2023年8月7日月曜日

macOS版のPYONKEEで過去にScratch 1.4で作ったプロジェクトを動かしてみる

過去にScratch 1.4で作ってきたたくさんのプロジェクトがあります。多くのものは、自分のアイデアを表現するための試作品だったり、小学校でScratchを活用した学習活動を行っていたときに子供たちからの質問に答える見本や教材として使ったりしていたもので、その中のいくつかは、今のScratchのサイトでも使えるようにしてあります。

Scratch 2.0や3.0へ移行が進む中でも、学校のICT環境の制約を考慮して、しばらくは1.4を使い続けていましたが、macOS上で32 bitのプログラムが動かなくなったことにより、MacでScratch 1.4を使い続けることが困難になっていました。

Scratch 1.4を使わなければならないときは、Linux Mintで動かしているPCで使うことにしていたのですが、Linux版特有の問題点もあって、結局3.0を使うことにしてしまったので1.4で作っていたものは開くこともない状況になっていました。

今年になってあるところから講師の依頼を受けたため、自宅に眠っていた古いパソコン(Puppy Linuxで動かしている→本家)を使わなければならない状況になり、再びScratch 1.4での作業が必要になってしまいました。そんな中、iPadで使っていたPYONKEEが、macOSにも対応していた(PYONKEEのダウンロードサイト)ということを知り、過去に32 bit版Scratch 1.4で作っていたものがどのくらい使えるのか試してみることにしました。

ダウンロードした.pkgファイル(現時点での最新版は2.27.7でした)からPYONKEEをインストールすると、Scratch 1.4で作っていたプロジェクトのファイル(拡張子「.sb」)がPYONKEEのアイコンになりました。流儀に従い、PYONKEEを起動して「ファイル」メニューからプロジェクトファイルを開こうと思ってファイルを探しましたが行き当たらず。ダメもとでプロジェクトファイル自体をダブルクリックしたところPYONKEEで開かれました。(この動きの方が動作的にはありがたい)どうやら、「書類(Documents)」フォルダ内に「ピョンキー」フォルダができていて、この中にプロジェクトファイルなどが保存されるようです。

開かれたウィンドウの大きさがかなり小さかったのですが、動くことは間違いないようです。フルスクリーンにしても画面いっぱいにはならず、比率は4:3(?)のままのようで両サイドがグレーになって何もない領域ができてしまいました。

過去にScratch 1.4で作ったものを開いて編集してみましたが、問題なく編集ができました。動作も問題ありません。(若干不安定なところがあって、作業中に固まって落ちてしまうことがありましたが)PYONKEEで編集したものを保存して、Linux版Scratch 1.4でも開いて動かしてみましたが、これも問題なく動作してくれました。PYONKEEには、32 bit版Scratch 1.4にはなかった機能が追加されているようなので、いろいろと試してみたくなりました。

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