2010年2月12日金曜日

Arduino & Gainerの動作確認

子どもたちにフィジカル・コンピューティングの学習活動に取り組ませながら、さまざまな力を身につけさせようという研究をしていますが、実際の話として、どんなソフトを使って何が動くのかということを実験的に確かめてみました。今回、動作実験をしたソフトウエアは、ArduinoソフトVer.0018とProcessing Ver.1.0.9です。主にMac OS X 10.5.8で動作確認をしています。
#Linux版のProcessing動かなくなってしまったので、LinuxはArduinoソフトだけ動作確認しました。

まず、ArduinoソフトでArduino+各種シールドを動かしてみました。最近購入したマイクロファンCLCD-BOOSTERドットマトリクスLED7セグメントLEDを動かすために、マイクロファンのサイトから情報を探し、必要なライブラリをダウンロードして動作実験をはじめました。CLCD-BOOSTERの文字LCDは、Arduinoソフト付属のライブラリで表示可能なため、ジャンパや可変抵抗器の設定など、ハードウエアの設定さえ間違えていなければ問題なく表示されます。問題は、2つのLEDボードのサンプルスケッチとライブラリのインストール方法です。(部品の組み立てからはじめましたが、ちょっと間違えたりして時間がかかりました)

Macのソフトは、ライブラリなどを含めてアーカイブ化されていることが多く、ソフトウエアの中(フォルダのよう)に入ることができるものがあります。Arduinoソフトも中にライブラリなどが格納されていました。この中に、マイクロファンのWebサイトからダウンロードしたライブラリ(*.h、*.cpp)などを、適当な名前をつけたフォルダを作って入れました。サンプルスケッチも、ライブラリを入れたところに「examples」という名前のフォルダを作って、その中に入れておけば良いようです。(別のところにもexamplesフォルダがあるので、そちらにサンプルプログラムだけ別にして入れておいても良い)この時点で、文字LCDとマトリクスLED、7セグLEDの動作実験をして、問題がないことを確認しました。

次に、以前に買ってそのままになっていたTellyMateシールドを試してみました。こちらは、日本語の情報が少なくて試行錯誤しましたが、とりあえずサンプルスケッチを手当り次第にダウンロードし、プログラミングのノウハウを学びました。こちらは、特にライブラリを追加することなく、無事にTV画面に表示されました。ただ、日本語は無理みたいですね。工夫次第で面白い使い方ができそうです。

さて、次にProcessingでArduinoGainerを動かす実験をしました。Processingに対応したライブラリをダウンロードして、先ほどのArduinoソフトと同じようにProcessingも中に入って、ライブラリとexampleを保存しました。同時に、Funnelライブラリも入れてみましたが、いずれも無事に動作を確認することができました。重要な点は、「libraries」内に任意の名前のフォルダを作り、その中に「library」という名前のフォルダを作って、必要なファイル(*.jar、*.jnilib、*.soなど)を入れておくということです。これで、Arduino、Gainer、Funnelの各ライブラリを使って、ArduinoとGainerが動くことを確認しました。

来年度は、Gainerの活用を中心にしたいと考えているので、Arduino+シールドの実験は、このくらいにして、Gainerで使えるセンサやアクチュエータを探して実験を続けて行きたいと考えています。

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