2009年4月23日木曜日

重力の働きをシミュレーションするソフト

学校教育で使えそうなソフトウエアをいろいろと試してきましたが、中でも「自分の描いた絵に重力が働いたらどうなるか」をシミュレーションするソフトがおもしろかったので紹介します。スウェーデンにあるUmea(ウーメオ)大学の学生が作った「Phun(ファン)」というソフトです。
http://www.phun.jp/

使い方は至って簡単。お絵描きソフトと同じような要領で絵を描き、CDなどの「再生」ボタンと同じマークをクリックすると、画面下向きに重力が働きます。現時点の最新版はbeta5.28ですが、日本語化されてさらに使いやすくなりました。さまざまな役割を持つ部品を配置することができますので、発想次第で学習の環境としても、遊びの環境としても使えると思います。がんばれば、「ピタゴラ装置」のようなものも作ることができると思います。

何よりも感心するのは、Win版だけでなく、Linux版やMac版も作られているということです。しかもこれが無料ときたら、使わない手はありません。コンピュータを使った学習活動と言えば、有名なオフィスソフトを使った活動やWebページを使った調べ学習程度で終わってしまうことが多いようですが、こうしたソフトを使った学習活動が広く浸透していくと、学習そのものの可能性が広がっていくように感じます。

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