2023年8月15日火曜日

古いMebiusのPuppy Linuxを新しいものに入れ替える〜Webブラウザが起動せず…

以前の続きです。今回も情報処理推進機構(IPA)の「学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用にむけての実証実験(「教育現場におけるデスクトップ Linux 導入の実証実験を開始」PDF)」に参加した際に導入していただいた、SHARPMebiusPC-AL50G5)を使います。

過去にこのMebiusのHDDをSSDに換装する作業をしたことがありましたが、今回は別のマシーンで新しいPuppy Linux(BionicPup32)を試してみるためにSSDに換装します。Puppy Linuxのインストール(Boot)CDを作る作業をしたときに見つけた「Windowsはもういらない」の「超軽量Linux:PuppyLinux 今までの日本語化版のまとめ2 BionicPup」で日本語化していただいているものを使わせていただきます。
#「軽量Linux:BionicPupがバージョンアップしてbionicpup32-8.0+29-uefi.isoへ」では、Puppyで使えるツールも紹介されています。

バッテリーを外してから筐体を開けて、IDE接続のHDDを外してエンクロージャーでIDE化したSSDを装着します。組み込まれていたHDDに比べて今回のエンクロージャーはわずかに大きかったため、HDDのマウント部品を使わずに直接挿し込んで、硬めのウレタンスポンジを挟んで固定しました。バッテリーを戻して電源アダプターをつないで電源を入れると、問題なく動いたのでCDからPuppyを起動してでインストール作業に移ります。

初めてお目にかかるBionicPupの画面から「インストール」を起動させると、USBメモリなどの外部ドライブにインストールするか、内蔵ドライブにインストールするかの選択が求められます。今回は、内蔵ドライブの方を選択して先に進めます。SSDはFATでフォーマットされているので、そのままでもインストール作業はできるのですが、ext4でフォーマットするために「GPartid」でフォーマット作業をしました。

はじめに、「デバイス」メニューから「パーティションテーブルの作成」を選択し、1度SSDのパーティションを「msdos」で未設定状態にします。次に、「パーティション」メニューから「New」を選択してパーティションとフォーマットの設定を行います。今回は、Swap(linux-swap)を2GB取って、残りをext4フォーマットで1つのパーティションにしました。最後にext4でフォーマットしたパーティションに「boot」のフラグを設定してインストールの準備が整いました。
#GPartedの使い方は、「初めてのLinux」の「GPartedの使い方 Linux」を参考にしました。

GPartedを閉じるとインストール作業の続きができます。先ほど作成したbootパーティションにインストールすることを選択して作業を進めます。インストールは、「FRUGAL」を選択してトップ階層にインストールします。しばらくするとインストール作業が終了し、「grub4dos」をインストールすることを促されるので、これを選択してMBR(Master Boot Record)へのGRUBのインストール作業が終了しました。再起動してCDを抜き取ると、SSDから無事にPuppy Linuxが起動しました。

いろいろといじって動作確認してみましたが、ほとんどのものが問題なく動くのにWebブラウザの反応がありませんでした。「Applications」メニューから「インターネット」→「Get Web Browser」とたどってブラウザを選んでみましたが、どれもダメでした。ネットにはつながっているけれどインターネットに出られない感じだったので、DNSの設定をいじってみました。すると、無事にインターネットにつながったようで、Webブラウザのインストールまでは進めることができました。それでもWebブラウザが動いてくれません。Time Serverには接続できているのでインターネットが使えないということではないようですが、これからいろいろ試すための環境としては問題があります。どうしようか思案中です。

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