2019年2月11日月曜日

【プログラミング教育】「正三角形のしくみを考えよう」の授業案

自作の教材をどのように授業で活かすかを例示するという点で、いろいろと試行錯誤を重ねておりました。料理人によって、食材の活かし方が違うのと同様に、同じ教材でも、それを使って授業をする教員によって活かし方が違うと思っています。その意味で、私自身が授業の仕方まで例示してしまうことに一定の躊躇があります。しかし、プログラミング教育の場合は、やったことも見たこともないという先生方が大半だろうと思われますので、試みに「こんな授業はどうですか」という提案をするつもりで例示をしてみようと思います。今回をスタートとして、【プログラミング教育】の授業案を掲載します。

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【使用教材】
 【算数】いろいろな正三角形をかく(1)

【課題】
 「どうして正三角形になるのかな?」正三角形のしくみを考えよう

【児童の問】
 正三角形は、3つの辺の長さがどれも等しい三角形だよね。
 どんなに大きさが変わっても、正三角形になるのかな?

三角形の3つの辺の長さがどれも等しい場合に、正三角形と言われる図形になりますが、これをプログラムから確かめる活動をさせてみたいと思います。プログラムのどの部分が正三角形を描くためのプログラムなのかを探し出し、正三角形のしくみを考えるのです。

このプログラムでは、「答え」に入力された数値を使って(このプログラムでは、「5歩」を「答え」回繰り返すようにしています)線を描いて120度回ることを3回やって元のところに戻ります。(あえて、「(3)回繰り返す」にしていません)この部分にさえ注目させれば、他のところはあまり重要ではありません。えんぴつが描く図形が正三角形であると言えるのは、この部分があるからだと見出だせればよいのです。(人が歩くa歩は、人により状況により違いますが、Scratchの場合は、常に一定であることを説明しておく必要があると思います)

こうして、プログラムによる正三角形を描くしくみがわかったら、いろいろといじってみたくなるはずです。どこの数字をどうかえていったら面白いか、プログラムをより効率的にするにはどうしたらよいか、どんな図形でも描けるのか、…遊んでいるように学べるのもプログラミングの良いところだと思います。

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