2011年11月17日木曜日

OpenJDKの日本語フォントの設定

KNOPPIX 6.7.1には、OpenJDKが導入されていて、Javaがすぐに使える状態になっています。しかし、日本語フォントの設定ができていないため、日本語が表示されないという問題があります。今回は、「ライブCDの部屋」から、比較的日本語対応が進んでいるKNOPPIX 6.7.1CD(実はDVDにしか入らない)をダウンロードしてDVD-Rに焼き、職場で常用しているHPのPCにインストールしてみました。
#そのためにCD-RWドライブをDVD-RWドライブに換装しました。

そこに、Dolittle 2.3をインストールして使うことができるか試してみました。(そもそもKNOPPIXでDolittleが使えるようにしたかったのでした)うまくいくことを期待していたのですが、結果はダメでした。仕方が無いので日本語フォントを設定してみることに。ネットでいろいろと探し回った結果、OpenJDKの日本語フォント設定は、それほど難しくないことがわかりました。その手順を以下にまとめておきます。

  1. 日本語フォントを格納するフォルダを用意する
  2. KNOPPIX 6.7.1のOpenJDKで使う日本語フォントは、「/usr/lib/jvm/java-6-openjdk/jre/lib/fonts/fallback/」以下に日本語フォントファイルの実体もしくはシンボリックリンクを入れておくことで使うことができるようになります。まずは、このフォルダを用意します。
    $ cd /usr/lib/jvm/java-6-openjdk/jre/lib/
    $ sudo mkdir fonts/fallback -p
  3. 日本語フォントのシンボリックリンクを作る
  4. 次に、今作った「fonts/fallback/」フォルダの中に日本語フォントファイルへのシンボリックリンクを作ります。日本語フォントは、「/usr/share/fonts/truetype/」内のものを使うことにしました。
    $ cd /usr/lib/jvm/java-6-openjdk/jre/lib/fonts/fallback/
    $ sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/takao/TakaoPGothic.ttf
    $ sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/takao/TakaoPMincho.ttf

たったこれだけで、Javaのソフトで日本語が表示されるようになります。試しに先述のDolittleを使って日本語表示に問題ないか確認しましたが、「かめた=タートル!つくる。」も含めてまったく問題はありませんでした。過去に同じ問題に遭遇した時、sun-Javaを使うことにしてOpenJDKは諦めてしまったことがありました。でも、今回は必要に迫られてOpenJDKでの日本語表示に挑戦しましたが、これほどあっさりできてしまうと、諦めずに挑戦しておけばよかったなぁとちょっと後悔しました。

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