LinuxもパソコンのOSならば、プリントくらいできないとと思うのですが、実はそう簡単ではありません。(無線LANを使うよりははるかに簡単ですけどね。)プリンタは、それぞれのメーカーが提供するドライバをインストールしないと動かない場合が多いのですが、特に家庭で利用されているようなインクジェットプリンタの場合は、その傾向が強いです。(PostScript対応のレーザープリンタだとLinuxでも簡単に印刷できます。)
そこで、自宅で使っているインクジェットプリンタのLinux用ドライバを探しました。CANON iP4300のLinux用ドライバは、メーカーのWebサイトからすぐに見つかりました。LinuxのメインマシーンはFedoraを使っているので、RPM形式のものをダウンロードしてきて、そのままインストール作業を行いました。
http://www.canon-sales.co.jp/drv-upd/bj/other.html
すぐにインストールは終了し、次にCUPSの設定を行いました。Webブラウザから「http://localhost:631」へアクセスするとCUPSの設定画面が表示され、プリンタを追加してインストールしたドライバを選択し、テストプリントが無事に出てきたのを確認しました。
次の問題点は、これをAirMacベースステーションと共有することでした。Macでプリンタ共有(CUPSを使用する)を動かしておけばLinuxからでも使えるのでしょうが、そのたびにMacを起動しなければならないのは面倒です。しかし、AirMacベースステーションにプリンタをつないでしまうと、Macでは共有できますが、Linuxからは使えません。そこで、サンワサプライのUSB切替器を使って手動で切り替えられるようにしました。
http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=SW-US22
バスパワーに対応しているので、電源を接続する必要もなく、コンパクトで良いです。これで、無事に普段利用している全てのコンピュータから印刷をすることができるようになりました。
それにしても、対応OSにLinuxが明記されていなくても使えるというパターンは、今回に限らず数え切れないくらい体験しています。(もちろんダメだったこともありますが…)当てにならないものだなぁと思いました。
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