忘れてしまうくらい遠い過去に、秋月電子通商で「MKZ4」というタミヤのワイルドミニ四駆をiPhoneなどのスマホから無線で動かせるように改造するキットを購入していました。当時は、マイコンボードでモーターを制御したり、ロボットカーのようなものを作ることに興味があったのだと思います。プログラムを流し込んでワイヤレスで制御できる「ESP-WROOM-02(ESP8266EX)」モジュールを使う改造キットだったことも興味をもった理由だったかもしれません。
#現在は、メーカーサイトでも売り切れのようです。
これが、自室の作業台の隅の方に作りかけのまま長いこと放置されていたことが突然気になり、かたをつけるつもりで完成を目指して作業を再開しました。とは言え、なぜ長いこと放置されていたかと言うと、「組み立てが面倒」(素人さんお断りな感じ)だったからでした。
購入した直後から説明書を読みながら必要なものを買いそろえて、組み立て作業をしていく中でいろいろとつまずいて、しばらく作業台の隅に放置して、ふと思い出して作業を少し進めてはまたつまずいて、といったようなことを繰り返していました。購入から何年が経っただろうと記憶が曖昧になっている状況です。
習慣として、自分の作業履歴をメモに残していたのですが、最後の作業時期は新しい家に住み始める前のことで、引越し作業の中でも気にはなっていたのですが、いつでも続きができるように目の届く範囲に置いていました。そんなわけで、何度目かの「重い腰」を上げて作業の続きをしていきたいと思います。以下、書き留めていた記録をもとに、整理してまとめていきたいと思います。
1つ目のつまずきどころとして、ワイルドミニ四駆の本体を切断しなければならないというところ。試行錯誤の末に、Pカッターとリュータ、ニッパーを使って切断作業をしました。マニュアルとにらめっこをしながら、切断する場所や効率よく切る方法を考えて切断していきます。削りカスが飛び散るので、段ボール箱に半透明なビニール袋(45L)を掛けてその中で作業をしました。材質は硬くないので切ること自体は難しくないのですが、構造が面倒なことになっていて、どのラインで切るか決めるのが難しく感じました。途中、リューターの故障などハプニングはありましたが、残りをPカッターとニッパーで切断してヤスリでバリ取りをして切断作業は終了しました。
次にMKZ4の制御基板に電子部品をはんだ付けしていきます。ESPRESSIF SYSTEMSのESP-WROOM-02モジュールを載せるのが一番大変でしたが、後はそれほど難しくないので説明書の通りにやればできると思います。表面実装部品のはんだ付けは、フラックスを塗った方がはんだが乗りやすいです。その後、無水エタノールで洗浄してキムワイプとブラシ(ナイロンのもの)で洗浄しました。簡易な顕微鏡のようなものがあると、はんだ付けの状態を確認することができるので便利です。
#私は、USB接続のマイクロスコープを使っています。
はんだ付けの手順としては、オーソドックスに背の低い部品から徐々に高い部品へと取り付けていくと良いと思います。1000pF(102)のセラミックコンデンサは、パスコンとしてモータにはんだ付けします。動作確認がしやすくなるように、制御基板の作成と配線、ミニ四駆の組立作業を進めていく感じが良いと思います。
さて、作業の記録が長くなってきてしまったので、とりあえず続きは次回ということにしたいと思います。
〈参考資料〉
「ワイルドミニ四駆をiPhoneからリモートで動かす」
- MKZ4の設定と組み上げまで
- MKZ4をiPhoneからコントロールする
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