2011年1月2日日曜日

Diavolinoは教材として使えるか

アメリカ・カリフォルニア州にあるEvil Mad Science LLCで開発・販売されている「Diavolino」というArduino互換機があります。簡単に手に入る市販部品を使って、最小限の部品で構成されたもので、キットだけでなく基板のみでの販売もしています。(10枚セットで$36)残念ながら日本に取り扱い店がなく、通信販売の個人輸入で購入するしかありません。そのため、どうしても送料が高くなる上に、注文から到着まで、えらく時間がかかるという問題があります。とはいえ、使ってみないことにはどれだけのことが可能なのかわからないと思い、個人輸入に初挑戦してみました。

注文してからすぐにメールが届き、次いで「ご注文の品を送ったよ!」というような文面のメールが来ました。できるだけ送料を安くあげようと考えて、ちょっとリスクのあるUSPSのPriority Mail Internationalで送るようお願いをしたので、総額は$44弱。2週間がかりでやっと届いたDiavolinoのキットと基板は、簡単な包装で、日本郵便EXPACK500のような、A4サイズの平たい厚紙の封筒に入っていました。

中の部品や基板に問題はありませんでしたので、正月に組み立ててどの程度使えるものか実験をしてみました。
#詳細は、拙作のWebサイトをご覧ください。

結論から言うと、チープな割に問題なく使えます。手に入りやすく電子工作に向いている部品を使っている(表面実装部品ではないということ)ので、基板だけ大量にあれば気軽にArduino互換機を作ることができます。問題は、Diavolinoは直接USBポートにつなぐことができないので、USBシリアル変換ケーブルなどを用意しなければならないことです。それも、TTLレベルでの変換が必要なので、USB-TTL変換ケーブルを購入するか、FT232RLを使ってUSBシリアル変換基板を作らなければなりません。

このあたりの問題を乗り越えることができれば、Diavolinoを教材として使うのもそう難しいことではないと感じました。

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