2021年5月16日日曜日

超古いMebius(PC-AL50G5)の液晶モニタを交換する

全く需要があるとは思えないのですが、苦労したので自分の備忘を兼ねてまとめておきます。

某研究で頂いたSHARPMebius PC-AL50G5の話です。過去にも記事にしていたもので、かなり古いものではありますが、Puppy Linux(本家Puppy Linux)で動かしていて体感上はかなり快適に動くようになっています。とは言え、経年による不具合は避けられず、使用を続けるには厳しい状況にあります。
#既に某研究に関するサイトが消えかかっていて、当時のニュース記事くらいしか出てきませんでした。
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しかしながら、詳述できない諸般の事情により、再び活躍する日がやってきたのです。(驚愕と困惑)最後に子どもたちが使ったのは、5年以上前のこと。それ以来、細々とメンテナンスを続けていましたが、立場的にも多忙を極める状態になったこともあり、この2年ほどは全く使っていませんでした。

もともと全部で20台あったのですが、マザーボードやCD-ROMドライブなど、いろいろなところで不具合が発生していて現役を引退してしまったものが2台あり、5年前までは18台が使える状態でした。この18台の動作確認をしたところ、1台だけ液晶モニタの内側にカビらしきものが発生していました。そこで、現役を引退してしまった2台の中から、液晶モニタの状態が良さそうなものを選び、移植することにしました。

いろいろと試行錯誤してかなり時間はかかりましたが、以下のような手順でやると簡単に移植することができることがわかりました。

  1. 電源やバッテリーを外す(基本)
  2. PCの底面ネジを4箇所外す
  3. メッシュ部分を外す
  4. ヒンジのカバーを外す
  5. 液晶モニタと本体をつないでいるコネクターと液晶モニタのネジ(1箇所2本、左右で4本)を外すと液晶モニタ部分だけ外せる

写真は既に液晶モニタを外した状態で撮影していますが、外す箇所はわかると思います。これを左右両方で行います。液晶モニタと本体をつなぐコネクタは、線が細くて華奢な感じがするので慎重に抜きます。取付は、この逆の手順で行います。ということで、無事に1台の修理に成功しました。これで、子どもたちに使ってもらえるものを確保することができました。

この過程で、現役を引退していた2台のうちの1台が、使えるところがなくなるまでバラバラになってしまったため、廃棄することにしました。残った方もかなりバラバラになりましたが、部品としての需要があるため保管することにしました。つい先日まで、いつ捨てようかと思っていたので、本当に捨てなくてよかったと思いました。

【追記】残りの17台も含めて、ボタン電池(CR2032)の交換作業を行いました。いつ交換したのかわからなかったので、全部交換しました。Li-ionバッテリー(CE-BL38)は、劣化してしまっているのが5つありました。充電をせずに放置していたことが原因と考えられます。捨てるつもりだったことがとても悔やまれるところです。バッテリーなしでも動くので、問題はないのですが。(2021.5.17)

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