以前にも紹介してきましたが、最近はARM系マイコン(Cortexアーキテクチャ)を載せた機器(スマートフォンなど)がPCを超える勢いで普及しつつあるようです。これまでAtmelのAVRマイコンを載せていたArduinoにも、Cortexアーキテクチャが採用されると聞いて、マイコンボードの世界もARM系のマイコンが席巻するんじゃないかなぁという予感はしております。
私自身は素人ながら、巷で話題になっているARM系マイコンを搭載したマイコンボードなどを買い集めて、どの程度使えるものか実験しようと思っている(本職が忙しくてそれどころではない…)ところです。mbedを除いて、この手のマイコンボードは、開発環境を用意するのが容易ではない(Code RedのDevelopmetソフトが使えるものもある)ので、私のような素人にはかなり敷居が高いのですが、趣味の範囲でできる程度のことをボチボチとやっていけたらと思っています。という訳で、私の手元にあるARM系マイコン搭載のマイコンボードを紹介しておきます。
- MARY基板(NXP LPC1114搭載)…トランジスタ技術増刊「2枚入り!組み合わせ自在!超小型ARMマイコン基板」に付属していた、ちょっと面白いコンセプトのマイコンボードです。ボード同士をつなげて、連携させながら使うことができます。また、拡張基板が用意されていて、それらと組み合わせて使うのも面白そうです。
- mbed(NXP LPC1768搭載)…開発環境がWebアプリとして用意されていて、ARM系マイコンボードでピカイチの使いやすさだと思います。でも、ちょっと高い。LPC1768はCortex-M3ですが、Cortex-M0のLPC11U24を搭載したものが開発されているので、廉価で気軽に買えるmbedになったらと期待をしています。
- LPCXpresso(NXP LPCシリーズ搭載)…様々なバリエーションがありますが、私が持っているのは、LPC1769搭載のものとLPC11U14搭載のものの2つです。Code Redの開発環境を使って様々な実験・開発をすることができます。また、同じようなマイコンを載せた他のマイコンボード用に作ったプログラムを動かしてみたいとも思っています。
- Maple(STM STM32F103RB搭載)…Cortex-M3アーキテクチャのARM系マイコンボードです。姿や開発環境がArduinoに酷似していて、専用のMaple-IDEを使って様々な実験・開発をすることができます。日本では、シリコンハウス共立で取り扱われて(通販でも購入可)います。大阪に旅行に行った際、我慢ができなくて買ってしまいました。
- STM Discovery(STM 8および32シリーズ)…これもいくつかシリーズがあるのですが、私が持っているのは、32VL、8S、8Lの3つです。買ったは良いけど、開発環境を構築するのがめちゃめちゃ面倒くさい感じなので、今は手を出していません。いくつか参考になりそうなサイトは見つけたけど、私にはちょっと早すぎたかもと後悔中。
- Beauto Rover ARM(NXP LPC1343搭載)…以前はルネサスのH8マイコンのバージョンだけしかありませんでしたので全く眼中になかったのですが、ARM系マイコンを搭載したものが発売されたので、早速購入してみました。取りあえず組み立てだけは終わっていますので、LPCXpressoを使って実験してみたいと思っています。
以上が、今のところうちにあるARM系マイコンボードです。開発環境は、MacやLinuxで構築中です。時間を見つけて実験を重ねて、うまく行ったらまたブログにまとめることにします。
#良い情報があったら教えていただきたいのですが…。m(_ _)m
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