2022年10月15日土曜日

KORGのSQ-1(ステップシーケンサー)でvolca fmを鳴らしてみた

前回の続きです。KORGSQ-1(ステップシーケンサー )とvolca fm(ver.2)をBOSSのTRS/MIDI(オス)ケーブル(BMIDI-1-35)でつないで(SQ-1側は、付属のTRS/MIDI(メス)ケーブルを使用)音を出してみました。結論から言うと、当たり前のように普通に音が出ました。一緒に購入し先に届いていたパッチケーブル(TSケーブル)で、SQ-1のSYNC-OUTをfmのSYNC-INとつなぐと、fm側で記録されている楽曲がSQ-1で設定したテンポで演奏されます。

これまでいろいろやってみた中で、一番の驚きはMIDIがTRS規格でコントロールできるようになったこと。MIDIが便利な規格であることは、だいぶ昔から愛用しているので知っていたのですが、コネクタの形状がどうにも不格好で大きすぎやしないかと思っていました。ところがTRS/MIDIという規格では普通の3.5mmステレオミニプラグが使われており、こんな方法もあったのかと目からウロコ状態でした。

〈参考〉

まぁ3.5mmステレオミニプラグだとヘッドホン端子などの別のものが挿せてしまうため、誤用の危険はあるかもしれません。BOSSのMIDIケーブル(そもそもエフェクター周りで使用するらしい)でTRS/TRSケーブル(BCC-1-3535)を購入してSQ-1とfmをつないでみましたが、これでも普通に音が出ましたし、自宅にあった両端がオーディオミニプラグのケーブルでつないでも問題なく音が出ました。(MMA的には推奨されていないようなので同じことをする場合は自己責任でお願いします)

〈参考〉

TRS/MIDI規格は、MMAで規定されるまでは様々な規格があったようで、形状や見た目が似ていても全くの別ものという場合もあるようです。Amazonなどで安い同種のケーブルを購入して、使えなかったということもあるようなので注意してください。

さて、まだ使い始めたばかりのSQ-1ではありますが、気づいたことをいくつかまとめておきます。

(1) 電池駆動とUSB電源駆動では音がずれることがある?
これは、私の環境が特別だったのかもしれませんが、はじめはSQ-1に付属していた電池を使って動かしていて、その後USB電源に切り替えたときに音にずれを感じました。電池を使って音の調整をしたままの状態で、USB電源を入れて使ったときに感じたので、電圧の違いによって音に違いが出てしまったのかなと思いました。この現象は、アナログっぽくて面白いと思ってしまいましたが、電源の違いで本当に音が変わるのか検証する必要があるかなと思いました。

(2) アナログシンセや簡易なミニシンセだけでなく様々なものにつなげられる
CV/GATEが電圧で制御されていることから、アナログシンセとつなぐことができるし、回路をいじれば簡易なミニシンセ(例えばmonotronシリーズ)ともつなぐことができそうな気がします。また、littleBitsSYNTH KITにつなぐためにはちょっと電子工作的なことが必要なようですが、そこからさらに発展させて、littleBitsのArduinoにつないだり、いろいろなものを動かしたりすることができるのではないかと思いました。

〈参考〉

(3) 機能的には必要十分だしいろいろなことに使えて楽しいのだけれど
アナログとデジタルを融合したようなステップシーケンサーで、できることが必要十分で使い勝手も良い。すごく可能性を感じる上に、コンパクトで安いと申し分ないところなのだけれど、作ったパターンをどのように保存するかが悩みどころ。おそらくMIDI出力をMacなどの音楽系ソフトで吸い込んで、ファイルで保存しておくというのが現実的なところかもしれません。ようするに、1度SQ-1で作ったものを再現するためには、SQ-1の各つまみ位置を何かに記録しておくか、吸い出したMIDIデータなどを使って(SQ-1を使わないで)再現するかということになると思いました。

次は何をつなごうか思案中です。いくつか候補はあるのですが、簡単につなげられるアナログシンセが手元にないところがつまずきどころです。単純にMIDI音源モジュールをつないだり、Macにつないだりするくらいなら簡単なはずなのですがどうなんでしょうかね。

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