前回も話題にしたDiavolinoですが、基板のみを買ったものに部品を付けて組み立ててみることにしました。使用した部品は以下の通りです。(数字は必要数)
- 1kΩ抵抗…1
- 10kΩ抵抗…1
- 0Ω抵抗(ジャンパー)…1
- 0.1μF積層セラミックコンデンサ…4
- 18pFセラミックコンデンサ…2
- 16MHzクリスタル…1
- 小型タクトスイッチ(2端子タイプ)…1
- ATmega328P…1
- ICソケット(28ピン)…1
- 三端子レギュレータ(XC6202P502TB:5V150mA)…1
- 10μF電解コンデンサ(背の低いもの)…1
- LED…1
- ピンソケット(1×6)…2
- ピンソケット(1×8)…2
- ピンヘッダ(2×3)…1
これだけの部品を用意すれば、Arduino互換機が作れちゃうのですからありがたいものです。入手しにくかったのは、2端子タイプのタクトスイッチと三端子レギュレータ、背の低い電解コンデンサです。Diavolino基板のシルク印刷を見ると、三端子レギュレータのところには「750L05」と刻印さ れています。しかし、この部品を見つけることができず、必要な電圧と電流の値を手がかりに、上記のものを選びました。あとの2つは、あっちこっち探し回っ て何とか見つけることができました。
次に、以前にJapaninoのクリスタルを使えるようにするために購入した「AVRISPmkII」を使って、ATmega328Pにブートローダを書き込みます。(この作業をしないとArduino互換機にはなりません)ネットで探しまわっても、MacからAVRISPmkIIとArduino-IDEを使ってATmega328Pにブートローダを書き込む方法についての詳しい情報が見つかりません。(むしろ、「できない」「やめた方がいい」という情報ばかり)そこで、本当のところはどうなのか実験も兼ねてやってみることにしました。
〈作業手順〉
- 最新のArduino-IDE(今回は0022を使用)をダウンロードして展開し、「アプリケーション」フォルダにコピーする。
#CrossPack-AVRは、以前の作業でインストール済みですが、まだの場合はこれも必要です。 - 組み立て終わったDiavolinoのICSPピンに、Macに接続したAVRISPmkIIをつなぐ。(「▼」マークを合わせるようにつなぐこと)
#Diavolino自体にも電源が必要なので、電池などをつないでおく必要があります。 - Arduino-IDEの「Tools」メニューから、「Board」→「Arduino Pro or Pro Mini (5V,16MHz) w/ ATmega328」を選択して、同じく「Tools」メニューから「Burn Bootloader」→「w/ AVRISP mkII」でブートローダを書き込む。
#AVRISPmkIIとDiavolinoのLEDが点滅して、書き込んでいる状態が確認できます。少し時間がかかるので、慌てずに待ちましょう。
以上で作業は終了です。試しにLチカ実験をしてみましたが、問題なく動いてくれました。この方法が一番簡単だと思います。
ついでに、マルツパーツ館で購入した「Arduino Pro(5V,16MHz)」にピンソケットやピンヘッダをハンダ付けして、Diavolinoと同じように使えるか実験をしてみました。こちらも問題なく使えました。できるだけ安価で気軽にArduinoが使えるようになることを、そして、子どもたちのアイデアをカタチにする道具として使えるようになることを目指して、これからも研究を重ねていきたいと思っています。(…続きは次回)
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