交換したり充電し直したりしてもダメ。ペアリングのやり直しをしても挙動がおかしい。マウスの故障を疑って、別のものを購入して試しましたが改善せず。メインで使っているPCにはTP-LinkのBluetooth 5.0対応USBドングル(UB500)を挿して問題を回避しましたが、HTPCは、USBドングルを別のものに挿し替えてもイマイチ安定しません。

このところBluetoothで運用するものが増えてきて、電波干渉の可能性もなくはないと思うのですが、それにしても突然調子が悪くなってしまったので、まずはHTPCの方で問題点の切り分けや対処方法を考えていくことにしました。

はじめに、PLANEXのBT-MicroEDR1Xがどのように認識されているかを確認しました。「システムレポート」を見ると「Cambridge Silicon Radio Bluetooth Dongle」として認識されていました。この状態でつないでみると、問題なくつながってしまいました。その後も切れることはありません。直前にLinuxカーネルなどのアップデートをしたので、問題が解決してしまったのかもしれないというオチか…と思いましたが動作確認を続行し、確実につながる方法を見つけたのでまとめておきます。

〈接続手順〉

  1. キーボード(AppleMagic Keyboardを使用)とマウス(サンワサプライ400-MA088を使用)の電源スイッチをOFFにしてBluetooth USBドングルを挿したHTPCを起動する。
  2. 「Bluetoothデバイス」を開いてからペアリング(デバイスリストからキーボード、マウスをそれぞれクリック)する。
  3. キーボードの電源スイッチをONにする。
  4. マウスの電源スイッチをONにしてペアリングボタンを押す。

キーボードとマウスの電源ONは、どちらが先でも構わないようです。キーボードとマウスの電源を入れて起動すると、自動で接続をしようとして失敗する(「接続…」「切断…」が繰り返し表示される)ので、とても煩わしいです。スリープからの復帰の際にも、一度キーボードとマウスの電源をOFFにして「Bluetoothデバイス」からペアリングする手順でないとつながらないようです。

今回、BT-MicroEDR1Xの他に、BT-MicroEDR2XUB400(TP-LinkのBluetooth 4.0対応)、UB500(TP-LinkのBluetooth 5.0対応)でもやってみましたが、BT-MicroEDR2XはBT-MicroEDR1Xと動作は同じで、UB400は接続できるものが増える(自宅にBluetooth 4.0以上対応のものが多いということ)以外はBT-MicroEDR1Xと同じ、UB500はキーボードとの接続はできましたがマウスの方は認識してくれませんでした。常用しているPCの方でBluetoothマウス(ELECOMEX-G)でスリープからの復帰ができるくらいなので、Linux Mint Cinnamon版の方がBluetoothの扱いが良いのかもしれません。HTPCの方は、UB500とEX-Gの組み合わせでもうまく認識できないため、XfceのBluetoothへの対応がイマイチなのかマザーボード(GIGABYTEGA-J1800N-D2H)との組み合わせ(相性)の問題かということも考えられます。

【追記】Linux系のOSでは、カーネルレベルでBluetooth 5.xへの対応がまだ完璧にはできていないようなので、そもそも5.0で試すこと自体が無謀なことのようです。(2023.12.16)

2023年5月7日日曜日

Linux MintでBlenderを使ってみる

かなり昔のことになってしまいましたが、Shadeシリーズなどの3Dレンダリングソフトを使って絵を描いていました。(中でもBryceは長年愛用していました)その流れで、LinuxではBlenderを使ってみようとインストールだけはしていたのですが、操作感が独特で日本語化も面倒だった記憶があります。そのままどんどん多忙化していったためもあって、全く使っていなかったのですが、たまたまYouTubeで「【超入門】今からはじめるblender3.0 ~導入から画像出力まで~」という動画を見つけて、これならできそうだと思いやってみることにしました。

インストールしてあったBlender 3.5の日本語化を済ませて作業を開始しました。先程のYouTube動画以外にも、様々な教材がネット上にありました。(例えば「Blender入門(3.0 / 3.1 / 3.2 / 3.3版)」や「Blender 3.3のこと」など)現時点で最新版のBlender 3.5については、オンラインマニュアルが用意されているので、これを見ながら使い方を学ぶことができます。

さしあたって、昔自分で作ったShadeやBryceのデータが残っていたので、これが使えるか試してみましたが、残念ながらBlenderからは開くことができませんでした。ShadeやBryceのソフトからなら汎用的なデータ形式に変換することができるのかもしれませんが、両方とも現在の環境で動かすことができるソフトがなく、自分で作ったデータだけが残っている状態なので使うのは断念しました。

次に、Blenderのレンダリングがどんな感じか調べるために、Free3DというサイトからBlender用の無料の3Dモデルをダウンロードしていくつか試してみました。簡単なものなら数分から10分弱くらいでレンダリングできたので、実用的には問題がないように思いました。(昔の環境だと、レンダリングにかなり時間がかかっていたので、随分短くなったように思います)

