前回の続きですが、「プリント基板で作るPIC応用装置」の中で紹介されている、PIC24FJ64GA002を使ったテレビ表示装置を作ってみることにしました。
#部品は、我が子と都内へ出かけたついでに買ってきました。
まずは、MacからPIC24FJ64への書き込みが可能かどうか調べてみると、PICkit2のサイトから(前回使った)Macに対応した「PK2CMD V1.20 Mac OS 10.4 & 10.5 Universal Binary」をダウンロードしてインストールすればよいことがわかりました。とはいえ、インストーラがある訳ではないので、ターミナルからCUIで作業ができるように、手作業で必要なファイルをコピーすることにしました。
PICkit2のサイトからダウンロードしたPK2CMDの.zipファイルを展開し、ターミナルを起動して展開したフォルダへ移動してから、以下のコマンドでそれぞれのファイルをコピーします。
$ sudo cp pk2cmd /usr/local/bin
$ sudo mkdir -p /usr/local/share/pk2
$ sudo cp PK2DeviceFile.dat /usr/local/share/pk2/
この後、「cd」で自分のユーザフォルダに戻って「.bash_profile」をviで開いて編集します。書き加えるのは、次の一行です。
PATH=/usr/local/share/pk2:$PATH
これで無事に使えるようになりました。試しにターミナルで「$ pk2cmd」と打ち込むと、ヘルプが表示されます。(表示されなければインストールがうまくいっていません)また、「$ pk2cmd -P」とすると、PICkit2につながっているPICの種類を表示します。(見つからない場合は、PK2DeviceFile.datへのパスがうまく通っていません)
最後に「プリント基板で作るPIC応用装置」のサポートサイトからテレビ表示装置用の.hexファイル(.zipファイルに圧縮されている)をダウンロードして自分のユーザフォルダに展開し、以下のコマンドでPIC24FJ64に流し込んでみました。
$ pk2cmd -P -F/Users/<ユーザ名>/ntsc-video/ntsc-video.hex -M -R
これで「KnutPK2(クヌートピーケーツー)」が対応していないPICにも.hexファイルを流し込むことができるようになりました。調子に乗って、「8ピンPICではじめてのマイコン工作を始める」とPIC12F683を購入して、ユニバーサル基板で何か作ってみようと思っています。
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