2012年11月11日日曜日

心を育てる教育って…

最近巷では、道徳心とか愛国心とかを「学校で育てるべき」とする話が出てきて、かなり違和感を覚えています。そもそも学校というところは、そういう心を育てるという意味で最も不向きな場所だろうと思います。などと書くと、某アジアの国のような事例を引っ張りだして、「教育している国もあるじゃないか」と言う人もいるでしょう。はたから見ていて、あのような道徳心教育や愛国心教育で本当にいいのですか?と逆に問いたくなります。これだけ価値観が多様化しているのだから、学校で育てられる「心」などたかが知れている。(学校で教えたところで覆される日々)むしろ「規則」として守るべきことを徹底し、公共の場で過ごすための心構えや態度を身につけさせることに専念した方が現実的だと思います。(敢えて心の中身を問わない)

それにもかかわらず、学校で起きるさまざまな問題事例を引っ張り出してきて、「道徳心教育、愛国心教育の充実を!」なんて声高に叫ぶのには、何か別の意図を感じてなりません。特に為政者やそれにおもねる連中が言うと、その胡散臭さは何倍にも膨れ上がります。私自身は、学校が政治的に利用されるのは勘弁してもらいたいと思っているし、そういうことに加担したくないとも思っています。
#結局、問題の原因を「〇〇教育が充実していなからだ」ということによって、根本的な問題から目をそらせて、すべてを現場の教師の理解や力量が足りないからとしようとしているようにしか思えない。それで、「先生の権威が失墜した」って誰がそうさせたのよと言いたい。

為政者は、教育に口を出すことで道徳心や愛国心を育てようとするのではなく、道徳心や愛国心を発揮することが良いと思える国造り、母国として誇れる国造りをすることの方が大切なのではないかと思います。それこそが為政者の使命であり、為政者として日本人の心を育てることになるのではないかと思います。

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