2023年3月19日日曜日

LinuxのRosegardenで古いMIDI音源をコントロールできるかやってみる

Macに続いて、Linux Mint動かしているPCでも外部MIDI音源をコントロールできるかやってみることにしました。使ったUSB MIDIインターフェイスは、以前と同じ中華製のUSB MIDI InterfaceとRolandUM-ONE mk2です。

とりあえず、順番にPCに挿してみることにしました。中華製のUSB MIDI Interfaceの方は、「システムレポート」を起動させて「システムの情報」を見ると、「Audio:」の欄に「USB MIDI Interface」として認識されていました。RolandのUM-ONE mk2の方は、同じく「Roland UM-ONE」として認識されていました。これは行けるのではないかと思い、既にインストールしてあったRosegardenを起動して、適当なMIDI(.mid)ファイルを開いて再生ボタンを押してみました。MIDI音源などをつないでいない状態では全く音は出ませんが、MIDI出力側のインジケーターが点灯しました。(実は、内部音源ともつなげらず、シンセサイザープラグインもうまく機能させられていないため、しばらく放置していました)

内部の音源にさえうまくつながらないのに、外部の音源につなげられるのだろうかと不安に思っていたのですが、インジケーターが点灯したということは行けるんじゃないかと思い、前回も使ったSC-55mk II(←説明書のPDF)につないで外部MIDI音源を鳴らすことができるかやってみました。すると、中華製もUM-ONE mk2もあっさりと外部MIDI音源を鳴らすことができてしまいました。両方とも、ドライバーをインストールすることなくつながりました。もしかすると、標準のドライバーのようなものが組み込まれていて、中華製もUM-ONE mk2もそれに準拠して作られているのかなと思いました。UM-ONE mk2は、専用のドライバーがない場合は標準ドライバーを使う仕様になっているということなのかもしれません。Linuxでやった方が簡単にできるというのは、あまり多くない経験なのでちょっと拍子抜けしてしまいました。

ただ、MIDIファイルをLinux Mintの内部の音源で再生したい場合は、「Rhythmbox(ミュージック・プレイヤー)」とか「TiMidity++MIDIシーケンサ」あたりを使う方が簡単にできます。Rosegardenでもいろいろやってみて、もう一歩のところまではできていると思うのですが、私の環境では内部ソフトウエアシンセサイザーを鳴らすことには成功していません。

もう1つの注意点としては、RhythmboxやTiMidity++MIDIシーケンサは、中身がMIDIデータなら拡張子がなくても読み込むことができて再生できるのに対して、Rosegardenは、拡張子が対応するもの(今回は.mid)になっていないと読み込むことすらできないということです。

Rosegardenは多機能ではないですが、外部MIDI音源を鳴らす環境としては使えると思いました。これからは、いろいろなMIDI音源を鳴らす実験に使っていきたいと思います。

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