このところフィジカル・コンピューティングに絡んで、ソフトウエア環境を整えるべくいろいろと調べ回っているのですが、記憶だけを頼りにするのも心もとない状況になってきましたので、このBLOGにまとめておくことにします。
Processingというソフトウエアは、そもそもデザインをやる方々に使われているようで、一般的なプログラミング言語より、デザイン関係に特化した言語仕様になっているようです。2008年に1.0がリリースされてから、より多くの人に使われるようになり、別のソフトウエア(派生版のような)のもとになっています。Javaベースのため、クロスプラットフォーム化されており、Linux、Mac OS Xでも動きます。Gainerライブラリ、Arduinoライブラリ、Funnelライブラリなどもあり、フィジカル・コンピューティングのキラーアプリとも言えるかもしれません。
Arduino-IDEは、Processingをベースに作られていて、C言語に似た言語仕様で、Arduinoを動かすことに特化している開発環境です。インターフェイスもほぼ同じですので、Processingと一緒に使っても違和感がないと思います。
Funnelは、ハード&ソフトをまとめたツールキットで、フィジカル・コンピューティング環境を研究するプロジェクトによって開発されました。そもそもは、ArduinoをXBeeと組み合わせて、無線で動かすことをメインとしていたようです。ProcessingをベースにしたpinFunnelやArduinoやGainerを使うためのFunnelサーバなどが開発・公開されています。動作環境としては、MacかWinが推奨環境のようですが、Linuxでも行けそうです。
【追記】あれこれ試行錯誤してみましたが、まだLinuxでの動作確認には至っていません。Test Funnelというサイトを見つけたので、何か手がかりになるかもと思っていますが、本職が忙しくて試す時間がありません。(2010.8.2)
これらのWebサイトから、必要だろうと思われるものをダウンロードし、Ubuntu 9.10やKNOPPIX 6.0.1で動かしています。どこまで使えるか分からないのですが、時間を見つけて、ArduinoやGainerなどをつないで動作実験して行きたいと思っています。
2 件のコメント:
はじめまして。
Ubuntu & Funnel をキーワードに検索してたどり着きました。
当方、Linuxは超が付く初心者なため、週末に2日かけて挑戦してみたのですが、Ubuntu(9.04)でFunnelServerを動作させることができませんでした。
これからも頻繁に拝見させていただきます m(_ _)m
コメントありがとうございます。本業が忙しくてなかなか実験をすすめられていませんが、今のところ「javac」コマンドを使って「funnel_r698」内の「server/src/funnel/FunnelServer.java」をコンパイルすれば良いだろうと思っています。オプションの「-cp」でクラスパスの設定をしたり、「-sourcepath」でソースのパスを設定したりする必要があると思いますが、当方も、残念ながらコンパイルに成功していません。どうやら「CommandPortServer.java」の記述に問題があるようです。あるいは、「javac」コマンドの使い方が違うのかもしれません。もう少し研究します。
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