現在メインで使っているLinux Mintマシーンは、グラボを載せるPCI-e x16スロットのすぐ隣りにPCI-e x1のスロットがあって、事情によりこちらにUSBの拡張ボードを載せているため1スロットサイズのグラボしか載せられない状態になっています。ここに、GeForce GT 1030載せて使っている(一時は、GeForce GTX 1650載せてみたのですが、USB拡張ボードを載せるために元に戻しました)のですが、これがBlenderのレンダリングの足を引っ張っているのかいないのか、検証が必要だと思いました。

2023年4月30日日曜日

SQ-1のCV/GATE出力でvolca modularをコントロールする

以前の続きです。KORGvolca modularをMIDIでコントロールすること目指していますが、その前にCV/Gateで動かす方法を考えます。わかりやすいところで、既に手元にあるSQ-1(ステップシーケンサー)を使ってみようと考えて、CV/Gateで動かすにはどうしたらよいか調べてみることにしました。

そもそも、MIDIの場合はMIDI IN側の電気信号をフォトカプラを介して受信するというような、デジタルな信号処理が前提の規格になっています。それに対して、CV/Gateは電圧でコントロールするため、アナログな規格と言えると思います。となると、単純につなげることができないことは素人でも想像ができます。多くの場合は、MIDI⇔CV/Gateコンバータでそれぞれの信号を変換して使うことになります。この変換をSQ-1にやってもらおうと考えているわけです。

とは言え、これまでCV/Gateを使ったことはなく、どんな信号が使われているのかを調べるところからはじめました。ざっくりとした理解だと、音程をコントロールするCVとキーのON/OFFをコントロールするGateという認識で良さそうだということまでわかりました。SQ-1には、「CV-A OUT-GATE」という対になったCV/Gateの出力があります。これを、volca modularの「CV-IN」に入れてあげればよいということのようです。SQ-1とvolca modularの仕様を調べていると、以下のような情報を見つけました。

SQ-1
FAQ / Tips | SQ-1 - STEP SEQUENCER | KORG (Japan)

volca modular
volca modular/CV入力のキャリブレーション方法

これらを参考にして、ステレオミニプラグ⇔モノラルミニプラグLRケーブルを使って、SQ-1のCVをR側に、GateをL側につないで反対側のステレオミニプラグをvolca modularのCV-INにつなぎました。volca modular側の配線は、以下のようにしました。

CV-IN
Gate…(1)
CV…(2)

…ステレオミニプラグ(TRS)
SOURCE
pitch…(1) □□□□□
(1)(2)(3)(4)(5)(6)
FUNCTIONS
gate…(1) □□ □□□
(1)(2)(3) (4)(5)(6)

Module Reference」を見ながら、CV-INのGateをFUNCTIONSのgateにつなぎます。同じくCVをSOURCEのpitchにつなぎます。これで、SQ-1のStart/Stopボタンを押すとvolca modularから音が出るようになりました。音程については、キャリブレーションによって調整する必要がありますが、SQ-1を「STEP JUMP」モードにして1番目のツマミを最小にして「C4」を設定し、最大にして「C5」を設定してみました。(設定中は、volca modularからは音が出ません)手間はかかりますが、電子楽器をいじる楽しさは感じられると思います。

【参考】

2023年4月22日土曜日

格安スマートウォッチを使ってみる

近所のDIYショップで見つけた格安のスマートウォッチがどんなものか買ってiPhoneとつないで試してみたところからはじまり、着け忘れることが多くなってもう少し良さげなものをAmazonで探して、似たような価格で購入してiPhoneとつないで比べてみたという話です。

スマートウォッチと言えばApple Watchだろうと突っ込まれそうではありますが、iPhone自体も価格が上がっている上にApple Watchも欲しいなんてとても言えません。そんな折、訳あって体重を落とさなければならない(より正確には腹周りを絞らなければならない)という需要ができてしまい、ダイエットに取り組まなければならない状況になってしまいました。

そもそも、目的(教材研究のためにフィールドワークをするとか、教材になりそうなものを探して店をまわるとか)がない状況で体を動かす気になれず、仕事上の立場が変わってからは、城跡巡りがほぼ唯一の運動機会となっていました。しかし、例のウイルスのせいで気軽に外へ出られなくなり、ここ数年は城跡巡りも中断しています。それに、「毎日の運動が大事」とも言われてしまい、城跡巡りだけではダメな状況になってしまいました。

そこで、iPhoneを携えて仕事をしながらできるだけ歩き回ったり、休日も歩いて買い物に行ったり自宅の近所を散策したりするようにしました。すると、iPhoneがいろいろと数値を記録して目標を提示してくれて、意外と楽しくなってきました。こうなってくると、ガジェット好きのアンテナが高くなり、スマートウォッチを使ってみたいと思うようになりました。

