このところ、BluetoothやWi-Fiで試行錯誤することが多くなっている気がしますが、だいぶ昔に情報処理推進機構(IPA)の「学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用にむけての実証実験(「教育現場におけるデスクトップ Linux 導入の実証実験を開始」PDF)」に参加した際に導入していただいた、SHARPのMebius(PC-AL50G5)が十数台、諸事情により手元にあります。これまでは、小学生向けの学習活動にプログラミングを含むフィジカル・コンピューティングを持ち込む研究にも活用してきましたが、最近では時々ピンチヒッター的にパソコンクラブなどで活用していただくのみで、ほとんど余生を送る状態になっております。
OSは、自分でカスタマイズしたPuppy Linux(Physical Computing Puppy)で動かしています。だいぶ古いPCですのでどこまで使い続けられるかわからないのですが、これまでも、様々なメンテンナンスをしながら使い続けていて、壊れていないので捨てるのはもったいないが、用途が限られているという状態になっています。当然のことながら、CPUも古いシングルコアのAthlon(Athlon XP-M 2000+)ですし、骨董的な価値もなく、悪く言えば不良在庫でしかありません。もうこれ以上延命措置を施すのもどうかと思うのですが、大変な状況をともに乗り越えてきた愛機たちでもあるため、簡単に手放すことができないでいます。
そんな中、「せめてBluetoothや無線LANが使えたなら…」と思い、ダメモトで試してみることにしました。試したのは、USB接続のBluetoothドングルとWi-Fiドングルです。
〈Bluetooth〉
- BT-MicroEDR1X(PLANEX)
- BT-MicroEDR2X(PLANEX)
- UB400(TP-Link)
- UB500(TP-Link)
〈Wi−Fi〉
- GW-USNano2(PLANEX)
- WLI-UC-GNM(BUFFALO)
- Archer T2U Nano(TP-Link)
結論から言うと、「HardInfo(USB Devices)」からは見えるものの、「ネットワークの設定」などで認識されることはなく、機能させることはできませんでした。私が作ったPhysical Computing Puppyは、Wary-511-01jをベースにしていて、このPuppy Linuxの無線接続に関する情報が全くと言っていいほどありません。見つかったのが、「ぱそとら」さんの「PUPPY LINUX 無線lan接続」という記事くらいでした。
#ここで使われているのは、Precise-550JP版だったようです。Puppy Linux日本語版サイトでは、Precise-571JP(2014.1.18)が最新版のようです。
いろいろと調べて回ると、特にBluetoothはLinuxカーネルレベルで対応していないものがあって、Bluetooth 5.x系は新しいカーネルが必要な感じでした。やはり、新しいPuppy Linuxを使う方が良い気がしてきました。別の需要があって複数台あるこの古いMebiusの内、近々10台程度を使う予定があります。久しぶりにScratch 1.4もいじっているのですが、これとは別に新しいPuppy Linuxを試す環境を作らなければならないことになります。ちょっと頑張ってみようと思いますが、続きは別の機会に。
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