2022年10月23日日曜日

N680GTX Twin Frozr III OCを使ってみる

グラボの動作確認に続きができてしまいました。特に何かを探していたわけではなかったのですが、ふらっと寄ったHARD OFFで偶然MSIN680GTX Twin Frozr III OCというグラフィックボードがジャンクのショーケースにあったので衝動買い(税込3,300円の動作未確認ジャンク)してしまいました。自宅には、以前にジャンク品として購入したZOTACGTX 670(税込2,750円)があり、動作確認もできているのですが、80番台は持っていないので10年前のグラボだけれどどのくらい使えるものか試してみたくなってしまったのです。

見た目は比較的きれいな感じでしたが、まずは外側から薄っすらとついていたホコリをエアダスターで取り除きました。次にファンと一体になっているヒートシンクを外してエレクトロニッククリーナーで全体的に掃除をしたあと、グリス(TF8)を塗り直しました。ヒートシンクは掃除機やエアダスターでホコリを取り除き、無水エタノールでグリスを完全に拭き取りました。(表面実装部品を削り取らないよう注意が必要)両方の準備ができたところで元の状態に戻し、各ポートは接点復活剤(KURE CRC 2-26)を塗布しておきました。

一通りメンテナンスが終わったのでLinux Mintで動かしているベンチ台PCにこのN680GTXをセットして電源を入れたところ、何の問題もなく起動してくれました。FANもとても静かで動作も問題ありませんでした。YouTubeで動画を視聴してみましたが、GPU温度が30→33度くらいまで上がることはあるもののFANの回転数も上がらないし、ほとんど変化がないと言って良いくらいです。試しにBlenderで3Dレンダリングをやってみましたが、これも問題なくできました。(他のグラボでやってみてどのくらい違うか試してみるのと、Blenderの日本語対応もやってみようと思いました) 

GPUZooで、手元にあるだいたい同程度の3つのグラボ(GTX 670、N680GTX、GTX 1050Ti)のスペックを確認すると以下のような感じでした。

〈GTX 670〉

  • Architecture : Kepler
  • Process : 28 nm
  • Transistors : 3.54 billion
  • Base clock : 915 MHz
  • Boost clock : 980 MHz
  • Memory : GDDR5 2048 MB
  • Memory clock : 1502 MHz(256 bit)
  • CUDA cores : 1344
  • Maximum power draw : 170 w

〈N680GTX〉

  • Architecture : Kepler
  • Process : 28 nm
  • Transistors : 3.54 billion
  • Base clock : 1058 MHz
  • Boost clock : 1124 MHz
  • Memory : GDDR5 2048 MB
  • Memory clock : 1502 MHz(256 bit)
  • CUDA cores : 1536
  • Maximum power draw : 195 w

〈GTX 1050Ti〉

  • Architecture : Pascal
  • Process : 14 nm
  • Transistors : 3.3 billion
  • Base clock : 1290 MHz
  • Boost clock : 1392 MHz
  • Memory : GDDR5 4 GB
  • Memory clock : 1752 MHz(128 bit)
  • CUDA cores : 768
  • Maximum power draw : 75 w

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