近所のDIYショップで見つけたスマートウォッチは、税込み3千円程度のもので、KashimuraKJ-175というものでした。専用のiPhoneアプリをダウンロードしてBluetoothでつなぐことで、運動したデータが記録されるというので、アプリの設定をしてからしばらく腕につけて歩いてみました。基本的には、歩いた歩数と移動距離、消費カロリーが記録されるだけで、その値がiPhoneにBluetoothで転送されるような仕組みになっています。はじめのうちはちょっと面白いと思って意識的に着けていたのですが、長いこと腕時計を着けない生活をしていたこともあって着け忘れることが多くなり、気がつくと着けていないという状態になっていました。

そんな折、もう少し別の機能があるものであれば利便性が高くなり、着け忘れも防げるのではないかと考えて、AmazonでタイムセールをしていたCloudpoem(Amazon Store)のG16というのを購入してみました。これがなかなかの使い心地で、そこまで多機能ではないものの必要にして十分な機能があり、専用アプリも使いやすくて良いと思いました。Apple純正のヘルスケアアプリとも連携させることができて、iPhoneと一緒に使っていて、運動する習慣が身につくように感じました。

電池の持ちも良いのでずっと着けていても安心感があります。特に良いと思うのは、(精度はわかりませんが)心拍数とか血中酸素濃度、血圧まで測ってくれること。また、電話の着信を振動で教えてくれたり、天気やSNSの通知を確認できたりと、よく使うものがシンプルにまとまっている感じがしています。

2023年4月9日日曜日

簡易なエアブラシをエアダスターの代わりに使ってみる

今回は小ネタです。自室には、新旧含めて様々な機器があるのですが、キーボードなどの細かな隙間があるものや、中古やジャンクで購入してきたものをメンテナンスする際、エアダスターでホコリやゴミを飛ばすという作業をします。最近はエアダスターを使う頻度が高くなり、いつでも使えるように買い置きしています。3本セットで1,000円弱くらい(安売りのときはもう少し安いかな)ではありますが、消費量が多くなると結構な痛手です。

そんな折、別の需要があって購入していた、urlife公式twitterアカウント公式YouTubeアカウント)というところがAmazonで販売している、HPAVC(YouTube動画)という簡易なエアブラシをエアダスターの代替として使ってみてはどうだろうかと思いつきました。その昔、COPICのペンとエアブラシを使っていたこともあって、しまい込んであったものを探し出してきてエアダスターとしての使用感を比べてみることにしました。

〈エアダスター(DCMブランドのノンフロンエアーダスター)〉

  • 風力が強いのでホコリだけでなく髪の毛や紙片なども飛ばせる
  • 持ち運びが自由なので屋外などでも使える
  • 思ったときにすぐに使える(準備をする手間が不要)
  • エアを出し続けていると風力が落ちる
  • エアを使い切ったら使えない
  • 経済的ではない(缶ゴミも出る)

〈HPAVC〉

  • 壊れない限り長く使える(缶ゴミが出ない)
  • 軽いホコリなら十分に飛ばせる
  • エアを出し続けても風力がほとんど変わらない
  • 風力が弱いので大きいものや重いものは飛ばない
  • 準備をするのに手間がかかる(電源のあるところでしか使えない)
  • コンプレッサーの音がうるさい

〈COPIC〉

  • 風力はHPAVCと同じくらいなので軽いホコリなら十分に飛ばせる

結論としては、エアダスターが優秀だということなのですが、エアブラシを常用している場合は、代替として使用可能ではないかと思いました。また、もっと本格的なエアコンプレッサーや、それにつなぐエアダスターノズル(例えばTRUSCOTD-70-1のようなもの)を使うと缶のエアダスターを使わなくても良いようになると思います。専用の作業場が欲しくなりますけどね。

2023年3月26日日曜日

KORGのアナログモジュラーシンセ(volca modular)を使ってみる

最近、KORGvolcaシリーズに注目しているところですが、以前紹介したvolca fm2」の次に購入したのが「volca modular」でした。KORGのアナログモジュラーシンセといえば、「MS-20」「MS-10」辺りが思い浮かびます(現在なら「MS-20 mini」かな)が、その昔、憧れはあったものの簡単に手が出るものでもなく、私の周りは既に「DX-7」などのデジタルへ移行していたこともあってすっかりスルーしておりました。(私の愛機は「JUNO-106」でした←今はSoft synthエミュレータもあります)

月日は経って、昔のシンセサイザーが「ヴィンテージ」として注目されるようになった流れで、何を血迷ったか「DS-10」なるものが発売されて、ようやく私でも手に入る状況(今はiOS用の「iDS-10」があります)になりました。私もDS-10を購入していろいろいじって楽しみましたが、やはり操作性がイマイチなので本物感がなく、長らく放置した状態になっています。(後に「M01」も購入しました←現在は3DSダウンロード専用となっています)

