常用しているKNOPPIXがインストールされているPCで、画面下のパネル部分に表示されている時刻がずれているのが気になっていました。GUIだけで設定できるようになっていないか、あっちこっち探してみたり、右クリックでメニューが出てこないか試してみたりしましたが、いずれも徒労に終わりました。
仕方がないので、ネットで情報を探してみると、何となく「date(システム時刻)」コマンドや「hwclock(ハードウェア時刻)」コマンド辺りを使うのだということがわかってきました。このPCは、スタンドアローンなため、タイム・サーバのお世話になるわけにもいかず、何とか手動で時刻の設定をしたかったのです。
まずは、「Root Shell」を起動し、dateコマンドを使って以下のように設定をしてみました。
# date -s "2011/11/dd hh:mm"
※「dd」は設定した日付、「hh」は時間、「mm」は分。実際には2ケタの数字が入ります。
これで、dateコマンドで確認すると、確かに時刻が変更されていました。続けてhwclockコマンドでハードウェア時刻をシステム時刻に合わせました。
# hwclock -w
これも同じく、hwclockコマンドで、ハードウェア時刻が合っているのを確認しました。
ここまでで時刻の設定は完了と思ったら、タイムゾーンの設定がUTCになっていることに気づきました。このままでも支障はないのですが、様々なファイルを他のPCやMacと共有しているので、日本時間(JST)にしておきたいと考えました。しかし、dateコマンドのヘルプを見ても設定の仕方がわからなかったので、またまたネットに頼って探してみました。すると、「# export TZ=JST-9」を使ったり、「/etc/localtime」を「/usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo」へのシンボリックリンクにしたりする方法があることが分かりましたが、どれもうまくいきません。再起動すると、元に戻ってしまうのです。解決方法が見つかっていませんが、取りあえずやったことだけ書いておきます。
- タイムゾーンを再設定する
「# dpkg-reconfigure tzdata」で設定ウィザードが起動するので、「Asia」→「Tokyo」に設定する。
「# vi /etc/default/rcS」で設定ファイルを開くと、「UTC=no」になっていた。これは、再起動しても変わらなかった。 - 「date」コマンドでJSTになっていることを確認できた。
- 「# hwclock -w --localtime」でハードウエアに時刻を書き込んで、「hwclock」コマンドで時間にずれがないことを確認しました。
- この時点で「/etc/localtime」が、「/usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo」にリンクされていることを確認した。
これで、タイムゾーンが日本時間になりました。ところが、再起動すると、また元のUTCに戻ってしまい、すべての設定がパァになってしまいました。時計は正しいのに、UTCなのは気持ちが悪いし、シンボリックリンクを作ったはずなのに、跡形もなく消えてなくなっているのがどうも腑に落ちないのですが、これ以上いじっていても時間の無駄なのでこのまま使うことにしました。
#そろそろ、KNOPPIXを使うのも考えないといけませんね。Ubuntuをカスタマイズして4Roboを作ろうかなぁと考えているところです。
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