2018年10月18日木曜日

micro:bitのKL26Zのファームウェアを更新してWeb USBを試す

フィジカル・コンピューティングを学校に持ち込むキラーディバイスとして注目しているmicro:bitですが、「ファームウェアを更新した」という話が聞こえてきて、自分でもどうすれば良いのかやってみなければと思いたち、調べてやってみました。

ファームウェア更新の対象になっているのは、インターフェイスプロセッサKL26Zというチップです。参考にしたのは、「ファームウェア(DAPLink)の更新」というページです。基本的には、このページにある通り更新作業を進めていけばよいのですが、リンク先のARMmbed/DAPLinkには、現時点での最新バージョンとして「REL v0250」がトップに来ています。これを更に調べてmicro:bitのSupportページで見ると、「Beta testing - Web USB」となっています。どうやら、βテスト中ではあるものの、Web開発環境から直接プログラムを書き込めるようになっている(ただし現時点ではChromeのみ対応)らしいのです。これは試してみるしかないと思い、4つ持っているmicro:bitのうちの1つでやってみることにしました。
#Supportページの一番下にあるリンクからmicro:bit用のファームウェアをダウンロードした方が早いです

まず、リセットボタンを押しながらUSBケーブルでパソコン(うちではMac)に接続します。すると、「MAINTENANCE」という名前のドライブアイコンがデスクトップに現れます。この中に、あらかじめダウンロードしておいた「0250_kl26z_microbit_0x8000.hex」ファイルをドラッグ&ドロップします。すると、勝手にドライブがアンマウント(再起動)されます。再びマウントされると「MICROBIT」という名前になりました。中身を開いて「DETAILS.TXT」を開くと、確かに「0250」になっていました。これで、ファームウェアのアップデートは完了です。

続けて、「WebUSBを使ったプログラムの書き込み」を参考にしながら、Chromeからの直接書き込みをやってみます。Chromeは、既にインストールしてあるので、指定されたURLをコピペしてmicro:bitのブロックエディタを開きます。歯車の設定マークから「Pair Device」を選択し、つながっているmicro:bitを選択します。これで、ブロックでプログラミングしたら、「ダウンロード」ボタンを押して直接書き込むことができました。これは便利です。

スイッチサイエンスさんのchibi:bitでもできるかもしれないと思って試してみましたが、ちょっと勝手が違うようでうまくいきませんでした。でも、残りのmicro:bitは、すべてファームウェアの更新ができました。10月26日には、ブロックエディタ(MakeCode)自体がアップデートするみたいなので、楽しみにしています。

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