そんな中で入手したvolca modularですが、いわゆる標準TSケーブルで接続するのではなく、ジャンパーワイヤーで接続するというユニークな仕様になっています。使い方がわからないところはマニュアル類を片手に格闘することに。思い描いた音に近づけるのには少々慣れが必要な感じですが、いじっていてただただ面白い。昔から、音を作りながら曲をイメージすることを楽しんでいるのですが、そういう使い方ができる楽器だと思いました。

問題は、曲を作るためには音を出す仕組みがイマイチだということ。簡易な鍵盤のようなタッチセンサーが付いているだけで、奏でるというレベルにはなりません。となると、キーボード(鍵盤)につないでみたくなります。DS-10(やM01)を購入した後、しばらく遊んで使わなくなったのは、キーボード(鍵盤)につなげられないという致命的な問題があったからでした。(もしかすると、iOS版でiPhoneなどにUSBとかBluetoothのキーボード(鍵盤)をつなぐと鍵盤で演奏できるのかもしれませんが)

次は、MIDI入出力のないvolca modularをUSB MIDIキーボードで操作できるかやってみようと思います。

2023年3月19日日曜日

LinuxのRosegardenで古いMIDI音源をコントロールできるかやってみる

Macに続いて、Linux Mint動かしているPCでも外部MIDI音源をコントロールできるかやってみることにしました。使ったUSB MIDIインターフェイスは、以前と同じ中華製のUSB MIDI InterfaceとRolandUM-ONE mk2です。

とりあえず、順番にPCに挿してみることにしました。中華製のUSB MIDI Interfaceの方は、「システムレポート」を起動させて「システムの情報」を見ると、「Audio:」の欄に「USB MIDI Interface」として認識されていました。RolandのUM-ONE mk2の方は、同じく「Roland UM-ONE」として認識されていました。これは行けるのではないかと思い、既にインストールしてあったRosegardenを起動して、適当なMIDI(.mid)ファイルを開いて再生ボタンを押してみました。MIDI音源などをつないでいない状態では全く音は出ませんが、MIDI出力側のインジケーターが点灯しました。(実は、内部音源ともつなげらず、シンセサイザープラグインもうまく機能させられていないため、しばらく放置していました)

内部の音源にさえうまくつながらないのに、外部の音源につなげられるのだろうかと不安に思っていたのですが、インジケーターが点灯したということは行けるんじゃないかと思い、前回も使ったSC-55mk II(←説明書のPDF)につないで外部MIDI音源を鳴らすことができるかやってみました。すると、中華製もUM-ONE mk2もあっさりと外部MIDI音源を鳴らすことができてしまいました。両方とも、ドライバーをインストールすることなくつながりました。もしかすると、標準のドライバーのようなものが組み込まれていて、中華製もUM-ONE mk2もそれに準拠して作られているのかなと思いました。UM-ONE mk2は、専用のドライバーがない場合は標準ドライバーを使う仕様になっているということなのかもしれません。Linuxでやった方が簡単にできるというのは、あまり多くない経験なのでちょっと拍子抜けしてしまいました。

ただ、MIDIファイルをLinux Mintの内部の音源で再生したい場合は、「Rhythmbox(ミュージック・プレイヤー)」とか「TiMidity++MIDIシーケンサ」あたりを使う方が簡単にできます。Rosegardenでもいろいろやってみて、もう一歩のところまではできていると思うのですが、私の環境では内部ソフトウエアシンセサイザーを鳴らすことには成功していません。

もう1つの注意点としては、RhythmboxやTiMidity++MIDIシーケンサは、中身がMIDIデータなら拡張子がなくても読み込むことができて再生できるのに対して、Rosegardenは、拡張子が対応するもの(今回は.mid)になっていないと読み込むことすらできないということです。

Rosegardenは多機能ではないですが、外部MIDI音源を鳴らす環境としては使えると思いました。これからは、いろいろなMIDI音源を鳴らす実験に使っていきたいと思います。

2023年3月11日土曜日

Macから古いMIDI音源をコントロールする

今どき、「MIDI(Musical Instrument Digital Interface)」とか「DTM(Desktop Music)」とか言って分かる人がどれだけいるのかもわからないですが、私がはじめてMacを買ってやりたかったのが楽曲の作成や電子楽器の演奏だったので、今回は、かなり久しぶりに活動を再開することにしたという話です。(これを音楽活動と言ってよいかどうかは賛否がありそうですが…)

教員になってからも細々と続けていた楽器の演奏も、超多忙になってからは金管バンドクラブの指導くらいでしかやることがなく、立場が変わってその金管バンドからも離れてしまってからだいぶ年月が経ってしまいました。その昔は、Macから様々な電子楽器をMIDIでコントロールして楽曲を作ったり音を鳴らしたりして楽しんでいましたが、ほぼ1からやり直し状態です。(そう言えば、かなり昔のことになってしまいましたが、macOS に付属してくる「GarageBand」でMIDIが使えないかやってみたことがありましたが、多忙を理由に放置したままになってしまっています)

