日本時間の2月8日に行われた、NFLの最強チームを決めるスーパーボウルですが、経験に勝るコルツ有利を予想する向きが多い中で、セインツが悲願のスーパーボウル初優勝を果たしました。正直なところ、「強いセインツ」というのは、どうもイメージがわかなかった(コルツも過去は弱いイメージだった)のですが、今期のセインツは本当に強かったです。QBブリーズを中心としたチームづくりも、それほど華々しいアグレッシブなプレーを多用する訳でもなく、あくまで堅実に、まじめにコツコツと作り上げたプレーが目立っていたところは、アメリカン・フットボールのコアなファンもうならせる内容だったと思います。いつもは落ち着き払っているコルツのQBマニングが、冷静さを欠いているように見えたのも、QBブリーズの仕上がりの良さが際立っていたからだと思います。
アメフトの魅力は、適材を適所に配置し、それぞれがそれぞれの役割をきっちりとやりきることで強いチームができ上がるというところにあると思います。スタープレーヤーがいれば必ず勝てるという訳にはいかないのがアメフトですし、さまざまな特性を持つ選手が活躍する場がある(1チームの構成メンバーが多い)というのもアメフトの特徴です。日本では、「ルールが分かりにくい」などと言われて学校でもあまり取り組まれていませんが、より良い人間関係づくりやチームで協力して何かを成し遂げることを学ぶ機会を与える意味でも、学校でアメフトを取り入れることを検討しても良いのではないかと思っています。
日本フラッグフットボール協会
http://www.japanflag.org/
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