2026年7月1日水曜日

UIAPduino Pro Microを使ってみる

私の活動範囲の中で、ちょっと話題になっている「UIAPduino Pro Micro」マイコンボードを購入したので、試用してみることにします。私が購入したのは、「CH32V003(中国WCH社製32bit/RISC-Vマイコン)」を載せたv1.4のボードで、Switch Scienceさんで販売されていたものを購入しました。Arduino互換マイコンボードである「Pro Micro(←有名なSparkFun社製)」をかなりリーズナブルにした製品で、UIAPさんが開発・製造している製品です。購入する前から、「macOSで動作させるには、煩雑な作業が必要である」ことを仄聞していたので、今回は、Linux Mintで動かしている自作PCで動作確認をすることにします。
#公式サイトでも、「Macでは、動作しますが煩雑です。」と書かれています。

今回購入したUIAPduino Pro Microにはピンヘッダが付いていなかったので、今後の活用を考えてピンヘッダのはんだ付けをしておきました。この状態で、先ずはLチカ実験を優先することにして、Arduino IDEでプログラムを書き込むための準備をしていきます。
#今回は、公式サイト以外に創造技術実習さんの「UIAPduino(Lチカ)」を参考にしました。

Arduino IDE(2.3.6)を起動して、「ファイル」メニューから「基本設定…」をクリックします。すると、基本設定の窓が開くので、「設定」タグの「追加のボードマネージャのURL:」以下に、

https://github.com/YuukiUmeta-UIAP/board_manager_files/raw/main/package_uiap.jp_index.json

と入力します。既に入力されているURLがある場合には、URLを入力するテキストフィールドの右にあるボタン(複数のURLを入力する窓を開くためのボタン)をクリックすると、2つ以上のURLを入力する(複数のURLを入力する場合は、1つずつ改行して1行に1つ入力する)ことができます。入力が終わって「OK」ボタンをクリックすると、ボードマネージャ(窓の左に並んだアイコンをクリック)で「UIAPduino by Yuuki」を検索してインストールすることができるようになります。インストールが終わったら、一度Arduino IDEを終了して、「ターミナル(今回は、「GNOME端末」を使用)」を開いて以下のコマンドを1行ずつ実行します。

sudo wget -O /etc/udev/rules.d/99-minichlink-uiap.rules https://raw.githubusercontent.com/YuukiUmeta-UIAP/ch32fun/3bfa603f11d493710f2a811b5a2dfad905d9425c/minichlink/99-minichlink-uiap.rules
sudo udevadm control --reload-rules && sudo udevadm trigger

これで準備が整ったので、UIAPduinoをUSBケーブルで自作PCにつなぎます。この時、ボード上の「RST(リセット)」ボタンを押しながらつないで、「PWR(パワー)」LEDが点灯したところでボタンを離します。次に、Arduino IDEを起動して、「ツール」メニューから「ボード:」→「UIAPduino」→「Pro Micro CH32V003」を選択します。再び「ツール」メニューから、今度は「ポート:」→「/dev/ttyS0」を選択(他の選択肢がなかった)しておきました。これで接続できているはずです。
#UIAPduinoには、USB接続のためのICなどは載っておらず、CH32V003でソフトウエア的にUSB接続を実現しているようです。

Arduino IDEでの「Lチカ」プログラム作成は、先程紹介した「UIAPduino(Lチカ)」を参考にして作業をしました。(「digitalWrite」の「W」は大文字です)プログラムを書き終えたら、一度保存しておきます。「✓(コンパイル)」ボタンをクリックして、プログラムに誤りがないことを確認してから「→(コンパイル&書き込み)」ボタンをクリックすると、無事に書き込みまで完了しました。「RST」ボタンを押さないと動き出さないところが少々面倒ですが、コンパイルと書き込みが終わったところで「RST」ボタンを押すと、ボード上のLEDが点滅しはじめてLチカ動作実験に成功しました。途中でいろいろとつまずくことはありましたが、udevルールの追加と再読み込みの作業が必須だということがポイントのようです。これでまた一つ使えるマイコンボードが増えたので、この安さと小ささを活かした活用方法を考えていきたいと思います。