今回の目標は、MacからUSBでMIDI信号を出力して、電子楽器を鳴らせるのか試してみます。手元には、いつ頃どこで買ったかもわからなくなっているUSB MIDIインターフェイス(メーカー不明の中華製で型番らしきものさえない)とRolandUM-ONE mk2というUSB MIDIインターフェイスの2つがあります。これらをMacに挿して「システム情報(「このMacについて」から辿れる「システムレポート」も同じ)」の「USB」の項目を見ると、前者は、「USB MIDI Interface」として認識されていて、後者は、「UM-ONE」として認識されていました。USB MIDI Interfaceの方は、「Audio MIDI 設定(「ユーティリティ」フォルダ内にある)」でも認識されていることがわかりましたが、UM-ONE mk2の方は認識されていませんでした。

そこで、UM-ONE mk2のドライバーを見つけてインストールすることにしました。ややこしいのは、UM-ONEという同メーカーの別商品があったことです。こちらは既に販売終了となっているのですが、mk2とシルエットがよく似ています。さらに調べていくと、EDIROLブランドで販売していた「UM-1(←説明書のPDF)」というシリーズもあって、手元にあるのがどれなのかよく確かめる必要があります。mk2は、本体表には「UM-ONE」と書いてあるのですが、裏側には「MODEL:UM-ONE-MK2」と刻印されているので、これで確認することができました。

mk2用のドライバーをダウンロードしてインストールし、再起動して「Audio MIDI 設定」で確認すると、「UM-ONE」として認識されるようになりました。この状態でLogic ProとGarageBandからMIDI音源をコントロールできるかやってみます。使った音源は、Rolandの「SC-55mk II(←説明書のPDF)」です。少し調べてみると、GarageBandはMIDI音源出力には対応しておらず、過去にあった「midiO 」というプラグインも現在では使えない状態なので使用を断念しました。Logic Proでは、いろいろと苦労しましたがようやく仕組みがわかったのでまとめておきます。
(「dtm driver!」さんの「Logic ProからMIDI信号を外部音源(シンセ)に送って演奏録音する方法!」を参考にしました)

  1. USB MIDIインターフェイスを使ってMacと外部MIDI音源を接続します。(外部MIDI音源は、接続が終わってから電源を入れます)
  2. Logic Proを起動して、適当なMIDI(.mid)ファイルを開きます。(自分で1から曲を作って鳴らす場合は、この作業は不要です)
  3. Logic Proの「トラック」メニューから「新規外部MIDIトラック」を選択して、新しいトラックを作ります。
  4. 読み込んでいたMIDIファイルの任意のトラックを新しいトラックにドラッグします。(自分で作っても良いです)
  5. 再生ボタンを押すと外部MIDI音源が鳴ります。

中華製のUSB MIDI InterfaceもRolandのUM-ONE mk2も両方とも外部MIDI音源を鳴らすことができました。USB MIDI Interfaceの方は、ドライバーのインストールが不要なことも素晴らしいと思いました。注意点としては、MIDI IN/OUTの接続を間違わないようにすることです。USB MIDI Interfaceの方は、ケーブルのコネクター部分にそれぞれ「IN」と「OUT」と書いてあり、外部MIDI音源の「IN」に「OUT」のケーブルを挿します。MIDIキーボードがあれば、そのMIDI出力である「OUT」に「IN」のケーブルを挿せばよいというわけです。しかし、UM-ONE mk2の方は、「CONNECT TO MIDI IN」と「CONNECT TO MIDI OUT」という表記になっており、接続する電子楽器側のコネクターに対応した表記になっています。INとOUTの関係を整理しながら接続してください。

2023年2月26日日曜日

JamToastでSDカードにプログラムを保存してIchigoJam Rに移せるかやってみる

再びIchigoJamの話題です。IchigoJamでプログラムしたものは、SAVE0〜3で4つまで保存することができます。呼び出すときは、LOAD0〜3で呼び出すことができます。最近メインで使っているのは、IchigoJam S(圧電スピーカー付)ですが、PS/2キーボードしか使えずUSB接続のキーボード類が使えません。そこで、IchigoJam R(USBキーボード対応)を使ってUSB接続のキーボードがどのくらい使えるものか検証してみようと考えました。その過程で、IchigoJam Sで作って本体に保存したキーボードで音を鳴らすプログラムをSDカードに保存して、IchigoJam Rに持ち込むことができないかやってみることにしたのです。(苦労して作ったプログラムなので、Macにも保存しておきたかったということもあります)

IchigoJamのSとRの違いですが、簡単に言うとCPUとしているICチップの違いです。SがLPC1114FDH28を搭載している(以前のUやTもLPC1114ベース)ARM Cortex-M0+/M0のマイコンを使ったボードなのに対して、RはGD32VF103CBT6を搭載しているRISC-Vのマイコンを使ったボードだということです。これによって、RではUSB接続のキーボードが使える(全てではないようですが)というメリットがあります。
(「イチゴジャムレシビ」の「IchigoJam の種類」を参考にしました)

