2009年9月5日土曜日

KNOPPIX 6.0.1からミュウロボを動かす

先日、Linux版のScratchMyuRoboでミュウロボを動かすということを書きましたが、Linux版Scratch 1.4(debパッケージ)をインストールしたところへScratchMyuRobo(ScratchMyuRobo.zip)を紛れ込ませる(zipファイルを解凍してコピーする)方法でインストールすると、Ubuntu 9.04では問題なくScratchMyuRoboが起動する(シェルスクリプトを書く必要はあります)のですが、KNOPPIX6.0.1では起動することができない(ウィンドウが白いまま何も表示されない)という現象に遭遇しておりました。

いろいろと試した結果、次のようにするとKNOPPIX 6.0.1でもScratchMyuRoboが動くようになりました。

【手順】

  1. Linux版ScratchのWebサイトから「scratch-1.3.1-0.9-3.tar.gz」をダウンロードして展開する(debパッケージではダメ)
    ※残念ながら1.4のtar.gzパッケージが公開されなくなっています。
  2. 展開されたフォルダの中から、「scratch」フォルダをホーム(/home/knoppix)に移動し、任意の名前に変更する(しなくてもいいけど、した方がわかりやすい)←今回は「ScratchMyuRobo」にしました
  3. ScratchMyuRobo.zipをダウンロードして展開し、中身を先ほどの「ScratchMyuRobo」フォルダに移動する(「Projects」や「locale」の中身も移動する)
  4. テキストエディタでシェルスクリプトを書いて、ScratchMyuRoboが動くようにする

【シェルスクリプト例】

#!/bin/sh
exec aoss $HOME/ScratchMyuRobo/Plugins/squeak -plugins \
$HOME/ScratchMyuRobo/Plugins \
-vm-sound-OSS \
$HOME/ScratchMyuRobo/ScratchMyuRobo.image "${@}"

これでScratchMyuRoboを動かすことができました。さっそく、ミュウロボをつないで動作確認してみました。USBシリアル変換ケーブルを使って、ポートの設定を「/dev/ttyUSB0」とすることで無事にミュウロボを動かすことができました。(PCにシリアルポートがある場合は「/dev/ttyS0」で動きます)

ついでに、Picoボードをジョイスティック代わりにして、ミュウロボを動かすプログラムを書いてみました。これも難なくクリアし、スイッチを押すと前進し、スライダーで右左に回転するようになりました。これは、なかなかハマりそうな気配。子どもたちにも十分楽しみながら学べる教材になったと思います。

ご協力頂いた皆様に、感謝しています。

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