2011年8月6日土曜日

教員研修のあり方を探る (1)

大量退職時代の到来で、教員の世代交代が激しくなっています。高齢化していると言われていた学校現場が、一気に若い先生たちで溢れているようなところもあります。そうした中で、若い先生たちを育てる仕組みを再構築していく必要を感じています。

その昔、自分が小学生だった頃の先生たちはみな若くて、志のある人たちは、教材や指導方法を研究するサークルや勉強会などに参加して研修を積んでいました。そうしたものは今でも各地に残ってはいるのですが、形骸化していて若い先生たちを取り込む求心力を失っていたり、レベルが高すぎて若い先生たちのニーズに応えられなかったりして、あてにはならない状況があります。そこで、これから2回に分けて校内と校外でこんなことができたらいいなぁと思うことを書き留めておきたいと思います。もとより、構想の段階なので実現できるレベルのものかはわかりませんが…。

〈1.校内でのニッチな研修〉
教員になって驚くのはその忙しさです。それこそ、教材を研究している暇もない。先輩の先生たちを捕まえてじっくり話をすることもままならない。どうしようもなく悩んでいることは相談できても、本当に大事なのは、日常的な細かなこと。例えば、発問の仕方や黒板の書き方、指名の仕方や授業規律などなど、知らなければならないことはたくさんあります。それを、「マニュアル本」やら初任者研修に頼ることにしたとしても、1年間で学びきれるものではないし、適時性を考えると、職場の先生たちが互助的に研修し合えるのが理想的だと思います。

「だから校内研修を充実させて…」という話ではありません。校内研修は、いわば公の研修。相応のレベルを必要としますし、若い先生たちの個別のニーズに対応するのが目的ではありません。そこで、若い先生たちの資質向上を目的とした「校内サークル」のようなものを作ってみてはどうかと思っているのです。

よく若い先生たちが、連れ立って飲みに行くようなことを聞きます。お互いに仲良くしながら、先輩たちがいないところで同じような立場で悩みを聴き合うというのも大切なことです。しかし、ともするとお互いの傷を舐めあうだけで、答えの出ない堂々巡り。酒のんで鬱憤晴らしをするだけになってしまうこともあるでしょう。だとしたら、もう少し有意義な活動を考えてみてはどうでしょうか。酒席ではなく、勤務時間外を利用して、校内講師(ベテランの先生)を囲んでお互いの実践や今困っていることなどを、一人ずつ話すようなことをやってみると良いのではないかと思っているのです。
#一人A4用紙1枚(文字数行数自由)のレポート持参みたいな形で。

講師も毎回出られる人もいれば、ある時だけ特別に頼む場合があっても良いと思います。会の運営については、若い先生たちが自治的に行うとしても、全教職員に周知して、管理職の後ろ盾も頂いて、学校全体で協力・支援するような形にすることが理想的だと思います。時間外だから強制することはやめて、学校が使えなければ近所の公民館を借りてもいい。こんなことを月1回ずつでもできたら、若い先生たちも力がつくし、なかなか学校外の研修に出られない人でも参加できて良いと思っています。

さて、いつどこで提案しようかなぁ…。

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