早速Sの方にJamToastを載せてSDカード(今回は16MBのものを使用)を挿して起動しました。このIchigoJamのは、キーボードで音を鳴らすプログラムが入っています。これを「LOAD0」で呼び出して、「SAVE100」で保存します。しかし、「File error」と表示されて保存することができません。256MBのものや2GBのものでも試してみましたがみんな同じ状態。別の軽い簡単なプログラムを作ってやってみても、SDカードのフォーマットからやり直してみても、SDカードの中に予め「IJ100.BAS」という空のファイルを保存しておいても結果は同じでした。原因はよくわかりませんが、MMCカードではなくSDカードを使っているからなのか、相性問題が発生しているのか、そもそも何かの故障があるのか…。JamToastとSDカードの組み合わせでファームウェアのアップデートができているので、故障や相性問題ではないのかもしれませんが、わからないことに変わりがありません。
(『なんとかする予定「JamToast 特設ページ」』を参考にしました)

この方法がうまく行かないとなると、「IchigoJamで作ったプログラムをパソコンに保存する方法」のようにUSBシリアル変換モジュールを使ってMacにIchigoJamのプログラムを読み込むという方法が考えられます。こちらの方法も、簡単なわけではないので時間を作ってトライしてみたいと思います。

〈参考〉

2023年2月13日月曜日

Scratchでプログラムして4 keyミニキーボードで楽器風に演奏してみる

以前の続きです。4 keyミニキーボードを管楽器のピストン風にして、これを使って楽器を演奏しているような雰囲気にしたいということです。前回までにミニキーボードの改造が終了しているので、今回はScratchのプログラミングをやっていきます。
(久しぶりにScratchで音楽系のプログラミングをしてみましたが、ちょっとしょぼくなっている気が…)

メインのプログラムは以下のとおりです。
https://scratch.mit.edu/projects/799298176/
雰囲気を出すために、トランペットのスプライトを使い、スクラッチキャットが演奏している風にしてみました。(笑)

「吹く」という動作は、「スペースキーを押す」ことで代用しました。本当は、ブレスコントローラーがあればよいのですが、手頃な値段のものがないため代替の方法にしたという訳です。電気的に使いやすい方法を考えると、コンデンサマイクやファンを使う方法が考えられると思います。
(本当は、PicoBoardLEGO WeDo 1.0(解説)が使えたら良いのですが、現行のScratch 3.0では両方とも使えません)

コンデンサマイクを使う方法は、PC用のマイクを接続して息を吹きかけるだけでもできるかもしれません。マイクは複数台在庫があるので、練習用のプラスチックマウスピース(YAMAHATMPTR」など)と組み合わせて、何か作れないかなと妄想しています。Scratchでは、マイクからの「音量」をセンシングすれば何らかの数値が出てきそうです。

ファンを使う方法は、micro:bitMakey Makeyとの組み合わせでできるのではないかと思います。本来は、ファンに電気を流してファンを回す使い方が一般的ですが、逆にそのファンを吹いて回して何らかの電気を得ることができないかということです。この電気をセンシングしてScratchへの入力として使えたら、「吹く」という動作を電気信号に変換することができるように思います。できるだけ小さなファンを用意して、息を吹きかけて回して出てきた電気をmicro:bitやMakey MakeyにつないでScratchに入力すれば良いのではないかと思います。

次の懸案事項は、音程の変え方です。管楽器は「吹く」だけでなく、吹き方で音を高くしたり低くしたりする楽器です。これをどのように再現するかということが課題となります。やはりしばらくは試行錯誤が続きそうです。

2023年2月6日月曜日

4 keyミニキーボードを使って楽器のインターフェイス(ガジェット)を作ってみた

このところ、IchigoJamを使って電子楽器を作る実験をしてきました。マイコンボードを使って簡易な電子楽器を作ろうと考えると、Arduinoとかmicro:bitあたりを使うのが定番な感じがしますが、本体でプログラムができるところがIchigoJamの強みではないかと思っています。しかも、PS/2キーボードがメイン(IchigoJam RはUSBキーボード対応)とは言え、市販のキーボードを直接つないで使えるという魅力もあります。(その意味では、Raspberry piScratchの組み合わせも良いと思います)

そんな中、電子楽器づくりに使えるガジェットはないかと思って探していたところ、Amazonで4 keyしかないミニキーボード(SIKAI CASEの製品らしい)を見つけて衝動買してしまいました。かなり昔、ArduinoやPicoBoardにつないで電子楽器のインターフェイスとして使うものを電子工作していたのですが、作ったあとから本職が忙しくなりすぎてしまって(言い訳)長いこと放置していました。(そろそろこっちも何かやってみたい)

