コンピュータ制御の学習環境について（ちょっと整理）

これまでの研究の中で、コンピュータ制御の学習環境として使用を検討し、利用可能だったソフトウエア＆ハードウエアをプラットフォームごとに整理してみます。 ＃ソフトウエアの下に何も書かれていないものは、ソフトウエアは動いたものの動作確認できたハードウエアがないということを表しています。

• Linux（Ubuntu 9.04、KNOPPIX 6.0.1）
1. Scratch 1.4（録音不可、楽器音○）
   • Picoボード
2. Scratch 1.3.1（録音不可、楽器音X）
   • Picoボード
3. ScratchMyuRobo（録音不可、楽器音○）
   • Picoボード
   • ミュウロボ
4. Squeak Etoys 3.0
   • 世界聴診器
5. Dolittle 2.0
※Dolittleによるミュウロボの動作については、今後検証していく。 
※Squeak Rtoysについては、複数のバージョンのLinux版Squeakvmで起動テストを行ったが、いずれもうまく起動しなかった。
• MacOSX 10.5.8
1. Scratch 1.4
   • Picoボード
   • LEGO WeDo
2. Scratch 1.3.1
   • Picoボード
3. ScratchMyuRobo
   • Picoボード
   • ミュウロボ
4. Squeak Etoys 3.0
   • 世界聴診器
5. Squeak Rtoys
6. Dolittle 2.0
※Squeak Rtoys、Dolittleによるミュウロボの動作については、これから検証する。
• Windows XP/Vista
1. Scratch 1.4
   • Picoボード
   • LEGO WeDo
2. Scratch 1.3.1
   • Picoボード
3. ScratchMyuRobo
   • Picoボード
   • ミュウロボ
4. Squeak etoys 3.0
   • 世界聴診器
5. Squeak Rtoys
   • ミュウロボ
6. Dolittle 2.0
   • ミュウロボ
※この他にBeauto Racerを専用ソフトで動かして動作確認している。

一見してわかる通り、ソフトウエアの動作確認ができたからと言って、接続したハードウエアがうまく動くとは限りません。比較的Windowsで動作がスムーズなのは、圧倒的なシェアによって、ほとんどのソフトウエア＆ハードウエアが「Win対応」を標準としているからだと思います。となると、LinuxやMacはかなり分が悪いことになります。orz 自分でソースをいじったり、ハードを改造したりできるような技術があればよいのですが、そう簡単にはうまくいきませんね。

【追記】Linux版scratch_1.4.0.debian.12_i386.debでは、録音にも対応して頂いたようです。(2009.11.2)