2023年5月20日土曜日

Bluetoothの調子が悪いので試してみたこと

このところ、Linux mintで動かしているPCたちでBluetoothの調子が悪いことに気づきました。メインで使っているPC(Linux Mint Cinnamon版を使用)にはPCI-e接続のBluetooth&無線LANカード(ZiyituodZYT-7265)を組み込んでいて、HTPC(Linux Mint Xfce版を使用)にはPLANEXのUSBドングル(BT-MicroEDR1X)を挿しています。主に、マウス、キーボード、スピーカーをBluetoothで運用しているのですが、突然マウスがつながりにくくなり、次いでキーボードもつながりにくいことに気づきました。電池(充電)の問題かと思って交換したり充電し直したりしてもダメ。ペアリングのやり直しをしても挙動がおかしい。マウスの故障を疑って、別のものを購入して試しましたが改善せず。メインで使っているPCにはTP-LinkのBluetooth 5.0対応USBドングル(UB500)を挿して問題を回避しましたが、HTPCは、USBドングルを別のものに挿し替えてもイマイチ安定しません。

このところBluetoothで運用するものが増えてきて、電波干渉の可能性もなくはないと思うのですが、それにしても突然調子が悪くなってしまったので、まずはHTPCの方で問題点の切り分けや対処方法を考えていくことにしました。

はじめに、PLANEXのBT-MicroEDR1Xがどのように認識されているかを確認しました。「システムレポート」を見ると「Cambridge Silicon Radio Bluetooth Dongle」として認識されていました。この状態でつないでみると、問題なくつながってしまいました。その後も切れることはありません。直前にLinuxカーネルなどのアップデートをしたので、問題が解決してしまったのかもしれないというオチか…と思いましたが動作確認を続行し、確実につながる方法を見つけたのでまとめておきます。

〈接続手順〉

  1. キーボード(AppleMagic Keyboardを使用)とマウス(サンワサプライ400-MA088を使用)の電源スイッチをOFFにしてBluetooth USBドングルを挿したHTPCを起動する。
  2. 「Bluetoothデバイス」を開いてからペアリング(デバイスリストからキーボード、マウスをそれぞれクリック)する。
  3. キーボードの電源スイッチをONにする。
  4. マウスの電源スイッチをONにしてペアリングボタンを押す。

キーボードとマウスの電源ONは、どちらが先でも構わないようです。キーボードとマウスの電源を入れて起動すると、自動で接続をしようとして失敗する(「接続…」「切断…」が繰り返し表示される)ので、とても煩わしいです。スリープからの復帰の際にも、一度キーボードとマウスの電源をOFFにして「Bluetoothデバイス」からペアリングする手順でないとつながらないようです。

今回、BT-MicroEDR1Xの他に、BT-MicroEDR2XUB400(TP-LinkのBluetooth 4.0対応)、UB500(TP-LinkのBluetooth 5.0対応)でもやってみましたが、BT-MicroEDR2XはBT-MicroEDR1Xと動作は同じで、UB400は接続できるものが増える(自宅にBluetooth 4.0以上対応のものが多いということ)以外はBT-MicroEDR1Xと同じ、UB500はキーボードとの接続はできましたがマウスの方は認識してくれませんでした。常用しているPCの方でBluetoothマウス(ELECOMEX-G)でスリープからの復帰ができるくらいなので、Linux Mint Cinnamon版の方がBluetoothの扱いが良いのかもしれません。HTPCの方は、UB500とEX-Gの組み合わせでもうまく認識できないため、XfceのBluetoothへの対応がイマイチなのかマザーボード(GIGABYTEGA-J1800N-D2H)との組み合わせ(相性)の問題かということも考えられます。

【追記】Linux系のOSでは、カーネルレベルでBluetooth 5.xへの対応がまだ完璧にはできていないようなので、そもそも5.0で試すこと自体が無謀なことのようです。(2023.12.16)

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