早速、購入した4 keyのミニキーボードをMacにつないで動作確認してみました。まず、4つのどのキーを押しても「c」が打ち込まれるようになっていて、デフォルトではどうにも使いにくいことがわかりました。キーの割当を変更したいのですが、このミニキーボードの設定をするためのソフト(MINI KeyBoard.exe)がWindowsにしか対応しておらず、自室にWindowsで動いているPCがないので設定ができません。このところWineの需要もなかったため、自宅のPC環境を再構築してからWineも使っていませんでした。そこで、不本意ながら別のWindows機を使わせてもらって、4つのキーをそれぞれ「1」「2」「4」「8」に設定しました。(この後、時間を見つけてWineHQの設定をしましたが、MINI KeyBoard.exeの起動には成功したものの、ミニキーボード自体との接続がうまくいきませんでした)

次に、この4 keyミニキーボードはホットスワップ対応なので、キースイッチ(Cherry MXの互換品)を元々ついていた赤軸(OUTEMU)から自宅に在庫していた黒軸(AJAZZ)に変更しました。この黒軸キースイッチは、だいぶ昔にHARD OFFでジャンク品として売られていた不動箇所があるキーボードから救出したもので、キーボードの筐体から取り外して別の自作キーボードに使おうと思って在庫していたものでした。赤軸と同じリニアタイプですが、少し反発力が強く楽器としての演奏感を出せたら良いと思って交換することにしました。実際は、少しは重くなったものの大きくは変わらないので変える程のことではなかったかもしれません。

ここまできたら、キーキャップを交換して楽器っぽくしてみようと考えて、タイプライター風のキーキャップにシルバーのスプレーでペイントを施して、管楽器のピストン風にしてみました。出来上がりは以下のとおりです。


これを使って楽器のように演奏できたらと妄想しています。IchigoJamだとUSBキーボードに対応したIchigoJam Rを使うか、Raspberry PiとScratchの組み合わせでやるか思案中です。「吹く(音を出す)」という動きをどうするか、持ち歩いて演奏できるようにするにはどうするか、まだまだ解決しなければならないことがあります。

2023年1月22日日曜日

IchigoJamを楽器として使う実験〜SX-150 mark IIのOscillatorにする

以前のリベンジです。今回は、SX-150 mark IIをメインに使っていきます。以前は、PAM8403というD級アンプICを載せたモジュールを使ってケーブルを自作して、IchigoJamSX-150や同mark IIにつないでみましたが、ハウリングのような音が出てしまったり、音が安定しなかったりで実験に失敗してしまいました。その原因を、PAM8403モジュールからの出力が大きすぎるのではないかと考え、出力の小さい簡易な増幅回路(1石トランジスタ増幅回路)のモジュールを自作するか、抵抗を加えて出力を落とすかというようなことを考えていました。

そう思いながらAmazonでちょっと探してみると、ボリューム(可変抵抗)付きのPAM8403モジュール(GF1002)を見つけました。これを使ってしまえば良いかもしれないと早速購入して、ケーブルをはんだ付けしてIchigoJamからの電気信号をSX-150 mark IIにつなぐものを作ってみました。

入力側をIchigoJamの「SOUND」と「GND」につないで、出力側をSX-150 mark IIの「LINE IN」に接続してみました。すると、今回は音が出るようになりました。(できるだけ安定した電源を確保するために、IchigoJamの「VCC」と「GND」からPAM8403モジュールの電源を取りました)

この状態でSX-150 mark IIの「OUTPUT」に圧電スピーカーをつないでオシロスコープ(DSO 062)で測定すると、波形が変化していることはわかりました。しかし、耳で聴き取れるほど大きな音が出なかったので、いつものアンプ付コンパクトスピーカー(TVR35WH)をつないで音を確かめてみました。SX-150 mark IIの「CUTOFF」つまみを左右に回すと、フィルタがかかって音が開いたり閉じたりするような変化がありました。また、「RESONANCE」つまみを右に回すと、CUTOFF部分が強調された感じにはなるのですが、あまり強く変化しないことがわかりました。ちょっと残念だったのは、どうしてもノイズが入るのを防ぐことができなかったことでした。これは、電池を使っているためかもしれません。電源アダプタが使えるように改造した方が良いのかもしれません。

ということで、IchigoJamからSX-150 mark IIに電気信号を送って音を変化させることに成功しました。

2023年1月8日日曜日

IchigoJamからの電気信号は簡易なシンセサイザー(monotronシリーズ)のOscillatorになるのか検証する

以前の続きです。IchigoJamのピンソケット(「SOUND」と「GND」)からパルス(矩形波)を出して、それを簡易なシンセサイザーに入れて音が変化するかやってみています。今回使うシンセサイザーは、KORGの「monotron Duo」と「monotron DELAY」です。回路図を見ると、外部入力(aux)からVCF(Voltage Controlled Filter)につながっているようなので、これでもIchigoJamからのパルスを変化させることができそうです。(SX-150のときも同じことを思っていた)

