2018年10月27日土曜日

USBシリアルモジュールでIchigoJamとその仲間たちのファームウェアを更新する

自宅には、教材研究のために購入し組み立てたIchigoJamが、新旧合わせて5個あります。忙しさにかまけて3年ばかり放置しておりましたが、そろそろ先生方にも紹介してみようかなと思いたち、最新のファームウェアに更新することにしました。

前回の更新では、FTDIのチップを載せたUSBシリアルモジュールを使って、Maclpc21ispからhexファイルを流し込む方法で更新を行いましたが、今回は買ったまま放置していたJamToastを使ってやってみることにしました。ところが、Webサイトを眺めていたら「SDカード非対応」らしき記述を発見。MMCカード及び互換カードって何?という状態で調べてみましたが、SDカードでうまくいくかもしれないとか何とか。試しに自宅に在庫しているSDカードを使ってやってみましたが、いくらやっても使えるSDカードに巡りあうことができませんでした。仕方がないのでやっぱり今までの方法で、IchigoJam、IchigoLatte、PanCakeのファームウェアを更新することにしました。
#前回参考にしたものと合わせて「ファームウェアの更新」も参考にしました。

IchigoJamのWebサイトでファームウェアのhexファイル等が公開されているので、ここからダウンロード(現時点での最新版は、1.2.3でした)して、適当なところに展開しておきます。今回は、私が使っているキーボードがUS配列のため、「ichigojam-ntsc-uskbd.hex」を使います。USBシリアルモジュールは、他のものでも構わないようです。
#5Vモードで動かした状態でないとダメみたいですが、はっきりとした検証ができていません。

IchigoJamとUSBシリアルモジュールの接続が終わったら、IchigoJamの電源を入れます。LEDがうっすら光っている状態がISPモードで、ファームウェアの更新を受け入れられる状態です。次に、Maclpc21ispを起動して、更新するhexファイルを選択します。続いて、シリアルポートの選択画面が表示されるので、「/dev/tty.usbserial-(※チップによって違う文字列)」を選択します。後は、書き込みを開始してしばらく待ちます。すると、無事に書き込みが終了して確認を求める画面が表示されます。これでファームウェアの更新は終了です。
#一番新しいIchigoJam Tは、表面実装のチップを含めて手ハンダで作ったためか、うまくファームウェアの更新ができませんでした。

同じことを、IchigoLatteでもやってみました。使ったのは、IchigoLatteファームウェア(ダウンロードファイルへの直リンク)で、現時点での最新版は1.1.7です。こちらは、IchigoJamと同様の操作でファームウェアの更新が完了しました。

次に、PanCakeのファームウェア更新を試みました。使ったのは、PanCakeファームウェア(ダウンロードファイルへの直リンク)で、現時点での最新版は1.2です。いろいろなWebサイトの情報から、PanCakeのファームウェア更新が面倒であることはわかりました。結局一番わかり易い方法として、IchigoJamのLPC1114FN28を外してPanCakeのLPC1114FN28を載せ替えてから、同じ手順でファームウェアの更新を行いました。これ以外の方法も試してみましたが、うまくいきませんでした。
#足が折れてしまうと使えなくなってしまうので、かなり慎重に作業をしなければなりません。

ここまでやって、かなり遅くなってしまったので作業を終了することにしました。残りは、MixJuiceのファームウェア更新です。次の作業ができるのは、いつになることやら。

【追記】のちにJamToastでのやり方も確認できました。(2023.12.31)

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