2022年7月17日日曜日

ベンチ台でGTX 670の動作実験(続き)

前回の続きです。旧メインPCのマザーボード(GIGABYTEGA-B75M-D3H)を取り出して、長尾製作所SMZ-2WBT-ATXという2WAY(縦置き横置き対応)ベンチテーブルに載せました。今回は、最小構成にしてからNVIDIA GeForce GTX 670ZOTAC)がまともに使えるのかチェックをします。そのため、DVDドライブ(SATA接続)や各種カードリーダー(内部USB接続)などは取り外し、Linux Mintが入っているSSD(SATA接続)だけを取り付けました。

電源は、このGTX 670を買ったところとは違うHard Offで500円で購入したOEC(岡谷エレクトロニクス株式会社)のMAGNIシリーズの560W電源(これも動作未確認ジャンク)を使ってみることにしました。しかし、組み終わっていざ電源をONにしたところ、ビープ音が鳴って全く起動せず。電池を抜いて入れ直したり各種コネクタを抜き差ししたりしてみましたが改善されず。仕方がないので、もともと使っていた玄人志向の500W 80+ BRONZEの電源につなぎ直しました。最小構成だからか、問題なく動きました。

Linux Mintで動かしているので、Linux版の測定ツール(CPU-X)で確認すると、「GTX 670」と正しく認識されていて、35度前後で動いていることがわかりました。TDP 170Wなので電源効率の良い電源ユニットを選ぶか、容量の大きな電源ユニットを選ぶか(500W以上推奨とか、650W以上じゃないと安心できないとか、いろいろ情報がありました)というところが重要かもしれません。とは言え、性能的にはGTX 1050 Tiと同等くらいなので、消費電力から考えると現役ではないかもしれないと思いました。少し落ち着いてきたとは言え、少々高値状態が続いているグラフィックボードなので、低消費電力の新しいものを買うまでのつなぎとしては使えるかもしれません。そもそもこのPCでゲームをしない私にとっては、あまり役に立つものではありませんでした。せっかくだから3Dレンダリングでもやってみましょうかね。

OECの電源の方を解体してみると、電解コンデンサが膨らんでいるのがいくつかあって、使えないことがわかりました。見た目がきれいだったのでかなり期待をしていたのですが、見た目に騙されてはいけないという教訓を得ることができました。500円なら授業料としても高くはないので諦めることにしました。

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