例によって自作のケーブルを使ってIchigoJamからの電気信号をmonotron Duoの「aux」に入れるように配線して、前回作ったプログラムを使ってPS/2キーボードを操作して音を出してみました。SX-150ではうまくいきませんでしたが、今回はあっさり音が出てくれました。VCFを通って出て来た音をオシロスコープ(DSO 062)で測定すると、ノコギリ波のような波形を作ることができました。monotron DELAYの方でやってみると、フィルタがかかって波形は変化するもののDuoほどには変化しませんでした。

アンプ付きコンパクトスピーカー(TVR35WH)で音を聴いて確かめてみると、パルス(矩形波)が歪んだ感じになることがわかりました。monotron DuoのVCF(「CUTOFF」と「PEAK」)やmonotoron DELAYのVCF(「CUTOFF」のみ)のダイヤルを回すと、音の変わり具合を調整することができました。

という訳で、IchigoJamの電気信号は、monotron DuoやDELAYのOscillatorになることがわかりました。ここまでできたら、再度SX-150とつないで音を変化させるとか、KORGのvolca modulerとつないでみるとかといったことに挑戦してみたくなりました。

SX-150の方はmark IIもあるので、PAM8403(D級アンプIC)にボーリューム(可変抵抗)をつないだモジュール(GF1002)を見つけて購入したのでやってみたいと思っています。

volca modularの方は、その名の通りモジュラーシンセサイザーですので、こういう実験とは親和性が高いものと思います。どんどん沼にハマっていく予感がしますが、楽しいのでやめられません。

2023年1月3日火曜日

IchigoJamでPS/2キーボードを鍵盤のように使うプログラム

以前前回の続きです。この実験を続けているうちに、音を出すたびに「PLAY "C1"」コマンドを書いて実行するのが面倒に感じるようになりました。すぐに思いつくのは、IchigoJamにつないでいるPS/2キーボードを鍵盤のように使うことです。そこで、「IchigoJamチップチューン!? PLAY文とMMLで音楽演奏」を参考に、PS/2キーボードを鍵盤のように使って音を鳴らすプログラムを作ってみました。

110 K=INKEY()
119 IF K=ASC(”A”) PLAY “O2A-”
120 IF K=ASC(”Z”) PLAY “O2A”
121 IF K=ASC(”S”) PLAY “O2A+”
130 IF K=ASC(”X”) PLAY “O2B”
140 IF K=ASC(“C”) PLAY “O3C”
141 IF K=ASC(“F”) PLAY “O3C+”
150 IF K=ASC(“V”) PLAY “O3D”
151 IF K=ASC(“G”) PLAY “O3D+”
160 IF K=ASC(“B”) PLAY “O3E”
170 IF K=ASC(“N”) PLAY “O3F”
171 IF K=ASC(“J”) PLAY “O3F+”
180 IF K=ASC(“M”) PLAY “O3G”
181 IF K=ASC(“K”) PLAY “O3G+”
190 IF K=ASC(“,”) PLAY “O3A”
191 IF K=ASC(“L”) PLAY “O3A+”
200 IF K=ASC(“.”) PLAY “O3B”
210 IF K=ASC(“Q”) PLAY “O4C”
211 IF K=ASC(“2”) PLAY “O4C+”
220 IF K=ASC(“W”) PLAY “O4D”
221 IF K=ASC(“3”) PLAY “O4D+”
230 IF K=ASC(“E”) PLAY “O4E”
240 IF K=ASC(“R”) PLAY “O4F”
241 IF K=ASC(“5”) PLAY “O4F+”
250 IF K=ASC(“T”) PLAY “O4G”
251 IF K=ASC(“6”) PLAY “O4G+”
260 IF K=ASC(“Y”) PLAY “O4A”
261 IF K=ASC(“7”) PLAY “O4A+”
270 IF K=ASC(“U”) PLAY “O4B”
280 IF K=ASC(“I”) PLAY “O5C”
281 IF K=ASC(“9”) PLAY “O5C+”
290 IF K=ASC(“O”) PLAY “O5D”
291 IF K=ASC(“0”) PLAY “O5D+”
300 IF K=ASC(“P”) PLAY “O5E”
410 GOTO 110

「ASC」でキーボードからの入力を文字コードに変換し、「INKEY」に入れて「PLAY」で音を出すという仕組みです。ネットでいろいろ調べてみると「C」のキーを「C(ド)」に当てている例が多かったので、それに習ってプログラムしてみました。出来上がったプログラムを「SAVE0」で保存して、使うときに「LOAD0」で呼び出せるようにしました。
(「プログラムのほぞん」を参考にしました)

ところどころ不具合があって、何度かやり直しをしましたがようやくまともに動くプログラムになりました。音痴なところは「仕様」なのでとりあえず我慢することにします。