2023年11月12日日曜日

壊れたメカニカルキーボードを修理する

以前、安く購入したゲーミングキーボード(ZIYOU LANGのK3というモデルのメカニカルキーボード)の派手なLEDを白LEDに交換したことを書きましたが、それよりも前から使っていたメカニカルキーボード(NPETK80のキートップだけ交換して使っている←このK80は、以前紹介したHAVITのものとキー配列が同じ)の調子が悪くなったので、症状を確認して修理してみることにしました。

症状としては、「3」「7」「F4」「(テンキー)2」の4つのキーの反応が安定しません。何回か押しているうちに反応するようになったり、また反応しなくなったりといった症状でした。何らかの接触不良が起きている感じです。
#キーボードの症状を確認するために使ったのは、以下のオンラインのキーボードテストサイトです。

症状から考えて、ハンダがはがれて接触不良を起こしてしまっているとか、キースイッチの中が破損しているとかではないかと思いましたが、キースイッチが破損しているなら(分解の仕方はわかっているけれど)スイッチ自体を修理するよりは交換してしまいたいところです。筐体を開けて基板を確認してみると、目視ではハンダクラックのようなものは確認できませんでした。問題があったキーを押しながら確認してみても、ハンダ部分に動きは見られません。これは、キースイッチの交換が必要だと考えて、TALPKeyboardで、Cherry MX互換のJWKのJwick V2赤軸キースイッチを購入しました。K80のキースイッチは、同じくCherry MX互換の赤軸キースイッチで、Outemu社製のものが使われていました。

両方ともCherry MX互換の赤軸キースイッチです。Outemuのキースイッチの裏側には中央に大きめの突起があるだけなのですが、JWKの方は中央の大きな突起以外に左右に小さな突起があることが大きな違いです。キーボード基板には、中央の大きな突起を入れる穴はあるものの、左右の小さな突起を入れる穴はありません。つまり、JWKのキースイッチは、このままではつけられないということです。対処方法は簡単で、左右の小さな突起をニッパーなどで切断します。その際、切断したところに微妙な出っ張りが残ることがあるので、カッターやリューターなどで平らに削っておきます。

ここまで準備ができたら、元のキースイッチを取り外します。ここでは、はんだシュッ太郎(HSK-100←生産終了品?)を使いました。1つのキースイッチにつき2箇所のハンダを取り除き、専用の引抜工具(キーキャップとキースイッチの引抜きができるもの)を使ってキースイッチを抜き取りました。そこに、新しいキースイッチを、接点を曲げないように注意しながら挿し込みます。後はハンダ付けをして、キーキャップを戻して動作確認をするだけです。先程と同じオンラインのキーボードテストサイトで確認してみましたが、問題なく反応するようになりました。やはりキースイッチ自体がダメになっていたようです。

毎日仕事で使っていたとは言え2年ほどで壊れてしまうキースイッチってどうなんだろうと思って、Amazonで購入履歴から確認したところ、「2年間無償品質保証」って書いてありました。なるほど。

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